*発動したカードの効果による特殊召喚 [#top] ●[[モンスター]]は[[発動]]した[[魔法・罠>魔法・罠カード]]・[[モンスター]]の[[効果]]の処理によって[[フィールド]]に[[特殊召喚]]する事ができる。~ ●[[チェーンブロック]]を作って[[発動]]した[[カードの効果]]の処理によって[[特殊召喚]]される時、[[チェーンブロック]]を作って[[発動]]した[[効果]]の[[発動]]を[[無効]]にしなかった場合にはその後の[[特殊召喚]]する処理を[[無効]]にすることはできない。~ ●[[発動]]して自身を[[特殊召喚]]する[[効果]]を持つ[[モンスター]]には、多くの場合『[[発動]]できる。この[[カード]]を(〇〇から)[[特殊召喚]]する。』という記載がある。~ また、それらの[[効果]]は基本的に[[起動効果]]及び[[誘発効果]]である。~ ●他の[[カード]]を[[特殊召喚]]する[[魔法・罠>魔法・罠カード]]・[[モンスター]]の[[効果]]は、基本的に[[チェーンブロック]]を作って[[発動]]する[[効果]]である。~ (パーフェクトルールブック2017 P101,P102 より引用) ---- > **発動した効果による特殊召喚の種類 [#type] 公式ルールブック上で「[[カード]][[効果]]による[[特殊召喚]]」と記述されているもののことを指す。~ [[発動]]しない[[召喚条件]]による[[特殊召喚]]はこちらに''含まれない''ので注意(「[[条件による特殊召喚]]」を参照)。~ 古いルール解説では「[[チェーンブロック]]を作る[[特殊召喚]]」と呼ばれている場合がある。~ 以下の[[特殊召喚]]が該当する。 -[[発動]]した[[モンスター効果]]([[起動効果]]、[[誘発効果]]、[[誘発即時効果]])による[[特殊召喚]] -[[発動]]した[[魔法カード]]の[[効果]]による[[特殊召喚]]~ -[[発動]]した[[罠カード]]の[[効果]]による[[特殊召喚]]~ -[[融合召喚]] -[[儀式召喚]] **基本ルール [#rules] -[[発動]]するので当然[[チェーンブロック]]が発生し、その際[[優先権]]も自動的に[[相手]]に移る。~ -[[無効]]にするには各[[カード]][[効果]]に対応した通常の[[無効]]化[[効果]]を使うほか、「[[特殊召喚]]''を含む[[効果]]''を[[無効]]化」する[[効果]]で対応できる。~ これは[[特殊召喚]]を行う[[効果]]の[[発動]]あるいは[[効果]]を[[無効]]にしているのであって、[[特殊召喚]]自体を[[無効]]にしている訳ではない。~ また[[発動]]を許してしまうとその後の[[効果]]処理での[[特殊召喚]]は([[残存効果]]で[[特殊召喚]]までに時間的余裕があっても)[[無効]]にはできない([[《王宮の弾圧》]][[《神の警告》]]など)。~ --[[魔法カード]]:[[《早すぎた埋葬》]]や[[《融合》]]などには[[《マジック・ジャマー》]]・[[《神の宣告》]]など[[魔法カード]]の[[発動]]・[[効果]]を[[無効]]にする[[効果]]。~ --[[罠カード]]:[[《リビングデッドの呼び声》]]などには[[《盗賊の七つ道具》]]・[[《神の宣告》]]など[[罠カード]]の[[発動]]・[[効果]]を[[無効]]にする[[効果]]。~ --[[モンスター効果]]:[[リクルーター]]、[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]や[[《冥府の使者ゴーズ》]]などに対しては[[《天罰》]]・[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]など。~ -他方、[[効果]]の[[発動]]を許し、[[効果]]処理で成功した[[特殊召喚]]を後から[[無効]]にすることはできない。~ --例~ [[《早すぎた埋葬》]]を[[《ヂェミナイ・エルフ》]][[対象]]に[[発動]]、[[効果]]処理をして[[フィールド]]に[[《ヂェミナイ・エルフ》]]を[[特殊召喚]]。~ このタイミングにおいて[[《王宮の弾圧》]]・[[《神の宣告》]]・[[《昇天の角笛》]]などを[[発動]]し[[特殊召喚]]を[[無効]]にすることは不可能。~ もしもこの[[特殊召喚]]を[[無効]]にしたいなら、[[《早すぎた埋葬》]]の[[発動]]を[[《王宮の弾圧》]]・[[《神の宣告》]]やその他の[[魔法>魔法カード]][[無効]]化[[効果]]で[[無効]]にしなければならない。~ ただし、[[特殊召喚]]できなくなる[[永続効果]]が[[適用]]され[[不発]]にされることはある。 --例~ [[《早すぎた埋葬》]]を、[[《ヂェミナイ・エルフ》]]を[[対象]]に[[発動]]、これに[[チェーン]]して[[《烈風の結界像》]]を[[《リビングデッドの呼び声》]]で[[特殊召喚]]。