蟲惑魔/Traptrix †
JUDGMENT OF THE LIGHTで登場した「蟲惑魔」と名のついたモンスター群。
属する下級モンスターは地属性・レベル4で統一され、以下の共通する永続効果を持つ。
(3):このカードは「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
ホール及び落とし穴に対する耐性効果であり、相手の《奈落の落とし穴》や、自分の《狡猾な落とし穴》や《大落とし穴》で破壊されない。
罠カードではない《ブラック・ホール》や、カウンター罠である《セイバー・ホール》の効果は受けてしまう。
また、耐性効果によって《ホワイト・ホール》の恩恵を受けられないデメリットがあるが、それ以外は基本的に有利に働く効果である。
- 現在までに登場している5体の蟲惑魔は、全て攻撃力と守備力の合計値が2800となっている。
- 属するモンスターは、多くが何らかの罠を用いて昆虫などを捕食する実在の動植物がモチーフになっている。
そのため種族も昆虫族か植物族になっており、カード名にはモデルとなった動植物に関連する名前が使用されている。
- ネーミングの由来は、「蠱惑」と「小悪魔」に「蟲」を掛けたものだろう。
「蠱惑」とは「人の心をひきつけ惑わせる」という意味であり、妖艶な女性を表現する際に「蠱惑的」の形でよく用いられる。
「小悪魔」も同様に「色気や態度で男をひきつけて翻弄する娘」の比喩であり、凝ったネーミングといえる。
- ちなみに、「蠱惑」の「蠱」は「蟲」とは違う文字であり、そもそも「蟲」は「こ」とは読まない。
宣言の際は問題ないが、検索等をする場合は注意が必要である。
- この造語はM&Wの元ネタとなったマジック:ザ・ギャザリング(MtG)の《蟲惑的な吸血鬼/Captivating Vampire》由来とも考えられる。
あちらも蟲惑魔同様、他者を魅了して食い物にするカードである。
- 英語名では「Traptrix」という造語となっている。
各モンスターのイラストや効果から、「Trap(罠)」と「-trix(女性の行為者を表す接尾辞)」、更には「Trick(策略)」をかけた名称と推測される。
語感は「Tractrix(牽引線)」と似ており、日本語名に負けず劣らずの凝ったネーミングといえる。
関連リンク †
―「蟲惑魔」と名のついたモンスター
※は「蟲惑魔」に関する効果を持つモンスター
―その他のリンク
FAQ †
Q:《硫酸のたまった落とし穴》の効果で守備力2000以下の裏側守備表示の蟲惑魔を表側守備表示にした場合、耐性効果は適用されますか?
A:いいえ、その場合適用されず、そのモンスターは破壊されます。(13/05/09)