*《&ruby(ジー){G};ゴーレム・インヴァリッド・ドルメン/G Golem Invalid Dolmen》 [#top]
 リンク・効果モンスター
 リンク3/地属性/サイバース族/攻2800
 【リンクマーカー:上/左/右】
 地属性モンスター2体以上
 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 自分フィールドの相互リンク状態のモンスターは相手フィールドで発動したモンスターの効果を受けない。
 (2):攻撃可能な相手モンスターはこのカードを攻撃しなければならない。
 (3):1ターンに1度、手札からサイバース族モンスター1体を捨てて発動できる。
 自分はデッキから1枚ドローする。
 (4):相互リンク状態のこのカードが破壊された場合に発動できる。
 相手フィールドの全ての表側表示のカードの効果は無効化される。

 [[ANIMATION CHRONICLE 2022]]で登場した[[地属性]]・[[サイバース族]]の[[リンクモンスター]]。~
 [[相互リンク]]状態の[[自分]][[モンスター]]に[[相手]][[フィールド]]で[[発動]]した[[モンスター効果]]への[[耐性]]を付与する[[永続効果]]、自身に[[攻撃]]を強要する[[永続効果]]、[[サイバース族]]を[[手札コスト]]に[[ドロー]]する[[起動効果]]、[[相互リンク]]状態で[[破壊された]]場合に[[相手]][[フィールド]]上の[[効果]]を[[無効]]化する[[誘発効果]]を持つ。~

 [[リンク]]3で[[地属性]]の[[縛り]]があり、(1)の[[適用]]も狙うとなると展開にはやや工夫が求められる。~
 [[【Gゴーレム】>【サイバース族】#GGolem]]では、[[《Gゴーレム・ロックハンマー》]]の[[効果]]で生成した[[Gゴーレムトークン]]3体を利用するのが最もスムーズだろうか([[《Gゴーレム・ロックハンマー》]]のページ参照)。~
 [[《スケープ・ゴート》]]で4体の[[羊トークン]]を出し、1体を[[《リンク・スパイダー》]]に、残り3体でこの[[カード]]を出し、[[相互リンク]]させる事も可能。~
 [[《Gゴーレム・クリスタルハート》]]または[[《トランスコード・トーカー》]]でこの[[カード]]を[[蘇生]]させるのも良く、どちらも[[相互リンク]]させることで[[効果]]を活かせる。~

 (1)は[[相互リンク]]状態の[[モンスター]]に[[相手]]が[[フィールド]]で[[発動]]した[[モンスター]]の[[効果を受けない]][[耐性]]を付与する[[効果]]。~
 (2)もあるため、[[相互リンク]]状態の[[モンスター]]を[[戦闘]]・[[効果]]両面から守れる。~
 [[相互リンク]]状態であれば自身にも[[適用]]されるため、基本的には守りたい[[モンスター]]と[[相互リンク]]になるような[[位置>カードの位置]]に[[特殊召喚]]したい。~
 [[相互リンク]]先の[[モンスター]]を[[強化]]する[[《Gゴーレム・クリスタルハート》]]や[[《トランスコード・トーカー》]]等とは相性がよく、それらでこの[[カード]]を[[強化]]しこの[[カード]]でそれらを守ることができる。~
 この[[カード]]が[[除去]]されても[[《Gゴーレム・クリスタルハート》]]または[[《トランスコード・トーカー》]]が健在なら[[蘇生]]し再び[[相互リンク]]できる。~

 (2)は全ての[[相手]][[攻撃表示]][[モンスター]]にこの[[モンスター]]への[[攻撃]]を強制する[[効果]]。~
 [[カラクリ]]等と同様[[バトルフェイズ]]外でも作用するため、[[相手]]は[[バトルフェイズ]]自体を行わないことで[[戦闘]]を免れるという選択肢を取れない。~
 [[リンク]]3としては高めではあるが、[[アタッカー]]には簡単に超えられる[[攻撃力]]であるため、[[相手]][[ターン]]この[[効果]]で他の[[モンスター]]を守るならなんらかの[[戦闘]]補助が欲しい。~
 ただ[[戦闘破壊]]されても(4)に繋がるため、(4)を強要する[[効果]]と見ることもできる。~
 また、この[[モンスター]]がいる限り[[相手]]はこの[[モンスター]]以外への[[攻撃]]ができなくなるので、[[《Gゴーレム・クリスタルハート》]]のような[[ステータス]]の低い[[カード]]を[[戦闘破壊]]から守るものとしての側面もある。~
 また、この[[モンスター]]がいる限り[[相手]]はこの[[モンスター]]以外の[[モンスター]]への[[攻撃]]および[[直接攻撃]]ができなくなるので、[[《Gゴーレム・クリスタルハート》]]のような[[ステータス]]の低い[[カード]]を[[戦闘破壊]]から守るものとしての側面もある。~

