*必須カード [#l3227b8d]
 特定の[[デッキ]]において、ほぼ確実に投入される定番カードの事。~
//狭義では[[ビートダウン]]デッキにおける定番カードを指す。~
*必須カード [#top]
 その[[デッキ]]を組む上で、なくてはならないほど重要な[[カード]]のこと。~
 または、極端に相性の悪い[[デッキ]]以外ならほぼ確実に投入される、[[汎用性]]と単体性能の高い[[カード]]のこと。~

 [[デッキ]]の戦略によってはあえて採用しないケースも稀あるが基本的に投入1択である。~
 具体的には[[《サイクロン》]]や[[《早すぎた埋葬》]]等、まず[[手札事故]]の要因となることの無い[[パワーカード]]が該当する。~
 [[コスト]]や[[発動条件]]の概念に乏しいこのゲームでは特に顕著であり、[[デュエル]]の幅を狭めている元凶でもある。~
 抑制の為にたびたび[[禁止カード]]指定が出されてきたが今なお制限指定のまま現役の[[カード]]も多い。~
//狭義では[[ビートダウン]][[デッキ]]における定番[[カード]]を指す。~

 それぞれの[[デッキ]]の必須[[カード]]については[[デッキ集]]を参照。~
-前者の意味は[[キーカード]]と同義で、特定のコンセプトの[[デッキ]]を組む際にその基幹となる[[カード]]のことである。~
それぞれの[[デッキ]]の必須カードについては[[デッキ集]]の各[[デッキ]]ページを参照のこと。~

-これらの[[カード]]を欠いては満足に[[デッキ]]構築がままならないため初心者はこれらの[[カード]]を入手する事が最初の目標となる。~
特に必須[[カード]]を多く収録している[[ストラクチャーデッキ]]を購入するのが決闘者の第一歩となるだろう。~
--[[【魔轟神】]]等の一部の[[デッキ]]においては、非常に貴重な[[カード]]が必須カードとなるケースがある。~
//【インフェルニティ】はデーモンが入手しやすくなったので削除。~
このために[[カード]]が揃わず、構築を諦めざるを得ないこともしばしばある。~
その場合は、[[プロキシ]][[カード]]を使ってテストプレイしてみるのも一つの手。

-[[【D−HERO】]]や[[【宝玉獣】]]、リリース当初の[[【ガジェット】]]等の特定の[[デッキ]]においては非常に貴重な[[カード]]が必須[[カード]]となるケースがある。~
[[カード]]が揃わず泣く泣く構築を諦めざるを得ないこともしばしばある。~
そういう場合はプロキシー(代理)カードを使ってテストプレイしてみるも一つの手。
-後者の意味は[[パワーカード]]の下位概念で、「[[デッキ]]に入れてまず損はない[[カード]]」とも言い換えられる。~
[[【スタンダード】]]にも採用される、[[コンボ]]・[[シナジー]]に関係なく単体で使える[[カード]]のことである。~
むしろ、それらの[[カード]]を入れていなければ悪状況が打破できない可能性もあるため、よほど相性が悪いコンセプトの[[デッキ]]でもなければまず入れるべきとされる。~
[[コスト]]や[[発動条件]]の概念が他のカードゲームに比べて乏しいこのゲームでは特にこの傾向が顕著である。~

**主な必須カード [#u9d94157]
 ここでは初心者向けとして、特異な[[コンボ]][[デッキ]]を除くほぼすべての[[デッキ]]に入っている[[カード]]を紹介する。~
 このほかにも、各テーマデッキに沿った必須[[カード]]が多数あるが、入門者はまず下記の[[カード]]を中心に集めたほうがいいだろう。~
 (もちろん、相性というものがあるので、下記の[[カード]]を片っ端から突っ込めばいいというわけではない。)
--必須カードの存在はデッキ構築の幅を狭めているという指摘もあるが、逆に[[コスト]]や[[発動条件]]が緩いからこそ、他のカードゲームよりも[[コンボ]]・[[シナジー]]の幅が広く、[[デッキ]]構築の自由度を高く保てていることもまた事実である。~
そのため、必須カードの存在だけで、一概にゲームバランスを語ることはできない。~

