*《&ruby(ナンバーズ){No.};44 &ruby(はくてんま){白天馬};スカイ・ペガサス/Number 44: Sky Pegasus》 [#top]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク4/光属性/獣族/攻1800/守1600
 レベル4モンスター×2
 (1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
 相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
 相手は1000LPを払ってこの効果を無効にできる。
 払わなかった場合、対象のモンスターを破壊する。

 [[コレクターズパック−ZEXAL編−]]で登場した[[光属性]]・[[獣族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 [[モンスター]]を[[破壊]]するか[[ライフ]]を払わせる[[起動効果]]を持つ。~

 [[単体除去]][[効果]]を持つが、[[相手]]が[[ライフ]]を1000払うだけで簡単に[[無効]]化されてしまう。~
 [[表側表示]]の[[モンスター]]しか[[対象]]にできず、[[耐性]]で回避されやすい[[破壊]]であることから、[[除去]]要員としては同[[ランク]]の[[《鳥銃士カステル》]]に大きく劣る。~
 加えて[[除去]]が必須となるような[[モンスター]]の[[破壊]]を[[相手]]が選ぶことはほぼないため、実質的には単なる1000ポイントの[[バーン]][[効果]]である。~
 しかし、同[[ランク]]の[[バーン]][[効果]]持ちには[[汎用性]]の高い[[《ガガガガンマン》]]が存在する。~
//低[[攻撃力]]の[[モンスター]]が相手ならば[[《No.50 ブラック・コーン号》]]で[[除去]]と[[バーン]]の両立が可能。~
//攻撃力2100以下と遭遇する機会は減っており、比較対象になりにくいと考える
 [[獣族]]として考えても、より[[攻撃力]]が高く確実な[[除去]][[効果]]を持つ[[《恐牙狼 ダイヤウルフ》]]が存在し、ほとんどあちらで十分である。~
 [[ステータス]]も[[下級モンスター]]レベルと貧弱であり、単純な打点要員としても力不足。~
 [[《オネスト》]]や[[《サンダー・ハンド》]]に対応するのは上記[[カード]]に無い利点ではあるが、他の[[カード]]より有効な場面があまりにも少なく、通常の[[デッキ]]でこの[[カード]]を採用するのは非常に厳しい。~

 [[ランク]]4の[[獣族]]である[[No.]]はこの[[カード]]のみなので、それを活かせば[[《チェーンドッグ》]]を利用する[[エクシーズ召喚]]軸の[[【獣族】]]において、下記の[[コンボ]]を利用して主軸にすることができる。~
 2体並べれば[[《No.93 希望皇ホープ・カイザー》]]や[[《No.100 ヌメロン・ドラゴン》]]を[[エクシーズ召喚]]できるのは、[[《恐牙狼 ダイヤウルフ》]]にはできない独自の利点である。~

-[[墓地]]に[[《チェーンドッグ》]]が2体存在する状況で、[[フィールド]]に[[獣族]][[通常モンスター]]を2体並べれば、以下の[[コンボ]]によりこの[[カードの効果]]を3回使える。~
>
+[[《チェーンドッグ》]]1体を[[自己再生]]
+[[通常モンスター]]1体で[[《リンク・スパイダー》]]を[[リンク召喚]]
+もう1体の[[《チェーンドッグ》]]を[[自己再生]]
+2体の[[《チェーンドッグ》]]でこの[[カード]]を[[エクシーズ召喚]]し、[[効果]]を[[発動]]
+[[エクシーズ素材]]として[[墓地へ送られた]][[《チェーンドッグ》]]を[[自己再生]]
+[[リンクモンスター]]とこの[[カード]]で[[獣族]]以外の[[リンクモンスター]]を出す
+以降は手順3から3回繰り返す
<
最終的に、[[リンク]]4と[[獣族]][[通常モンスター]]、[[《チェーンドッグ》]]2体という状態になる。~
[[効果]]の関係上、[[《恐牙狼 ダイヤウルフ》]]で行うには[[《チェーンドッグ》]]がもう1体[[墓地]]に必要となる。~

