*《エマージェンシー・サイバー/Cyber Emergency》 [#top]
 通常魔法
 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
 (1):デッキから「サイバー・ドラゴン」モンスター
 または通常召喚できない機械族・光属性モンスター1体を手札に加える。
 (2):相手によってこのカードの発動が無効になり、
 このカードが墓地へ送られた場合、手札を1枚捨てて発動できる。
 このカードを手札に加える。

 [[COLLECTORS PACK 2018]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[サイバー・ドラゴン]]または[[光属性]]・[[機械族]]の[[特殊召喚モンスター]]1体を[[サーチ]]する[[効果]]、この[[カードの発動]]を[[無効]]にされた場合に[[サルベージ]]できる[[効果]]を持つ。~

 (1)は[[サイバー・ドラゴン]]モンスターまたは[[光属性]]・[[機械族]]の[[特殊召喚モンスター]]の[[サーチ]]。~
 [[【サイバー・ドラゴン】]]においては主要[[モンスター]]の多くを[[サーチ]]できるため重宝する。~
 [[サイバー]]に属するので[[《サイバー・ドラゴン・コア》]]の[[サーチ]]にも対応しているのも[[メリット]]。~

 類似した役割には同じく[[サイバー]]に属する[[《サイバー・リペア・プラント》]]が存在する。~
 [[サーチ]]範囲はこちらの方がやや狭い代わりに[[発動条件]]がなく、特に[[墓地]]に[[カード]]が無い[[先攻]]1[[ターン]]目でも問題なく使える利点は大きい。~
 とは言え、[[サーチ]][[カード]]は[[相手]]からの妨害を受けやすいこともあり、初動の安定性を高めるための併用も十分に考えられる。~
 上記の[[《サイバー・ドラゴン・コア》]]を経由すればこちらを初動にして[[《サイバー・リペア・プラント》]]を[[サーチ]]できるので、性能面での相性も実は良い。~
 [[サーチ]]した[[《サイバー・ドラゴン・ネクステア》]]の[[手札コスト]]に[[サイバー・ドラゴン]]を用いる、[[《サイバー・ドラゴン・フィーア》]]を[[リンク素材]]にする、等の方法を取れば1[[ターン]]目から[[《サイバー・リペア・プラント》]]の[[発動条件]]を満たせる。~

 [[光属性]]・[[機械族]]の[[特殊召喚モンスター]]では、[[カテゴリ]]全体が該当する[[ドライトロン]]と相性が良い。~
 [[ドライトロン]]を直接[[リクルート]]できる[[《極超の竜輝巧》]]も存在するが、こちらは各種[[ドライトロン]]の[[効果]]を[[発動]]したい場合に使うと良い。~
 [[光属性]]・[[機械族]]を中心とした[[デッキ]]に[[《サイバー・エルタニン》]]を採用する場合にも投入が検討できる。~
 それ以外では[[【超時空戦闘機】]]における[[《オプション》]]、[[【機皇】]]における[[《機皇神マシニクル∞》]]などが該当する。~

 (2)はこの[[カードの発動]]が[[無効]]化された場合の自己[[サルベージ]][[効果]]。~
 ルール上、[[魔法・罠カード]]は、[[発動]]を[[無効]]にされると「[[発動]]していない」扱いとなるため、[[1ターンに1度]]の制限にかからずもう1度[[発動]]できる。~
 よって[[サルベージ]]後に即座に再[[発動]]でき、実質[[手札]]1枚でこの[[カード]]への[[カウンター]]を[[無効]]化すると見なせる。~
 といっても、[[相手]]依存の上に、こちらの[[手札]]消費を狙わない限り、[[相手]]がわざわざ[[発動]]を[[無効]]にしてくるとは考えにくい。~
 基本的には、抑止力として[[カウンター]]に対する[[耐性]]があるものと考えることになる。~

 また、実戦では(2)が[[適用]]できる[[カウンター]]は限られているのが実情である。~
 採用率の高い[[《灰流うらら》]]は[[発動]]を[[無効]]にしないので対応できない。~
 [[サーチ]][[メタ]]としては[[《手違い》]]・[[《ライオウ》]]・[[《ドロール&ロックバード》]]などの名が挙がるが、どれも直接的に[[無効]]にする[[効果]]ではないのでそもそもの[[サーチ]]ができなくなる。~
 それ以外だと[[通常魔法]]の[[発動]]を[[無効]]にできる[[カード]]は相応の[[コスト]]や扱いづらさを持つものが殆どなので、あえてこの[[カード]]を[[無効]]にしたいという状況は限られる。~
 あって困る[[効果]]ではないが、おまけ程度に捉えておくのが良いだろう。~

