主に守備表示相手攻撃を止め、自分ライフを削らせない役割を持つモンスターのこと。
 狭義では、守備力2000以上の下級モンスターを指すことが多い。
 単に「壁」もしくは「壁モンスター」と使われる。

 戦闘で破壊されないモンスターが適任だが、戦況によってはその限りではない。
 今いる相手モンスターを倒せないアタッカーセットしたり、高攻撃力モンスター攻撃表示召喚したりすることでも壁の役割を果たす。
 基本的にモンスターが1体でも存在すると直接攻撃できないこのゲームでは、フィールドに出ている全てのモンスターは事実上壁の役割を果たしていると言える。
 また、攻撃を防ぎつつ他のモンスターのためのリリースや各種素材にする使われ方や、壁モンスターを積極的に利用して反射ダメージで勝利を狙う【ウォールバーン】のようなデッキもある。

 以前は、壁モンスターで時間を稼ぐ行為は有効な戦術であった。
 例えば、《マシュマロン》は突破困難な壁として認識され、当時のテーマデッキでは守備力2000前後の壁モンスターがほぼ必ずデザインされるほどであった。
 しかし、第9期頃からは環境のインフレが加速し、壁モンスターの出番は激減してしまっている。
 理由としてはアタッカーが高速で複数特殊召喚される、モンスター除去により戦闘以外で除去される、そもそも壁モンスターフィールドに展開する余裕がない、等が挙げられる。

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