*不発 [#ucea8776]
 [[チェーン]]を積まれるなどして''[[効果解決時]]''に[[効果]]を処理できない事を指す''非公式用語''。~
 [[遊戯王OCG事務局]]では「[[効果]]が[[適用]]されない」と回答している。

-不発の例
--[[《奈落の落とし穴》]]を[[発動]]したが[[チェーン]]により対象[[モンスター]]の[[攻撃力]]が1500未満になった。
--[[セット]]状態の[[《寄生虫パラサイド》]]が[[攻撃]]され[[リバース]]したが、そのまま[[戦闘破壊]]された。
--[[《地帝グランマーグ》]]の[[効果]]を[[発動]]したが[[チェーン]]により[[対象]]が[[表側表示]]になった。
--[[《貪欲な壺》]]を[[発動]]したが[[チェーン]]により[[対象]]が4枚以下になった。
--[[《ゾンビ・マスター》]]を[[発動]]したが[[チェーン]]により[[《ゾンビ・マスター》]]が[[表側表示]]で存在しなくなった。
--[[《炎帝テスタロス》]]を[[アドバンス召喚]]したが相手の[[手札]]が0枚だった。
--[[エンドフェイズ]]に[[《ライトロード・パラディン ジェイン》]]の[[強制効果]]が[[発動]]したが[[《次元要塞兵器》]]が存在していた。
--[[《ガトムズの緊急指令》]]を[[発動]]したが[[《D.D.クロウ》]]により1体が[[除外]]された。
//--[[《ガトムズの緊急指令》]]を[[発動]]したが[[《D.D.クロウ》]]により1体が[[除外]]された。(下記の[[サルベージ]]と[[特殊召喚]]の違いであろう)
//-不発にならない例
//--複数のカードを[[サルベージ]]する[[効果]]に[[チェーン]]して[[対象]]のうち1枚だけ[[除外]]した場合、その[[除外]]されたカード以外は[[サルベージ]]可能である。~

-[[効果]]処理時に[[対象]]の[[カード]]が条件を満たさなくなった場合、不発になるかどうかは[[テキスト]]から判断できる。~
「[[発動]]できる(する)」と記載された[[カード]]であれば、「[[発動]]できる(する)」より後を見れば良い。
--例えば、[[《ナイト・ショット》]]と[[《ギャラクシー・サイクロン》]]はともに、''[[セット]]された''[[魔法・罠カード]]を[[対象]]として[[破壊]]する[[効果]]を持つ。~
だが、[[対象]]の[[魔法・罠カード]]が[[チェーン]][[発動]]された場合に[[破壊]]できるか、不発になるかはそれぞれ異なる([[《ナイト・ショット》]]の場合、他の[[効果]]の[[チェーン]]をかませれば[[対象]]の[[カード]]も[[チェーン]]可能となる)。~
「[[発動]]できる」より後を見ると、[[《ナイト・ショット》]]には「[[セット]]されたその[[カード]]を[[破壊]]する」と書かれているため、[[効果]]処理時に[[セット]]された状態でなければ[[破壊]]できず不発となる。~
一方で[[《ギャラクシー・サイクロン》]]は「その[[カード]]を[[破壊]]する」であり、「[[セット]]された」の指定がないため、[[表側表示]]でも[[破壊]]できる事になる。
--[[対象]]にした複数の[[カード]]の一部が[[効果]]処理時に存在しなかった場合に不発になるかどうかも、同じ方法で判別可能。~
[[《ペンデュラム・エリア》]]と[[《ゴッドバードアタック》]]はいずれも[[フィールドのカード]]2枚を[[対象にとる効果>対象をとる(指定する)効果]]。~
「[[発動]]できる」より後を見ると、[[《ペンデュラム・エリア》]]には「その[[カード]]2枚を[[破壊]]し」とあるため、2枚両方が[[フィールド]]に存在しない場合はいずれも[[破壊]]せず不発となる。~
一方で、[[《ゴッドバードアタック》]]は「その[[カード]]を[[破壊]]する」であり、枚数の指定がないため、片方が[[フィールド]]に存在しなくなったとしても、残りは[[破壊]]される。~
--なお、[[対象]]にした[[墓地]]の[[カード]]が[[フィールド]]に移動していた場合などは、「[[墓地]]の[[カード]]」と指定されていなくても不発となる。~
異なる領域に移動した時点で、[[対象]]の[[カード]]とは別の[[カード]]として扱うためだ。~

