*《&ruby(ナンバーズ){No.};35 ラベノス・タランチュラ/Number 35: Ravenous Tarantula》 [#top]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク10/闇属性/昆虫族/攻   0/守   0
 レベル10モンスター×2
 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 自分フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、自分と相手のLPの差の数値分アップする。
 (2):X素材を持っているこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 相手がモンスターを特殊召喚する度に相手に600ダメージを与える。
 (3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
 このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ相手フィールドのモンスターを全て破壊する。

 [[PREMIUM PACK 18>PREMIUM PACK#PP18]]で登場した[[闇属性]]・[[昆虫族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 [[ライフ]]差だけ[[自分]]の[[モンスター]]を[[強化]]する[[永続効果]]、[[相手]]が[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する度に[[ダメージ]]を与える[[永続効果]]、自身以下の[[攻撃力]]を持つ[[相手]][[モンスター]]を全て[[破壊]]する[[起動効果]]を持つ。~

 [[レベル]]10を2体並べるギミックは[[《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》]]を参照。~
 また、実質的な[[サポートカード]]に近い立ち位置として[[《分裂するマザー・スパイダー》]]と[[《ベビー・スパイダー》]]が存在し、それらの[[カード]]を駆使した[[コンボ]]から展開が可能。~
 [[闇属性]]・[[昆虫族]]の[[サポートカード]]を共有できるため、専用[[デッキ]]を組んでみるのも面白いだろう。~
// [[レベル]]10を2体並べるギミックは[[【列車】]]を参照。~
// もしくは[[【ユベル】]]での使用も考えられる。~

 (1)の[[効果]]は[[ライフポイント]]の差だけ[[自分]]の[[モンスター]]の[[ステータス]]を[[強化]]する[[効果]]。~
 [[相手]]との[[ライフポイント]]差が大きいほど[[強化]]値が大きくなるので、優勢時のダメ押しにも劣勢時の切り返しにも強くなる。~
 また、[[自己強化]]により、(3)の[[効果]]で[[破壊]]できる範囲も広がる。~
 逆に[[相手]]との[[ライフポイント]]差が少ないと単なる弱小[[モンスター]]に成り下がるので、その場合は素直に他の[[ランク]]10を出すか[[《No.84 ペイン・ゲイナー》]]・[[《No.77 ザ・セブン・シンズ》]]に繋げると良い。~

 この[[効果]]は[[フィールド]]の全ての[[モンスター]]に[[適用]]されるため、[[ライフ]]差が小さくても複数の[[モンスター]]で[[戦闘ダメージ]]を与え続ければどんどん差が大きくなる。~
 [[《地獄の暴走召喚》]]で他に[[モンスター]]を3体並べ、[[除去]][[効果]]で[[直接攻撃]]可能にしておけば、[[自分]]の[[ライフポイント]]8000、[[相手]]の[[ライフポイント]]7500の状態であっても[[1ターンキル]]が成立する。~

// [[自分]]が複数の[[モンスター]]で[[相手]][[モンスター]]に[[攻撃]]するとき、[[攻撃]]する順番によって[[強化]]値が変動するため注意したい。~
// [[自分]]の[[ライフポイント]]が[[相手]]より多い場合は、より高い[[攻撃力]]の[[モンスター]]でより低い[[攻撃力]]の[[モンスター]]を[[攻撃]]するのが最も効率が良い。~
// また、[[ライフポイント]]が劣勢で、この[[効果]]を含まない[[自分]]の[[モンスター]]の本来の[[攻撃力]]が[[相手]][[モンスター]]を上回る場合でも、同様により[[攻撃力]]差の大きい組み合わせから[[攻撃]]するのが、最終的なこちらの[[ライフポイント]]が最も上回る。~
// [[ライフポイント]]が劣勢で、[[自分]]の[[モンスター]]の本来の[[攻撃力]]が[[相手]][[モンスター]]を上回らない場合は、どのように攻撃してもこちらの[[ライフポイント]]が[[相手]]を上回ることができない。~
// その場合はあえて[[ライフポイント]]差が縮まらないように、[[相手]]の最も[[攻撃力]]の高い[[モンスター]]や、[[守備表示]]の[[モンスター]]から[[攻撃]]すると良いだろう。~
//条件が多岐に渡るため、一概に言えないと思う。

 同[[ランク]]の[[《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》]]は相性が良く、最大4000の[[ステータス]]上昇が見込める。~

 [[《罪鍵の法−シン・キー・ロウ》]]とは[[シナジー]]があり、3体の[[アンブラル・ミラージュ・トークン]]にも[[永続効果]]が[[適用]]されるため、その[[攻撃力]]は[[自分]]と[[相手]]の[[ライフ]]差の2倍の数値となる。~
 [[自分]]の[[ライフ]]の方が大きければ[[戦闘ダメージ]]を与える度に[[攻撃力]]を上げていくため、状況次第では[[1ターンキル]]も可能になる。~
 [[永続効果]]は切れてしまうものの、[[アンブラル・ミラージュ・トークン]]生成後にこの[[カード]]を[[《No.84 ペイン・ゲイナー》]]か[[《No.77 ザ・セブン・シンズ》]]にすることで[[自壊]]も回避できる。~
 ただし、この[[トークン]]は[[直接攻撃]]できないため(3)の[[全体除去]]とは相性がイマイチな点は気を付けたい。~

