*Parallel [#top]
 [[カード]]の[[レアリティ]]における「パラレル仕様カード」のこと。~
 [[イラスト]]だけでなく、[[カード]]全体に格子状の光沢加工が施されている。~
 初登場は[[OCG]]第1期の[[Vol.5]]。~

 [[ノーマル>Normal]]・[[レア>Rare]]・[[スーパーレア>Super]]・[[ウルトラレア>Ultra]]・[[シークレットレア>Secret]]・[[ホログラフィックレア>Holographic]]にパラレル仕様が存在する。~
 かつては単に「パラレルレア」と呼んだ場合、[[カード名]]が金箔で[[イラスト]]がホイル仕様のもの、つまり[[ウルトラレア>Ultra]]のパラレル仕様を指すことが多かった。~
 その後、[[DUEL TERMINAL]]以降は[[ウルトラレア>Ultra]]でないパラレル仕様[[カード]]が非常に増えたため、区別のために「ウルトラレアパラレル」や「パラレル仕様ウルトラレア」と書かれることが多くなっている。~
 また、[[ノーマル>Normal]]にパラレル加工したものを特に「[[ノーマルパラレル>N-Parallel]](ノーパラ)」と呼ぶ。~

 [[MASTER GUIDE2>書籍付属カード#MG02]]では、「カード全体に網目状に輝く加工が施されたカード」と定義されている。~
 つまり、[[Normal]]/[[Rare]]/[[Super]]/[[Ultra]]/[[Secret]]に該当する加工が施されていても「パラレル加工されていればパラレル仕様」というのが現在の公式スタンスである。~
 [[遊戯王カードデータベース]]では、パラレル仕様ノーマル(P)/パラレル仕様レア(P+R)/パラレル仕様スーパーレア(P+SR)/パラレル仕様ウルトラレア(P+UR)と表示されている。~
 つまり、[[Normal]]/[[Rare]]/[[Super]]/[[Ultra]]/[[Secret]]/[[Holographic]]に該当する加工が施されていても「パラレル加工されていればパラレル仕様」というのが現在の公式スタンスである。~
 [[遊戯王カードデータベース]]では、パラレル仕様(P)/パラレル仕様レア(P+R)/パラレル仕様スーパーレア(P+SR)/パラレル仕様ウルトラレア(P+UR)/パラレル仕様シークレットレア(P+SE)/パラレル仕様ホログラフィックレア(P+HG)と表示されている。~
 ただし、[[DUEL TERMINAL]]仕様の[[カード]]にはパラレル加工が施されているのだが[[遊戯王カードデータベース]]上では[[DUEL TERMINAL]]シリーズの[[カード]]の[[レアリティ]]は[[R>Rare]]・[[SR>Super]]・[[UR>Ultra]]・[[SE>Secret]]しか記載されておらず、PやP+の表記はない。~

-名前の由来は、光り方が縦横に平行(Parallel)になっているからである。~
一部のTCGでは絵柄違いの[[カード]]を「パラレルカード」と呼ぶ事があるので、遊戯王[[OCG]]以外も収集している[[プレイヤー]]の中には混乱する人もいるようだ。~
遊戯王でも第9期になってから、通常パックの商品説明で「[[スーパー>Super]]・[[ウルトラレア>Ultra]]仕様の''パラレル''として、[[シークレットレア>Secret]]仕様も収録!」と、後者の意味でパラレルという表現が使われている。~

--登場して長らくこの[[レアリティ]]の正式名称が存在しなかったため、[[プレイヤー]]の間で「パラレルレア」という俗称が発生した。~
その後この名称が広く浸透したため、正式な[[レアリティ]]の一つとして公式でも用いられるようになった。~

--この加工技術自体は''トランス・タバック''(もしくは''タバック'')という名前だが、遊戯王界隈では全く浸透しておらず、公式書籍や公式サイトでも「パラレル仕様」「パラレル加工」と呼ばれている。~
なお、光を反射するシートを貼り付けているという誤解があるが、シートは光沢を転写させるために使用するだけであり、転写後は剥がされる。~
つまり、[[カード]]自体に施されているのはシートの貼付ではなく''印刷''である。~

