*任意効果 [#zbdad979]
*任意効果 [#top]
 [[テキスト]]に「〜できる。」(一部を除いて)と表記されている[[効果]]の俗語。~
 任意とは、「思いのままにまかせること。その人の自由意志にまかせること。」~
 [[誘発効果]]などで、[[発動]]・[[適用]]できるタイミングが来た場合に実際に[[発動]]・[[適用]]するかしないかを選択できる[[効果]]のことを任意効果と呼んでいる。~
 [[公式データベース>遊戯王カードデータベース]]のQ&Aでは「任意で[[発動]]できる[[効果]]」「任意に[[発動]]する[[効果]]」と記載される。~

このカードゲームでは、カードの効果に「任意効果」と「強制効果」があります。~
-強制効果:テキストに「〜する。」と表記されてるもの(具体例:《クリッター》)
-任意効果:テキストに「〜できる。」と表記されてるもの(具体例:《闇・道化師のペーテン》)
 [[発動]]するかどうかを[[自分]]で選択できる点で、[[強制効果]]に比べ融通が利く。~
 一方で任意効果の場合、他の[[効果]]・処理に割り込まれた場合、[[効果]]を[[発動]]する[[タイミングを逃す]][[デメリット]]も有することがある。~

強制効果ならば他の効果・処理に割り込まれてもその効果の処理後に絶対に発動しますが、~
任意効果だと他の効果・処理に割り込まれた場合、効果発動タイミングを失って発動できなくなります。
-任意効果の[[発動]]について。~
[[発動]]ができるタイミングである場合、[[発動]]タイミングに「[[発動]]する」か「[[発動]]しない」かを選択することができる。~
([[同時に複数のカードが発動した場合]]も参照)
--「[[発動]]する」を選択した場合、それを[[効果発動時]]とし処理を行う。~
---なお、後述の「処理の一部が任意」の[[効果]]のような例外を除き、任意効果といえど[[発動]]したならば[[効果処理時]]に必ずその処理を行わなければならない。~
例:[[ライフポイント]]が300の時に[[《星因士 プロキオン》]]の[[効果]]を[[発動]]、[[チェーン]]して[[相手]]が[[《死霊の誘い》]]を[[発動]]したとする。~
この場合、処理を止めたくとも止める事ができず、[[手札]]を[[墓地]]へ送らなければいけない(=[[《死霊の誘い》]]の[[ダメージ]]を回避できない)。~
--「[[発動]]しない」を選択した場合、[[チェーンブロック]]もつくられず、例えば[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]などが反応することはない。

要するに、生け贄召喚の生け贄にした場合《クリッター》ならば効果が絶対に発動しますが、~
《闇・道化師のペーテン》の場合は生け贄で墓地に送られた後に召喚という処理に割り込まれて効果を発動できなくなります。
-[[効果処理時]]に使用するかどうかを任意で選べる[[効果]]もある。~
例えば、[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]は[[リバースした]]場合に必ず[[効果]]を[[発動]]し、[[デッキトップ]]を[[墓地へ送る]][[効果]]は必ず[[適用]]されるが、[[破壊]]するかどうかは任意で選べる。~
[[効果発動時]]の時点では[[破壊]]するかは不確定のため、[[《スターダスト・ドラゴン》]]は[[チェーン]]できない。~
--[[効果]]処理の途中で、追加[[効果]]を使用するかどうかを選べる[[効果]]もある。~
[[テキスト]]では主に「その後、〜できる。」と表記される。~
この場合も、[[効果発動時]]の時点では使用するか不確定のため、[[《ディメンション・マジック》]]や[[《ゴキポール》]]に対し[[《スターダスト・ドラゴン》]]は[[チェーン]]できない。~
一方、[[《灰流うらら》]]や[[《神の警告》]]などの「〜を含む[[効果]]」には引っ掛かってしまう。~

ちなみに、《混沌の黒魔術師》を《ディメンション・マジック》で特殊召喚した場合は~「墓地の魔法を回収する効果」と「モンスターを破壊する効果」の二者択一となります。~
それは、任意効果が2つ重なってしまいどちらかしか発動できなくなるからです。
-「〜した''時''」が[[発動条件]]の任意効果は[[タイミングを逃し>タイミングを逃す]][[発動]]しないことがある。~
詳しくは[[「時」と「場合」]]を参照。~

**関連リンク [#ad186134]
-「する」と「できる」 
-「〜する事ができる」と表記されるのが通例であったが、[[ザ・ヴァリュアブル・ブック14 付属カード>書籍付属カード#VB14]]の付録[[カード]]から「〜できる」と表記されるようになった。~
これ以降に再録された[[カード]]も、この表記に倣って[[エラッタ]]が行われている。~

-強制効果
-[[公式データベース>遊戯王カードデータベース]]のQ&Aの説明では「任意に[[発動]]する事ができる[[効果]]です。」と記載されている。~

-原作・アニメにおいて―~
劇場版『光のピラミッド』で海馬が[[《青眼の光龍》]]の[[誘発即時効果]]についてこれを強調していた。

-コナミのゲーム作品において―~
マスターデュエルにおいて、設定で「発動順の設定」を「する」にすると、[[発動]]可能な[[誘発効果]]が存在する場合に「[[発動]]させる任意効果を選択してください」と書かれたウィンドウが表示される。~

**関連リンク [#link]
-[[「する」と「できる」]]
-[[タイミングを逃す]]
-[[強制効果]]

-[[用語集]]