*《えん&ruby(まりゅうおう){魔竜王}; レッド・デーモン・カラミティ/Hot Red Dragon Archfiend King Calamity》 [#top]
 ※「えん」は[[機種依存文字>機種依存文字を含むカード名]]のため、ルビで代用しています。正しくは「玉偏に炎」。~
//部首の名称としては「玉偏」が正しい
//琰
//検索用:《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》
 シンクロ・効果モンスター(禁止カード)
 星12/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守3500
 チューナー2体+チューナー以外のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体
 (1):このカードがS召喚した時に発動できる
 (この効果の発動に対して、相手はカードの効果を発動できない)。
 このターン、相手はフィールドで発動する効果を発動できない。
 (2):このカードが戦闘でモンスターを破壊した場合に発動する。
 そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
 (3):このカードが相手によって破壊された場合、
 自分の墓地のレベル8以下のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体を対象として発動できる。
 そのモンスターを特殊召喚する。

 [[Vジャンプ(2015年10月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2015]]で登場した[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[シンクロモンスター]]。~
 [[シンクロ召喚に成功した]]時にその[[ターン]]中[[相手]][[フィールド]]で[[発動]]する[[効果]]を封じる[[誘発効果]]、[[戦闘]]で[[モンスター]]を[[破壊した]]場合にその[[元々の攻撃力]]分の[[ダメージ]]を与える[[誘発効果]]、[[相手]]によって[[破壊された]]場合に[[レベル]]8以下の[[闇属性]]・[[ドラゴン族]][[シンクロモンスター]]を[[蘇生]]できる[[誘発効果]]を持つ。~

 [[シンクロ素材]]に[[チューナー]]2体と[[ドラゴン族]]・[[闇属性]][[シンクロモンスター]]を指定しているため、真っ当な[[シンクロ召喚]]の難度は高い。~
 [[【レッド・デーモン】]]では[[《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》]]の[[シンクロ召喚]]ギミックを流用できる他、[[《えん魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》]]で[[レベル]]1[[チューナー]]を揃えるのも有効である。~
 [[《レッド・ライジング・ドラゴン》]]で[[《クリムゾン・リゾネーター》]]を[[蘇生]]させ、[[効果]]で[[レベル]]3[[リゾネーター]]2体を[[リクルート]]するのもいいか。~
 後述の通り[[相手]][[ターン]]に[[シンクロ召喚]]する価値が高い[[モンスター]]なので、[[《赤き竜》]]などの[[シンクロ召喚]]扱いで[[特殊召喚]]する手段に任せても良いだろう。~

 (1)は[[シンクロ召喚に成功した]][[ターン]]における[[相手]][[フィールド]]で[[発動]]する[[効果]]を封じる[[効果]]。~
 1[[ターン]]のみだが[[相手]]の行動を大幅に制限でき、更にこの[[効果]]に対する[[カウンター]]も許さないため、高確率でこの[[効果]]を通せる。~
 [[自分]][[ターン]]で使用した場合はこれ以降の展開や[[攻撃]]を安全に通せるが、[[手札]]や[[墓地]]で[[発動]]する[[《バトルフェーダー》]]や[[《超電磁タートル》]]等に邪魔される可能性がある。~
 また、[[《激流葬》]]や[[《強制脱出装置》]]などの[[スペルスピード]]2以上の[[除去]]はこの[[カード]]の[[シンクロ素材]]が揃った時点で使われる可能性がある点にも注意。~

 この[[効果]]が最も大きな効力を発揮するのは[[相手]][[ターン]]に使用した場合である。~
 [[ターンプレイヤー]]が[[フィールド]]で[[効果]]を[[発動]]できないというのは行動の殆どを封殺されたに等しく、[[手札]]・[[墓地]]次第では何もできずに[[ターン]]を終える可能性すらある。~
 その場合、返しの[[自分]][[ターン]]に追撃要員を展開し、がら空きになった[[相手]]に[[攻撃]]すればそのまま勝利する事も十分に望める。~

 [[相手ターンにシンクロ召喚可能なカード>《フォーミュラ・シンクロン》#opponent]]を使用するのが1つの手だが、[[ドラゴン族]]・[[闇属性]][[シンクロモンスター]]を別に用意する手間は求められる。~
 [[《赤き竜》]]の[[効果]]を用いるのが最も手軽な手段と言え、[[【マナドゥム】]]・[[【センチュリオン】]]では実際にこの方法でのみ展開されている。~
 [[墓地リソース]]のみで出せる[[《王者の調和》]]という選択肢もあるが、[[発動]]タイミングが[[相手]]の[[攻撃宣言]]時であるため(1)との相性は然程良くはない。~

 (2)は[[戦闘破壊]]した[[モンスター]]の[[元々の攻撃力]]分の[[ダメージ]]を与える[[効果]]。~
 自身の[[攻撃力]]の高さから[[発動]]は容易であり、[[攻撃表示]][[モンスター]]を[[戦闘破壊]]すれば4000もの[[ダメージ]]で[[フィニッシャー]]も狙える。~

