*《サイバー・ウロボロス/Cyber Ouroboros》 [#top]
 効果モンスター
 星2/闇属性/機械族/攻 100/守 600
 このカードがゲームから除外された時、手札のカード1枚を墓地に送る事で、
 デッキからカードを1枚ドローする。

 [[PHANTOM DARKNESS]]で登場した[[闇属性]]・[[機械族]]の[[下級モンスター]]。~
 自身が[[除外]]された時に1枚の[[手札交換]]を行う[[任意発動]]の[[誘発効果]]を持つ。~

 古い[[カード]]のため[[テキスト]]が分かりづらいが、この[[効果]]は[[強制効果]]ではなく[[任意効果]]であり、さらに[[「時」の任意効果>「時」と「場合」]]である事から[[タイミングを逃す]]性質があるため、[[トリガー]]にできる[[カード]]は限られる。~
 具体的には、[[コスト]]として[[除外]]された場合、[[チェーン]]2以降で[[除外]]された場合、[[除外]]後に別の[[効果]]処理が行われる[[一連の効果]]の場合などでは[[タイミングを逃す]]。~
 加えて、[[コスト]]として[[手札]]を[[墓地へ送る]]必要がある事から[[《マクロコスモス》]]等とは相性が悪いため、最初から特化して構築しないと[[効果の発動]]が難しい。~

 こうした条件を満たし[[トリガー]]に有効な[[カード]]としては、[[《封印の黄金櫃》]]・[[《闇の誘惑》]]・[[《シャッフル・リボーン》]]が挙げられる。~
 これらは[[汎用性]]が高い事から他の[[カード]]に対しても使えるため、[[手札事故]]になりづらい。~
 他の例としては[[《刻剣の魔術師》]]が挙げられ、この[[カード]]と[[《刻剣の魔術師》]]を毎[[ターン]][[除外]]し続ける事で[[ドローエンジン]]となる。~

-「ウロボロス(Ouroboros/Uroboros)」とは古代より世界的に使われている象徴(モチーフ)の1つで、己の尾を噛んで環となった蛇もしくは龍を図案化したもの。~
死と再生の象徴とされるヘビが己の尾を噛むことで「始まりも終わりもない」事を表しており、無限・不滅・創造と破壊・[[輪廻転生>《輪廻転生》]]を意味するシンボルとなっている。~
//無限大の記号「∞」のモデルという説もある。~
//↑ローマ数字の1000またはギリシャ文字最後の文字のωモチーフのため無関係
//↑調べてみたがウロボロス起源説もあるみたいだぞ
//https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=65118?site=nli
//https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E9%99%90
//数学者John Wallisが1655年にDe sectionibus conicis nova methodo expositis tractatusで「∞」を使っている
//https://books.google.co.jp/books?id=03M_AAAAcAAJ&hl=ja&pg=PA4#v=onepage&q&f=false
//ウロボロスの絵は「O」の形なので「∞」の形ではない(10〜11世紀のCodex Marcianus graecus 299や1478年のCodex Parisinus graecus 2327)
//https://www.google.co.jp/books/edition/A_History_of_Chemistry/0JGHI0Cw7H8C?hl=ja&gbpv=1&pg=PA21&printsec=frontcover&dq=ouroborus
//ウロボロスと「∞」を結びつけるようになったのは現代になってからの用法であるため起源とは言えない
//https://books.google.co.jp/books?id=vhNNrX3bmo4C&pg=PA243&redir_esc=y#v=onepage&q&f=false
//ただの堂々巡りをソースの提出とはいわない。COも削除
この[[カード]]の場合は、古い[[手札]]が消え新たな[[手札]]が引き込まれる事をウロボロスに例えたものか。~
--元は古代エジプト発祥で古代ギリシャで「ウロボロス」と名付けられたと言われているが、北欧神話の[[ヨルムンガンド>《ヨルムンガルド》]]、ヒンドゥー教の[[アナンタ>《邪龍アナンタ》]]、中国の玉猪龍など世界各地に同様のモチーフは見られる。~
--アニメGXではデュエルアカデミアの授業に「錬金術」という科目があるのだが、大徳寺の代理で授業を行ったクロノス教諭がこの「尾を噛む蛇」について説明するシーンがある。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「ヨハンvsヘルカイザー亮」戦にてヘルカイザー亮が使用。~
1[[ターン]]目に[[《天使の施し》]]で[[捨てた>捨てる]]後、[[《オーバーロード・フュージョン》]]で[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]の[[融合素材]]として[[除外]]した。~
その際に[[効果]]を[[発動]]し、[[《ヘル・ドラゴン》]]を[[捨てる]]事で[[《鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン》]]へ装備させる布石としている。~

--[[テキスト]]は鮮明に見えなかったが、[[OCG]]と同じような[[テキスト]]の場合、[[タイミングを逃す]]ため、[[効果]]を[[発動]]することができない。~
アニメでの[[イラスト]]は少々色合いが異なり、背景の緑のレーザーがくっきりしている。~

--アニメ5D'sのアポリアのD・ホイールの名前も、「T(トリニダート)・ウロボロス」であり、上記の元ネタを意識している。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[サイバー]]

-[[《ヴェルズ・ウロボロス》]]

**収録パック等 [#pack]
-[[PHANTOM DARKNESS]] PTDN-JP011

**FAQ [#faq]
Q:[[発動]][[コスト]]や[[特殊召喚モンスター]]などの[[特殊召喚]]時にこの[[カード]]がゲームから[[除外]]された場合でも[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[タイミングを逃す]]ので[[発動]]できません。(07/11/25)
//A:はい、その場合[[カードの効果]]の処理の終了時や[[モンスター]]が[[特殊召喚]]された後に[[発動]]する事が可能です。(07/11/25)

Q:[[《連鎖除外》]]で[[除外]]された場合、[[効果]]は[[発動]]できますか?~
A:[[フィールド]]から[[除外]]された《サイバー・ウロボロス》の[[効果]]は[[タイミングを逃す]]ため[[発動]]できません。~
  [[デッキ]]・[[手札]]から[[除外]]された《サイバー・ウロボロス》の[[効果]]は[[発動]]できます。(10/07/24)

Q:[[ダメージステップ]]中にこの[[カード]]がゲームから[[除外]]された時も[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(12/10/10)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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