*裏側表示/Face-down [#top] **裏側表示の[[カード]]([[セット]]された[[カード]])について。 [#se130080] [[フィールド]]に裏側表示で存在する[[カード]]([[セット]]されている[[カード]])は、その[[カード]]の内容について[[公開情報]]ではありませんので[[相手]][[プレイヤー]]は確認する事ができません。~ [[モンスターゾーン]]に存在している場合には[[モンスター]]として判別されますが、それ以外の詳細な情報([[モンスターカード]]の種類・[[カード名]]・[[種族]]・[[属性]]・[[レベル]]・[[攻撃力]]など)は判別できない状態です。~ [[魔法&罠ゾーン]]に[[セット]]されている場合には、[[魔法カード]]か[[罠カード]]のどちらかではありますがやはり詳細な情報は確認できません。~ これらの場合には、特定の[[カード]]名を必要とする[[効果]]は[[適用]]されず、[[セット]]された[[モンスター]]の場合には[[装備カード]]を装備する事や、[[種族]]や[[属性]]、[[攻撃力]]などの[[カード]]の詳細な情報を必要とする[[効果]]を[[適用]]する事はできません。~ 例えば、[[エクシーズモンスター]]は裏側表示で存在する場合、[[モンスターカード]]の種類も判別できない状態として扱われますので、「[[エクシーズモンスター]]1体を選択して[[破壊]]する」というような[[カードの効果]]で裏側表示の[[モンスター]]を選択する事はできない、という事になります。~ (公式ルールブック マスタールール3対応 バージョン 1.0 より引用) ---- -[[カード]]の[[表示形式]]の一つ。~ [[モンスター]]の場合、[[裏側守備表示]]と呼ばれる。~ [[カード]]を[[フィールド]]上に裏側表示で置くことを「[[セット]]する」、裏側表示で置かれていることを「[[セット]]されている」と表現されることがある。~ -裏側表示の[[カード]]は[[非公開情報]]であり、[[相手]][[プレイヤー]]は確認できない。~ --[[カード]]を置くことができる場所は[[フィールド]]しかないので、[[表示形式]]は基本的に[[フィールドのカード]]にのみ存在する概念である。~ しかし、特定の[[カード]]によって裏側表示のまま[[カード]]を[[除外]]されることがある。~ 裏側表示で[[除外]]された[[カード]]は[[非公開情報>公開情報]]のため、[[相手]]はその内容を[[確認]]する事はできない。~ -裏側表示の[[モンスター]]の種類・[[カード名]]・[[レベル]]・[[属性]]・[[種族]]・[[攻撃力]]・[[守備力]]は不明として扱う。~ --[[《月の書》]]などで既に[[フィールド]]で[[表側表示]]だった[[カード]]を裏側表示にした場合、実際は[[相手]]にも[[カード]]の内容は明らかだが、この場合でも同様である。~ それまでの経緯に関わらず、裏側表示になった時点でこれらの情報に基づいた[[効果]]は一切[[適用]]されなくなる。~ --裏側表示になると情報は参照できなくなるが、情報の参照対象から外れる訳ではない。~ 例として[[《サイバー・チュチュ》]]の「全ての[[相手]][[フィールド]]上の[[モンスター]]の[[攻撃力]]がこの[[カード]]より高い場合[[直接攻撃]]できる」[[効果]]を挙げる。~ この「全ての[[相手]][[フィールド]]上の[[モンスター]]」には裏側表示の[[モンスター]]も含めるため、裏側表示の[[モンスター]]が混じっているとこの[[適用]]条件が成立するかどうかは判別できない。~ そのため、例え他の[[表側表示]]の[[カード]]内で条件が成立していても、1枚でも裏側表示の[[モンスター]]が混じっていた場合[[効果]]は[[適用]]されなくなる。