*《インフェルニティ・デーモン/Infernity Archfiend》 [#top]
 効果モンスター
 星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1200
 (1):手札が0枚の場合にこのカードをドローした時、
 このカードを相手に見せて発動できる。
 このカードを手札から特殊召喚する。
 (2):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
 デッキから「インフェルニティ」カード1枚を手札に加える。
 この効果は自分の手札が0枚の場合に発動と処理ができる。

 [[遊戯王ファイブディーズ STARDUST ACCELERATOR - WORLD CHAMPIONSHIP 2009 付属カード>ゲーム付属カード#WCS2009]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[手札]]0枚で[[ドロー]]した時[[特殊召喚]]できる[[誘発効果]]、[[手札]]0枚で[[特殊召喚に成功した]]時に[[インフェルニティ]][[カード]]を[[サーチ]]できる[[誘発効果]]を持つ。~

 (1)の[[効果]]は「[[自分]]の[[手札]]が0枚の時にこの[[カード]]を[[ドロー]]する」という厳しい[[発動条件]]を持っている。~
 基本的には能動的な[[発動]]は諦め、状況が揃っている時に[[ドロー]]できればラッキーと割り切るべきだろう。~
 条件の関係上ほぼ確実に(2)に繋げることが出来るため、妨害さえなければ劣勢時にもこの[[効果]]1つから一気に盛り返せるのは[[【インフェルニティ】]]の強みの1つでもある。~

 (2)の[[サーチ]][[効果]]は他の[[カードの効果]]で[[特殊召喚]]した際も[[発動]]可能なので、[[《インフェルニティ・ネクロマンサー》]]や[[《インフェルニティガン》]]による[[蘇生]]からも狙える。~
 [[カードの種類]]を問わない範囲の広さが魅力であり、[[《インフェルニティガン》]]を[[サーチ]]すればより展開力を高められる。~
 [[《舞い戻った死神》]]も[[手札]]・[[墓地]]・[[除外]]状態と幅広い範囲から[[インフェルニティ]]を展開でき、受動的な[[トリガー]]ながら再利用もできるため優先度が高い。~
 他の選択肢としては、条件が共通する事から即座に[[特殊召喚]]可能な[[《インフェルニティ・ビショップ》]]や、[[相手]]の行動を牽制できる[[《インフェルニティ・ブレイク》]]・[[《インフェルニティ・バリア》]]が候補として挙がる。~
 [[墓地]]にいた方が都合がいいことも多いが、元々の[[ステータス]]も悪くないため[[コンボ]]が成立しない時には[[アタッカー]]として頼ることになるだろう。~

 総じて[[特殊召喚]]するだけで[[デッキ]]の[[回転]]力を上げる性能を持つ、[[【インフェルニティ】]]の根幹を支える[[モンスター]]である。~

-(1)は「時の[[任意効果]]」なので、[[《闇の誘惑》]]など[[ドロー]]した後に別の処理が挟まる場合は[[タイミングを逃す]]。~
また、(2)も「時の[[任意効果]]」なので、[[特殊召喚]]された状況によっては[[タイミングを逃す]]。~

-[[《リロード》]]や[[《手札抹殺》]]等で[[ドロー]]できれば[[特殊召喚]]できる(FAQ参照)。~
[[相手]][[ターン]]で[[《リロード》]]を[[発動]]すれば[[壁]]として展開できる可能性もあり、[[相手]]の意表を突くことができる。~
ただし[[チェーン]]2以降では[[サーチ]][[効果]]は[[発動]]できない。~

-[[デーモン]]にも属しているため、[[《万魔殿−悪魔の巣窟−》]]などの[[サポート>サポートカード]]が受けられる。~
[[《伏魔殿−悪魔の迷宮−》]]で[[特殊召喚]]し[[効果]]を使うことでさらに[[回転]]を上げられる。~
[[【デーモン】]]では(2)で[[同名カード]]を[[サーチ]]し[[デッキ圧縮]]要員にもなれる。~

-登場当初は[[インフェルニティ]]に[[モンスターカード]]しか存在しなかった上に種類も少なかったため、[[効果]]を活用する幅も狭かった。~
しかし、[[THE SHINING DARKNESS]]にて[[インフェルニティ]]が大量に登場したことにより、その[[汎用性]]が大幅に上がる事になる。~
特に[[《インフェルニティガン》]]が[[制限カード]]になる前は、[[サーチ]]した[[《インフェルニティガン》]]でこの[[カード]]が[[蘇生]]され、それによって新たな[[《インフェルニティガン》]]を[[サーチ]]するループにより驚異的な爆発力を生み出していた。~
また[[シンクロ素材]]としてこの[[カード]]を[[墓地へ送る]]ことで[[サーチ]]と[[蘇生]]を途切れることなく行い、[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]等を大量展開する事も可能であった。~
しかし、[[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[《インフェルニティガン》]]が[[制限カード]]となったため、現在は状況によって様々な[[カード]]を[[サーチ]]することが重要となっている。~
--2014年の世界大会・一般の部で[[【インフェルニティ】]]が優勝したことを受けてか、海外では[[2014年10月>海外の禁止・制限カード/2014年10月1日]]に[[制限カード]]に指定されている。~
時代が進んだ[[24/01/01>海外の禁止・制限カード/2024年1月1日]]に[[制限解除]]された。~

