遊戯王カードWiki - Magic Ruler －魔法の支配者－のバックアップ(No.79)

Magic Ruler(マジック・ルーラー) －魔法の支配者－ †

　BEFORE:Vol.7
　NEXT：Pharaoh's Servant －ファラオのしもべ－
　2000年4月20日発売。
　略号は「MR」(Magic Ruler)。
　第２期第１弾となるこのパックのパッケージイラストは闇遊戯と《六芒星の呪縛》・《サクリファイス》が務めている。

　キャッチコピーは「魔法を制する者、決闘(デュエル)を制する。」。

第２期最初のパックであり、このパックから新エキスパートルールに移行した。
また、このパックから新たに速攻魔法・永続魔法が登場。
カードナンバーの導入、テキスト欄の拡大、魔法・罠カードの効果アイコンの採用等、カードフォーマットも変更された。

原作において遊戯・キース・ペガサスが使用したカードを収録。

パック名やキャッチコピーの通り、強力な魔法カードが多数登場した。
ハンデス三種の神器をはじめに禁止・制限カードの経験を持つカードが９枚も含まれており、しかもそれらのほとんどが低レアリティであった。

《デーモンの斧》等の装備モンスターを限定せず、デメリットのない装備魔法の登場は、当時はとても斬新だった。
このパック以前は《伝説の剣》等の装備対象が限定されかつ上昇値も貧弱であり、《ドーピング》や《執念の剣》のように装備対象を限定しないがデメリットが課せられる装備魔法しか存在しなかった。
また装備魔法ではないが、どのモンスターにも使え《援軍》と異なりドローしてすぐに使える《突進》の登場も革新的であった。

魔法カードに非常に優秀なものが多かった反面、罠カードはかなり貧弱であり、《六芒星の呪縛》・《天使の手鏡》・《毒蛇の牙》の３枚しか収録されていない。

上記の通り新エキスパートルールへの移行に伴ってか様々な要素が追加されたが、同時に収録カードの一部にも挑戦的な試みが見られた。
しかしルールや裁定の混乱の元になったためか定着せず、幾つかは後にエラッタされている。

このパックに収録された装備魔法のみ、装備魔法のアイコンの後ろに（モンスター）と書かれている。
魔法カードのアイコンによる分類は第２期開始となる今パックが初めてであり、試行錯誤があったのだろう。
結局モンスター以外に装備できる装備魔法は登場することなく、この表記は次のファラオのしもべであっさりと消滅している。

通常魔法なのにスタンバイフェイズにのみ発動できる《邪悪な儀式》、裏側攻撃表示という概念を作り出した《闇の訪れ》の２枚は特殊な効果を持つカードである。
いずれもカードプールが増加した現在においても類似するカードが存在しない。
この内、後者は第10期の新マスタールールの導入に伴うエラッタによって、珍しくも何ともないありふれた効果となり、裏側攻撃表示の概念も消滅した。

《魔力の枷》のテキストにはOCGで初めて「プレイ」という単語が使われた。
この単語は次パック以降のカードにも見られたのだが、３パック後のThousand Eyes Bible －千眼の魔術書－を最後に（唯一の例外を除けば）登場しなくなった。
現在では第２期に登場した「プレイ」をテキストに持つカードは該当部分が全てエラッタされている。

攻撃力・守備力の和が2850を超えている下級モンスターが多数登場している。
それまでは、《岩石の巨兵》と《アクア・マドール》しか存在しなかった。

《サクリファイス》の儀式魔法である《イリュージョンの儀式》は収録されておらず、このパックと同日に発売したザ・ヴァリュアブル・ブック２の付録カードとなっていた。

《通行税》や《押収》、《苦渋の選択》など、王宮シリーズに関連するカードの収録が多い。

収録カードリスト †

※レアリティ無表記のカードはNormal
※カードのレアリティについては各リンク参照

関連リンク †

DUELIST LEGACY Volume.1

Magic/Spell Ruler

商品情報