*優先権/Priority [#v6c9003e] 各[[フェイズ]]やステップでカードを最初に[[発動]]する権利は、常に[[ターン]]を進めている[[ターンプレイヤー]]にあります。~ これを[[ターンプレイヤー]]の「優先権」といいます。~ [[相手]][[プレイヤー]]は、[[ターンプレイヤー]]が優先権を持っている限り、自動的に[[発動]]する[[誘発効果]]や[[リバース効果]]以外は、先にカードを[[発動]]することができません。~ 「優先権を行使してカードを[[発動]]した場合」と「優先権を放棄した場合」、優先権は自動的に[[相手]][[プレイヤー]]に移ります。~ [[フェイズ]]やステップを進める前には必ず優先権を放棄しなければなりません。~ これを[[デュエル]]中に厳密に行うとすると、[[フェイズ]]やステップの終了前ごとに優先権の放棄を[[宣言]]し、[[相手]]のカードの使用を確認しなければなりません。~ ただし、実際の[[デュエル]]ではゲームをスムーズに進めるため、[[フェイズ]]やステップの終了[[宣言]]に優先権の放棄の意も含めています。~ したがって、[[フェイズ]]などの終了を[[宣言]]した時、[[相手]][[プレイヤー]]は「それでは終了前にこの[[カード]]を[[発動]]します」と言い[[カード]]を[[使用]]することが可能で、これは[[ターンプレイヤー]]が優先権を放棄したため、[[相手]][[プレイヤー]]が優先権を得たという形になります。 -[[カード発動>カードの発動]]の優先権は[[ターンプレイヤー]]にある。~ -[[カード発動>カードの発動]]後、ステップや[[ターン]]の終了[[宣言]]をした場合に、優先権は[[相手]][[プレイヤー]]に移る。~ (公式ルールブック バージョン 1.0 より引用) ---- #contents **優先権の移る行為移らない行為 [#i1df4022] -優先権が移る行為をまとめてみると次のようになる。~ --以下の[[発動]]をした場合(直後に優先権は[[相手]]に移る)~ これらはいわゆる[[チェーンブロック]]の次を積むかどうかの問題で、片方のプレイヤーが[[発動]]したら次に積む権利はまずもう片方のプレイヤーに移る、ということである。 ---[[スペルスピード]]に関わらず、[[魔法カード]]と[[罠カード]]の[[カードの発動]]時および[[効果の発動]]時。~ ---[[効果モンスター]]の[[起動効果]]、[[誘発即時効果]]、[[誘発効果]]、[[リバース効果]]の[[発動]]時。~ //>特に[[誘発効果]]は同時に[[発動]]した場合の[[チェーン]]がややこしい。~ //最後に[[発動]]した[[誘発効果]]がどちらの[[プレイヤー]]の物であるかによって次に優先権を得る側が変わる点に注意。 --優先権の放棄をした場合。~ 自分が優先権を持っている場合に、何もしないことを示すことである。~ ---上記で優先権の移った直後、次の[[チェーン]]に乗せて何らかの[[クイックエフェクト]]を[[発動]]するかの権利を放棄すること。~ この場合再び片方のプレイヤーに優先権は移り、ここで[[クイックエフェクト]]を発動すれば自分の効果を2つ連続でチェーン発動できる。~ 自分と相手が連続、すなわち「お互いの優先権の放棄」が行われた場合、[[チェーンブロック]]を積む[[効果発動時]]の作業は完了し、[[効果解決時]]に移行する。 ---[[ターンプレイヤー]]が各[[フェイズ]]、各ステップを次に移行することを示すこと、および、その行動を[[相手]][[プレイヤー]]が承認すること。~ この[[ターンプレイヤー]]と[[相手]]プレイヤーが「お互いの優先権の放棄」することでフェイズ、ステップは進行していく。