墓地アドバンテージ †
「墓地に存在するカード」についてのアドバンテージ(優位性)。
「多くのカードが墓地に置かれているプレイヤーが有利」とする考え方に基づく用語。
ただし、大多数の墓地利用カードは墓地のカードの数量だけでなく種類や質を問うものも多く、このアドバンテージが当てはまらないことも多い。
墓地のカードが1、2枚多い程度ではデュエルにおける影響はさほどなく、「多い方が有利となりやすい傾向にある」くらいに思っておいた方がよい。
墓地アドバンテージは以下のような方法で上級モンスターや他のアドバンテージに変換できる。
- 他のTCGの墓地利用カードは、MTGの影響から黒・闇属性に多い傾向にある。
しかし遊戯王ではその影響がみられず、属性などを問わず墓地利用カードが存在する。
これは、遊戯王にはMTGやデュエル・マスターズにおける「マナ」のようなリソースが存在せず、時間と共に増え戦術の幅が広がるリソースが墓地くらいだったという面もあるだろう。
- 遊戯王OCGにおける墓地アドバンテージの歴史について
- アニメZEXALシリーズの主人公である遊馬は当初このアドバンテージを重視しておらず、「遊馬vs凌牙」(2戦目)では墓地アドバンテージを考慮しない戦術を取ったことをアストラルに指摘されていた。
後に重要視するようになっており、特に「遊馬vsベクター」(2戦目)や「遊馬vsアリト」(3戦目)等では複数の墓地発動カードを用いてピンチを切り抜けている。
後者では対戦相手のアリトも《No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク》で遊馬の墓地のカードを除外するなど、墓地アドバンテージの強さが如実に示されたデュエルであった。
- アニメVRAINS主人公の遊作/Playmakerは墓地で発動する効果を持つカードを多数使用しており、作中初期から墓地アドバンテージを活かしている。
特に「vsプロトタイプAIデュエリストA」戦では、ハンデスにより後攻1ターン目から手札0になったにもかかわらず、墓地のカードだけで巻き返し一気に逆転1ターンキルに繋げている。
「了見/リボルバーvsライトニング」戦では、ライトニングが《天装騎兵セグメンタタ》の効果でリボルバーに捨てさせられたリンクマジック《裁きの矢》を7枚の「アルマートス・レギオー」モンスターをデッキに戻してサルベージしている。
デュエルを観戦していたAiはそのことにショックを受けていたが、Playmakerは「(《裁きの矢》を回収するために)大きな代償を払っている」と墓地リソースの減少に触れている。
- 上記の通り主人公サイドが大幅なデッキ破壊を受けたデュエルの殆どでは、それによって稼がれた墓地アドバンテージで逆転の道に繋げるのがお決まりとなっている。
自身が墓地へ送られた時に効果を発動するカードは「墓地へ送られた」を参照。
※以下は各リンク先を参照。
―墓地に存在する時に自身の効果でサルベージできるカード
―墓地に存在する時に自身の効果でフィールドにセットできるカード
―墓地に存在する時に自身の効果でペンデュラムゾーンに置くことができるカード
―墓地に存在する時に自身の効果で装備カード化できるカード
―墓地に存在する時に自身の効果でエクシーズ素材化できるカード
―墓地に存在する時に自身の効果でデッキに戻すことができるカード
―墓地に存在する時に自身のコストでデッキに戻すことができるカード
―上記以外で墓地から移動するカード
―効果を発動しても墓地から移動しないカード
―墓地に存在することで効果が適用されるカード
以下はリンク先を参照
( )内は条件となるカード。
特に記述がない時は自分の墓地のみ。
( )内は条件となるカード。
―自身を特殊召喚する効果の条件
―その他、モンスターを特殊召喚する効果の条件
―カードを手札に加える効果の条件
―除去効果の条件
―効果ダメージを与える効果の条件
―その他の効果の条件
( )内は条件となるカード。
( )内は条件となるカード。
関連リンク †