--[[カード]]の表面を強くこすると光沢が消えることがあり、注意が必要である。~
[[DUEL TERMINAL]]のパラレル仕様はさらに消えやすく、指紋が付いた程度でも簡単に消えてしまう。~
仮にパラレル加工が消えた場合、「加工したカード」と見なされ公式の大会では使用できなくなる。~
なお、使い込む過程でパラレル加工が消えた[[カード]]を使用する場合、大会前に自己申告をすることで、使用する承認を得ることができる。(09/11/07)~
ただし、当然限度はあるため、できるだけ[[スリーブ]]に入れて保管し加工が消えないようにしたい。~

-上記の通り、[[DUEL TERMINAL]]以前は「パラレルレア」と呼べばパラレル仕様[[ウルトラレア>Ultra]]を指すことが多かったが、当時から[[ウルトラレア>Ultra]]以外のパラレル仕様は少数存在していた。~
--[[PREMIUM PACK 3>PREMIUM PACK#PP3]]は、パラレル仕様[[スーパーレア>Super]]である。~
--Vジャンプ付録の[[《E・HERO フレイム・ウィングマン》]]は、パラレル仕様[[レア>Rare]]である。~

-かつてのヴァリュアブル・ブックには「レア度は[[シークレットレア>Secret]]並み」と書かれていた。~
おそらくこれは当時主流だった「パラレル仕様ウルトラレア」の事を指していたのだろう。~
その後のヴァリュアブル・ブック10では「レア度のランクには入っていない」と書かれている。~

-パラレル加工の模様について―
--格子状~
最初に登場したパラレル加工で、最も基本的な光り方。~
近年でも[[ストラクチャーデッキ]]や[[アドバンスド・トーナメントパック]]のパラレル仕様はこの仕様である。~
--小さな斑点状~
[[DUEL TERMINAL −トリシューラの鼓動!!−]]以前の[[DUEL TERMINAL]]で使われていた仕様。~
[[ストラクチャーデッキ−シンクロン・エクストリーム−]]では、この斑点をさらに細かくした仕様となっている。~
--三角形を不規則に散りばめたような形状~
[[DUEL TERMINAL −ヴァイロン降臨!!−]]から[[DUEL TERMINAL −破滅の邪龍 ウロボロス!!−]]まで、およびブースターSP・デッキビルドパックのパラレルの仕様。~
--正方形が規則的に並んだ形状~
[[DUEL TERMINAL −クロニクルI覚醒の章−]]から[[DUEL TERMINAL −クロニクルIV対極の章−]]までの仕様。~
--小さな四角形を不規則に散りばめたような形状~
[[TCG]]の「[[Hobby League 07>Hobby League#wdbb0379]]」と「[[Battle Pack 2:War of the Giants]]([[Mosaic]])」でのみ存在する仕様。~
--星型が並んだ形状~
[[デッキカスタムパック01]]および海外の「[[Battle Pack:Epic Dawn]]([[Starfoil]])」の仕様。~
--波打つような横線状~
[[DIMENSION BOX LIMITED EDITION]]と「20th ANNIVERSARY PACK」での仕様。~
--斜めの格子状~
[[ストラクチャーデッキ−ソウルバーナー−]]・[[ストラクチャーデッキ−リボルバー−]]での仕様。~
--後述の「KC仕様」と「ミレニアム仕様」も模様が特殊なパラレル仕様であるが、公式データベースでは別の[[レアリティ]]として登録されている。~

-余談だが、非公式に「パラレルシート」なる商品が発売されている。~
このシートを[[カード]]の大きさにカットして張り付けることで、遊戯王を含む様々な[[カード]]をパラレル仕様にできる。~
当然[[カード]]自体に手を加えているので、この処理を施した[[カード]]を大会で使用することはできない。~
ちなみに、こうして作られた[[カード]]は[[カード名]]と右下の偽造防止用の箔押しがシートの下に来る事になる。~
公式の[[カード]]はパラレル加工の上から[[カード名]]や偽造防止の箔押しが印刷されているので、よく見れば簡単に区別できる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおいて万丈目長作が所有する[[カード]]がすべてパラレル仕様だった。~
しかも、何故か[[召喚]]された[[モンスター]]もパラレルに輝いていた。~
アニメARC-Vの沢渡が[[デッキ]]に入れていた[[カード]]もパラレル仕様だったが、こちらは[[モンスター]]は輝いていない。~

