スペルスピード1である誘発効果などが同じタイミングで発動してしまった場合は、特別にチェーン処理で効果を解決していきます。
まずはターンプレイヤーの効果からチェーンをはじめます。
ひとつしかない場合はそれがチェーン1となり、複数存在する場合はターンプレイヤーが選択して自分の効果でチェーンを作ります。
その後は相手プレイヤーがそのチェーンに自分の効果を重ねていきます。
つまり、非ターンプレイヤーの効果から処理が行われていくことになります。
(公式ルールブック バージョン 1.0 より引用)
「一つのタイミングでの複数の誘発効果の発動」か、「同一フェイズ内での複数の誘発効果の発動」か、で処理が異なるので注意。
上記の説明は「一つのタイミングでの複数の誘発効果の発動」の説明である。
上記の順序でチェーンを積む。
同じカテゴリーに分類される効果が同時に誘発した場合、コントローラーが発動の順序を選択する。
この全てのチェーンブロックが積み終わるまで、クイックエフェクト(速攻魔法、罠カード、誘発即時効果)を途中で割り込ませて発動する事はできない。
その後、このチェーンを逆順処理する事になる。
つまりこう積むと「3:デッキから1枚ドロー」し「2:カードを装備」して「1:守備表示」となる。
この積み方では、「4:ドロー」し「3:守備表示にする」「2:《見習い魔術師》を破壊」した後で「1:魔力カウンターをカードに乗せる」事になる。
逆順処理の結果、「4:《フューチャー・ヴィジョン》」「3:《クリッター》」「2:《つまずき》」「1:「《邪帝ガイウス》」の順である。
結果としては仮に《邪帝ガイウス》の対象に《フューチャー・ヴィジョン》を選んでも逆順処理の結果、先に《邪帝ガイウス》は除外されてしまう。
(しかも《フューチャー・ヴィジョン》を除去してしまうので次のターン戻ってこない。)
《代打バッター》は「時の任意効果」なのでこの場合はタイミングを逃す。
この逆順処理の結果《氷帝メビウス》の効果が最初に有効になるので、《フューチャー・ヴィジョン》を破壊すれば除外されない。(フィールド魔法の誘発効果は効果解決時に存在しないと不発)
また、《つまずき》も破壊対象に選んでおけば、守備表示にされない。(永続魔法や永続罠も効果解決時に存在しないと不発)