*地雷 [#top]
 ―[[デッキ]]。~
 [[環境]]での流行から外れた[[デッキ]]や[[カード]]のこと。~
 遊戯王においては基本的に[[ビートダウン]]型の[[デッキ]]が[[メタ]]の中心となるようにデザインされており、極端な[[1ターンキル]]が開発されない限り、[[環境]]は[[ビートダウン]]1色に染まる。~
 そのため、[[【ロックバーン】]]等の[[コントロール]]型[[デッキ]]が地雷[[デッキ]]になりやすい。~

 単に流行から外れているだけでなく、それなりに強く、使える[[デッキ]]を指すことが多い。~
 [[自分]]が地雷[[デッキ]]を使用することには、[[情報アドバンテージ]]において不利になり難い[[メリット]]がある。~
 その[[デッキ]]が[[主流デッキ]]の要素からかけ離れていればいるほど、[[相手]]は[[自分]]の戦術を理解するのに時間がかり、対策が遅れる。~
 [[メタデッキ]]に対しては[[メタカード]]を無力化でき、[[サイドデッキ]]にも有効な[[カード]]がなければ[[マッチ]]二戦目からも対策できない事も有り得る。~
 無論周りが使っていないということで、個性的な[[デッキ]]になるというのも大きな魅力である。~

-使用率の低い[[カード]]は[[効果処理についての裁定が出ていない>調整中]]場合もあるので、自分で想定できるケースについては予め質問しておきたい。~

-世界レベルの大会でも地雷[[デッキ]]は出現する。~
以下はいずれも前述の「地雷ならではの利点」を最大限に活かした形での入賞であり、[[デュエル]]([[マッチ]])が単なる[[デッキ]]パワーだけの勝負ではないことを如実に物語っている。~
--2008年度世界大会では、[[【剣闘獣】]]と[[【ライトロード】]]が[[環境]]を席巻していた中、[[《波動キャノン》]]を[[フィニッシャー]]とした[[【スキドレ墓守】>墓守#s8ffc6f6]]がベスト8進出を果たした。~
--2010年度世界大会では当時少数派だった[[【イレカエル1キル】>【ガエル】#ac339bf6]]が優勝しているが、他にも[[【イレカエル1キル】>【ガエル】#ac339bf6]]の使用者がいたため、これを地雷と呼ぶかどうかは賛否の分かれる所である。~
--2012年度世界大会では、[[【甲虫装機】]]・[[【聖刻】]]が大多数を占める中、[[《活路への希望》]]を軸に据えた[[【チェーンエクゾ】>【エクゾディア】#CHAIN]]がベスト8進出を果たした。~
--2014年度世界大会では大会前には予想もされていなかった[[【インフェルニティ】]]が一般・ジュニア双方の部合わせて4人が使用した。~
一般の部で優勝を飾ったため地雷デッキの活躍として満足のいく結果となった。~
//-[[《万能地雷グレイモヤ》]]や[[《地雷蜘蛛》]]とは関係ない。~
//↑グレイモヤはあながち関係ないとは言えないかと。
--2017年度世界大会・小学生の部では[[【真竜】]]などの[[ビートダウン]][[デッキ]]が占める中でただ一人[[【チェーンバーン】]]が出場。~
[[ビートダウン]]対策の[[メタカード]]を悉くすり抜け、決勝戦では[[エキストラデュエル]]による激戦を繰り広げて見事優勝に輝く快挙を成し遂げている。~

-「埋めておくことで誤って踏んだ者に[[ダメージ]]を与える『兵器としての地雷』」の意味合いで、[[セット]]した[[モンスター]]や[[罠カード]]を指すこともある。~
主に以下のような例があるが、中には[[【アステカ】]]のような即死級の地雷もあるので注意したい。~
--[[攻撃]]してきた[[モンスター]]を道連れにする[[《異次元の戦士》]]や[[《ニュードリュア》]]など~
--[[攻撃]]されて[[表側表示]]になると[[相手]]に[[ダメージ]]を与える[[《マシュマロン》]]や[[《デス・コアラ》]]など~
--[[攻撃]]された時、場合によって膨大な[[反射ダメージ]]を与える[[《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》]]や[[《ロストガーディアン》]]など~
--[[攻撃]]してきた[[モンスター]]を文字通り罠にかける[[《次元幽閉》]]など~
--[[攻撃]]してきても[[守備力]]の高さから倒れにくく、さらに[[モンスター]]を[[破壊]]する[[《スノーマンイーター》]]など~
--[[攻撃]]された時、[[貫通]]に依る[[ダメージ]]を相手に移し替える[[《アマゾネスの剣士》]]~
--[[攻撃]]された時、[[装備魔法]][[カード]]を無力化する[[《あまのじゃくの呪い》]]

-通常パックに収録されているハズレ[[レア>レアカード]](ハズレア、カスレア、[[紙]])を地雷と呼ぶ事がある。~
この場合、地雷が当たってしまうことは「地雷を踏む」と表現される。~
--[[Magic Ruler −魔法の支配者−]]における[[《スロットマシーンAM−7》]]([[Ultra]])に始まり、[[Curse of Anubis −アヌビスの呪い−]]の[[《寄生虫パラサイド》]]([[Ultra]])、[[Spell of Mask −仮面の呪縛−]]の[[《女邪神ヌヴィア》]]([[Ultra]])、[[CRIMSON CRISIS]]の[[《白銀のバリア−シルバーフォース−》]]([[Super]])、[[GENERATION FORCE]]の[[《潜航母艦エアロ・シャーク》]]([[Ultra]])などがある。~
[[Curse of Anubis −アヌビスの呪い−]]の[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]など、そのパックに人気[[レアカード]]があればあるほど、これらの[[地雷]]に泣かされる者も多い。~
特に[[デュエリストパック]]では、1箱に[[ウルトラレア>Ultra]]全2種類のうち1枚が封入されるため、強力な[[ウルトラレア>Ultra]]狙いで1箱買ったものの、もう片方の低評価な[[ウルトラレア>Ultra]]が出て悔しい思いをする者も多い。~
[[デュエリストパック−遊馬編−]]に収録された[[《No.61 ヴォルカザウルス》]]と[[《No.19 フリーザードン》]]が代表的な例だろう。~
また、こうしたいわゆる「地雷[[カード]]」は意外にもアニメ・原作出身の[[カード]]が多いせいか、両方の面で[[ネタ]]になり易い。~

**関連リンク [#link]
-[[《万能地雷グレイモヤ》]]

-[[メタデッキ]]
-[[主流デッキ]]

-[[用語集]]