*《&ruby(ナンバーズ){No.};106 &ruby(きょがんしょう){巨岩掌};ジャイアント・ハンド/Number 106: Giant Hand》 [#top]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク4/地属性/岩石族/攻2000/守2000
 レベル4モンスター×2
 (1):相手フィールドのモンスターの効果が発動した時、
 このカードのX素材を2つ取り除き、
 相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
 このモンスターが表側表示で存在する間、
 対象の効果モンスターの効果は無効化され、表示形式の変更もできない。

 [[Vジャンプ(2013年2月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2013]]で登場した[[地属性]]・[[岩石族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 [[エクシーズ素材]]2つを取り除くことで、[[効果モンスター]]1体の[[効果]]を[[無効]]にして[[表示形式]]の変更を封じる[[誘発即時効果]]を持つ。~

 [[モンスター効果]]を[[無効]]化できる[[エクシーズモンスター]]は数多いが、[[相手]][[ターン]]にも使える[[誘発即時効果]]としての[[無効]]化を持つ[[モンスター]]は非常に少ない。~
 もっとも、確実に[[アドバンテージ]]が取れるものではなく、[[相手]]にも見えているため、[[効果]]を使う前に[[魔法・罠カード]]で[[除去]]される恐れもある。~
 基本的には優勢時や様子見で出し、[[相手]]に[[モンスター効果]]の[[発動]]を躊躇させる目的で使用する事になる。~
 攻守が同じなため、[[守備表示]]で守りを固めつつ、生き残れば[[アタッカー]]として[[攻撃]]に参加できる。~

 この[[カード]]が[[表側表示]]で存在しないと[[無効]]化が持続しない上、攻守は2000と[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]には容易に突破される数値である。~
 だが、[[エクシーズ素材]]や[[シンクロ素材]]を[[モンスター効果]]を用いて展開する[[デッキ]]は多く、そうした[[効果]]に抑止力を持つこの[[カード]]は数値以上の堅牢さを発揮する。~
 無論、[[フィールド]]上で[[発動]]する[[効果]]以外を用いて展開された場合は無力であるため、[[《エクシーズ・テリトリー》]]や[[《H・C エクストラ・ソード》]]などで[[強化]]できればより心強い。~

 [[トリガー]]、および[[無効]]にできる範囲は[[相手]][[フィールド]]に限られ、[[墓地]]や[[手札]]で[[発動]]する[[モンスター効果]]を[[トリガー]]にできない。~
 また、[[モンスター効果の発動]]に[[チェーン]]する形でしか[[発動]]できないため、[[永続効果]]しか持たない[[モンスター]]には基本的に手出しができない。~
 [[効果]]の穴が多いため、この[[カード]]が有効な相手かどうかを見極めて使用する事が肝要である。~

-[[岩石族]]であるため、[[【ダーク・ガイア】]]における使いきりの[[ロック]]兼[[アタッカー]]として起用するのもいいだろう。~

-一度[[効果]]を[[発動]]した後は、この[[カード]]か[[対象]][[モンスター]]が[[フィールド]]を離れるまで[[無効]]化した[[モンスター]]を[[対象]]にとり続ける。~
[[対象]]の[[モンスター]]が[[効果]]を[[発動]]した[[効果処理時]]に[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在しなくなった場合、[[相手]][[モンスター]]を[[対象]]にとり続ける事ができなくなるので、[[無効]]化[[効果]]が[[適用]]されない。(12/12/21)~

-[[無効]]化[[効果]]は[[《デモンズ・チェーン》]]と同様だが、こちらは[[攻撃]]ではなく[[表示形式]]の変更を封じる。~
また、[[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]が[[発動]]しないと[[効果]]を[[発動]]できない。

-忘れがちだが、必ずしも[[トリガー]]とした[[効果]]を[[無効]]にする必要はない。~
[[相手]]の[[フィールド]]で[[効果]]が[[発動]]した際に、全く別の[[モンスター]]を対象に[[無効]]化を行うこともできる。~

-[[絶版]]だったが、アニメでこの[[カード]]を使用したギラグに関するハンド[[モンスター]]の収録に合わせてか、[[コレクターズパック−伝説の決闘者編−]]で再録された。~
なお、収録内容がほぼ同じ海外版の[[Dragons of Legend]]では[[《CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》]]の方が収録されている。~

--ちなみに海外では、[[Yu-Gi-Oh! Championship Series 2013>Yu-Gi-Oh! Championship Series]]の大会上位者のみの景品となっており、非常に希少な[[カード]]と化していた。~
中古店でも売っている所自体ほとんどなく、たまにオークションで売られていても、特に高値で取引されていた。~
//そのため、海外では[[《RUM−七皇の剣》]]や[[《RUM−クイック・カオス》]]で[[《CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》]]を出すことは非常に難しくなっている。~
そのためか、2014年、2015年の世界大会では[[禁止カード]]に指定されている。~
後に[[Premium Gold:Infinite Gold]]で再録されたことで落ち着いた。~

