*《サイファー・スカウター/Cipher Soldier》 [#top]
 効果モンスター
 星3/地属性/機械族/攻1350/守1800
 このカードが戦士族モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。
 このカードの攻撃力・守備力は、そのダメージ計算時のみ2000ポイントアップする。

 [[遊戯王真デュエルモンスターズII 継承されし記憶 付属カード>ゲーム付属カード#SDM2]]で登場した[[地属性]]・[[機械族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[戦士族]][[モンスター]]と[[戦闘]]を行う[[ダメージ計算時]]に[[攻撃力]]・[[守備力]]を[[自己強化]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 [[強化]]値が2000と非常に高く、[[戦士族]][[モンスター]]と[[戦闘]]する際は[[攻撃力]]3350・[[守備力]]3800という[[最上級モンスター]]以上の[[ステータス]]になる。~
 [[戦士族]][[モンスター]]との[[戦闘]]ではそうそう負けることが無いため、[[HERO]]・[[六武衆]]をはじめとした[[【戦士族】]]に対しては非常に有効な[[メタカード]]として働く。~
 「[[セット]]→次の[[ターン]][[戦士族]][[モンスター]]に[[攻撃]]され[[リバース]]→次の[[ターン]][[表示形式]]を変更してそれを[[攻撃]]する」という流れが理想的。~
 このようにすれば[[《神の警告》]]等で止められないうえ、2000〜3000もの[[戦闘ダメージ]]を期待できる。~

 通常時の[[ステータス]]でも[[壁]]役としては申し分なく、[[《巨大ネズミ》]]から[[リクルート]]できるのも強み。~
 [[《次元幽閉》]]などには引っかかってしまうが、[[《奈落の落とし穴》]]に引っかからず、[[《月の書》]]や[[《強制脱出装置》]]を受けてもそれほど痛くない。~
 ただし[[戦士族]]は[[エクシーズ召喚]]を行うことが増えているため、[[戦士族]]統一[[デッキ]]に対しても無敵とは言えなくなりつつある。~
 特に[[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]には[[効果]]を[[発動]]すらできずに[[戦闘]]で敗れてしまう。~
 それ以外には大抵勝てるので、[[《強制脱出装置》]]等を温存しておくのがいいだろう。~

 [[ダメージ計算時]]の[[誘発効果]]かつ[[強制効果]]であることも強み。~
 [[強制効果]]なので一部の例外を除けば最後に処理することになるため、[[攻撃力]]を参照される場合[[強化]]前の数値を参照され、[[攻撃力]]を下げられた場合でも[[攻撃力]]2000以上になるので致命的な[[ダメージ]]は受けにくい。~
 この[[カード]]による変動後に処理を行えるのは、[[永続効果]]と[[相手]]から[[攻撃]]された場合の相手の強制の[[誘発効果]]程度。~
 2000未満の[[攻撃力]]を持つ[[戦士族]][[モンスター]]相手なら、[[戦闘]]時に[[《オネスト》]]を使われてもこちらが勝てる。~
 こちらから[[攻撃]]する場合に限るが、[[《眠れる巨人ズシン》]]も[[戦闘破壊]]できる。~
 逆に、[[強制効果]]かつタイミング固定の性質上、[[無効]]化には弱い。~

 [[戦士族]]以外の[[モンスター]]に対しては平凡な[[下級]][[壁]]に過ぎず、[[【戦士族】]]系でも[[攻撃力]]1400〜1900圏の[[縛り]]のゆるい他[[種族]][[リンクモンスター]]を出せればあっさり突破できてしまうので、基本的には[[サイドデッキ]]向けの[[カード]]と言える。~
 他に[[戦士族]][[メタ>メタカード]]として実戦級の[[モンスターカード]]には、[[《パペット・プラント》]]がある。~
 あちらは[[戦士族]][[モンスター]]を[[コントロール奪取]]できる反面、[[エンドフェイズ]]までに奪った[[モンスター]]を処理しなければならない。~
 [[種族]]の違いもあり、どちらを採用するかは[[メインデッキ]]次第といえるだろう。~

 [[《DNA改造手術》]]と[[コンボ]]すれば、その[[効果]]もより活きてくる。~
 [[効果]]を[[発動]]した[[《お注射天使リリー》]]の[[攻撃力]]には劣るが、常時[[攻撃力]]3350・[[守備力]]3800の状態で[[戦闘]]ができ、[[《収縮》]]にも強い。~
 [[《平和の使者》]]等の[[ロック]]系[[カード]]と組み合わせる事によって、より驚異的な[[アタッカー]]と化す。~
 [[《鎖付き尖盾》]]との相性も極めて良く、[[セット]]された状態で[[戦士族]]から[[攻撃]]された際に装備すれば、[[守備力]]7650という[[下級モンスター]]の[[単体強化]]としては規格外の数値を叩き出せる。~