--なお、この最終手順に至る前に[[リンク]]3とこの[[カード]]、[[獣族]][[通常モンスター]]、[[《チェーンドッグ》]]1体という盤面にできる。~
ここで[[獣族]][[通常モンスター]]が[[レベル]]4なら、[[《チェーンドッグ》]]とで[[ランク]]4[[No.]]を出すことで[[リンク]]3と[[《No.93 希望皇ホープ・カイザー》]]を並べられる。~
[[ランク]]4[[No.]]を[[《No.60 刻不知のデュガレス》]]にすれば[[蘇生]]も可能。~
//[[《SNo.0 ホープ・ゼアル》]]も出せる。~
[[《No.93 希望皇ホープ・カイザー》]]等に繋げずとも、[[《メルフィータイム》]]で[[エクシーズ素材]]を使って[[除去]]と[[強化]]を行えば[[1ターンキル]]も視野に入る。~

--[[リンクモンスター]]と並べないで[[《No.93 希望皇ホープ・カイザー》]]を出すだけなら以下の手順が簡単である。~
>
条件:[[墓地]]に[[《チェーンドッグ》]]2体、[[フィールド]]に[[レベル]]4[[獣族]]2体~
+[[《チェーンドッグ》]]1体を[[自己再生]]
+[[《チェーンドッグ》]]と[[レベル]]4[[獣族]]1体でこの[[カード]]を[[エクシーズ召喚]]
+もう1体の[[《チェーンドッグ》]]を[[自己再生]]
+[[《チェーンドッグ》]]ともう1体の[[レベル]]4[[獣族]]で[[ランク]]4の[[No.]]を[[エクシーズ召喚]]
<

-[[ライフ]]を払わせるため、[[効果ダメージ]]を与えられない場合でも[[ライフ]]を削れるが、利点になる状況は限られる。~

-「ペガサス(Pegasus)」については[[《ファイヤー・ウイング・ペガサス》]]を参照。~

-[[イラスト]]では、翼の付け根に自身のナンバーである「44」が書かれている。~
また、背景にも「44」の文字が大きく描かれている。~
背景にナンバーが描かれている[[No.]]は他にも存在しているが、この[[カード]]のみ数字の色が[[モンスター]]の刻印の色とは異なる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};に登場した、遺跡に眠る[[No.]]の1枚。~
「遊馬vsマッハ」戦においてマッハが使用。~
[[《暗躍のドルイド・ウィド》]]と[[《暗躍のドルイド・ドリュース》]]を[[エクシーズ素材]]として[[エクシーズ召喚]]される。~
2度にわたって[[《No.39 希望皇ホープ》]]を[[対象]]に[[破壊]][[効果]]を[[発動]]し、遊馬に[[ライフ>ライフポイント]]を支払うか[[破壊]]を受け入れるかの決断を迫る。~
遊馬はどちらも[[ライフ]]を払って[[無効]]にしたが、その[[ライフ]]分の[[ダメージ]]を与えた。~
さらに、[[永続魔法]]《決断の迷宮》の[[ライフコスト]]を[[永続罠]]《不公平条約》で遊馬に押し付ける事でも[[バーン]]を行っている。~
最終的には[[《CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー》]]に[[戦闘破壊]]されマッハは敗北し、以降は遊馬が所持している。~

--アニメでは[[破壊]][[効果]]を[[無効]]にするために支払う[[ライフポイント]]は500であった。~
ただし、[[相手]]が[[ライフ]]を払った時にそれと同じ分の[[ダメージ]]を与える[[効果]]があったため、結果的には変わっていない。~
また、公式サイトで確認できる[[テキスト]]では、この他に「[[No.]]の[[装備カード]]となり、[[2回攻撃]]できるようにする」[[効果]]が確認できる。~
[[OCG]]では払わせる[[ライフコスト]]は倍増したものの、[[バーン]][[効果]]と[[装備]][[効果]]が消滅している。~
---アニメ[[効果]]でも決して強すぎる[[カード]]ではなかったにもかかわらず、大幅な[[弱体化]]を受けている。~