-[[イラスト]]では構図の都合により「6」が見えないものの、手首の部分に自身のナンバーである「106」が描かれている。~
また、背景の左上にも「106」が大きく書かれている。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};に登場するバリアン七皇の1人、ギラグが使用する[[オーバーハンドレッドナンバーズ]]。~
「遊馬vs真月vsギラグ」戦においてギラグが使用。~
[[《ファイヤー・ハンド》]]と[[《アイス・ハンド》]]を[[エクシーズ素材]]として[[エクシーズ召喚]]される。~
《シャイニング・ボンバー》に[[攻撃]]を仕掛け、[[発動]]された[[《No.39 希望皇ホープ》]]の[[効果]]を[[無効]]化し、そのまま《シャイニング・ボンバー》を[[戦闘破壊]]した。~
自身の[[効果]]で[[効果]]を[[無効]]化された[[《No.39 希望皇ホープ》]]の[[攻撃宣言]]時に[[《No.39 希望皇ホープ》]]を[[破壊]]し[[効果ダメージ]]を与えた。~
最終的に、[[《RUM−バリアンズ・フォース》]]によって[[《CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》]]の[[エクシーズ素材]]となった。~
その後は基本的に[[《RUM−七皇の剣》]]のつなぎとして使われている。~
また、アリトが[[《CNo.105 BK 彗星のカエストス》]]で飛行船を攻撃したように、この[[カード]]も実体化し、バリアン世界へと向かう飛行船の船首を掴んだ。~
[[無効]][[効果]]名は「&ruby(ひこうしばくむほう){秘孔死爆無惚};」、後述するアニメで持っていた[[バーン]][[効果]]名は「&ruby(ごしがんこう){五死眼光};」。~

--アニメでは[[エクシーズ素材]]の消費は1つで、[[表示形式]]関連の[[効果]]は無かった。~
また、[[効果]]を受けた[[モンスター]]が[[戦闘]]を行う場合、[[ダメージ計算]]を行わずにその[[モンスター]]を[[破壊]]し、その[[攻撃力]]分の[[ダメージ]]を与える[[効果]]があった。~

--[[エクシーズ召喚]]された直後は、上下に緑色のパーツを持った岩状の物体の姿をしており、そこから展開して[[イラスト]]と同じ姿になった。~

--[[エクシーズ召喚]]時の口上は「この世の全てを握り潰せ!《No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド》!」。~

--同[[デュエル]]中でギラグが使用した[[罠カード]]《リフューズ・ハンド》の[[イラスト]]に描かれている。~
--同[[デュエル]]中でギラグが使用した[[通常罠]]《リフューズ・ハンド》の[[イラスト]]に描かれている。~

--アニメZEXALIIの第一期OPでは、この[[カード]]が本編に登場する87話までシルエットのような姿をしていたが、このシルエットには実際の[[イラスト]]にはないカギヅメが伸びていた。~

--[[効果]]名の「秘孔」とは、漫画『北斗の拳』に登場する用語で、いわゆる「ツボ」のようなもの。~
アニメでのみ持っていた[[効果]]は、有名なセリフ「お前はもう死んでいる」を再現したものと思われる。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[No.]]

-[[《CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》]]

-[[オーバーハンドレッドナンバーズ]]

―類似[[効果]]
-[[《エヴォルカイザー・ドルカ》]]
-[[《デモンズ・チェーン》]]

//―《No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vジャンプ(2013年2月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2013]] VJMP-JP074 &size(10){[[Ultra]]};
-[[コレクターズパック−伝説の決闘者編−]] CPL1-JP048 &size(10){[[Super]],[[Collectors]]([[Secret]])};
-[[No. COMPLETE FILE −PIECE OF MEMORIES−]] NCF1-JP106 &size(10){[[Ultra RED Ver.>Ultra]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[誘発即時効果]]です。(12/12/21)

Q:[[発動]]した[[モンスター]]と[[無効]]にする[[モンスター]]は同じでなければなりませんか?~
A:いいえ、[[発動]]した[[モンスター]]以外の[[相手]]の[[効果モンスター]]も選択できます。(12/12/21)

Q:[[ダメージステップ]]時に[[発動]]できますか?~
A:いいえ、発動できません。(12/12/21)

Q:選択した[[モンスター]]はこの[[カード]]と[[対象]]をとり続けますか?~
A:はい、[[対象]]をとり続けます。(12/12/21)

Q:この[[カード]]の[[効果]]で[[無効]]になっている[[モンスター]]が[[裏側表示]]になった場合、この[[カード]]の[[効果]]は[[適用]]されなくなりますか?~
A:はい、その場合この[[カード]]と[[対象]]をとり続ける関係がなくなり、[[適用]]されなくなります。(12/12/21)

Q:この[[カード]]の[[効果]]で[[無効]]になっている[[《レスキューラビット》]]等が[[効果]]を[[発動]]して[[フィールド]]を離れた場合、その[[効果]]は[[無効]]になりますか?~
A:いいえ、その場合[[フィールド]]を離れた時点でこの[[カード]]と[[対象]]をとり続ける関係がなくなりますので、このカードの[[効果]]は[[適用]]されず[[無効]]になりません。(12/12/21)

Q:このカードの[[効果]]で[[無効]]になっている[[モンスター]]が[[効果]]を[[発動]]し、それに[[チェーン]]をし[[《サンダー・ブレイク》]]や[[《月の書》]]などを[[発動]]し、[[効果処理時]]にその[[モンスター]]が[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在しない場合[[効果]]が[[無効]]になりますか?~
A:いいえ、その場合もこの[[カード]]と[[対象]]をとり続ける関係がなくなりますので、[[無効]]にならずその[[発動]]した[[効果]]は[[適用]]されます。(12/12/21)

Q:[[フィールド]]上に[[《光と闇の竜》]]が存在し、[[相手]]が[[効果モンスター]]の[[効果]]を[[発動]]した場合[[《光と闇の竜》]]の[[効果]]が適用されますがその後にこの[[カードの効果]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[タイミングを逃す]]ため[[発動]]できません。(12/12/21)
//質問文が改変されていたため修正

Q:この[[カードの効果]]に[[チェーン]]して[[《スキルドレイン》]]を[[発動]]しました。~
  その時に選択した[[カード]]を[[対象]]に取り続ける事もありませんか?~
A:[[効果]]そのものが[[無効]]にされているため、その後の[[《スキルドレイン》]]の有無に関わらず[[対象]]を取り続けていません。(15/06/13)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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