*&ruby(ほうぎょくじゅう){宝玉獣};/Crystal Beast [#y100d586]

 [[FORCE OF THE BREAKER]]で登場した「宝玉獣」と名のついた[[モンスター]]群。~
 名前は全て「宝玉獣+『宝石名』+『動物の名前』」で構成されているのが特徴。~

 また、以下の共通の[[チェーン]]に乗らない[[ルール効果]]を持つ。~
 [[魔法・罠ゾーン>魔法&罠カードゾーン]]に「宝玉獣」が存在することで、様々な[[効果]]を得ることができる。~

 このカードがモンスターカードゾーン上で破壊された場合、
 墓地へ送らずに永続魔法扱いとして
 自分の魔法&罠カードゾーンに表側表示で置く事ができる。

 宝玉獣の宝玉は虹の色に見立てられている。~
 また、七色が揃ったとき[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]を[[特殊召喚]]できる。

|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|RIGHT:|RIGHT:||c
|''宝玉獣''|''[[レベル]]''|''[[属性]]''|''[[種族]]''|''[[攻撃力]]''|''[[守備力]]''|''色''|
|[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]|3|[[光属性]]|[[天使族]]|300|300|赤|
|[[《宝玉獣 エメラルド・タートル》]] |3|[[水属性]]|[[水族]]|600|2000|緑|
|[[《宝玉獣 アメジスト・キャット》]]|3|[[地属性]]|[[獣族]]|1200|400|紫|
|[[《宝玉獣 コバルト・イーグル》]]|4|[[風属性]]|[[鳥獣族]]|1400|800|藍|
|[[《宝玉獣 トパーズ・タイガー》]]|4|[[地属性]]|[[獣族]]|1600|1000|黄|
|[[《宝玉獣 アンバー・マンモス》]]|4|[[地属性]]|[[獣族]]|1700|1600|橙|
|[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]|4|[[風属性]]|[[獣族]]|1800|1200|青|

-[[魔法&罠カードゾーン]]に置く[[ルール効果]]について
--「[[モンスターカードゾーン]]で」「[[破壊]]されたとき」「[[墓地に送る]]代わり」に[[永続魔法]]として置ける[[ルール効果]]。~
[[手札]]で[[破壊]]されても条件を満たせない。~
「[[墓地に送る]]」「[[生け贄に捧げる]]」などは[[破壊]]ではないので条件を満たせない。~
[[破壊]]されても「『[[墓地に送る]]』処理がなく[[除外]]される効果」である場合[[除外]]される。~

---[[全体除去]]などで一度に2体以上の[[表側表示]]宝玉獣が[[モンスターカードゾーン]]で[[破壊]]された場合、任意枚数を[[永続魔法]]として置ける。~

---「[[破壊]]されたとき」「[[墓地に送られ>墓地に送る]]る前」なので、[[《次元の裂け目》]]・[[《マクロコスモス》]]が[[発動]]されていても問題無く[[魔法&罠カードゾーン]]に置ける。~
無論、[[魔法&罠カードゾーン]]に置かない決定をした場合、[[除外]]される。

---[[裏側表示]]のまま[[破壊]]された場合は[[魔法&罠カードゾーン]]に[[置く]]ことはできない。~
ただ、[[裏側守備表示]]の宝玉獣が[[戦闘破壊]]されたときは[[ダメージステップ]]で[[表側表示]]になってから[[破壊]]されるので、[[永続魔法]]にできる。

---「[[破壊]]して[[除外]]する」場合は[[魔法&罠カードゾーン]]に[[置く]]ことはできない。~
[[《奈落の落とし穴》]]などで「[[破壊]]され[[除外]]」された場合、[[魔法&罠カードゾーン]]に置けず[[除外]]される。~
[[《レッサー・デーモン》]]・[[《混沌の黒魔術師》]]などに[[戦闘破壊]]された場合も[[魔法&罠カードゾーン]]に置けず[[除外]]される。~

--「[[フィールド]]で[[破壊]]されたとき選択する[[効果]]」のため、[[《スキルドレイン》]][[発動]]中は[[魔法&罠カードゾーン]]に置けない。~
[[《魔人 ダーク・バルター》]]・[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]・[[《古代の機械獣》]]など「[[戦闘破壊]]した相手[[効果モンスター]]の効果を[[無効]]化する[[モンスター]]」に[[戦闘破壊]]された場合は[[魔法&罠カードゾーン]]に置けない。~
なお、[[《ソードハンター》]]に[[戦闘破壊]]された場合は、[[魔法&罠カードゾーン]]に置ける。

