雷族/Thunder †
主に雷や電気関係のモンスターが分類されている種族。
大会賞品限定1種を含まず、クロスオーバー・ソウルズまでで88種類が登場している。
環境で活躍したモンスターとしては、シンクロ召喚やサーチ効果を封じる効果を持つ《ライオウ》が属している種族。
自身を捨ててデッキ圧縮と手札補充ができる《サンダー・ドラゴン》、強力な蘇生効果を持つ《創世神》もこの種族である。
他にも、時に凄まじい攻撃力になる《ザ・カリキュレーター》や、バウンス効果を持つ《ミスト・ウォーム》などが存在する。
総種類数は少なく、専用のサポートカードも有用性以前に数自体が乏しかったので、種族としては未発達な状態が長い間続いた。
《サンダー・ドラゴン》・《双頭の雷龍》等の単体で活躍するモンスターが多かったのもあり、第6期終了時点では種族統一してデッキを組まれることは少なく、雷族のカテゴリである「電池メン」が【雷族】の中核を担った。
電池メンは数こそ少ないが、優秀なモンスターや強力な専用の魔法・罠カードが多く、1ターンキルも狙える強力なテーマである。
《電池メン−業務用》・《雷の裁き》・《バッテリーリサイクル》などが登場してからは、種族統一する意義が高まってきた。
さらに、電池メンに続く雷族を中心としたカテゴリとしてエレキが誕生し、同時に雷族をサポートする魔法・罠カードも急増している。
モンスターの多くが《オネスト》に対応するという強みもあるので、これからの発展が期待される種族の1つになったと言えるだろう。
- このゲームにはいわゆる「雷属性」が存在せず、最もイメージに近いのは「電光」という言葉もある様に光属性になる。
雷族に光属性のモンスターが多いのは、こういった理由からであると思われる。
- 最初期に登場した雷族モンスターは、光属性ではなく風属性のモンスターが多い。
おそらく天候関連の属性ということで、最も関連性のある風属性にしたものと思われる。
遊戯王とは直接関係ないが、RPG作品などでは同じく雷の攻撃が風属性に複合されているものも多い。
- 原作・アニメにおいて―
「決闘者王国編」のフィールドパワーの説明を見ると、《山》で強化される属性に「雷」とある。
どうやら原作では属性という扱いであり、この設定がOCGにおける《山》による雷族強化に繋がったと思われる。
- 総数が少ないからか、漫画・アニメ通してこの種族を中心としたデュエリストは殆ど登場していない。
数少ない例外として、アニメGXの雷丸が《雷帝ザボルグ》を中心とする【雷族】を使用している。
しかし、何故か彼は終始「いかずちぞく」ではなく「かみなりぞく」という間違った呼び方をしていた。
- 漫画ZEXALに登場した、ハートランドのアトラクションキャラクターの1人「サンダー・スパーク」もこの種族を使用している。
- コナミのゲーム作品において―
前述の通り、遊戯王OCGには「雷属性」は存在しないが、DMシリーズでは属性の代わりに「魔族」というものが設けられている。
そしてその中には「雷魔族」(水魔族に強く、土魔族に弱い)というものが存在しており、雷族のほとんどがこの「雷魔族」に属している。
カプセルモンスターコロシアム等のRPG式のゲームでは「雷属性」が存在し、雷族の殆どがやはりその属性に属している。
光属性に強く、地属性に弱い。
TF4にはカードのイラストから種族を当てるミニゲームがあるのだが、「かみなりぞく」と誤植されている。
関連リンク †
―雷族に関連する効果を持つカード
―素材に雷族を指定するモンスター
―雷族トークン
―雷族罠モンスター
―雷族のチューナー
―雷族の融合モンスター
―雷族のシンクロモンスター
―雷族のエクシーズモンスター
―雷族のシリーズモンスター
―その他のリンク