***[[モンスター]] [#j3a43ced]
 これらはどれも「軽い」ため、あらゆる[[デッキ]]に投入されている。~
 しかし、[[《サイバー・ドラゴン》]]、[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]以外は[[制限カード]]である。
--[[抑制>制限強化]]のために度々[[禁止カード]]指定が出されたが、[[デザイナーズデッキ]]のインフレも相まって今なお現役の[[カード]]も多い。~
例としては、万能[[メタ]]の[[《灰流うらら》]]・[[《増殖するG》]]、万能[[蘇生]]の[[《死者蘇生》]]、[[魔法・罠カード]]を一方的に[[除去]]できる[[《ハーピィの羽根帚》]]等が挙がる。~
またこうした[[カード]]を[[デッキ]]に投入しない例として、[[除外]][[デッキ]]では[[蘇生]][[カード]]を採用しない、ということもある。~

-[[《異次元の女戦士》]]:非常に扱いやすい[[除外]]能力をもつ。
-[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]:[[《サイバー・ドラゴン》]]対策。[[融合モンスター]]なので、[[手札事故]]の心配もない。
-[[《クリッター》]]:最も[[汎用性]]が高い[[サーチャー]]。[[戦闘破壊]]限定ではないのも強み。
-[[《サイバー・ドラゴン》]]:[[生け贄]]無しで2100もの[[攻撃力]]。続けて他の[[モンスター]]の[[通常召喚]]さえも可能。
-[[《聖なる魔術師》]]:強力な[[魔法カード]]を手軽に[[墓地]]から回収可能。
-[[《魂を削る死霊》]]:[[戦闘破壊]]されない[[壁]][[モンスター]]。
-[[《N・グラン・モール》]]:再利用可能な凶悪[[バウンス]][[モンスター]]。[[サーチ]]しやすいのも強み。
-[[《マシュマロン》]]:[[戦闘破壊]]されない[[壁]][[モンスター]]。
-[[《魔導戦士 ブレイカー》]]:[[召喚]]するだけで[[アドバンテージ]]が稼げる[[アタッカー]]。
-[[《冥府の使者ゴーズ》]]:劣勢を覆す[[フィニッシャー]]。
--これらの[[カード]]を欠いた状態では[[デッキ]]構築自体がままならないため、初心者はこれらの[[カード]]を入手する事が最初の目標となる。~
これらを多く収録している各種[[ストラクチャーデッキ]]等を購入するのが、決闘者の第一歩となるだろう。~
//[[GOLD SERIES]]は現時点で全て絶版のためCO
中には[[《ハーピィの羽根帚》]]等[[汎用性]]と[[レアリティ]]が高いが故に高価な[[カード]]も存在するが、これらの[[カード]]を入手してこそ初心者を脱することができる。~

***[[魔法カード]] [#t8de6aa0]
 いずれも[[制限カード]]。
--第9期以降、優秀な結果を残す[[デッキ]]の中には、かつては必須カードとされた[[パワーカード]]を投入していない[[環境]][[デッキ]]が大会やイベント等で多く入賞している。~
[[《サンダー・ボルト》]]や[[《死者蘇生》]]、[[《ハーピィの羽根帚》]]といった[[カード]]がその代表格である。~
上述の通り必須カードは単体で機能するものであるが、それは逆に言えば[[サーチ]]しにくいという弱点にもなる。~
また[[デュエル]]が特に高速化し、安定して初手から強力な布陣で[[制圧]]する[[デッキ]]が主流と化し、それ以外が大会で勝ち残ることは難しくなった。~
そう言った理由から、素引きを待つしかない[[パワーカード]]よりも[[カテゴリ]]内[[サーチ]]が効く[[カード]]が好まれていると思われる。~
一方で、必須カードが[[主流デッキ]]にも[[刺さる]]ような場合には、[[環境]]の内外で必須カードとして扱われることになる。~