~ 逆順に[[効果]]処理を行った場合、[[《ヂェミナイ・エルフ》]]の[[特殊召喚]]は処理できず[[不発]]となる。~ -[[無効]]になった後に[[破壊]]されたり[[除外]]されたりする場合、[[破壊]]・[[除外]]されるのは「[[効果]]を[[発動]]した[[カード]]」の方である。~ -[[《奈落の落とし穴》]]・[[《激流葬》]]などは、[[特殊召喚成功>特殊召喚に成功した]]時に[[発動]]できる[[罠カード]]である。~ これらは、[[《昇天の角笛》]]などと[[発動]]のタイミング自体が異なっている。 --[[《奈落の落とし穴》]]・[[《激流葬》]]等は、「[[条件による特殊召喚]]」「[[発動]]した[[カードの効果]]による[[特殊召喚]]」のどちらであっても[[発動]]できる。~ ただし、後者の場合は「[[チェーンブロック]]1」かつ「[[特殊召喚]]が最後の処理」である場合に限る。 //「効果の発動」のリンクだと「魔法・罠のカードの発動じゃない発動」の方に飛んでしまうので… **[[特殊召喚]]の[[不発]]について [#fuhatu] 「[[発動]]した[[カード]]の[[効果]]による[[特殊召喚]]」は、[[発動]]した[[カード]]に対して[[チェーン]]が行われた結果[[不発]]になる事がある。~ [[対象]]とした[[カード]]が[[《D.D.クロウ》]]等の[[効果]]で移動する事による[[不発]]は、[[不発]]のページを参照。~ -[[特殊召喚]]を行う[[効果]]を[[発動]]したが、[[効果処理時]]に[[特殊召喚]]できる[[モンスターゾーン]]がなくなった場合について。~ [[モンスターゾーン]]が空いている状態で[[特殊召喚]]を行う[[効果]]を[[発動]]したが、それに[[チェーン]]して[[相手]]が[[《おジャマトリオ》]]等を[[発動]]した等の事情で、[[自分]]の「[[特殊召喚]]を行う[[カード]]」の[[効果処理時]]に[[特殊召喚]]できる[[モンスターゾーン]]がなくなってしまう事がある。~ この場合の処理は以下の通り。~ --''[[発動]]時にどの[[モンスター]]を[[特殊召喚]]するかが決まっている場合、その[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]''。~ ---例1:[[《ジュラゲド》]]の(1)の[[効果]]は、[[効果]]を[[発動]]した[[《ジュラゲド》]]自身しか[[特殊召喚]]できない事が[[発動]]時点で決まっている。~ よって[[効果処理時]]に[[自分]]の[[メインモンスターゾーン]]が全て埋まっている場合、[[《ジュラゲド》]]は[[墓地]]へ送られる。~ ---例2:[[《D・D・R》]]は[[除外]]されている[[モンスター]]1体を[[対象に取る>対象をとる(指定する)効果]][[効果]]なので、[[発動]]を宣言した時点で[[特殊召喚]]する[[モンスター]]が決まっている。~ よって[[効果処理時]]に[[自分]]の[[メインモンスターゾーン]]が全て埋まっている場合、[[帰還]]するはずだった[[モンスター]]は[[墓地]]へ送られる。~ --[[特殊召喚]]する[[カード名]]が決まっているだけでは「どの[[モンスター]]を[[特殊召喚]]するかが決まっている」扱いにならない。~ ---例:[[《正義の味方 カイバーマン》]]は[[《青眼の白龍》]]しか[[特殊召喚]]できないが、[[手札]]に複数の[[《青眼の白龍》]]が存在する場合そのどれを[[特殊召喚]]するかは[[発動]]時には決まっていない。~ よって[[モンスターゾーン]]を埋められて[[《正義の味方 カイバーマン》]]が[[不発]]になっても、[[手札]]の[[《青眼の白龍》]]を[[墓地へ送る]]必要はない。~ ([[手札]]の枚数が1枚であるなど、[[手札]]に[[《青眼の白龍》]]が1枚しかないことが明らかでも[[墓地へ送る]]必要はない) //以前はゼラの儀式+ゼラが例として記載されていたが、儀式モンスターは邪魔なモンスターをリリースできるため、不適切 --[[発動]]時にどの[[モンスター]]を[[特殊召喚]]するかが決まっていなければ、特に何の処理も行われない。~ --なお[[墓地]]の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する場合、そもそも[[墓地]]の[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]事はできないので、どちらのパターンでも特に何の処理も行われない。