爬虫類(はちゅうるい)(ぞく)/Reptile

 ヘビ、ワニ、トカゲなどの爬虫類、及び宇宙生物がモチーフとなっている種族
 日本未発売1種を含まず、PROMOTION PACK 2023までで170種類が登場している。
 属性別では闇属性38体、光属性45体、地属性33体、水属性35体、炎属性15体、風属性4体。
 風属性が極端に少ない点を除けば属性の内訳に偏りは少ない部類だが、かつては水属性地属性が大半を占める種族だった。
 光属性が最も多いのは総種類数の多いワームの影響が強く、闇属性の大半もレプティレスが属している点によるものが大きい。
 さらに現在では溟界など一部の爬虫類族サポートカードの存在から、上記ワームレプティレスのように光属性または闇属性に属している事が利点の一つとなる種族となった。

 種族としての特徴として、デッキからのサーチ墓地送りの手段が非常に多い事が挙げられる。
 専用サーチャーである《キングレムリン》《レプティレス・エキドゥーナ》をはじめ、《ダーク・アリゲーター》《レプティレス・メルジーヌ》といったエースにもサーチ効果が搭載されており、さらにそのいずれもがレベルステータスを問わない万能サーチ効果である。
 墓地へ送る手段としては一度に4枚という破格の墓地肥やし効果を持つ《スネーク・レイン》をはじめ、《溟界の蛇睡蓮》《ブラックマンバ》といった扱いやすいものが豊富。
 このようにメインデッキに入るこの種族モンスターへのアクセス手段は多彩な一方で、デッキから直接特殊召喚できるようなリクルート手段は受動的なものが多く、種類も少な目となっている。
 墓地依存種族ではあるが、アンデット族植物族のように蘇生カードが特別豊富というわけではない。
 墓地に存在するモンスターがそれぞれ自己再生や自己サルベージなど何らかの効果発動して展開したり、墓地を参照する効果を持つモンスターが多かったりといった一風変わった墓地利用が持ち味となる。
 また上記のように現在では光属性闇属性の爬虫類族のみが受けられるサポートカードが多く、どのような構築でもこの2属性デッキを回す上での中心となりがちである。

 環境で活躍したモンスターとしては、恒久的な自己サルベージができる《キラー・スネーク》エラッタ前)が属する種族
 しかし第5期までは総数自体も少なかったためか、《キラー・スネーク》以外のカードが注目されることはほとんどなかった。
 サポートカード《超進化薬》1枚が存在するのみであったため、この種族に属するメリットは皆無に等しい状態だった。

 長い間種族統一する意義が無かったが、第5期に《毒蛇王ヴェノミノン》《毒蛇神ヴェノミナーガ》の登場により大幅に強化された。
 《毒蛇の供物》《スネーク・レイン》といった爬虫類族に関連する優良な魔法・罠カードも、この時期から充実してきている。
 その後は単発ながらも《邪龍アナンタ》《キングレムリン》《エーリアン・ソルジャー M/フレーム》《レプティレス・エキドゥーナ》と有用なカードは追加されている。
 第11期には《ヤモイモリ》溟界を皮切りとして、新規の爬虫類族や爬虫類族全般のサポートカードが多く登場することとなった。
 少しずつではあるが優秀なサーチャーが継続的に出現している種族でもある。

 総種類数は全種族中でも少ない部類になるが、カテゴリについてはそれなりの種類数が存在している。
 現在までにエーリアンレプティレスエヴォルドワーム溟界などが登場しており、いずれも特有の戦略を展開している。
 また、これらのカテゴリとの関連性が窺えるカード名を持ちながらも、爬虫類族全体をサポートする効果を持っている魔法・罠カードも多く見られる。

関連リンク

リミットレギュレーションで規制されている爬虫類族モンスター

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