~ 逆にこの放棄をしないということは、一時的に考慮すること(後で放棄を決定する)のほか、[[クイックエフェクト]]の[[発動]]によって放棄をしないことを示すことである。 -優先権の放棄について。~ 優先権の放棄をする必要のある行動は以下のものがある。~ これらの行動は「お互いの優先権の放棄」をした直後、ターンプレイヤーができることである。 --カードを[[プレイ]]する場合~ [[メインフェイズ]]にて、何らかのカードプレイをした後に新たに次の内容のカードプレイをしようとするとき。~ ---[[モンスターの召喚]]・[[反転召喚]]・[[特殊召喚]]、[[表示形式]]の変更 ---カードの[[セット]] ---[[スペルスピード]]1の[[魔法カード]]の[[発動]] --~ 何も言わずに[[ターンプレイヤー]]がこれらの行動を引き続き行おうとした際に[[相手]]が異議を唱えて[[巻き戻す>巻き戻し]]事が可能である。~ すなわち、一つ目の効果処理直後のタイミングに戻り[[クイックエフェクト]]を[[発動]]することができる。 ~ --各[[フェイズ]]の終了[[宣言]]~ ---[[ドローフェイズ]] ---[[スタンバイフェイズ]] ---[[メインフェイズ]] ---[[バトルフェイズ]] ---[[エンドフェイズ]] ~ --各ステップの優先権の放棄 ---[[スタートステップ]] ---[[バトルステップ]] ---[[ダメージステップ]] ---[[エンドステップ]] 以上である。 -優先権が移らない行為~ 以下の行動直後タイミングは[[ターンプレイヤー]]が優先権を持っている。~ つまり、この行動の直後[[ターンプレイヤー]]が優先権を放棄しないと[[相手]]プレイヤーは[[クイックエフェクト]]を[[発動]]できない。 --各[[フェイズ]]の始まり、開始[[宣言]]時 --各ステップの開始時 --直後に「[[クイックエフェクト]]」を[[発動]]できるタイミング。 ---[[モンスターの召喚]]([[召喚]]・[[特殊召喚]]・[[反転召喚]])が成功したとき~ ([[ターンプレイヤー]]の「[[チェーン]]を作らない[[モンスターの召喚]]」および「[[チェーン]]1の[[モンスターの召喚]]」)~ ---[[モンスター]]の[[表示形式]]を変更したとき ---[[攻撃宣言]]をしたとき ---カードの[[セット]]をしたとき ---処理が終わった直後 ---[[ドローフェイズ]]で[[ドロー]]したとき などである。~ -同一[[チェーン]]上でお互いのプレイヤーが[[カードの発動]]および[[効果の発動]]を行った場合のその[[効果]]処理([[チェーン]]処理)直後は、[[ターンプレイヤー]]が優先権を持つ(11/09/08)。~ 非[[ターンプレイヤー]]がその[[効果]]処理直後に何らかの[[クイックエフェクト]]を[[発動]]する場合は、[[ターンプレイヤー]]が優先権を放棄しなければならない。 --簡単に言えば、限定的な状況ではあるが、[[トリガー]]となるタイミング([[特殊召喚に成功した]]時、[[墓地へ送られた]]時、[[表示形式]]が変更された時、[[カード]]が[[セット]]された時など)で[[クイックエフェクト]]を真っ先に[[発動]]できるプレイヤーは常に[[ターンプレイヤー]]であるということである。 -「優先権」という言葉でひとくくりにされるが、その強さによって2つに分類できる。 --各[[フェイズ]]の最初と[[メインフェイズ]]などで[[お互い]]に優先権を放棄した直後。~ [[ターンプレイヤー]]が[[スペルスピード]]1以上の[[魔法カード]]または[[スペルスピード]]に関係のない[[プレイ]]([[通常召喚]]、[[セット]]など)、行動([[フェイズ]]終了の[[宣言]]など)が出来るタイミング。~ もちろん[[スペルスピード]]に関係なく、[[ターンプレイヤー]]は出来うる限りあらゆる行動を一つ選択してすることが出来る。 --優先権が放棄されない行動の直後。~ [[クイックエフェクト]]だけが発動できるタイミング。~ ''[[スペルスピード]]1の[[魔法カード]]の[[発動]]や、[[モンスターの召喚]]などをするにはこののち「[[お互い]]の優先権の放棄」が必要となる。'' **優先権の扱い [#o66a95fd] 優先権が問題になる事例は「[[ターンプレイヤー]]が優先権の放棄をしないプレイをした直後」、「[[カードの発動]]など優先権が[[相手]]に移った直後」、「[[一連の効果処理>一連の効果]]が終了した直後の[[クイックエフェクト]]の[[発動]]タイミング」にだいたい分類できる。~ いずれの場合に関しても、優先権を無視したカードのプレイを行った場合、[[相手]]に[[巻き戻し]]をされる可能性があることに関しては同じである。 +「[[ターンプレイヤー]]が優先権の放棄をしないプレイをした直後」について。~ その直後にさらに[[ターンプレイヤー]]は[[クイックエフェクト]]の[[発動]]が可能となる。~ 改めて「優先権の放棄」をして初めて[[相手]]プレイヤーの[[クイックエフェクト]]の発動タイミングが訪れる。~ --[[通常召喚]]、[[召喚ルール効果]]の[[特殊召喚]]の成功直後のタイミング。~ その成功直後のタイミングには一応[[ターンプレイヤー]]に優先権があるので、[[相手]]が即[[《奈落の落とし穴》]]などを[[発動]]してしまうと[[巻き戻し]]を要求される可能性がある。~ ---[[モンスターの召喚]]成功時に[[発動]]する[[誘発効果]]がある場合。~ [[同時に複数のカードが発動した場合]]に従い[[誘発効果]]の[[チェーンブロック]]を組んだ直後となるので、最後の[[誘発効果]]の[[発動]]したプレイヤーの優先権は失われ、[[相手]]に優先権が移っている。(優先権を放棄しないプレイの範疇にはなくなっている) ---[[チェーン]]処理で、どちらの効果での[[特殊召喚]]にかかわらず、[[モンスターの召喚]]成功直後は、[[ターンプレイヤー]]に優先権がある。(下記「[[一連の効果処理>一連の効果]]が終了した直後、の扱いとの比較、FAQ参照) --[[攻撃宣言]]時について。~ [[クイックエフェクト]]を発動する優先権は存在するが、[[手札誘発]]等も含め多くの[[調整中]]が絡んでいる点に注意。~ ([[誘発効果]]のページも参照) +「[[カードの発動]]など優先権が[[相手]]に移った直後」について。~ 二つ連続で[[クイックエフェクト]]を発動したいときに問題になる。(下記「優先権を意識した確認について」参照) +「[[一連の効果処理>一連の効果]]が終了した直後の[[クイックエフェクト]]の[[発動]]タイミング」について。~ 上記、およびFAQを参照にするとおり、[[チェーンブロック]]を組んだ[[一連の効果処理>一連の効果]]の直後どちらのカードが最後に処理されたか等の理由が絡む故なのか、どちらに優先権があるか[[調整中]]の事態になっている。 -非[[ターンプレイヤー]]は、[[相手]]が[[モンスター]]を[[通常召喚]]してもその時点では何も行動することができない。~ [[召喚]]・[[特殊召喚]]の直後、[[ターンプレイヤー]]が「[[クイックエフェクト]]の[[発動]]」もしくは「何もしないことを選択」(つまり、[[ターンプレイヤー]]が優先権を放棄)しないと行動できないのである。~ [[相手]]が[[クイックエフェクト]]を[[発動]]した場合、[[《激流葬》]]などはこれらの[[効果]]に[[チェーン]]する形で[[発動]]する。 -「別の[[フェイズ]]に移る」「別のステップに移る」というのは、優先権を放棄すると同義とみなされる。~ 例えば、[[相手]]の場に[[《ハネクリボー LV10》]]が居るので[[自分]]は[[バトルフェイズ]]を終わらせたいとする。