//-同じのような[[効果]]を持つ場合でも、[[テキスト]]の表記の違いにより[[対象]]に選択した[[カード]]の[[ステータス]]、[[表示形式]]、[[コントロール]]の変化、[[対象]]に選択した[[カード]]の枚数が変わる事で不発になるかどうか異なる場合がある。~
// 例えば、[[《ギャラクシー・サイクロン》]]のように
// フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
// そのカードを破壊する。
// [[効果解決時]]に[[破壊]]する[[カード]]の状態が指定されていない場合、[[効果解決時]]にその[[カード]]の[[表示形式]]が[[裏側表示]]になっていても通常通り[[破壊]]する処理が行われる。~
// また、[[《ゴッドバードアタック》]]のように複数枚[[対象]]に選択する[[効果]]で「その[[カード]]を[[破壊]]する。」と表記されている場合、[[効果解決時]]にその[[対象]]に選択した[[カード]]の内1枚が[[フィールド]]に存在しなくなっても、残りの選択した[[カード]]は[[破壊]]する処理が行われる。~
// また、[[《竜騎士ブラック・マジシャン・ガール》]]のように
// 1ターンに1度、手札を1枚墓地へ送り、
// フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
// その表側表示のカードを破壊する。
// [[効果解決時]]に[[破壊]]する[[カード]]の状態が[[表側表示]]と指定されている場合、[[効果解決時]]にその[[カード]]の[[表示形式]]が[[裏側表示]]になってしまうと[[破壊]]する処理が行われない。~
// 他にも「その[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]する。」や「その[[攻撃力]]1500以上の[[モンスター]]を[[破壊]]し[[除外]]する。」といった[[テキスト]]の場合も[[効果解決時]]にその[[モンスター]]の[[コントロール]]が[[自分]]に移ったり、[[攻撃力]]が1500未満になればその処理は行われない。~
// また、[[《ガトムズの緊急指令》]]のように[[墓地]]の複数体の[[モンスター]]を[[対象]]に選択する処理で「その[[モンスター]]2体を[[自分]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]する。」と表記されている場合、[[効果解決時]]に[[対象]]に選択した[[モンスター]]の内1体が[[墓地]]に存在しなくなり、2体とも[[特殊召喚]]できなくなった場合、残りの1体を[[特殊召喚]]する処理は行われない。 

-「[[空撃ち]]」とは異なるので、誤解しないように。(「[[空撃ち]]」は処理できないのに[[発動]]しようとする行為である)

-「[[発動]]を[[無効]]」にされない限り、不発であっても[[効果]]処理は行われたことになる。~
結果的に何も処理は行わないが[[タイミングを逃す]]要因になる事には変わりない。

//-「[[効果]]だけを[[無効]]」と「[[不発]]」の処理の違いについて。~
//[[チェーン]]処理の結果「[[タイミングを逃す]]」要因になるという意味ではよく似ているのだが、微妙に異なる処理があるので注意が必要である。~
//--[[《死のマジック・ボックス》]]で[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]などで「[[効果]]を[[無効]]」にした場合と、[[効果解決時]]に[[対象]]の[[モンスター]]が存在しなくなった場合([[不発]])の処理が異なる。~
//([[《死のマジック・ボックス》]]のFAQ参照)
//↑ホルスの黒炎竜に「効果を無効にする」効果はない

//-[[《万華鏡−華麗なる分身−》]]と[[《賢者の宝石》]]のようにほぼ同一[[テキスト]]の場合でも不発の判断が異なるので注意。~
//→[[特殊裁定]]
//↑11/05/15で確認した回答では効果は万華鏡−華麗なる分身−の適用される回答でした

-コナミのゲーム作品において―~
WCS2010のチュートリアルでは、この語が使われているページがある。
//遊戯王オンラインでは、上記の[[《炎帝テスタロス》]]のような、不発になる状況では[[強制効果]]すら[[発動]]しないことがある。~
//(オンラインwikiにあるとおり、[[チェーン]]を作るか作らないかは重要な要素である)~
//↑発動するように修正されたのでコメントアウトしました

//--その他のコンシューマーゲームでは、ほぼ全ての作品において[[強制効果]]でも[[発動]]し不発になるようになっている。

//--WCS2010のチュートリアルでは、この語が使われているページがある。

**関連リンク [#e3df0240]
-[[無効]]
//-[[不発]]
-[[空撃ち]]
-[[一連の効果]]

-[[用語集]]