--2回目の[[効果]][[発動]]時に[[《No.39 希望皇ホープ》]]の[[破壊]]を受け入れた場合、この[[カード]]による[[直接攻撃]]によって敗北する状況だったにもかかわらず、なぜか味方から[[破壊]]を受け入れるように指示がされていた。~

--[[エクシーズ召喚]]時の口上は「現れろ、No.44!悠久の大義よ、今こそ古の眠りから目覚め、天空を駆ける翼となれ!白天馬スカイ・ペガサス!」。~

--[[エクシーズ召喚]]時は三葉虫の化石に似た姿となっており、そこから展開して[[イラスト]]の姿になった。~

--この[[カード]]を含めた遺跡の[[ナンバーズ>No.]]には、「それぞれに対応する[[オーバーハンドレッドナンバーズ]]を[[戦闘]]で[[破壊]]することで、バリアン七皇の本当の記憶が戻る」という設定がある。~
この[[カード]]はドルベの記憶を司っているはずだが、この[[カード]]を所有する遊馬とドルベが[[デュエル]]しないままドルベは消滅してしまい、彼の記憶の詳細は分からずじまいに終わった。~

---遺跡の[[ナンバーズ>No.]]の多くは、再登場して記憶を取り戻す役目を果たしたりと物語上での活躍も多いのだが、この[[カード]]とメラグの[[《No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ》]]だけは再登場がなかった。~
しかもこの[[カード]]の場合は[[ランク]]4を出しやすい遊馬が所持していたにもかかわらず一度も使われておらず、[[装備]][[効果]]も全く活かせる場面がなかった。~
[[フィニッシャー]]役となった[[《No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ》]]とは違いこちらはやられ役という点も鑑みると、設定の割にはかなり不遇の扱いである。~

-コナミのゲーム作品において―~
「激突!デュエルカーニバル!」や「TAG FORCE SP」では、ドルベが本編では所持していなかったこの[[カード]]を所持している。~

--デュエルリンクスでは、新規[[バーン]][[カード]]の[[ダメージ]]調整期間後に[[エクシーズモンスター]]が実装されたため、同[[ランク]]の[[《ガガガガンマン》]]などの[[ダメージ]]は半減している。~
しかし、この[[カード]]の[[ライフロス]]は[[ダメージ]]ではないためか半減していない。~

**関連カード [#card]
-[[No.]]

-[[「相手は〜してこの効果を無効にできる」効果を持つカード>無効#opponent]]

//―《No.44 白天馬スカイ・ペガサス》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[コレクターズパック−ZEXAL編−]] CPZ1-JP021 &size(10){[[Ultra]],[[Collectors]]};
-[[No. COMPLETE FILE −PIECE OF MEMORIES−]] NCF1-JP044 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[相手]]の[[ライフポイント]]が1000未満の時に[[自分]]がこの[[カードの効果]]を[[発動]]した場合、[[《スターダスト・ドラゴン》]]の[[効果]]を[[発動]]する事ができますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(13/08/12)

Q:「この[[カードの効果]]を[[無効]]にできる」と書かれていますが、類似[[効果]]と同じでその時の[[効果]]処理が[[無効]]になるのですか?~
  それとも、それ以降この[[カード]]自体が[[無効]]化された状態になるのでしょうか?~
A:「選択した[[モンスター]]を[[破壊]]する」[[効果]]を[[無効]]化しただけとなるため、次の[[自分]][[ターン]]にて再びこの[[カードの効果]]を[[発動]]する事ができます。(15/11/27)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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