 (3)は[[手札交換]][[効果]]。~
 [[コスト]]として[[サイバース族]]が必要になるが、[[墓地を肥やし>墓地を肥やす]]つつ[[手札]]の質を上げられる。~
 [[《Gゴーレム・ペブルドッグ》]]など[[手札コスト]]にすることが[[メリット]]になる[[カード]]を[[コスト]]にできるとなお良い。~

 (4)は[[相手]][[フィールド]]の[[表側表示]][[カード]]の[[効果]]を[[無効]]にする[[効果]]。~
 (1)(2)があるためある程度[[戦闘破壊]]されやすく、[[戦闘破壊]]と引き換えに永続[[無効]]化を押し付けられる。~
 [[効果破壊]]にも対応するため、(1)では対応できない[[魔法・罠カード]]などによる[[効果破壊]]に対する牽制にもなる。~

-「この[[カード]]を[[攻撃]]しなければならない」とあるが、[[同名カード]]が2体以上並んだ場合や同じ[[効果]]を持つ[[カード]]が他にいる場合、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃対象]]をこちらが選び[[攻撃]]させる。~
同様の[[効果]]をもつ[[《ヴォルカニック・デビル》]]も参照。~

-「ドルメン」とは日本語では「支石墓」と言い、世界各地で見られる巨石墓の一種。~
細長い数個の石を土台として埋葬地を囲うように並べ、その上に巨大な天井石を載せる形態が一般的である。~

--「インヴァリッド(invalid)」は「妥当でないこと」「無効であること」を意味し、(4)の[[無効]][[効果]]はこれを意識したものか。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメVRAINSでアースが使用する[[モンスター]]。~
初登場は「vs遊作/Playmaker」戦であり、[[Gゴーレムトークン]]3体を[[リンク素材]]に[[リンク召喚]]される。~
《ポイズニング・ブロッカー》を[[戦闘破壊]]し[[貫通]][[ダメージ]]を与えた。~
返しの[[ターン]]に[[通常罠]]《リンク・ラッシュ》によって[[効果破壊]]されたが、(4)で《ゾンビプロセイバー》の[[効果]]を[[無効]]にして[[コントロール奪取]]を防いだ。~
その後、[[《Gゴーレム・クリスタルハート》]]の[[効果]]で何度か[[蘇生]]され、その度に自身の[[攻撃]]誘導[[効果]]と[[耐性]]を駆使し、[[《Gゴーレム・クリスタルハート》]]を守り続けた。~
最終的には[[通常罠]]《&ruby(ラブ・グラヴィティ){零重力};》で[[蘇生]]されたところを、[[《クロック・リザード》]]の[[効果]]によって[[攻撃力]]0にされ、そのまま[[《サイバース・クロック・ドラゴン》]]に[[戦闘破壊]]されアースは敗れた。~

--アニメでは以下の[[テキスト]]であった。~
 地属性モンスター2体以上
 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 自分フィールドの相互リンク状態のモンスターは相手フィールドのモンスターの効果を受けない。
 (2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 攻撃可能な相手モンスターはこのカードを攻撃しなければならない。
 (3):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
 その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
 (4):フィールドのこのカードが破壊される場合に発動できる。
 相手フィールドの全ての表側表示カードの効果は無効化される。
[[OCG]]では[[《Gゴーレム・クリスタルハート》]]に[[貫通]][[効果]]が付与されたため、こちらは[[貫通]]が削除され、代わりに[[手札交換]]が新たに加えられている。~
また、(1)は[[発動]]した[[効果]]限定、(4)は[[相互リンク]]状態で[[破壊された]]場合限定と、いずれも[[OCG]]ではやや弱体化している。~

---(4)は[[テキスト]]では「[[破壊]]され''る''」場合となっているが、作中の描写とアースの台詞から「[[破壊]]され''た''」の誤植の可能性が高い。~

--作中では、アースの思い入れの強い[[《Gゴーレム・クリスタルハート》]]を守る盾の様な役割を担っていており、[[《Gゴーレム・クリスタルハート》]]を両腕で抱きかかえるような姿も見られた。~
事実、2度の[[デュエル]]に渡ってこの[[カード]]が[[フィールド]]に存在する状況ではあちらを守り通している。~

--[[デュエル]]以外では、実体化させる事でアースの移動手段も担っている。~

-コナミのゲーム作品において―~
「マスターデュエル」では23/03/09に[[召喚]]時の演出と共に実装されている。~

**関連カード [#card]
-[[Gゴーレム]]~

-[[「攻撃可能なモンスターは攻撃しなければならない」カード>攻撃宣言#card17]]~

//―《Gゴーレム・インヴァリッド・ドルメン》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【Gゴーレム】>【サイバース族】#GGolem]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ANIMATION CHRONICLE 2022]] AC02-JP044 &size(10){[[Ultra]],[[Collectors]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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