地属性と対極にある「緑」をカラーとする属性。
種族は鳥獣族がメインとなっている。
モンスター・サポートカード共にあまり多くない属性である。
風属性の儀式モンスターは第9期終盤になるまで1体も存在せず、No.に属する風属性モンスターの枚数も他属性と比較して極端に少ない。
《ウィンドフレーム》に指定された「レベル8以上の通常モンスター」に至っては、公式デュエルで使用できない《輝銀の天空船−レオ号》と、手札で通常モンスターとなる効果モンスター《始祖神鳥シムルグ》しか存在しない。
特に以前は同じく数が少ない炎属性と比較しても、あちらには《真炎の爆発》という強みがあった分だけこちらはより不遇だったと言える。
《ガスタの神裔 ピリカ》、《霞の谷の神風》、《電光千鳥》などの強化もあったのだが、総合的に見ると第8期以前は不遇な属性であったことは否めない。
しかし、第9期になってからは風属性カテゴリや関連モンスターの数も増え、かつての様な属性デッキを組む事すら難しいという状況はかなり改善された。
とはいえ、元来の数の少なさは否めずカテゴリに囚われない【風属性】の組みづらさは相変わらずである。
属性の特徴として、「風」は「吹き飛ばす」イメージから、バウンス効果や表示形式変更効果を持つカードが多く登場していた。
コントロール寄りの効果の多さは水属性に近い部分もあるが、こちらは《電光千鳥》や《風帝ライザー》など、「デッキバウンス」が多いという特徴であった。
しかし、第9期に入ってからはバウンス効果を持ったカードが多数登場し、手札へのバウンスだけでなく強力なデッキバウンスを行う風属性以外のモンスターを見かける事も珍しくなくなった。
代わりに上記の通り風属性全体の強化が行われるようになり、特にスピードロイドやWWの存在もあってシンクロ召喚とのシナジーが強い属性となった。
後述の通り、同時期に放送されていたアニメARC-Vでは複数種類の風属性カテゴリが登場したため、そちらと連動される形で強化されたとも考えられる。
―素材に風属性を指定するモンスター
―風属性トークン
―風属性のチューナー
―風属性のペンデュラムモンスター
―風属性の融合モンスター
―風属性の儀式モンスター
―風属性のシンクロモンスター
―風属性のエクシーズモンスター
―風属性のリンクモンスター
―風属性のシリーズモンスター
―風属性メタ
―その他のリンク