*《コマンダー》 [#top]
 通常モンスター
 星2/闇属性/機械族/攻 750/守 700
 ロケットランチャーとバズーカ砲を装備した実戦部隊。

 [[Vol.6]]で登場した[[闇属性]]・[[機械族]]の[[下級モンスター]]。~

 数少ない低[[レベル]]の[[機械族]][[通常モンスター]]である。~
 しかし、同条件の[[モンスター]]には[[攻撃力]]の高い[[《大砲だるま》]]、[[《機械複製術》]]等に対応する[[《魔貨物車両 ボコイチ》]]が存在し、この[[カード]]は板ばさみの状況にある。~

//-半裸のマッチョ・大量の重火器・その名前といった特徴から、米国のアクション映画『コマンドー』を引き合いに出して[[ネタ]]にする[[プレイヤー]]も存在する。~
//なお、コマンダーは「司令官」、コマンドーは「特殊部隊」を指す単語であり、全くの別物である。~
-[[フレイバー・テキスト]]には「実戦部隊」と書かれており、[[イラスト]]も「司令官(コマンダー)」よりは「特殊部隊(コマンドー)」の雰囲気である。~

-自身は機械というわけではなさそうだが、多くの機械を装備しているからか[[機械族]]に設定されている。~

-ロケットランチャーとバズーカ砲は意味的には全く同じものである。~
ロケットランチャーとは「携帯式対戦車ロケット弾発射器」と呼ばれる武器の事。~
バズーカとは第二次世界大戦などで使われたロケットランチャーのアメリカ軍での愛称、つまり「ロケットランチャーの一部がバズーカと呼ばれている」という関係にある。~
ゲーム等では、「携帯できる大砲のようなもの」全般がバズーカと呼ばれているので、そうした意味合いで書かれた[[フレイバー・テキスト]]なのだろう。~
--ちなみに、バズーカは弾を撃ち出す機能を持たない(ロケット弾自身がロケット推進で飛んでいく)ので大砲の仲間ではなく、バズーカ「砲」という呼び方は誤りである。~

-重火器を装備した実戦部隊のようだが、[[攻撃力]]、[[守備力]]ともに当時としてもかなり低い部類である。~
[[OCG]]初期には[[フレイバー・テキスト]]や名前に負けている能力値の[[モンスター]]が多数存在するが、流石に[[攻撃力]]が同じ[[レベル]]の[[胞子>《きのこマン》]]や[[《ヤシの木》]]にも劣るのはどうにかならなかったのだろうか。~

--[[モンスター]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]を考察する上で、「ロケットランチャーを装備した人間は[[攻撃力]]750」というこの[[カード]]の設定は非常に役立つ存在である。~
[[最新の科学兵器>《科学特殊兵》]]や[[レーザー>《プリズマン》]]も同じくらいの[[攻撃力]]なので、[[OCG]]の[[モンスター]]達の多くは我々の世界の武器では歯がたたないくらいに強い事が分かる。~
//ただ、現実にもいる[[《ハイエナ》]]や[[《オオカミ》]]に重火器を使っても勝てないというのはいかがなものか。
---さらに言えば初期LPが8000のプレイヤーはロケットランチャーの直撃に10回までなら耐えられると見做せる。決闘者とは存外にタフでなければ務まらないようだ。

-原作・アニメにおいて―~
髪型が同じ角刈りであるためか、アニメでは本田が好んで[[デッキ]]に入れている。~
アニメ版「決闘者の王国編」のオリジナル[[デュエル]]「闇遊戯vs闇バクラ」戦では闇遊戯が使用。~
この[[デュエル]]は皆が選んだ[[モンスター]]になってしまう闇のゲームであり、本田はこの[[カード]]の中に封印された。~
[[《白い泥棒》]]に倒されたが、その後[[《死者蘇生》]]で無事[[蘇生]]される。~
「乃亜編」の「本田&御伽&静香vsビッグ4(大田)」戦では本田が使用。~
[[攻撃表示]]で[[《デーモン・テイマー》]]を[[召喚]]してしまった静香を庇うため敢えて[[攻撃表示]]で[[召喚]]し、更に自らの[[ライフ]]を犠牲にして[[《慈悲深き修道女》]]の盾になった。~
しかし[[守備表示]][[モンスター]]を従える御伽に任せた方がいい場面だったため、直後に御伽に叱責されてしまった。~
--王国編で海馬のジュラルミンケースに入っていた[[カード]]の内の1枚。~

