遊戯王カードWiki - 魔導獣のバックアップ(No.18)

魔導獣(マジックビースト) †

　EXTREME FORCEでカテゴリ化された「魔導獣」と名のついたモンスター群。
　属するモンスターは魔法使い族で統一されており、以下の共通する永続効果を持つ。

(X)：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを〇つ置く。

EXTREME FORCEで登場した「魔導獣」と名のついたモンスターは全てペンデュラムスケール４のペンデュラムモンスターで統一されている。
さらに「もう片方の自分のＰゾーンにカードが存在しない場合」を発動条件としたペンデュラム効果を持つ。
このペンデュラム効果には、（ペンデュラムゾーンの）自身を破壊する効果が含まれているのも特徴。
なお、いずれもペンデュラムゾーンに存在する間に魔力カウンターを置く効果は持っておらず、その状態では魔力カウンターを置くことができるカードとしては扱わない。

カード名	属性	レベル	固有のペンデュラム効果
《魔導獣ジャッカル》	闇	１	魔力カウンターを置く事ができる自分フィールドのカード１枚に魔力カウンターを１つ置く
《魔導獣ガルーダ》	光	４	フィールドの魔法・罠カード１枚を破壊
《魔導獣バジリスク》	光		ＥＸデッキから同名カード以外の魔法使い族Ｐモンスター１体をデッキに戻して１枚ドロー
《魔導獣メデューサ》	光		魔力カウンターを置く事ができるモンスター１体を蘇生して魔力カウンターを１つ置く
《魔導獣キングジャッカル》	闇	６	ＥＸデッキから同名カード以外の魔導獣Ｐモンスター１体を特殊召喚
《魔導獣マスターケルベロス》	光	８	レベル７以下の魔導獣効果モンスター１体をサーチ

上記の通り、魔導獣ペンデュラムモンスターのペンデュラムスケールは全て４のため、他のカードを使わない限りカテゴリ内でのペンデュラム召喚は不可能。
そもそもペンデュラム効果の発動条件からしてペンデュラムゾーン２枚を埋めること自体がアンチシナジーである。
属するモンスターの殆どがペンデュラムモンスターなのは「ペンデュラム召喚を主軸とする為」ではなく、「ペンデュラムモンスターを魔法カードとして発動させ、魔導獣や魔力カウンター関連のカードとシナジーさせる為」なのだと思われる。
- 公式サイトの「デュエリスト通信」でこのカテゴリが紹介された際のタイトルも「Ｐ召喚しないＰモンスター!?」であり、やはりペンデュラム召喚を戦術としていないことが伺える。

属するモンスター自体はストラクチャーデッキ－魔法使いの裁き－で《魔導獣ケルベロス》が登場していたが、正式なカテゴリになったのは上記シリーズからである。
カテゴリ化までおよそ12年経過している。

カテゴリが成立した2017年は、アプリゲーム「デュエルリンクス」においてこのカテゴリの元祖である《魔導獣ケルベロス》を中心としたデッキが活躍した。
このカテゴリが誕生したのは、そういった経緯があるのかも知れない。