~ --裏側表示の[[カード]]が裏側表示のまま[[除去]]され[[墓地]]へ送られても、「[[フィールド]]の『〇〇[[カード]]』が[[墓地へ送られた]]場合」という[[発動条件]]は満たせない。~ 確かに、[[墓地]]には表側で置かれるので[[カテゴリ]]等は明らかになるが、これは[[発動条件]]を満たしたことにならない。~ //↑「フィールドの"このカードが"墓地へ送られた場合」という発動条件ならば裏側表示のままでも発動する。念のため。 ---紛らわしい[[裁定]]であるためか、この類の[[効果]]をもつ[[カード]]は第9期以降で再録される際に「表側表示の『〇〇カード』が」と[[エラッタ]]され明記されている。~ なお、[[《ゴーストリック・スペクター》]]のみ「[[ゴーストリック]]が[[裏側表示]]で[[効果破壊]]されても[[発動条件]]は満たせる」という[[特殊裁定]]となっている(18/07/05)。~ -裏側表示の[[モンスター]]の[[モンスター効果]]は、基本的に[[発動]]・[[適用]]されない。~ --[[テキスト]]に明記されている[[《ビッグ・シールド・ガードナー》]]・[[《ミドル・シールド・ガードナー》]]・[[《天照大神》]]は例外である。~ また、[[ダブルコストモンスター]]の「2体分の[[リリース]]にできる」という[[ルール効果]]も[[適用]]される。~ -裏側表示の[[モンスター]]を[[コスト]]として使用する場合。~ [[発動]][[コスト]]として使用できる[[モンスター]]に[[属性]]・[[種族]]・[[カード名]]などの条件が付いているものがある。~ 裏側表示の[[モンスター]]は[[ステータス]]不明の[[カード]]として扱うため、そうした条件を満たす[[コスト]]として裏側表示[[モンスター]]を用いる事は基本的にできない。~ --ただし、[[コスト]]として''[[リリース]]''を行う場合は、[[自分]][[フィールド]]の裏側表示[[モンスター]]であっても、条件を満たす[[ステータス]]の[[モンスター]]として使用できる。~ ---例1:裏側表示の[[鳥獣族]][[モンスター]]を[[リリース]]して[[《ゴッドバードアタック》]]を[[発動]]できる。~ ---例2:裏側表示の[[爬虫類族]][[ワーム]][[モンスター]]1体を[[リリース]]して[[《ワーム・キング》]]を[[アドバンス召喚]]できる。~ ---この場合でも、[[《クロス・ソウル》]]等で[[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]を[[リリースする]]場合、裏側表示[[モンスター]]は使用できない。 --[[融合素材]]として使用する場合も、裏側表示[[モンスター]]をその[[ステータス]]の[[モンスター]]として使用できる。~ ---例:裏側表示の[[霊獣使い]]や[[精霊獣]]を[[除外]]して[[《聖霊獣騎 アペライオ》]]を[[特殊召喚]]できる~ >この件については過去に裁定が揺れていた時期があり、[[《戦線復活の代償》]](「[[墓地へ送る]]」)で裏側表示[[モンスター]]を[[コスト]]にできたり、[[剣闘獣]]の[[融合素材]]に裏側表示の[[モンスター]]が使用できない時期もあった。~ 第10期現在では、「[[リリース]]もしくは[[融合素材]]の場合は、裏側表示でも使用できる」の裁定で統一されている。~ -[[表側表示]]の[[モンスター]]が裏側表示になった場合について。~ --[[装備魔法]]等の「[[対象をとり続ける>対象をとる(指定する)効果]]」[[カード]]は、裏側表示になった時点でその関係性が断ち切られる場合が多い。~ ---例:[[《リビングデッドの呼び声》]]で[[蘇生]]した[[モンスター]]は、裏側表示にすることで関係性が断ち切られ[[完全蘇生]]となる。~ その後[[《リビングデッドの呼び声》]]が[[破壊]]されても、[[モンスター]]が[[破壊]]されることは無い。