遊戯王カードWiki - 魔導獣のバックアップ(No.13)

魔導獣(マジックビースト) †

　EXTREME FORCEでカテゴリ化される「魔導獣」と名のついた効果モンスター群。
　属するモンスターは魔法使い族で統一されており、以下の共通効果を持つ。

(X)：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを〇つ置く。

属するモンスター自体はストラクチャーデッキ－魔法使いの裁き－で《魔導獣ケルベロス》が登場していたが、正式なカテゴリになったのは上記シリーズからである。
カテゴリ化までおよそ12年経過している。

EXTREME FORCEで登場した「魔導獣」と名のついたモンスターは全てペンデュラムスケール４のペンデュラムモンスターで統一されている。
さらに「もう片方の自分のＰゾーンにカードが存在しない場合」を発動条件としたペンデュラム効果を持つ。
このペンデュラム効果には、（ペンデュラムゾーンの）自身を破壊する効果が含まれているのも特徴。

カード名	属性	レベル	固有のペンデュラム効果
《魔導獣ジャッカル》	闇	１	自身を破壊し、魔力カウンターを乗せることができる自分のカードに魔力カウンターを１つ置く
《魔導獣ガルーダ》	光	４	自身とフィールドの魔法・罠カード１枚を破壊
《魔導獣マスターケルベロス》	光	８	自身を破壊し、レベル７以下の魔導獣をサーチ

「もう片方の自分のＰゾーンにカードが存在する場合にはＰ効果が発動できない」「属するＰモンスターのＰスケールが全て同じ」などと言った特性から、属するモンスターのほとんどがＰモンスターでありながら、カテゴリ内のカードだけではＰ召喚を行うのが難しい。
属するモンスターのほとんどがＰモンスターなのは「Ｐ召喚を主軸とする為」というよりも、「Ｐモンスターを魔法カードとして発動させ、魔導獣や魔力カウンター関連のカードとシナジーさせる為」なのだと思われる。

現在のところ、「魔導獣」と名のついたモンスターは効果モンスターで統一されているが、そのサポートカードはいずれも「効果モンスターの魔導獣」を指定している。
これは、《魔導獣ケルベロス/Mythical Beast Cerberus》より「魔導獣」というカテゴリの英語名が「Mythical Beast」になるものと思われ、その場合英語名にのみ「Mythical Beast」が含まれている通常モンスターの《幻獣王ガゼル/Gazelle the King of Mythical Beasts》を含まないための措置と考えられる。
なお、《有翼幻獣キマイラ/Chimera the Flying Mythical Beast》にも「Mythical Beast」が含まれるが、現時点でのサポートカードは全てメインデッキを参照するため影響がない。

このカテゴリが正式に成立した2017年、アプリゲーム「デュエルリンクス」においてこのカテゴリの元祖である《魔導獣ケルベロス》を中心としたデッキが活躍している。
このカテゴリが誕生したのは、そういった経緯があるのかも知れない。