特定のデッキにおいて、ほぼ確実に投入される定番カードの事。
または特定のデッキ以外ではほぼ採用されるカードのこと。
主にキーカードとパワーカードに分類される。
デッキの戦略によってはあえて採用しないケースもあるが基本的に投入１択である。
具体的には《サイクロン》や《早すぎた埋葬》等、まず手札事故の要因にならないパワーカードが該当する。
コストや発動条件の概念に乏しいこのゲームでは特にこの傾向が顕著であり、デュエルの幅を狭めている元凶でもある。
抑制の為に度々禁止カード指定が出されたが今なお制限指定のまま現役のカードも多い。
かつては、デッキ圧縮などと無関係といえる融合デッキには、使用する可能性に関係なく可能なかぎり投入すべきという風潮があった。
例としては《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》や、《突然変異》使用時などが、デメリットが《記憶破壊者》しかないために一種の必須カードと認知されていた。
しかし、マスタールールへの移行とともにエクストラデッキに枚数の制限がついたため、強力な融合モンスターは必須という図式は小さくなっている。
だが一方で、時折これらが投入されないデッキが大会に入賞することがある。
その理由はデッキによって様々だが、基本的にデッキ圧縮と若干ながら相性が悪い事が要因となる。