-[[ドライトロン]]と相性が良いのは公式も認識しており、[[ドライトロン]]の初出である[[デッキビルドパック ジェネシス・インパクターズ]]には相性の良い[[カード]]としてこの[[カード]]が再録されている。
-[[ドライトロン]]との相性の良さは公式からも意識されており、[[ドライトロン]]の初出である[[デッキビルドパック ジェネシス・インパクターズ]]に[[サイバー・ドラゴン]]無しでこちらのみ再録されている。

-原作通り、[[《光と闇の竜》]]に対しては(2)の[[効果]]で自身を回収→[[手札]]から[[発動]]という手順を繰り返すことで無力化できる。~
([[《光と闇の竜》]]は、[[カードの発動]]には反応するが、「[[墓地]]での[[効果の発動]]」である(2)の[[効果]]には反応しないため自己[[サルベージ]]は妨害されない)~
もっとも、それを狙うと[[手札]]を最大4枚消費することになるので、相性が良いとまでは言えない。~

--原作での活躍を意図してか、公式サイトのQ&Aでは(2)の[[効果]]の解説で[[《光と闇の竜》]]が引き合いに出されている。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画GXの「万丈目vsカイザー亮」戦において亮が使用。~
[[装備魔法]]《サイバー・ローアー》で[[ドロー]]して次の[[自分]]の[[ターン]]で[[発動]]したが、万丈目の[[《光と闇の竜》]]の[[効果]]によって[[無効]]となる。~
しかしこれは亮の戦略であり、その後[[手札]]の《サイバー・シュートルーフェ》・《サイバー・ツバーン》・《サイバー・アルサーフィ》・《サイバー・アルナイル》をそれぞれ[[墓地へ送る]]事で[[サルベージ]]し、[[《光と闇の竜》]]が[[無効]][[効果]]が使えなくなるまで繰り返し[[発動]]した。~
最後に[[《サイバー・エルタニン》]]を[[サーチ]]し、[[《ボーン・フロム・ドラコニス》]]での[[特殊召喚]]に繋げた。~

--漫画では[[1ターンに1度]]の制約はなく、[[サーチ]]対象は[[レベル]]8以上の[[サイバー]]であり、(2)の[[効果]]に[[発動]]の条件はなかった。~
そのため[[サーチ]]した[[カード]]を[[コスト]]に(2)の[[効果]]でこの[[カード]]を[[サルベージ]]することで、無尽蔵に[[墓地を肥やす]]ことができたと思われる。~

-コナミのゲーム作品において―~
デュエルリンクスではヘルカイザー亮の専用スキル「サイバー流進化」によってデュエル開始時に[[デッキボトム]]にこの[[カード]]と[[《パワー・ボンド》]]が1枚ずつ追加される。~

**関連カード [#card]
-[[サイバー]]
-[[サイバー・ドラゴン]]

-[[《E−エマージェンシーコール》]]

//―[[イラスト]]関連
//カードのイラストに描かれているカードが存在した場合、そのカードをリンク

**[[光属性]]・[[機械族]]の[[特殊召喚モンスター]] [#list]
-[[ドライトロン]]
#taglist(光属性^機械族^特殊召喚モンスター^ドライトロン);
#taglist(光属性^機械族^儀式モンスター^ドライトロン);

-それ以外
#taglist(光属性^機械族^{特殊召喚モンスター+特殊召喚モンスター(蘇生制限なし)}-儀式モンスター-融合モンスター-シンクロモンスター-エクシーズモンスター-使用不可カード-《Kozmo−フォルミート》-ドライトロン);
#taglist(光属性^機械族^儀式モンスター-使用不可カード-ドライトロン);
#taglist(光属性^機械族^{特殊召喚モンスター+特殊召喚モンスター(蘇生制限なし)+儀式モンスター}^使用不可カード-融合モンスター-シンクロモンスター-エクシーズモンスター-ドライトロン);

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【サイバー・ドラゴン】]]
-[[【ドライトロン】]]
-[[【超時空戦闘機】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[COLLECTORS PACK 2018]] CP18-JP016 &size(10){[[Super]],[[Collectors]]};
-[[デッキビルドパック ジェネシス・インパクターズ]] DBGI-JP042
-[[ストラクチャーデッキ−サイバー流の後継者−]] SD41-JP025
-[[QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE]] QCCP-JP031 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]],[[Quarter Century Secret>Secret#QCSE]]};
-[[TACTICAL-TRY DECK 終撃竜サイバー・ドラゴン]] XXXX-JPXXX

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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