--[[魔法&罠カードゾーン]]に置いた状態は[[永続魔法]]扱いとなり、[[モンスター]]としては扱わない。~
[[《次元の裂け目》]]が場に存在するとき、[[永続魔法]]扱いの「宝玉獣」が[[墓地]]へ送られる場合、[[除外]]ではなくそのまま[[墓地]]へ送られる。~
[[永続魔法]]扱いの「宝玉獣」では、[[《森の番人グリーン・バブーン》]]・[[《暗黒のマンティコア》]]の[[発動条件]]を満たせない。~

--[[宝玉獣]]を[[永続魔法]]にする[[効果]]は、「[[チェーン]]に乗らない[[効果]]」であるため「[[タイミングを逃す]]」とは関係しない。~
--宝玉獣を[[永続魔法]]にする[[効果]]は、「[[チェーン]]に乗らない[[効果]]」であるため「[[タイミングを逃す]]」とは関係しない。~
例えば、「[[チェーン]]1:[[《火の粉》]]」「[[チェーン]]2:[[《破壊輪》]](宝玉獣対象)」と[[チェーン]]が積まれたとする。~
この場合、「2:宝玉獣を[[破壊]]して、[[ダメージ]]」の直後、次の処理へ入る前に宝玉獣を[[永続魔法]]にする・しないを選び置いた後で「1:[[《火の粉》]]の処理」を行う。

--元々の[[持ち主]]が[[自分]]の宝玉獣が[[相手]]の場で[[破壊]]される場合は、[[相手]]の[[魔法&罠カードゾーン]]に置かれる。~

--[[宝玉獣]]となった[[《ファントム・オブ・カオス》]]・[[《N・ブラック・パンサー》]]が[[破壊]]されても、[[永続魔法]]にはならない。
--宝玉獣となった[[《ファントム・オブ・カオス》]]・[[《N・ブラック・パンサー》]]が[[破壊]]されても、[[永続魔法]]にはならない。

-[[モンスター]]については全て[[レアカード]]([[ノーマル>Normal]]には[[ノーマルパラレルレア>N-Parallel]]が存在)、[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]と[[《レア・ヴァリュー》]]は[[アルティメットレア>Ultimate]]、そして切り札の[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]は[[ホログラフィックレア>Holographic]]が存在するなど、非常に豪華なカードたちである。~
まさに「宝玉」の名に相応しいキラキラに輝く[[デッキ]]を組むことも可能だ。~

-宝玉獣が初登場した[[FORCE OF THE BREAKER]]では、[[《龍脈に棲む者》]]など宝玉獣とは直接の関係は無いが[[効果]]に[[シナジー]]がある[[カード]]も収録されている。

-[[英語名]]には「crystal(クリスタル)」を使用している。~
「水晶」という意味を持つが、「結晶」を意味する語でもある。

-宝玉獣を[[永続魔法]]化することは、アニメの影響で「宝玉化」と呼ばれる。~

-原作・アニメにおいて―~
古代ローマの君主[[ユリウス・カエサル>《邪帝ガイウス》]]はその覇権を知らしめるため世界中から7つの宝石を集め、石版を作ろうとしたことがあった。~
しかし、宝石はローマに運ばれる途中、嵐にあって海のもくずと消えたが、ペガサス会長が探し出しその成分を使用して「宝玉獣」を作り上げた。~
それらは精霊が宿っており、選ばれし者にしか反応を示さないが、ヨハン・アンデルセンという真の主が現れたため、ペガサスは彼に託すことにした。~
また、上記石版を元に作られた[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]が存在する。~

--宝玉獣の初戦である「十代VSヨハン」戦では、[[《N・アクア・ドルフィン》]]の[[効果]]で[[手札]]から[[破壊]]された[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]は[[効果]]を[[適用]]しなかったが、「ヨハンVSギース」戦では[[相手]]の[[効果]]で[[《宝玉獣 コバルト・イーグル》]]は[[手札]]から[[破壊]]され、[[墓地]]へ送られても宝玉獣の[[効果]]を[[適用]]していた。~
つまり、アニメでは以下の[[効果]]になっている。
 このカードが破壊されたとき、墓地へは送らずに
 魔法&罠カードゾーンに表側表示で置くことができる。
 このカードは魔法&罠カードゾーンにあるとき、永続魔法カードとして扱う。 
[[任意効果]]であるため、アニメ版[[《N・アクア・ドルフィン》]]の[[効果]]による[[手札]]の[[破壊]]では[[ダメージ]][[効果]]が挟まり、[[発動タイミングを過ぎてしまう>タイミングを逃す]]という解釈である。~
しかしアニメでは複雑なルールを省く、もしくは把握していないことがある為、ただの演出かもしれない。~