 (2)は[[バーン]][[効果]]。~
 1回あたり600と[[ダメージ]]数値的にも悪くなく、1[[ターン]]辺りの回数制限もない。~
 [[エクシーズ召喚]]・[[シンクロ召喚]]するには大抵の場合、2回以上の[[特殊召喚]]を行うので[[ダメージ]]を与える機会も多い。~
 (1)の[[効果]]とも相性がよく、[[ライフポイント]]差で[[自分]]が優勢であれば[[ステータス]]がどんどん上がっていく。~
 [[フィールド]]に2体並べれば1回の[[特殊召喚]]で1200[[ダメージ]]となり、[[【ジャンクドッペル】]]の様な[[特殊召喚]]を繰り返す[[デッキ]]は身動きが取れなくなることすら起こり得る。~
 ただし[[強制効果]]なので、[[自分]]の[[ライフポイント]]が下回っている場合、[[ステータス]]が下げられ[[戦闘破壊]]されやすくなってしまう点には注意。~

 (3)は自身の[[攻撃力]]を参照した[[全体除去]]。~
 [[攻撃力]]が高いほど[[全体除去]]が行ないやすく、[[直接攻撃]]で[[相手]]の[[ライフポイント]]を削り取れる。~

 総じて、[[バーン]]もしくは[[ライフゲイン]]に特化させれば非常に攻撃的な[[エクシーズモンスター]]であるといえる。~
 [[自分]]の[[ライフポイント]]が下回っていても[[ステータス]]は上昇するものの、(2)と(3)の[[効果]]を踏まえると、できるだけ[[自分]]の[[ライフポイント]]が上の時に呼び出すのが望ましい。~

-[[ライフポイント]]差で[[ステータス]]を上昇する[[効果]]の中では初となる、[[ライフポイント]]が上回っているか下回っているかを指定していない[[モンスター]]である。~
つまり、[[ライフポイント]]差の優勢・劣勢に関係なく[[ステータス]]は上がる。~

-「ラベノス(Ravenous)」とは「がつがつ食う」「貪欲」という意味である。~
タランチュラは通称オオツチグモ科の大蜘蛛であり、小型の爬虫類・鳥類・哺乳類を捕食してしまうほど食欲が旺盛なことでも有名である。~
八雲の使用した[[《No.77 ザ・セブン・シンズ》]]が7つの大罪に関連していることから、その内の一つの「暴食」を由来にしている可能性がある。~

-[[イラスト]]では、腹部の左側に自身のナンバーである「35」が描かれている。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画ZEXALの「遊馬&凌牙&カイトvs八雲」戦で八雲が使用。~
[[レベル]]10になった[[《ベビー・スパイダー》]]2体で[[エクシーズ召喚]]された。~
[[エクシーズ召喚]]直後に[[《サクリファイス・ランクアップ》]]により、この[[カード]]の[[エクシーズ素材]]2つを[[除外]]することで[[《No.84 ペイン・ゲイナー》]]も[[特殊召喚]]している。~
自身の[[効果]]により[[《No.84 ペイン・ゲイナー》]]共々[[攻撃力]]4000となったが、返しの凌牙の[[ターン]]に[[速攻魔法]]《強制循環装置》で[[一時的に除外>一定期間だけ除外]]される。~
最終的には[[帰還]]したところを[[魔法カード]]《フラッシュ・ファング》の[[効果]]により2体とも[[破壊]]された。~

--漫画での[[ステータス]]上昇[[効果]]は、[[自分]][[フィールド]]の[[昆虫族]][[モンスター]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]を[[自分]]と[[相手]]の[[ライフ]]の差の半分の数値分アップする[[効果]]であった。~
登場後すぐに[[エクシーズ素材]]が取り除かれたため[[OCG]]での(2)や(3)に相当する[[効果]]を持っていたかは不明。~
---この[[デュエル]]は1対3による変則ルールだったため、八雲はこの[[カード]]の[[モンスター効果]]を説明する際に「[[ライフポイント]]の最大差の半分」という言葉を用いている。~

--元々は「e・ラー」が八雲に渡した8枚の白紙の[[No.]]の1枚である。~
この[[カード]]は上記の[[デュエル]]中に、八雲の意志により白紙の状態から開眼して使用されている。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[No.]]

-[[ライフポイント]]が関係する[[効果]]に関しては[[ライフポイント]]のページを参照~

-[[《ラヴェナス・ヴェンデット》]]

―蜘蛛をモチーフとする[[カード]]の一覧は[[《蜘蛛男》>《蜘蛛男》#card]]を参照。

//―《No.35 ラベノス・タランチュラ》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【列車】]]
-[[【分裂するマザー・スパイダー】>【スパイダー】#Splitter]]

**収録パック等 [#pack]
-[[PREMIUM PACK 18>PREMIUM PACK#PP18]] PP18-JP009 &size(10){([[Secret]])};
-[[PREMIUM PACK 18>PREMIUM PACK#PP18]] PP18-JP009 &size(10){[[Normal]],[[Secret]]};
-[[No. COMPLETE FILE −PIECE OF MEMORIES−]] NCF1-JP035 &size(10){[[Ultra]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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