汎用性(はんようせい)[#j6a331d7]  幅広く使うことができる性質のこと。
 使い道が多いカード、又は採用するデッキを選ばないカードを評価する際に使用される。

 汎用性の高いカードの例として、《魔導戦士 ブレイカー》《月の書》が挙げられる。
 前者は「攻撃力1900のアタッカー」でありながら、「カードを消費しない魔法・罠除去+攻撃力1600のアタッカー」としての運用も可能で、アドバンテージを稼ぎやすい。
 後者は「速攻魔法の防御手段」でありながら、「一部のモンスター効果の遮断」や「アタッカーの擬似的な弱体化」「リバース効果の再利用」も可能で、攻守両面で役立つ。
 モンスターにおいてはステータス効果の両方が優秀なカードが、魔法・罠カードにおいてはフリーチェーンのカードや複数の効果を持つカードが汎用性の高いカードと言える。

 逆に汎用性の低いカードとは、単体では使いにくい、又は使えるタイミングが限られているカードのこと。
 《スターライト・ロード》のようにリターンの大きいカードが多く、メタカードとして有用なものも多い。
 ただし、その専門性のために手札フィールド上で腐る事も多く、手札事故の原因にもなりやすい。
 流行のカードやデッキへの対策として力を発揮する事が多く、メインデッキから投入するのはためらわれる。
 メインデッキから投入する場合は、有効なカードの流行や投入率を見てから採用する事が多い。
 事故率軽減には、ピン挿ししてそれをサーチできるカードを投入したり、腐ったカードを処理するコストカードを採用しておくとよい。

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