-上記のような役割から[[【インフェルニティ】]]においては3枚[[積み>積む]]が必須と言える程重要な[[カード]]であり、しかも[[ゲーム付属カード]]であったため、一時期は値段が高騰した。~
その後も入手困難な状態が続いたが、[[DUEL TERMINAL −破滅の邪龍 ウロボロス!!−]]にて再録されたことで入手は容易となった。~

-「デーモン」については、[[デーモン]]を参照。~
想像上の悪魔は山羊角を持っている姿で描かれる事が多く、顔も山羊である場合が多いのだが、遊戯王の[[悪魔族]]では大半が角のみで、この[[カード]]のように顔まで山羊の物が使われるのは珍しい。~
この[[カード]]以外には[[《レッサー・デーモン》]]・[[《バフォメット》]]が存在する。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「遊星vs鬼柳」(1戦目)において鬼柳が初使用。~
1[[ターン]]目の鬼柳の[[手札]]に2枚あり、そのうち1枚は[[《デプス・アミュレット》]]によって[[手札]]から[[捨てられた>捨てる]]。~
もう1枚は[[召喚]]され遊星に[[直接攻撃]]を仕掛けるが、[[《くず鉄のかかし》]]によって[[無効]]にされた。~
その後、《&ruby(ダークチューナー){DT}; ナイトメア・ハンド》の[[アドバンス召喚]]のために[[リリース]]された。~
「遊星vs鬼柳」(2戦目)・「鬼柳vs巨体男」戦・「遊星&鬼柳vsロットン」戦でも使用される。~
特に「遊星&鬼柳vsロットン」戦では、(1)での自身の[[特殊召喚]]から[[《インフェルニティ・ミラージュ》]]を[[サーチ]]する事で怒涛の展開へ繋げ、鬼柳の生きるあがきを見せ付けた。~
[[攻撃]]名は「ヘル・プレッシャー」。~

--[[攻撃]]時は空に魔法陣が出現し、そこから炎で覆われた巨大な手が出てきてそのまま週をまたぐという、[[攻撃力]]1800の[[下級モンスター]]とは思えない程の力の入った演出であった。

--アニメでは[[レアリティ]]が[[ノーマル>Normal]]であり、自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]した時のみ[[サーチ]][[効果]]が[[発動]]できた。~
[[OCG]]化にあたって大幅に強化されたと言える。
//ttp://blog-imgs-24-origin.fc2.com/k/y/o/kyonrena/2008y11m21d_220820759.jpg

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]では鬼柳が使用する。~
「ヘル・プレッシャー」の魔法陣はきちんと再現されている。~
但し、巨大な炎の手が現れるわけではなく、半透明で紫色の普通のサイズの手で上から掴む演出となっている。

--クロスデュエルにおいては以下のオリジナルの[[フレイバー・テキスト]]が存在する。~
 虚無より突如として現れし煉獄の悪魔。
 業火に包まれた巨大な掌底が、無限の苦しみをもたらす。
前述したアニメの[[攻撃]]演出が[[フレイバー・テキスト]]でも触れられている他、[[攻撃]]モーションでも再現されている。


**関連カード [#card]
-[[インフェルニティ]]
-[[デーモン]]

-[[《インフェルニティ・ヘル・デーモン》]]

-[[《サイバーデーモン》]]

-[[自分の手札に加わった時・場合に自身を特殊召喚できるモンスター>《ワタポン》#list]]

―《インフェルニティ・デーモン》の姿が見られる[[カード]]
-[[《インフェルニティガン》]]
-[[《虚無の波動》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【インフェルニティ】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[遊戯王ファイブディーズ STARDUST ACCELERATOR - WORLD CHAMPIONSHIP 2009 付属カード>ゲーム付属カード#WCS2009]] WC09-JP001 &size(10){[[Ultra]]};
-[[DUEL TERMINAL −破滅の邪龍 ウロボロス!!−]] DT14-JP010 &size(10){[[Rare]]};
-[[THE RARITY COLLECTION]] TRC1-JP017 &size(10){[[Super]],[[Secret]],[[Collectors]]};

**FAQ [#faq]
Q:(1)の[[効果]]でこの[[カード]]を[[公開]]するのは[[コスト]]扱いですか?~
A:[[コスト]]になります。(09/03/28)

Q:(1)の[[効果]]で[[公開]]したこの[[カード]]は[[効果]]処理が完了するまで見せたままとなりますか?~
A:(1)の処理が終わるまで[[相手]]に見せたままとなります。(17/05/26)
//この日付の裁定。編集していなかった分

