縛り †
効果対象となるカードの種類(通常モンスターやシンクロモンスター等)やステータス(種族・属性・カード名・レベル・攻撃力等)が制限されていること。
そういった指定のあるカードを「縛りのあるカード」という。
特に指定のないカードと比較して効果を使用できるカードが少ないため、採用するデッキは限定されてくる。
一方で、特に指定のないカードよりも強力な効果であることも多く、対象が限定されるというリスクに見合ったカードも多い。
また、種族や属性・カテゴリのサポートカードは縛りのあるカードでも対象となる種類が多いため、有力なカードが多い。
それらのカードを使用するためにモンスターの種族や属性、カテゴリをほぼ統一してデッキを構築するデッキがデザイナーズデッキである。
- 縛りのあるカードは一般的に強力な効果を持っているが、例外的に効果が貧弱なカードも存在する。
そういったカードは使い道が見当たらないため、紙・ネタカード扱いされることもしばしばである。
かつてはそういったカードが数多く作られ、上位互換となるような縛りのないカードが環境を支配しており、縛りのあるカードを採用したデッキはファンデッキ扱いされることも多かった。
今ではそれが逆転し、強力なサポートカードが強烈な爆発力を生み出すため、それらを使用したデッキが環境を支配することが増えている。
- 遊戯王は他カードゲームにおける色マナに類するルールが存在しない。
これは遊戯王が週刊少年漫画を出自とすることにより、連載の複数週にわたるマナ管理が煩雑であること、および今引きによる逆転勝利を演出しやすくする必要があったためである。
そのため、遊戯王OCGにおけるカードパワーの制限手段として、縛りおよびデザイナーズデッキという手段が多く使われる事になった。
- TCGに限らず、ゲームには「縛りプレイ」というものがある。
これはゲームのプレイ方法に一定の制限を課した上でプレイするというものである。
なお、アニメGXでは万丈目準が「デッキに入れるモンスターを全て攻撃力0でデッキを構築する」という条件でデュエルをしたことがあるが、これも一種の縛りプレイといえる。
- 技量に自信のあるプレイヤーが自らにハンデを課す行為であり、デザイナーズデッキを使うこととは異なる。
将棋でいう「飛車角落ち」等と同じことであり、遊戯王OCGでは「通常入りうる制限カードや汎用カードを何の意図もなく採用しないこと」等が同様のことに該当するだろう。
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