-[[《大嵐》]]:最高峰の[[魔法・罠カード]][[除去]]。
-[[《サイクロン》]]:[[魔法・罠カード]]を1枚[[除去]]。[[速攻魔法]]なのが強み。
-[[《洗脳−ブレインコントロール》]]:最優秀の[[コントロール奪取]]。
-[[《月の書》]]:様々な[[コンボ]]が可能。ただ、初心者には使いづらいかもしれない。
-[[《早すぎた埋葬》]]:最高峰の[[蘇生]]魔法。
-[[《光の護封剣》]]:防御[[カード]]の最高峰。[[コンボ]]にも有用。
--[[エクストラデッキ]]の[[カード]]は引き当てるのを待つ必要がないため、[[汎用性]]の高い[[カード]]がそのまま必須カードとなりやすい。~
極端な[[環境]]では、複数の[[デッキ]]で1つの[[エクストラデッキ]]を使い回す事も珍しくない。~
第6期で[[シンクロ召喚]]のギミックが登場した直後の[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]・[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]や、第8期から第9期前半にかけての[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]、[[第10期>新マスタールール]]で登場した[[《リンクリボー》]]・[[《水晶機巧−ハリファイバー》]]・[[《サモン・ソーサレス》]]などは非常に高い[[汎用性]]を持ち、事実上の必須カードと言えた。~

***[[罠カード]] [#m5ab40f4]
 いずれも[[制限カード]]。
-[[《激流葬》]]:最高峰の[[モンスター]][[破壊]]罠。
-[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]:最高峰の[[モンスター]][[破壊]]罠。
-[[《リビングデッドの呼び声》]]:最高峰の[[蘇生]]罠。
-原作・アニメにおいて―~
キャラクター毎に扱う[[デッキ]]が大きく異なり、使用[[カード]]もそのキャラクターのイメージに合わせる必要があるためか、後者の意味で言う必須カードは殆ど見られない。~
ただし例外も存在しており、中でも[[《死者蘇生》]]は多くの作品・キャラクターが扱う必須カードとして登場している。~
原作で幾度か行われた「遊戯vs海馬」戦では、対戦[[相手]]の[[デッキ]]に[[《死者蘇生》]]があることを前提とした戦略や思考が見られるほどである。~
それ以外では、[[《強欲な壺》]]・《エクシーズ・トレジャー》等の強力な[[ドロー]][[カード]]や、[[《天使の施し》]]・《&ruby(スピードスペル){Sp};−エンジェル・バトン》の様な[[汎用性]]の高い[[手札交換]][[カード]]も多くの[[デュエル]]で登場している。~

**関連リンク [#f48f9dec]
--アニメARC-Vでは、LDSに必須カード論という講座が存在する。~
また21話において、遊矢が読んでいた雑誌「Dステップ」の[[付録カード>書籍付属カード]]の[[《黄泉ガエル》]]の触れ込みには「[[アドバンス召喚]]超必須カード!!」と書かれている。~
現在の[[OCG]]では必須とはいえないが、スタンダード次元の[[環境]]はこちらの世界でいう[[第2〜3期>デッキ・カードプールの変遷#lab6bbf3]]辺りであり、そのような[[環境]]ならば「超必須カード」という触れ込みも誇張ではない。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[環境]]やルール自体が異なるため、ゲーム特有の「必須カード」が発生する場合もある。~

**関連リンク [#link]
-[[キーカード]]
-[[パワーカード]]
-[[汎用性]]

-[[スタンダード]]
-[[グッドスタッフ]]
-[[【スタンダード】]]

-[[用語集]]