 (3)は[[レベル]]8以下の[[ドラゴン族]]・[[闇属性]][[シンクロモンスター]]1体を[[蘇生]]する[[効果]]。~
 [[相手]]によってという条件はあるが、[[破壊]]であれば場所は問わないため、[[《神の宣告》]]等で[[特殊召喚]]を[[無効]]化された場合でも後続の[[モンスター]]を残して被害を減らせる。~
 ただ、例の如く[[バウンス]]や[[除外]]には無力なので、注意したい。~

 どの様な運用にも言える事だが、[[効果]][[耐性]]や[[パーミッション]][[効果]]は無いため[[シンクロ召喚]]した[[ターン]]以外は基本的に無防備である。~
 従って、[[シンクロ召喚]]した[[ターン]]、またはその返しの[[ターン]]にゲームエンドにまで持ち込むのが理想的と言える。~
 ただ、[[エクストラデッキ]]の厳選が求められる[[【レッド・デーモン】]]においては競合先と枠を争う事になり、[[攻撃力]]の高さも[[《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》]]に軍配が上がる。~
 一応、こちらは[[レッド・デーモン]]の名を持つ事から[[《えん魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》]]で[[蘇生]]可能であり、[[シンクロ素材]]の指定も若干だけ緩い。~
 その他、[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》]]を[[シンクロ素材]]に用いる場合、あちらの[[全体除去]]が(2)と相性が悪い点もネックとなる。~

-[[シンクロ素材]]にできる[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[シンクロモンスター]]は[[《レッド・ライジング・ドラゴン》>《レッド・ライジング・ドラゴン》#list1]]を参照。~
([[ステータス]]の変化なしで[[シンクロ素材]]にできるのは当該リストの[[レベル]]10以下になる。)~

//-[[《水晶機巧−ハリファイバー》]]を利用すれば、比較的簡単にこの[[カード]]を[[相手]]の[[ターン]]に[[特殊召喚]]することが可能。~
//条件:[[手札]]に[[《ドラコネット》]]と[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる[[カード]]1枚。~
//>
//+[[モンスター]]を[[特殊召喚]]
//+[[《ドラコネット》]]を[[召喚]]し、その[[効果]]で[[《ギャラクシーサーペント》]]を[[特殊召喚]]
//+[[《ドラコネット》]]と[[《ギャラクシーサーペント》]]で[[《星杯の神子イヴ》]]を[[シンクロ召喚]]し、(1)の[[効果]]で[[《星遺物を継ぐもの》]]を[[サーチ]]
//+[[モンスター]]と[[《星杯の神子イヴ》]]で[[《水晶機巧−ハリファイバー》]]を[[リンク召喚]]し、[[《水晶機巧−ハリファイバー》]]の[[効果]]で[[《幻獣機オライオン》]]を[[特殊召喚]]し、[[《星杯の神子イヴ》]]の[[効果]]で[[《星杯に選ばれし者》]]を[[特殊召喚]]
//+[[《幻獣機オライオン》]]と[[《星杯に選ばれし者》]]で[[《源竜星−ボウテンコウ》]]を[[シンクロ召喚]]し[[《幻獣機オライオン》]]の[[効果]]で[[幻獣機トークン]]を[[特殊召喚]]
//+[[《源竜星−ボウテンコウ》]]の[[効果]]で[[レベル]]を2に変更
//+[[《源竜星−ボウテンコウ》]]と[[幻獣機トークン]]で[[《転生竜サンサーラ》]]を[[シンクロ召喚]]
//+[[《星遺物を継ぐもの》]]を[[発動]]し、[[《星杯の神子イヴ》]]を[[特殊召喚]]
//<
//これで[[《水晶機巧−ハリファイバー》]]と[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[シンクロモンスター]]と[[チューナー]]が[[自分]][[フィールド]]に並ぶ。~
//[[相手]][[ターン]]に[[《水晶機巧−ハリファイバー》]]の(2)の[[効果]]で[[《フォーミュラ・シンクロン》]]を[[特殊召喚]]すれば、このカードの[[シンクロ召喚]]に繋げられる。~
//上記の例では[[《ドラコネット》]]を上げているが[[レベル]]5[[シンクロモンスター]]に繋げられる[[カード]]なら[[《深海のディーヴァ》]]や[[《レスキューキャット》]]など他の[[カード]]でも可能。~

-登場当初は[[シンクロ素材]]の[[重さ>重い]]もあり、[[【レッド・デーモン】]]で採用を検討できるか否かといった程度の評価であった。~
[[《赤き竜》]]の登場以降は[[相手]][[ターン]]に[[特殊召喚]]できる凶悪な[[制圧]]札として[[【マナドゥム】]]・[[【センチュリオン】]]等で採用されるようになり、評価を大きく上げている。~
[[チェーン]]も不可であるため決まれば一方的な展開になり、ゲームバランスを損ねるためか、[[24/01/01>リミットレギュレーション/2024年1月1日]]にて一気に[[禁止カード]]に指定された。~