~ -複数の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]を[[発動]]したが、[[効果処理時]]にすべての[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[モンスターゾーン]]が足りない場合について。~ 例えば[[モンスター]]2体を[[特殊召喚]]する[[効果]]を[[発動]]したが、[[《おジャマトリオ》]]を[[発動]]され空いた[[メインモンスターゾーン]]が1つだけになってしまった場合。~ 「1体だけ[[特殊召喚]]できる」か「1体も[[特殊召喚]]できない」かは[[テキスト]]から''ある程度''判断できる。~ --[[特殊召喚]]する[[モンスター]]を[[対象]]にとらない[[効果]]の場合、[[特殊召喚]]する数が固定されていると[[特殊召喚]]できない。~ ---例:[[《スケープ・ゴート》]]は、「(1):[[自分]][[フィールド]]に「[[羊トークン]]」([[獣族]]・地・[[星]]1・攻/守0)4体を[[守備表示]]で[[特殊召喚]]する。」[[効果]]を持つ。~ [[テキスト]]で「4体」と指定されているため、[[効果処理時]]に[[メインモンスターゾーン]]の空きが4箇所なければ1体も[[特殊召喚]]できない。~ ---[[《ドラゴンを呼ぶ笛》]]等の「2体''まで''」、[[《素早いモモンガ》]]等の「''任意の数だけ''」という[[テキスト]]をもつ場合は、[[効果処理時]]に好きな数だけ[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できるので、空き[[モンスターゾーン]]の増減は問題にならない。~ ---[[《地獄の暴走召喚》]]のように「''可能な限り''」という[[テキスト]]をもつ場合は、[[フィールド]]の空きが埋まる数まで該当する[[モンスター]]をすべて[[特殊召喚]]しなければならない。~ したがって空き[[モンスターゾーン]]の数が[[効果処理時]]に変動していようと、開いている[[モンスターゾーン]]の数だけ[[モンスター]]を[[特殊召喚]]すればよい。~ --[[特殊召喚]]する[[モンスター]]を[[対象にとる>対象をとる(指定する)効果]][[効果]]の場合。~ [[効果発動時]]と[[効果処理時]]の両方で[[特殊召喚]]する[[モンスター]]の数を指定した[[テキスト]]の場合、1体も[[特殊召喚]]できない。~ ---例:[[《レッド・ライジング・ドラゴン》]]の「(2):[[墓地]]のこの[[カード]]を[[除外]]し、[[自分]]の[[墓地]]の[[レベル]]1の「[[リゾネーター]]」[[モンスター]]2体を[[対象]]として[[発動]]できる。その[[モンスター]]2体を[[特殊召喚]]する。」[[効果]]。~ この[[効果]]はまず[[効果発動時]]に「[[モンスター]]2体を[[対象]]として[[発動]]できる」と[[対象]]とする[[モンスター]]の数を指定し、その後の[[効果]]処理でも「その[[モンスター]]2体を[[特殊召喚]]する」と[[特殊召喚]]する[[モンスター]]の数を指定している。~ このような[[テキスト]]の場合、[[対象]]とした[[モンスター]]を2体とも[[特殊召喚]]できない場合には、1体も[[特殊召喚]]できない。~ --[[発動]]時には[[対象]]とする[[モンスター]]の数を指定しているが、[[効果処理時]]には数を指定していない場合の処理は、''[[テキスト]]からは読み取ることができない''。~ ---例1:[[《ABC−ドラゴン・バスター》]]の、「(2):[[相手]][[ターン]]にこの[[カード]]を[[リリース]]し、[[除外]]されている自分の[[機械族]]・[[光属性]]の[[ユニオンモンスター>ユニオン]]3種類を[[対象]]として[[発動]]できる。その[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する。」[[効果]]。~ これは[[効果処理時]]に[[メインモンスターゾーン]]の空きが2つ以下になっていても、''[[対象]]3枚のうち2枚を[[特殊召喚]]できるという[[裁定]]''である。~ ---例2:[[《インフェルニティガン》]]の、「(2):[[魔法&罠ゾーン]]の[[表側表示]]のこの[[カード]]を[[墓地]]へ送り、[[自分]]の[[墓地]]の「[[インフェルニティ]]」[[モンスター]]を2体まで[[対象]]として[[発動]]できる。その[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する。」[[効果]]。~ これは[[効果処理時]]に[[メインモンスターゾーン]]の空きが1つになっていた場合''1体も[[特殊召喚]]できないという[[裁定]]''である。~ **関連リンク [#link] -[[公式用語集]] -[[特殊召喚]] -[[条件による特殊召喚]]