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*調整中 [#top]
カードのルールが決まっていないことを指す。~
大会において調整中の事象が発生した場合、判定はその場の審判の判断に委ねられる。~
//第9期以降でのルール整備に関しての記述は後ろに移動しました
-[[遊戯王OCG事務局]]に電話した場合は、基本的には「ただいま担当部署に確認をとっています」と言われる。~
稀に「ルールの調整を行っています」と言われることがあり、そこから「調整中」という言葉が広く知れ渡ることになった。~
また、[[環境]]や販売戦略の変化などにより[[カード]]の裁定が変化するもあり、その為の「調整」なのかという解釈をしている人もいる。~
現在では下記のメールに限らず、公式サイトや公式Twitter等で(主に[[カード]]毎の)ゲームルールに関する問い合わせや質問がしやすくなった。~
--メール質問をした場合、以下の返事となる。~
この度頂きましたゲームルールに関するお問い合わせの件につきましては、
制作担当部署にてルールの確認作業を進めております。
つきましては、現在のところ御返答差し上げる事ができない内容となり、
ご案内する事のできる回答をご用意差し上げるまで、お時間を頂く場合がございます。
誠に恐縮ではございますが、今しばらくのご猶予を賜りますようお願い申し上げます。
-かつては新[[カード]]の発売直後に調整中が多発したため批判の対象となっていた。~
「普通にプレイしていて疑問に思う初歩的な内容」もあり、「[[KONAMI]]はテストプレイを行っていない」「[[KONAMI]]は裁定を決めてから[[カード]]を発売するのではなく、[[カード]]を発売してから裁定を決めている。」と言われることすらあった。~
--[[第9期>マスタールール3]]以降では、新[[カード]]の発売日当日から公式データベースで裁定を確認することができるようになっている。~
また、公式Twitterや公式データベースでは[[《灰流うらら》]]と[[《増殖するG》]]等のように特定の[[カード]]との組み合わせで発生する処理や「普通にプレイしていて疑問に思う初歩的な内容」についての質問と回答が随時掲載されている。~
その結果、第8期以前のような状況は改善・減少する傾向にある。~
//ソースこちら:http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action
ただし、第8期以前に登場して再録されておらず、[[環境]]での使用率の低い[[カード]]に関しては、裁定ページが空欄だったり公式FAQが存在しなかったりといまだに放置気味である。~
-過去には[[《光と闇の竜》]][[《ポールポジション》]]などで[[特殊裁定]]が追加されたりと、[[テキスト]]の曖昧さも問題となっていた。~
こちらも[[第9期>マスタールール3]]以降に[[テキスト]]の曖昧さが改善される傾向にあることで、徐々に改善されている。~
-調整中の項目がある[[カード]]を使う場合、後々揉め事にならないよう事前に取り扱いを決めておく事が望ましい。~
公式大会の場合は、審判員に取り扱いを質問しておこう。~
なお、調整中の項目も裁定が決まっている可能性があるので、使う前に[[遊戯王OCG事務局]]や公式サイト内の公式データベースで確認を取るのも有効な手段になり得る。
-調整中とは別に「当事者同士で解決するかジャッジの判断に従ってください」という案内が出ることもある。~
この手の問題は[[《エクスチェンジ》]]・[[《うごめく影》]]・[[《寄生虫パラサイド》]]等の[[効果]]と[[カードプロテクター]]が絡んだ場合に出てくる。~
カードの物理的な問題であり、古い[[カード]]故に[[テキスト]]が不明瞭であることからこうした処置を取らざるを得ないからと考えられる。~
また、かつてこれらの裁定は長期間に渡って調整中のものが多かったのも原因の一つといえる。~
現在この案内が出る事が確認できるのは以下の2点である。
--1:[[《マインドクラッシュ》]]や[[《天声の服従》]]など、効果の成否に[[非公開情報]]が関係する処理の場合。~
例えば[[《マインドクラッシュ》]]を[[発動]]して[[《クリボー》]]を宣言した所、[[相手]]が「[[手札]]に[[《クリボー》]]はない」と答えた場合、その回答の真偽は[[非公開情報]]である[[相手]]の[[手札]]を誰かが[[確認]]しなければ分からない事になる。~
以前はこうした場合に「[[相手]]の[[手札]]を[[確認]]できる」という裁定が出ていたが、本来これらの[[カード]]が持たない[[ピーピング]][[効果]]を与えることになるためか、2016年以降は現在の「裁定を定めない」形となった。~
--2:[[《エクスチェンジ》]]・[[《寄生虫パラサイド》]]・[[《うごめく影》]]等の[[効果]]と[[カードプロテクター]]が絡んだ場合。~
[[《エクスチェンジ》]]や[[《寄生虫パラサイド》]]は[[非公開情報]]である[[手札]]や[[デッキ]]に[[持ち主]]の異なる[[カード]]を混ぜる[[効果]]だが、両者の使う[[カードプロテクター]]が異なる場合、[[ランダム]]な効果や[[ドロー]]の[[ランダム]]性が確保できない。~
また[[《うごめく影》]]は[[非公開情報]]である[[裏側表示]][[モンスター]]を[[シャッフル]]する効果だが、[[カードプロテクター]]の異なる[[カード]]が存在すると[[シャッフル]]しても意味がない。~
こうした場合の[[カードプロテクター]]の扱いについては、公式な裁定は出さない状態となっている。~
-調整中の期間が最も長かった[[カード]]は、確認できる中では[[《漆黒の魔王 LV6》]]の約10年間が最長。~
発売直後からずっと[[調整中]]事項が存在していたが、2016年8月にようやく裁定が固まった。
--[[《竜殺しの剣》]]や[[《レアメタル・ナイト》]]のように、以前は裁定が固まっていた事項が後から調整中になる事もある。~
中でも[[《一族の掟》]]は「[[コスト]]の支払いが任意かどうか」という極めて重大な事項が調整中である事が2017年に発覚し、まともに[[デュエル]]で使用できない状態が続いている。~
//[[永続罠]]の[[《一族の掟》]]で、その期間はなんと16年以上もの長期に渡り、現在に至るまでその状態が続いてしまっている。~
//[[モンスター]]の場合は[[《レアメタル・ナイト》]]の15年以上であり、現在まで調整中のまま放置されている。~
//調整中の裁定がはじめて確認できるのがそれぞれ2017年・2016年なので、発売からずっと調整中だったのか確認できない。《竜殺しの剣》など、裁定が出ていた効果が後日突然調整中になることはまれにある。
-コナミのゲーム作品において―~
ゲーム作品では、[[OCG]]で調整中の事項に対してはゲーム版独自の処理を行うようになっている。~
ただし、その処理方法が[[OCG]]の公式裁定になるとは限らないので注意。~
**関連リンク [#link]
-[[用語集]]
-[[裁定変更]]
-[[特殊裁定]]
-[[間違えやすいルール]]
-[[無限ループ]]