~ しかしこの場合、[[バトルフェイズ]]の終了を[[宣言]]した時点で優先権は[[相手]]に移行する。~ [[相手]]は[[バトルフェイズ]]の終了前に[[《ハネクリボー LV10》]]の[[効果]]を[[発動]]することが出来る。~ --終了を[[宣言]]したとしても、その時に[[相手]]が何かしらの行動を起こせば、またこちらに優先権が移り行動を起こすことができる。 ---例~ [[自分]]「[[メインフェイズ]]終了宣言」~ [[相手]]「終了前に[[《アポピスの化神》]]を[[発動]]」→[[《アポピスの化神》]]が[[特殊召喚]]される~ (「終了宣言→了承」の流れが崩れたのでまだ[[メインフェイズ]])~ [[自分]]「では、[[《地砕き》]]を[[発動]]」~ >ただし、[[バトルフェイズ]]の終了に際しては一つ注意が必要。~ 例えば[[バトルフェイズ]]を終了する直前に[[相手]]が[[《血の代償》]]を用いて[[モンスター]]を[[召喚]]した場合、[[自分]]の[[《阿修羅》]]によってその[[モンスター]]に[[攻撃]]を仕掛けることは''出来ない''。~ これは終了宣言は[[エンドステップ]]で行うためで、[[バトルステップ]]は既に終わっている。よって、上記の例ではすでに[[攻撃]]を行えない。~ 同様に[[ターン]]終了の[[宣言]]に対して[[相手]]が[[カードの発動]]を行ったとしても、[[エンドフェイズ]]に対するキャンセルであるため、[[メインフェイズ]]でなければ行えない[[モンスター]]の[[召喚]]や[[魔法・罠カード]]の[[セット]]は出来ない。~ →[[エンドサイク]] -「優先権を行使して〜の[[効果]]を[[発動]]。」とする人がよく見られるが、そのタイミングで持っているものでわざわざ言わなくてもよい。~ ただ、あまり理解していないプレイヤーに「優先権」を認識させるには有効ではあるかもしれない。~ 正確に優先権を確認する場合以下の様になる。 **優先権を意識した確認について [#we1a2f8b] [[ターンプレイヤー]]が、何らかのカードの[[プレイ]]をした直後に、[[自分]]に優先権があることを[[確認]]しながら[[プレイ]]することは大切である。~ しかし、[[自分]]に優先権がある状態で[[相手]]に「何か[[発動]]しますか?」と伺うと言うことは、事実上優先権を放棄していることになる。~ 故に、以下のようなことは出来ない。 --例~ [[ターンプレイヤー]]が[[モンスター]]を[[召喚]]成功(優先権の移らない行為)後~ [[ターンプレイヤー]]「何か[[発動]]しますか?」~ 非[[ターンプレイヤー]]「いいえ、何も[[発動]]しません。」~ [[ターンプレイヤー]]「では[[《激流葬》]]を[[発動]]します。」~ >[[相手]]に伺うと言うことは、優先権を放棄しているし、[[相手]]も優先権を放棄した、つまり、「[[モンスター]]を[[召喚]]したタイミング」は終わっているので、[[《激流葬》]]を[[発動]]できるタイミングでは無くなっている。~ 他方で、上記の例で非[[ターンプレイヤー]]が、「では、[[《サイクロン》]]を発動します」など[[クイックエフェクト]]を[[発動]]した場合、「[[モンスター]]を[[召喚]]したタイミング」のままなのでこれに[[チェーン]]して[[《激流葬》]]を[[発動]]することは出来る。~ >もう一つ、[[モンスター]]を[[召喚]]・[[特殊召喚]]したタイミングは「[[召喚]]・[[特殊召喚]]を[[無効]]にする[[カウンター罠]]」の[[発動]]タイミングがある。~ これは[[召喚]]成功後の[[クイックエフェクト]]の[[発動]]タイミング以前のタイミングで、この確認かどうかの問題も出てくる。