*《&ruby(スパイラル){SPYRAL};−ジーニアス/SPYRAL Quik-Fix》 [#top]
 効果モンスター(制限カード)
 星1/地属性/機械族/攻 500/守 400
 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
 デッキから「SPYRAL GEAR」カード1枚を手札に加える。
 (2):このカードが墓地に存在し、
 自分フィールドに「SPYRAL−ダンディ」が存在する場合に手札を1枚捨てて発動できる。
 このカードを特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

 [[EXTRA PACK 2017]]で登場した[[地属性]]・[[機械族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[召喚・特殊召喚に成功した]]場合に[[SPYRAL GEAR]]を[[サーチ]]する[[誘発効果]]、[[《SPYRAL−ダンディ》]]が存在する場合に[[自己再生]]を行う[[起動効果]]を持つ。~

 (1)の[[効果]]は[[召喚・特殊召喚に成功した]]場合に[[発動]]する[[SPYRAL GEAR]]の[[サーチ]]。~
 [[召喚]]するだけで[[アドバンテージ]]を得られるが、[[攻撃力]]が低くそのままでは返しの[[ターン]]で大[[ダメージ]]を受ける可能性が高い。~
 低[[レベル]]・低[[ステータス]]故にサポートは豊富であり、主にそれを活かして[[特殊召喚]]を狙っていく事になる。~
 [[効果]]に回数制限が無いため[[《機械複製術》]]とは相性が良く、[[SPYRAL GEAR]]を複数枚[[サーチ]]した上でそのまま[[ランク]]1の[[エクシーズ召喚]]や[[LINK>リンク]]2・3の[[リンク召喚]]に繋げられる。~
 [[《SPYRAL−ザ・ダブルヘリックス》]]を[[リンク召喚]]すれば即座に[[自己再生]]が可能となり、[[地属性]]なので[[《ミセス・レディエント》]]にも対応している。~

 [[《二重召喚》]]とも[[シナジー]]があり、この[[カード]]で[[サーチ]]した[[《SPYRAL GEAR−ドローン》]]をそのまま[[召喚]]できる。~
 これにより[[相手]]の[[デッキトップ]]を操作しつつ[[《SPYRAL−ザ・ダブルヘリックス》]]を[[リンク召喚]]できるので、あちらの(2)の[[効果]]でさらに展開が可能。~

 (2)の[[効果]]は[[手札コスト]]と[[《SPYRAL−ダンディ》]]の存在を[[発動条件]]とする[[自己再生]]。~
 この[[効果]]で[[特殊召喚]]された場合も[[サーチ]][[効果]]は[[発動]]するため、実質[[ノーコスト]]とも言える。~
 ただし[[フィールド]]を離れた場合に[[除外]]される[[デメリット]]が付くので、[[自己再生]]後は[[エクシーズ素材]]に使う等して再利用できる様に努めたい。~
 [[装備魔法]]をある程度利用する[[デッキ]]なので、[[《D・D・R》]]を[[《アームズ・ホール》]]と共に採用するのも良い。~

 (1)(2)どちらも[[1ターンに1度]]の制限がないため、[[エクシーズ召喚]]を経由することで複数体を何度も使いまわすことが可能。~
 [[《森羅の姫芽宮》]]や[[《LL−リサイト・スターリング》]]を経由すれば[[アドバンテージ]]すらも稼ぎだし、[[同名カード]]を回収できる[[《ゴーストリック・デュラハン》]]を利用すれば[[ループ>無限ループ]]も作りだせる。~
 (2)の[[コスト]]は(1)で賄うことができるため、[[《SPYRAL−ダンディ》]]と複数のこの[[カード]]を用意できれば、連続で[[リンク召喚]]しつつ大幅な[[デッキ圧縮]]が行える。~

-海外での登場時点で既に高い評価を受けていた[[カード]]だったが、当時は[[フィールド]]に[[《SPYRAL−ダンディ》]]を用意しつつこちらを[[墓地へ送る]]手間が求められた。~
ところが、来日と同時に新登場した[[《SPYRAL−ザ・ダブルヘリックス》]]により、こちらを[[リンク素材]]として[[墓地へ送り>墓地へ送る]]つつ[[自己再生]]の条件を能動的に作り出せるようになった。~
これにより日本では海外以上に凶悪な働きを見せており、来日直後から[[【SPYRAL】]]が[[環境]]で活躍する結果となった。~

