*任意効果 [#top]
 [[テキスト]]に「〜できる。」(一部を除いて)と表記されている[[効果]]の俗語。~
 任意とは、「思いのままにまかせること。その人の自由意志にまかせること。」~
 [[誘発効果]]などで、[[発動]]・[[適用]]できるタイミングが来た場合に実際に[[発動]]・[[適用]]するかしないかを選択できる[[効果]]のことを任意効果と呼んでいる。~

 [[発動]]するかどうかを自分で選択できる点で、[[強制効果]]に比べ融通が利く。~
 一方で任意効果の場合、他の[[効果]]・処理に割り込まれた場合、[[効果]]を[[発動]]する[[タイミングを逃す]]デメリットも有することがある。~

-任意効果の[[発動]]について。~
[[発動]]ができるタイミングである場合、[[発動]]タイミングに「[[発動]]する」か「[[発動]]しない」かを選択することができる。~
([[同時に複数のカードが発動した場合]]も参照)
--「[[発動]]する」を選択した場合、それを[[効果発動時]]とし処理を行う。~
---なお、後述の「処理の一部が任意」の[[効果]]のような例外を除き、[[任意効果]]といえど[[発動]]したならば[[効果処理時]]に必ずその処理を行わなければならない。~
例:[[ライフポイント]]が300の時に[[《星因士 プロキオン》]]の[[効果]]を[[発動]]、[[チェーン]]して[[相手]]が[[《死霊の誘い》]]を[[発動]]したとする。~
この場合、処理を止めたくとも止める事ができず、[[手札]]を[[墓地]]に送らなければいけない(=[[《死霊の誘い》]]の[[ダメージ]]を回避できない)。~
--「[[発動]]しない」を選択した場合、[[チェーンブロック]]もつくられず、例えば[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]などが反応することはない。

-[[効果処理時]]に使用するかどうかを任意で選べる[[効果]]もある。~
例えば、[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]は[[リバースした]]場合に必ず[[効果]]を[[発動]]し、[[デッキトップ]]を[[墓地へ送る]][[効果]]は必ず[[適用]]されるが、[[破壊]]するかどうかは任意で選べる。~
[[効果発動時]]の時点では[[破壊]]するかは不確定のため、[[《スターダスト・ドラゴン》]]は[[チェーン]]できない。~
--[[効果]]処理の途中で、追加[[効果]]を使用するかどうかを選べる[[効果]]もある。~
[[テキスト]]では主に「その後、〜できる。」と表記される。~
この場合も、[[効果発動時]]の時点では使用するか不確定のため、[[《ディメンション・マジック》]]や[[《ゴキポール》]]に対し[[《スターダスト・ドラゴン》]]は[[チェーン]]できない。~
一方、[[《灰流うらら》]]や[[《神の警告》]]などの「〜を含む[[効果]]」には引っ掛かってしまう。~

-「〜した''時''」が[[発動条件]]の任意効果は[[タイミングを逃し>タイミングを逃す]][[発動]]しないことがある。~
詳しくは[[「時」と「場合」]]を参照。~

-「〜する事ができる」と表記されるのが通例であったが、[[ザ・ヴァリュアブル・ブック14 付属カード>書籍付属カード#VB14]]の付録[[カード]]から「〜できる」と表記されるようになった。~
これ以降に再録された[[カード]]も、この表記に倣って[[エラッタ]]が行われている。~

-[[公式データベース>遊戯王カードデータベース]]のQ&Aの説明では「任意に[[発動]]する事ができる[[効果]]です。」と記載されている。~

-原作・アニメにおいて―~
劇場版『光のピラミッド』で海馬が[[《青眼の光龍》]]の[[誘発即時効果]]についてこれを強調していた。

**関連リンク [#link]
-[[「する」と「できる」]]
-[[タイミングを逃す]]
-[[強制効果]]

-[[用語集]]