--アニメDMではパラレル仕様は登場してないが、海馬の[[ウイルス]][[カード]]によって浸食された遊戯の[[カード]]がパラレル仕様のようになっていた。~

**ミレニアム仕様 [#MR]
 [[決闘者の栄光−記憶の断片− side:闇遊戯]]および[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:武藤遊戯]]で登場したパラレル仕様。~
 古代エジプトのヒエログリフ(象形文字)を模したパラレル加工がなされている。~
 当初は[[ノーマル>Normal]]の[[カード]]のみに施されていたが、[[MILLENNIUM BOX GOLD EDITION]]以降は[[スーパーレア>Super]]以上の[[カード]]にも施されるようになった。~
 公式データベースでの略号はM。
 
-[[決闘者の栄光−記憶の断片−>決闘者の栄光−記憶の断片− side:闇遊戯]]以降、原作出身[[カード]]および原作[[カード]]の[[リメイク]][[カード]]が一般パック以外に封入される場合、主にこの仕様が用いられるようになった。~

-[[ノーマル>Normal]]・[[スーパーレア>Super]]・[[ウルトラレア>Ultra]]・[[シークレットレア>Secret]]・[[ゴールドレア>Gold]]の5種類のミレニアム仕様が存在する。~

-現在では「ミレニアム仕様」と呼称されることが多いが、過去には公式な呼称が一定していなかった。~
[[決闘者の栄光−記憶の断片−>決闘者の栄光−記憶の断片− side:闇遊戯]]の公式サイトでは「スペシャルパラレル仕様」、雑誌等では「ミレニアムレア」と呼称されていた時期があった。~
[[MILLENNIUM PACK]]や[[MILLENNIUM BOX GOLD EDITION]]の公式サイトでは「ミレニアム仕様」と呼ばれている。~
また、[[遊戯王カードデータベース]]では単にパラレル仕様(略号はP)とされ、他のパラレル仕様との区別がなされていない時期もあった。~

--カードショップや通販サイトでも混乱が見られ、全く同じ仕様の[[カード]]が店によって「ノーマルパラレル」・「スペシャルパラレル」・「ミレニアムレア」と異なる呼び方がされているため注意が必要である。~

**KC仕様 [#KC]
 [[劇場版「THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」>劇場版遊戯王配布カード#MVPC]]に関連した[[カード]]に施されているパラレル仕様。~
 海馬コーポレーション社章の「KC」の文字と、半導体基板のような模様のパラレル加工が施されている。~
 公式データベースでの略号はKC。

-このKC仕様は加工が難しいのか、初期傷が比較的多く存在している。

-KCとは、[[海馬瀬人>《海馬》]]が社長を務める巨大ゲーム・アミューズメント企業「海馬コーポレーション(Kaiba Corporation)」の略称である。~

-[[ノーマル>Normal]]・[[レア>Rare]]・[[ウルトラレア>Ultra]]の3種類のKC仕様が存在する。~
[[遊戯王カードデータベース]]では、それぞれKC仕様(KC)、KCレア仕様(KC+R)、KCウルトラレア仕様(KC+UR)と分類されている。~

--なおKCレア仕様は、[[カード名]]が通常の[[レア>Rare]]の銀箔ではなく、[[シークレットレア>Secret]]と同じダイヤモンドカット箔となっている。~

**関連リンク [#link]
-[[レアリティ]]
--[[Normal]]
--[[Rare]]
--[[Super]]
--[[Ultra]]
--[[Secret]]
--[[Ultimate]]
//--[[Parallel]]
--[[Holographic]]
--[[Ul-Secret]]
--[[N-Rare]]
--[[N-Parallel]]
--[[Gold]]
--[[Starfoil]]
--[[Mosaic]]
--[[Collectors]]

-[[データベース]]