Q:[[《貪欲な壺》]]などで[[手札]]が0枚の状態から複数枚[[ドロー]]した場合、この[[カード]]の(1)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(09/03/28)

Q:[[《貪欲な壺》]]などで[[手札]]が0枚の状態からこの[[カード]]を複数枚[[ドロー]]した場合、この[[カード]]を複数枚[[特殊召喚]]できますか?~
A:複数枚[[ドロー]]した場合であっても、その中の1体のみ[[特殊召喚]]できます。(12/07/20)~
//http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=8721&keyword=&tag=-1
//A:はい、[[チェーン]]を組んで[[発動]]することで複数枚[[特殊召喚]]できます。(09/03/28)

Q:[[《手札抹殺》]]、[[《リロード》]]などの[[効果]]処理中に[[手札]]を全て[[捨てた>捨てる]]りなどして[[手札]]が0枚になってこの[[カード]]を[[ドロー]]した場合でも、この[[カード]]の(1)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(09/03/28)

Q:[[《闇の誘惑》]]などで[[手札]]が0枚の状態からこの[[カード]]を[[ドロー]]してその後に[[手札]]の[[闇属性]][[モンスター]]を[[除外]]するなどの[[効果]]処理がある場合、この[[カード]]の(1)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、この場合[[ドロー]]した後に[[効果]]処理があるので[[タイミングを逃して>タイミングを逃す]][[発動]]できません。(09/03/28)

Q:(1)の[[効果]]は[[ダメージステップ]]中に[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(15/07/23)
//http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=4&cid=8272
//A:いいえ、[[発動]]できません。(14/12/01)
//パーフェクトルールブックの記述ではできそうだったため確認

Q:(2)の[[効果]]は[[ダメージステップ]]中に[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(10/03/12)

Q:(2)の[[効果]]の処理中に、[[手札]]が1枚以上になった場合[[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:いいえ、[[適用]]されません。(09/03/28)

Q:[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]でこの[[カード]]を[[攻撃]]し、その[[効果]]で[[特殊召喚]]した時、(2)の[[効果]]を[[発動]]できるのはどちらの[[プレイヤー]]ですか?~
A:[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]した[[プレイヤー]]です。(10/02/18)

Q:[[《インフェルニティガン》]]などの「[[インフェルニティ]]を名に含む[[魔法・罠カード]]」を[[手札]]に[[加える]]事ができますか?~
A:はい、できます。(10/02/20)

Q:[[《魔宮の賄賂》]]などでこの[[カード]]を[[ドロー]]した場合、(1)の[[効果]]を[[発動]]しこの[[カード]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:はい、[[特殊召喚]]できます。(10/02/20)

Q:[[《メタモルポット》]]の[[効果]]でこの[[カード]]を[[ドロー]]した場合、この[[カード]]の(1)の[[効果]]と、(2)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:(1)の[[効果]]は[[発動]]できます。~
  しかし、(2)の[[効果]]は[[特殊召喚に成功した]]時点で[[手札]]が0枚ではないため[[発動]]できません。(10/07/04)

Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:(1)の[[効果]]、(2)の[[効果]]は共に[[任意>任意効果]]の[[誘発効果]]になります。(11/10/09)

Q:[[手札]]が0枚の時[[チェーン]]2以降でこの[[カード]]を[[特殊召喚]]した場合、(2)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:[[任意>任意効果]]の[[誘発効果]]のため、[[特殊召喚]]した後に何らかの処理がある場合[[タイミングを逃し>タイミングを逃す]][[発動]]することができません。(11/10/09)

Q:[[《墓穴の道連れ》]]を発動し、[[効果]]処理中に[[手札]]が0枚になってこの[[カード]]を[[ドロー]]した場合、《インフェルニティ・デーモン》の(1)の[[効果]]は[[発動]]できますか?~
A:[[《墓穴の道連れ》]]の[[効果]]によって《インフェルニティ・デーモン》を[[ドロー]]した場合、[[《墓穴の道連れ》]]の[[効果]]処理後に、《インフェルニティ・デーモン》の(1)の[[効果]]を[[発動]]する事ができます。(12/11/02)

Q:[[自分]]の[[手札]]が0枚で、[[自分]][[フィールド]]に[[《豊穣のアルテミス》]]が2体存在しています。~
  [[セット]]してある[[《大嵐》]]を[[発動]]し、[[相手]]が[[《魔宮の賄賂》]]でその[[発動]]を[[無効]]にしました。~
  そして[[《魔宮の賄賂》]]の[[効果]]で[[自分]]は《インフェルニティ・デーモン》を[[ドロー]]し、直後に[[《豊穣のアルテミス》]]によってさらに2枚の《インフェルニティ・デーモン》を[[ドロー]]しました。~
  この3枚の《インフェルニティ・デーモン》は、(1)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:[[誘発効果]]を[[発動]]できるのは1枚のみです。(14/08/10)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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