~ 順番的には、「[[召喚]]を[[無効]]にする[[カウンター罠]]」に対し「何か[[発動]]しますか?」と伺い、その後[[優先権]]での[[クイックエフェクト]]の[[発動]]タイミングが訪れる。~ 確認でもめたくないならば、この[[召喚]]直後の確認を「[[召喚]]を[[無効]]にする罠を[[発動]]しますか?」としっかりと訊くことが大切だろう。 --例~ [[モンスターの召喚]]直後「[[召喚]]を[[無効]]にする罠を[[発動]]しますか?」~ 「いいえ」~ これで[[モンスターの召喚]]が成功、この後[[モンスターの召喚]]成功のタイミングが訪れる。~ >また、優先権が移る行為での[[相手]]の[[カードの発動]]の[[確認]]は別の意味で重要である。~ --例~ [[ターンプレイヤー]]が[[《破壊輪》]]を[[発動]](優先権の移る行為)直後~ [[ターンプレイヤー]]「何か[[発動]]しますか?」~ 非[[ターンプレイヤー]]「いいえ、何も[[発動]]しません。」~ [[ターンプレイヤー]]「では[[《地獄の扉越し銃》]]を[[発動]]します。」 >優先権の移る行為の直後に[[相手]]に伺うのは当然のこと、上記の例の[[確認]]を怠り[[《破壊輪》]][[発動]]後すぐ[[《地獄の扉越し銃》]]を[[発動]]してしまうと、非[[ターンプレイヤー]]に異議を唱えられ[[巻き戻し]]が発生し[[フリーチェーン]]のカードを[[《破壊輪》]]に[[チェーン]]して[[発動]]される可能性が出てしまう。~ ([[《地獄の扉越し銃》]]の[[発動]]が不可能になる。)~ 主に[[ターンプレイヤー]]側において「お互いの優先権の放棄」後にしかカード[[プレイ]]ができない行為に関しても非常に注意が必要である。 --例~ [[ターンプレイヤー]]「[[メインフェイズ]]に入ります。」~ 非[[ターンプレイヤー]]「はい」~ [[ターンプレイヤー]]「[[《カオス・ソーサラー》]]を[[特殊召喚]]し、[[《クレボンス》]]を[[召喚]]します。」~ 非[[ターンプレイヤー]]「[[巻き戻し]]をして、[[《カオス・ソーサラー》]]の[[特殊召喚]]成功のタイミングに[[《マインドクラッシュ》]]、[[《クレボンス》]]を宣言して[[発動]]します。」 >[[通常召喚]]と[[召喚ルール効果]]の[[特殊召喚]]は「お互いの優先権の放棄」が必要な[[プレイ]]であるため、途中の[[クイックエフェクト]]の[[発動]]タイミングを確認せずに連続して行うと上記のように[[巻き戻し]]をされることになる。~ 特に上記の例は[[《奈落の落とし穴》]]等の[[発動]]タイミングでもあるため連続で[[モンスターの召喚]]を行いたい場合は注意が必要である。 -[[相手]]が優先権を無視した行為を行った時、こちらは異議を唱える事ができる。~ この場合[[デュエル]]を[[巻き戻し]]、問題が発生する前の状態から[[デュエル]]を再開する事となる。 **以前のルールについて [#j9603676] 上記の通り、[[召喚]]自体は優先権が移る行動ではなく、このタイミングから[[カード]]を使用する権利はそのプレイヤーが保持したままである。~ 加えて、[[STARTER DECK(2011)]]の発売以前のルールにおいては、このタイミングかつ[[チェーン]]1の場合のみ「[[フィールド]]上の[[モンスター]]の[[起動効果]]」が使用できた。~ この件については[[起動効果]]も参照。~ -海外では現在もこのルールで公式試合が行われている。 ---- -原作・アニメにおいて―~ 原作・アニメでは、手札の[[カード]]に手をかけた、または伏せカードを発動しようとした瞬間に、その[[カード]]を対象とするなど対戦相手が[[カード]]を発動させるシーンが見られる。~ OCGのルールに当てはめるとこれは優先権を無視した行為であり、ルール違反となる。