~ --[[モンスター]]自身か他の[[カードの効果]]かを問わず、[[モンスター]]が受けていた[[カードの効果]]は[[リセット]]される。~ 変動していた[[ステータス]]は元に戻り、付与された[[耐性]]や置かれていた[[カウンター]]なども消滅する。~ 「[[効果]][[無効]]」「[[攻撃]]できない」「[[1ターンに1度]]」などの制限も[[リセット]]される。~ ---例外として、[[サイクル・リバース]][[効果]]の[[1ターンに1度]]の制限は[[リセット]]されない。~ ---裏側表示の状態で受けた[[残存効果]]も、一度[[表側表示]]にしてから裏側表示にする事で[[リセット]]される。~ [[《ワーム・ヤガン》]]の自身を[[除外]]する[[効果]]、[[《発条機甲ゼンマイスター》]]の[[エンドフェイズ]]に[[表側攻撃表示]]にする[[効果]]などが該当する。~ --[[エクシーズモンスター]]の[[エクシーズ素材]]は裏側表示になっても失われない。~ [[エクシーズモンスター]]の[[効果>モンスター効果]]として維持しているわけではないからである。~ --「各種[[召喚に成功した]]」という情報は裏側表示になっても失われない。~ ---例1:[[アドバンス召喚]]した後に裏側表示を経た[[モンスター]]の[[攻撃宣言]]時にも[[《生贄の抱く爆弾》]]を[[発動]]できる。~ ---例2:[[蘇生制限]]を満たした[[特殊召喚モンスター]]は、裏側表示になった後に[[墓地へ送られた]]場合、問題なく[[蘇生]]できる。~ ---例3:[[特殊召喚]]された後に裏側表示になった[[モンスター]]も、[[《スペシャルハリケーン》]]で[[破壊]]できる。 ---「この[[効果]]によって[[特殊召喚]]された場合」の[[制限>誓約効果]]などは、裏側表示になると[[リセット]]される。~ ---「どこから[[特殊召喚に成功した]]か」という情報は[[リセット]]される。~ --「[[攻撃宣言]]を行った」という情報は裏側表示になっても失われない。~ [[攻撃宣言]]を行った[[モンスター]]は裏側表示になっても、[[メインフェイズ]]2で[[反転召喚]]を行うことはできない。~ [[攻撃宣言]]を行った[[モンスター]]を裏側表示に変更し、再度[[表側攻撃表示]]にしたとしても、その[[バトルフェイズ]]中では[[攻撃]]を行えない。~ --「[[表示形式]]を変更した」という情報は裏側表示になっても失われない。~ [[反転召喚]]した[[モンスター]]を裏側表示にしても、再度の[[反転召喚]]は行えない。~ -[[モンスタートークン]]と[[リンクモンスター]]には裏側表示が存在しない。~ [[《月の書》]]等の「裏側表示にする[[効果]]」の[[対象]]にならず、[[《皆既日蝕の書》]]の[[効果]]も受けない。~ なお、[[フィールド]]に[[モンスタートークン]]等しか存在していない状況で上記[[カード]]を[[発動]]する行為は[[空撃ち]]である。~ -[[除外]]された状態で裏側表示で存在する[[カード]]も存在し得る。~ [[フィールド]]で裏側表示になっている場合と異なりそちらは[[融合素材]]にも使えないので注意(詳細は[[裏側表示で除外]]を参照)。~ **関連カード [#card] ―[[裏側守備表示]]に関する[[カード]]は[[裏側守備表示>裏側守備表示#cf4ad477]]を参照~ ―裏側表示の[[カード]]を[[除去]]する[[効果]]を持つ[[カード]]は[[伏せ除去]]を参照~ &aname(banish); ―[[コスト]]・[[効果]]に裏側表示で[[除外]]する処理のある[[カード]]~ [[《拮抗勝負》]]・[[《変則ギア》]]の処理は[[コスト]]・[[効果]]にあたらないが性質上記載している。