--アニメ5D'sでは、「クラッシュタウン編」第90話の回想シーンでセルジオ(ニコとウェストの父)がなんと[[フィニッシャー]]として使用している。~
負ければ鉱山での奴隷労働を強いられる決闘でよくこんな[[カード]]を使用していたものである。~

--アニメARC-Vの「ランサーズvs捕縛隊員3人」戦で黒咲が使用した[[通常魔法]]《レスキュー・エクシーズ》の[[イラスト]]に描かれている。~

-コナミのゲーム作品において―~
真DM2では、[[表側守備表示]]の間、[[機械族]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]を300ポイント[[強化]]する[[効果]]を持っていた。~
同作品では[[《機械軍曹》]]が同じ[[効果]]を持っているが、[[召喚]]及び[[デッキ]]に入れるための[[コスト]]はこちらの方がかなりお得である。~

--フォルスバウンドキングダムでは何故か[[《バスター・ブレイダー》]]のお供として登場し、勝てば共に仲間になる。~
能力値は低いが、超必殺技を覚えるため育てれば活躍が期待できる。~
[[攻撃]]名は「機銃乱射」、超必殺技名は「全軍突撃」。~
--TAG FOECEシリーズでは2以降、コナミ作品を元ネタとする[[カード]]が収録されたパック「&ruby(まひる){正午};の星座」にこの[[カード]]が入っている。~
[[イラスト]]が銃器を構えた筋骨隆々の男であることから、元ネタはスクロール型のアクションゲーム『魂斗羅』(コントラ)だろう。~

--デュエルリンクスのエイプリルフール限定イベント「本田ヒロト大量出現!?」において、[[《アクロバットモンキー》]]と共にコロシアムの電子看板に表示されている。~
どちらも本田と関わりの深いモンスターであり、[[ネタ]]としてうってつけであった。~
---また、本田の専用スキルに「デッキマスター能力[コマンダー]」が存在する。~
[[効果]]は「[[自分]][[フィールド]]に《コマンダー》が存在する場合、[[自分]][[フィールド]]の[[戦士族]]・[[機械族]]の[[モンスター]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]は300ポイントアップする。」というもの。~
長らく本田と絡めて[[ネタ]]とされてきた《コマンダー》だったが、ここに来て遂に[[カード]]そのものの存在が[[デュエル]]において意味を持つ事となった。~
後の上方修正にて[[ドローフェイズ]]時に通常の[[ドロー]]をこの[[カード]]にできる[[効果]]が追加された。

---「デッキマスター能力」とは、アニメオリジナル「乃亜編」で採用されていた同名のオリジナルルールが基となっていると思われる。~
ただ、その時本田がデッキマスターに選択したのは[[《レアメタル・ナイト》]]であった。~
また、真DM2のものと[[効果]]が似ており、こちらも元ネタとなっている可能性がある。~

--この[[カード]]は[[OCG]]では[[海外未発売カード]]であるが、[[遊戯王オンライン]]等では《Cyber Commander》の[[英語名]]が与えられている。~
//ttp://yugioh.wikia.com/wiki/Cyber_Commander
また、[[イラスト]]では、胸の弾丸が消されている他、持っている銃がカラフルな色に[[変更>海外版イラスト変更カード]]されている。~

**関連カード [#card]
-[[《サイコ・コマンダー》]]
-[[《コマンド・ナイト》]]

-[[《科学特殊兵》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vol.6]]
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