~ -Vジャンプで開催された第3回カリスマデュエリスト最強決定戦では、[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]の[[シンクロ召喚]]時や、[[《ダーク・グレファー》]]の[[通常召喚]]時にやたら''「優先権、優先権!」''と強調して[[効果]]を[[発動]]する場面があった。~ 初心者に優先権というものの存在を教えているようにも見えるが、上記の通り元々[[宣言]]を必要とする権利ではないし、別にその[[効果]][[発動]]に[[相手]]が何か[[チェーン]]したわけでもないため、優先権を行使しなくとも[[デュエル]]の勝敗に変化はなかった。~ さらに前者の場合、[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]の[[誘発効果]]の使用には優先権の関わる要素はなく、誤解を生みかねない状況だった。 **関連リンク [#i0298fb6] -[[フェイズ]] -[[巻き戻し]] -[[公式用語集]] -[[公式ルールブック:http://www.yugioh-card.com/japan/howto/rule_book.php]] ***外部リンク [#s9288922] -[[遊戯王デュエルハンドブックI2>http://kot2.eek.jp/hb/]]~ デュエルフローチャートは視覚的でわかりやすい **FAQ [#v4b84be2] Q:[[相手]][[フィールド]]上に[[《ライオウ》]]が、[[自分]][[フィールド]]上に[[表側表示]]の[[《王宮のお触れ》]]と[[《王宮の弾圧》]]があります。~ [[自分]]は[[手札]]から[[《サイバー・ドラゴン》]]を[[特殊召喚]]しようとしています。~ この時、[[相手]]の[[《ライオウ》]]の[[発動]]より先に[[自分]]は、[[《王宮の弾圧》]]を[[発動]]できますか?~ ([[モンスターの召喚]]を[[無効]]にするタイミングで[[ターンプレイヤー]]に[[優先権]]はありますか?)~ A:相手が[[《ライオウ》]]の[[効果]]を[[発動]]する前に、[[ターンプレイヤー]]である自分が[[《王宮の弾圧》]]の[[効果]]を[[発動]]する事ができます。(11/02/27) Q:[[自分]]が[[《サイクロン》]]の[[効果]]を[[発動]]して[[相手]]に[[カード]]の[[発動]]確認をし、相手は何も[[カード]]を[[発動]]しませんでした。~ その後自分は[[《サイクロン》]]の[[効果解決時]]のタイミングで[[相手]]に[[カードの発動]]確認を聞かずに[[手札]]から[[《サイバー・ドラゴン》]]を[[特殊召喚]]しました。~ [[《サイクロン》]]の[[発動]]のタイミングでは[[チェーン]]確認はしたものの、[[カード]]の処理後の[[発動]]確認をしていないので[[相手]]はこれについて異議を唱えて[[《サイクロン》]]の処理後のタイミングまで巻き戻し、[[《マインドクラッシュ》]]を[[発動]]して[[《サイバー・ドラゴン》]]を[[宣言]]することはできますか?~ A:その場合、処理後のタイミングまで[[巻き戻し]]て[[《マインドクラッシュ》]]を[[発動]]する事ができます。~ なお、公式大会では当日の審判にご相談ください。(08/11/30) Q:[[自分]]の[[モンスター]]が[[相手]]に[[攻撃宣言]]を行いました。~ この時点では[[優先権]]が[[自分]]にあるので、[[《サイクロン》]]を[[発動]]しました。~ [[相手]]は、この[[《サイクロン》]]([[スペルスピード]]2)に[[チェーン]]して[[《バトルフェーダー》]]([[スペルスピード]]1)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~ A:[[調整中]](12/03/12) //攻撃宣言にまつわる[[誘発効果]]の調整中(他例多数) Q:[[ターンプレイヤー]]が[[《ダーク・グレファー》]]を[[召喚]]し優先権を放棄しました。