--さらに、異世界編(後半)においては[[《ユベル》]]に取り付かれたヨハンが使用し、それぞれの[[カード名]]の前に「&ruby(アドバンスド){A};」が付き、ルール上では[[同名カード]]として扱う「&ruby(アドバンスド){A};宝玉獣」というカード達が登場している。~
宝玉獣とA宝玉獣の違いは、A宝玉獣は[[フィールド魔法]]《アドバンスド・ダーク》が[[フィールド]]に存在していないと[[自壊]]して[[墓地に送られて>墓地に送る]]しまうことである。~
しかし、「アドバンスド(advanced/進化した)」という名前を持つ割には[[デメリット]]が付随してしまっている。

--おそらく全ての宝玉獣は1枚ずつしか存在していないため、デッキのモンスターはわずか7枚+[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]と思われるが、劇中でヨハンが[[手札事故]]を起こした事はない。~
さすがはアークティック校チャンピオンといったところか。

-コナミのゲーム作品において―~
[[遊戯王デュエルモンスターズGX TAG FORCE 3>ゲーム付属カード#jb54b06c]]では、[[オリジナルカード]]として《アドバンスド・ダーク》・[[罠カード]]《宝玉割断》が登場する。~
このゲームにはA宝玉獣は存在していないため、《アドバンスド・ダーク》は「[[フィールド]]及び[[墓地]]の宝玉獣を[[闇属性]]として扱う」という[[効果]]に調整されており、[[《究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン》]]との[[シナジー]]が作り出されている。

**関連リンク [#q645d24c]
―「宝玉獣」と名のついた[[モンスター]]
-[[《宝玉獣 アメジスト・キャット》]]
-[[《宝玉獣 アンバー・マンモス》]]
-[[《宝玉獣 エメラルド・タートル》]]
-[[《宝玉獣 コバルト・イーグル》]]
-[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]
-[[《宝玉獣 トパーズ・タイガー》]]
-[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]

―「宝玉獣」に関する[[効果]]を持つ[[カード]]
-[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]

-[[《虹の古代都市−レインボー・ルイン》]]
-[[《宝玉の解放》]] 
-[[《宝玉の樹》]]
-[[《宝玉の契約》]]
-[[《宝玉の氾濫》]]
-[[《宝玉の導き》]]
-[[《宝玉の恵み》]]
-[[《レア・ヴァリュー》]]

-[[《カウンター・ジェム》]]
-[[《虹の引力》]]
-[[《虹の行方》]]
-[[《宝玉の祈り》]]
-[[《宝玉の双璧》]]

―「宝玉獣」に関する[[カウンター]]
-[[ジェムカウンター]]

―その他のリンク
-[[《ジェムフラッシュエナジー》]]
-[[《ラスト・リゾート》]]

-[[【宝玉獣】]]

-[[究極宝玉神]]

-[[デュエリストパック−ヨハン編−]]

-[[カードの名前]]

**FAQ [#d9599650]
Q:宝玉獣と名のついた[[カード]]が[[モンスターカードゾーン]]に4体、[[魔法&罠カードゾーン]]に3枚存在する時、[[《裁きの龍》]]などの[[効果]]で同時に[[破壊]]された場合、[[モンスターカードゾーン]]の4体を何枚まで[[魔法&罠カードゾーン]]に置くことができますか?~
A:[[魔法&罠カードゾーン]]に空きがない時に、[[《裁きの龍》]]の[[効果]]によって[[フィールド]]上の[[カード]]が全て[[破壊]]される場合でも、[[モンスターカード]]として存在している[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]等の、[[永続魔法]][[カード]]扱いとして[[魔法&罠カードゾーン]]に置く[[効果]]を適用する事ができます。~
よって、[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]等が3枚[[破壊]]された場合、全て[[魔法&罠カードゾーン]]に置く[[効果]]を適用する事ができます。(09/04/03)