~ これらの[[カード]]によって[[裏側表示で除外]]された[[カード]]のルール上の要点に関しては「[[裏側表示で除外]]」及び「[[下記FAQ>裏側表示#faq]]」を参照。~ -[[《ゴーストリック・スケルトン》]] -[[《サイ・ガール》]] -[[《トレジャー・パンダー》]]([[コスト]]) -[[《ブルー・ダストン》]] -[[《宵闇の騎士》]] -[[《百万喰らいのグラットン》]] -[[《カオス・ソルジャー −宵闇の使者−》]] -[[《No.89 電脳獣ディアブロシス》]] -[[《エクシーズ・オーバーライド》]] -[[《強欲で金満な壺》]] -[[《強欲で貪欲な壺》]] -[[《シュトロームベルクの金の城》]] -[[《タイムカプセル》]] -[[《超こいこい》]] -[[《トゥーン・キングダム》]] -[[《プレゼント交換》]] -[[《滅びの呪文−デス・アルテマ》]] -[[《見世物ゴブリン》]] -[[《予見通帳》]] -[[《拮抗勝負》]]([[「プレイヤーは◯◯しなければならない」カード>プレイヤー#must]]) -[[《PSYフレーム・オーバーロード》]] -[[《変則ギア》]]([[「プレイヤーは◯◯しなければならない」カード>プレイヤー#must]]) -[[《死魂融合》]] -[[《ハンドレス・フェイク》]] -[[《光の封札剣》]] -[[フィールド]]の[[モンスター]]を[[一定期間だけ除外]]する[[カード]]([[裏側守備表示]]の[[モンスター]]を[[除外]]した場合は裏側のままとなる) ―裏側表示の状態で[[効果]]を[[発動]]できる[[カード]] -[[《ビッグ・シールド・ガードナー》]] -[[《ミドル・シールド・ガードナー》]] -[[《天照大神》]] ―裏側表示になった時に[[効果]]を[[発動]]できる[[カード]] -[[サブテラーマリス]] **関連リンク [#link] -[[表示形式]] --[[表側表示]] --[[攻撃表示]] ---[[表側攻撃表示]] ---[[裏側攻撃表示]] --[[守備表示]] ---[[表側守備表示]] ---[[裏側守備表示]] -[[セット]] -[[裏側表示で除外]] -[[公式用語集]] **FAQ [#faq] Q:[[《タイムカプセル》]]や[[《光の封札剣》]]などで裏側表示のまま[[除外]]した[[カード]]が複数枚ある場合、それらの[[カード]]は[[デュエル]]中どのように管理すべきですか?~ A:裏側表示のまま[[除外]]した[[カード]]が複数枚存在し、それぞれ別の[[効果]]によって[[除外]]していた場合は、[[デュエル]]中にお互いの[[プレイヤー]]が確認を行い、判別を付けながら[[デュエル]]を進行する事になります。~ また、判別の付け方につきましては、特に決められた方法はなく、[[公認大会]]にてトラブルが発生した場合は、当日の審判の判断で進めます。(11/11/02) Q:[[《タイムカプセル》]]や[[《異次元隔離マシーン》]]の[[効果]]によって裏側表示で[[除外]]されている[[カード]]は、めくって[[確認]]する事ができますか?~ A:裏側表示で[[除外]]されている[[カード]]の[[コントローラー]]は[[確認]]する事ができます。(13/07/19)~ Q:[[《サイ・ガール》]]や[[《ゴーストリック・スケルトン》]]の[[効果]]で[[除外]]した裏側表示の[[カード]]は、[[自分]]は何の[[カード]]か[[確認]]できますか?~ A:この[[カードの効果]]によって[[デッキ]]の[[カード]]が[[裏側表示で除外]]された[[カード]]は、その[[カード]]の元々の[[持ち主]]のみ[[確認]]する事ができます。(13/11/16)~ //《サイ・ガール》のページから比較のため引用 //《サイ・ガール》のページの裁定が変更したため //ランダムか意図して選ばれているかの違いがあるから置いとこう