これに対し非[[ターンプレイヤー]]は[[《奈落の落とし穴》]]を[[発動]]しました。~ この処理が終わった後[[ターンプレイヤー]]は別の[[《ダーク・グレファー》]]の[[起動効果]]を、非[[ターンプレイヤー]]は[[《月の書》]]を[[発動]]したいと考えています。どちらが先に行動することが出来ますか?~ A:[[《奈落の落とし穴》]]の効果処理が終了した時点で、優先権は[[ターンプレイヤー]]にありますが、[[ターンプレイヤー]]が[[スペルスピード]]2以上の[[カード]]や[[効果]]を[[発動]]しない場合は、先に[[相手]][[プレイヤー]]から[[《月の書》]]を[[発動]]する事ができます。(11/09/08)~ Q:[[ターンプレイヤー]]がモンスターを[[召喚]]しシンクロ召喚を行うために優先権を放棄しました。これに対し非[[ターンプレイヤー]]は[[《激流葬》]]を[[発動]]しました。そのため[[ターンプレイヤー]]は[[《神の宣告》]]を[[発動]]しました。~ この処理が終わった後[[ターンプレイヤー]]は[[シンクロ召喚]]を非[[ターンプレイヤー]]は[[《月の書》]]を発動して[[シンクロ召喚]]の妨害を行いたいと考えています。どちらが先に行動することが出来ますか?~ A:その場合、非[[ターンプレイヤー]]が[[《月の書》]]を先に発動する事ができます。(12/03/12)~ Q:[[特殊召喚]]成功時の[[優先権]]について。~ -[[ターンプレイヤー]]である[[自分]]は[[《リビングデッドの呼び声》]]を[[発動]]。~ [[チェーン]]1:[[《リビングデッドの呼び声》]]([[自分]])~ [[チェーン]]2:[[《サイクロン》]]([[相手]])~ [[チェーン]]3:[[《マジック・ジャマー》]]([[自分]])~ この[[チェーン]]を逆順に処理した直後、[[特殊召喚]]成功時になっていますが、[[自分]]は[[《連鎖破壊》]]を、[[相手]]は[[《奈落の落とし穴》]]を[[発動]]しようとしています。~ この場合、先に[[発動]]するかどうかを決めることができるのは[[ターンプレイヤー]]である[[自分]]ですか、それとも最後の[[チェーン]]処理が「[[自分]]の[[《リビングデッドの呼び声》]]」だった、などの理由で[[相手]]ですか?~ -[[自分]]が[[ターンプレイヤー]]であるときに、[[相手]]プレイヤーが[[《リビングデッドの呼び声》]]を[[発動]]しました。~ [[チェーン]]1:[[《リビングデッドの呼び声》]]([[相手]])~ [[チェーン]]2:[[《サイクロン》]]([[自分]])~ [[チェーン]]3:[[《マジック・ジャマー》]]([[相手]])~ この[[チェーン]]を逆順に処理した直後、[[特殊召喚]]成功時になっていますが、[[自分]]([[ターンプレイヤー]])は[[《奈落の落とし穴》]]を、[[相手]]は[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]を[[発動]]しようとしています。~ この場合、先に[[発動]]するかどうかを決めることができるのは[[ターンプレイヤー]]である[[自分]]ですか、それとも[[相手]]ですか? A:[[特殊召喚]]に成功したタイミングでは、基本的に直前の[[チェーン]]処理に関わらず[[ターンプレイヤー]]から[[カード]]や[[効果]]の[[発動]]をする事ができます。(11/07/27) //裁定は「[[特殊召喚]]に成功したタイミング」、と限定され、「基本的に」がついてしまった。