-「カラミティ(calamity)」は、英語で「大きな不幸・災難」を指す。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画5D's特別編の「遊星vsジャック」戦においてジャックが使用。~
[[《バーニング・ソウル》]]で[[サルベージ]]した[[速攻魔法]]《バトル・チューニング》により、[[バトルフェイズ]]中に[[《絶対王 バック・ジャック》]](漫画では[[チューナー]])・[[《変容王 ヘル・ゲル》]]・[[《えん魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》]]を[[シンクロ素材]]に[[シンクロ召喚]]される。~
[[《真閃こう竜 スターダスト・クロニクル》]]を[[戦闘破壊]]し、[[ダメージ]][[効果]]を[[発動]]したが、[[《ジャンクリボー》]]の[[効果]]で[[無効]]・[[破壊]]された。~
しかし、[[効果]]で[[《えん魔竜 レッド・デーモン》]]を[[蘇生]]しつつ、[[《えん魔竜 レッド・デーモン》]]・[[《閃こう竜 スターダスト》]]の[[効果]]を[[無効]]にした。~
さらに[[《レッド・スプレマシー》]]によって[[除外]]され、[[《えん魔竜 レッド・デーモン》]]に[[効果]]を付与した。~
[[攻撃]]名は「&ruby(クリムゾン・アブソリュート・ブレイク){真紅の絶対破壊};」、[[効果]]名は「&ruby(ヘル・カラミティ・メテオ){地獄の災厄えん弾};」。~

--[[シンクロ召喚]]時の口上は「孤高の絶対破壊神よ!!神域より舞い降り終焉をもたらせ!!《えん魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》!!」。~

--漫画では(1)の[[効果]]は無く、代わりに「この[[カード]]がいる時、[[戦闘破壊]]を[[無効]]にできない。」[[効果]]だった。~
また(3)の[[効果]]は[[《えん魔竜 レッド・デーモン》]]限定である代わりに、[[破壊]]した[[コントローラー]]を問わずに[[蘇生]]し、その後[[フィールド]]の[[モンスター効果]]を[[無効]]にする[[効果]]だった。~
[[OCG]]での[[イラスト]]は漫画版とは左右が反転しており、足に棘のようなものが追加されている。~

--「真紅の絶対破壊」は上方で組んだ両手を振り下ろし相手を殴打する、プロレスのダブル・スレッジ・ハンマーのような[[攻撃]]であった。~
また、[[バーン]][[効果]]は、羽から生えている方の両手で巨大なエネルギー球を作り出し、そこから無数の隕石を降らせる描写がなされた。~

--[[《バーニング・ソウル》]]が絡んでいる事や「ダブル・チューニング」による[[シンクロ召喚]]である事から、漫画版[[《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》]]であるといえる。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[レッド・デーモン]]
-[[デーモン]]

-[[チェーンされない効果を持つカード>チェーン#antichain]]

―《えん魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》の姿が見られる[[カード]]
-[[《レッド・スプレマシー》]]

//**そのままでシンクロ素材にできる闇属性・ドラゴン族のシンクロモンスター [#list]
//殆どリストが丸被りしてるのでレッド・ライジング・ドラゴンのページに一括
//―[[レベル]]10
//#taglist(シンクロモンスター^星10^闇属性^ドラゴン族-チューナーモンスター);

//―[[レベル]]9 &aname(under9);
//#taglist(シンクロモンスター^星9^闇属性^ドラゴン族-チューナーモンスター);

//―[[レベル]]8 &aname(under8);
//#taglist(シンクロモンスター^星8^闇属性^ドラゴン族-チューナーモンスター);

//―[[レベル]]7
//#taglist(シンクロモンスター^星7^闇属性^ドラゴン族-チューナーモンスター);

//―[[レベル]]6
//#taglist(シンクロモンスター^星6^闇属性^ドラゴン族-チューナーモンスター);

//―[[レベル]]5
//#taglist(シンクロモンスター^星5^闇属性^ドラゴン族-チューナーモンスター);

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【レッド・デーモン】]]
-[[【マナドゥム】]]
-[[【センチュリオン】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vジャンプ(2015年10月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2015]] VJMP-JP107 &size(10){[[Ultra]]};
-[[DIMENSION BOX LIMITED EDITION]] DBLE-JP039 &size(10){[[N-Parallel]]};
-[[ストラクチャーデッキ−王者の鼓動− 天地鳴動パック>ストラクチャーデッキ−王者の鼓動−#pack]] SD46-JPP03 &size(10){[[Super]],[[Secret]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[ダメージステップ]]に(3)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(15/08/21)

Q:(1)の[[効果]]の「この[[発動]]に対して、[[相手]]は[[カードの効果]]を[[発動]]できない。」は[[モンスター効果]]として扱われますか?~
A:「この[[発動]]に対して、[[相手]]は[[カードの効果]]を[[発動]]できない。」[[テキスト]]は[[モンスター効果]]の扱いではありません。(16/10/28)

Q:[[《スキルドレイン》]]が存在している場合、[[相手]]は(1)の[[効果]]に[[チェーン]]して[[カードの効果]]を[[発動]]できますか?~
A:[[《スキルドレイン》]]が[[発動]]している場合でも[[相手]]は(1)の[[効果]]に[[チェーン]]して[[カードの効果]]を[[発動]]できません。(16/10/28)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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