--第8期頃から、この手の[[サーチ]]や[[自己再生]]には[[ループコンボ>無限ループ]]に利用されないように[[同名カード]]を含めて[[ターン]]制限が付いていることが多いのだが、この[[カード]]はどちらにも制限が無い。~
そのため[[エクシーズ素材]]で[[除外]][[デメリット]]を回避しつつ、1[[ターン]]で大量の[[アドバンテージ]]を叩き出す動きが確立された。~

--上記の様な活躍故に、[[TCG]]では[[《SPYRAL−ザ・ダブルヘリックス》]]が登場した半月後の[[17/11/06>海外の禁止・制限カード/2017年11月6日]]にて[[《SPYRAL GEAR−ドローン》]]と共に[[制限カード]]に指定された。~
遅れて日本でも[[18/01/01>リミットレギュレーション/2018年1月1日]]にて[[《SPYRAL GEAR−ドローン》]]・[[《SPYRAL RESORT》]]と共に[[制限カード]]に指定されている。~

--その後[[環境]]で[[【SPYRAL】]]の活躍が見られなくなったためか、[[19/07/01>リミットレギュレーション/2019年7月1日]]にて[[制限緩和]]された。~
--上記の様な活躍故に、[[18/01/01>リミットレギュレーション/2018年1月1日]]にて[[《SPYRAL GEAR−ドローン》]]・[[《SPYRAL RESORT》]]と共に[[制限カード]]に指定されている。~
その後[[環境]]で[[【SPYRAL】]]の活躍が見られなくなったためか、[[19/07/01>リミットレギュレーション/2019年7月1日]]にて[[制限緩和]]された。~
しかし、これにより再び[[環境]]で活躍し始め、更には[[マスタールール(11期)]]での[[汎用性]]の上昇を見越してか、[[20/04/01>リミットレギュレーション/2020年4月1日]]で再び[[制限カード]]に戻された。~

--[[TCG]]では[[《SPYRAL−ザ・ダブルヘリックス》]]が登場した半月後の[[17/11/06>海外の禁止・制限カード/2017年11月6日]]の時点で[[《SPYRAL GEAR−ドローン》]]と共に[[制限カード]]に指定された。~
その後も暫く規制が続いていたのだが、[[23/06/05>海外の禁止・制限カード/2023年6月5日]]で[[制限解除]]されており、同時点では日本よりも規制が緩い。~


-完全な人間の姿をしている上に、機械の武器や防具なども身につけていない[[機械族]]という珍しい[[モンスターカード]]である。~
一応メカニックではあるようなので機械と無関係というわけではないが、[[《機械複製術》]]との[[シナジー]]を考慮した[[種族]]設定の可能性もある。~
もしくは、フィクションでたまに見られる「メカニックだが、実は自分も[[アンドロイド>《マジカル・アンドロイド》]]」といったキャラを踏襲した設定であるとも推測できる。

-[[サーチ]][[効果]]と[[自己再生]]の[[発動条件]]から、スパイ作品の主人公をサポートするメカニックエンジニアがモチーフと思われる。~
特に固有の[[英語名]]がQで始まる事から、映画「007」シリーズの登場人物である「Q」が直接的なモデルと見ていいだろう。~
--一方、日本語名の「ジーニアス(Genius)」は一般的には「天才・鬼才・非凡(な才能)」を意味するが、類似した意味を持つ「[[神童(Prodigy)>《幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト》]]」や「天分(Natural Gift)」とは異なり、こちらは皮肉を込めて(悪い意味の)特殊な才能を指す表現でも用いられる場合が多い。~

-元々は、[[TCG]]版[[The Dark Illusion]]で追加された10種の海外新規[[カード]]の内の1枚である。~

//-原作・アニメにおいて―~

-コナミのゲーム作品において―~
「マスターデュエル」では、22/09/30に[[準制限カード]]に、23/04/10[[制限解除]]と[[OCG]]・[[TCG]]よりも緩くなっている。~

**関連カード [#card]
-[[SPYRAL]]
-[[SPYRAL GEAR]]

-[[《SPYRAL−ダンディ》]]

―《SPYRAL−ジーニアス》の姿が見られる[[カード]]
-[[《SPYRAL RESORT》]]

-[[《SPYRAL MISSION−救出》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【SPYRAL】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[EXTRA PACK 2017]] EP17-JP020 &size(10){[[Rare]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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