 [[守備力]]が高く[[蘇生]]・[[サルベージ]]し辛いため[[《リミッター解除》]]との相性はあまり良くない。~

-[[【カオス】]]の最盛期には、後出しの「[[開闢>《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]キラー」として一部のデュエリストの間で愛用されていた。~
また、[[《E・HERO エアーマン》]]が無制限の時代でも[[メタ]]として起用されることがあった。~
その後[[【六武衆】]]への[[メタカード]]として再度注目され、[[サイドデッキ]]への採用率が再び上昇する。~
その後の[[環境]]では[[【E・HEROビート】]]などや[[エクシーズ召喚]]などで[[戦士族]]を使う[[デッキ]]が登場している。~
だが、[[エクシーズモンスター]]の影響でこの[[カード]]が活かしづらくなったため、[[サイドデッキ]]での採用率は落ち込んでいる。~
一方で、[[《ギアギガント X》]]のような[[サーチ]]手段も増えており、[[機械族]][[デッキ]]では使いやすくなっている。~
のちに登場した[[《ストームサイファー》]]は[[カオス]]の[[コスト]]役に使いやすく、同じ[[サイファー]][[モンスター]]としては対照的である。

-この[[効果]]で倒せる最高[[攻撃力]]は、[[《ギガンテック・ファイター/バスター》]]と[[《ゴヨウ・エンペラー》]]の3300ライン。~

-[[海外のチャンピオンパック>Champion Pack]]で収録されたこの[[カード]](CP04-EN010)の[[属性]]が[[光属性]]となっている。~
これはもちろん[[エラーカード]]で、他の海外版は普通に[[地属性]]である。~

-登場して8年以上[[絶版]]だったが、[[ストラクチャーデッキ−マシンナーズ・コマンド−]]にて初めて再録された。~
奇しくも、暫くして[[STORM OF RAGNAROK]]にて[[六武衆]]が大幅に強化されることとなり、タイムリーな収録となった。~

-登場から15年後に[[カテゴリ]]に属することになった[[カード]]。~
アニメARC-Vでカイトが[[サイファー]]を使用した影響だが、彼が使用する[[カード]]は[[光属性]]中心なので、この[[カード]]とは特に[[シナジー]]はない。~
とはいえ各種[[サイファー]][[カード]]のサポートは受けられるので間接的には[[強化]]されたと言える。~
--狙うのは困難だが、[[同名カード]]を2体並べ[[《光波翼機》]]で[[レベル]]を4つ上げれば[[ランク]]7の[[エクシーズ召喚]]が可能。~

--元々の[[英語名]]は《Kinetic Soldier》であり[[Cipher/サイファー>サイファー]]の名を持たなかったため、[[《光波翼機》]]の英語版[[テキスト]]が「"Cipher" monster or "Kinetic Soldier"」というちぐはぐな物になっていた。~
結局海外での[[《光波翼機》]]の登場から[[約三ヶ月後>Invasion:Vengeance]]に現在の[[英語名]]に変更され、正式に[[Cipher/サイファー>サイファー]]に属する様になった。~

-日本名は直訳すれば「暗号文の偵察者」だが、かつての[[英語名]]は「活動力のある兵士」になる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナル「ドーマ編」における「海馬vsアメルダ」(2戦目)においてアメルダが使用。~
[[《科学特殊兵》]]・[[《魔界の機械兵》]]が揃った事で[[通常罠]]《ソルジャー・リボルト》の[[発動]]へ繋げた。~
その後[[通常魔法]]《魔空合身》の[[生け贄]]にする事で《魔空要塞ジグラート》を[[特殊召喚]]した。~

--上記の《ソルジャー・リボルト》の[[イラスト]]にも描かれている。~
[[効果]]も、この[[カード]]と[[《科学特殊兵》]]・[[《魔界の機械兵》]]が[[フィールド]]に揃っている事を[[発動条件]]としており、[[《大革命》]]と同じ[[効果]]を持つ。~

-コナミのゲーム作品において―~
ゲームでは、[[真DM2>ゲーム付属カード#SDM2]]が初出となる。~
このゲームの付属としてこのカードが登場しているため、[[オリジナルカード]]とは言い難い。~
だが、このゲームでは[[効果]]などはそのままで[[攻撃力]]が1000高く、[[レベル]]3で[[攻撃力]]2350の恐ろしい[[モンスター]]である。~
そのため、通常は入手できず、ラスボスのみが使用してくる。~
一応、[[コントロール奪取]]したり、[[ディスティニードロー]]したりする事でプレイヤーも使用可能になる。~
似たような立場の[[カード]]に[[《リーフ・フェアリー》]]がいるが、あちらはOCG化の際に大幅な修正が成された。~
[[攻撃]]方法はスナイパーライフルで敵をロックオンして狙い撃つというもので、似たような[[《戦士抹殺》]]とは何か関係があるのかもしれない。~
ちなみに、データ上はデッキリーダー時のセリフが設定されている。~
「金は例の口座に振り込んでくれ…。」などの台詞からすると、恐らく「ゴルゴ13」がモデルだろう。~
[[攻撃力]]が1350なのもそこからきているのかもしれない。~
--勝ちモーションの時に発する声と[[攻撃]]を受けた時のうめき声が女性のものになっているため、女性[[モンスター]]としてデザインされた可能性が高い。~
ただし[[《コマンド・ナイト》]]などと同様に、[[《電撃鞭》]]や[[《サイバー・ボンテージ》]]といった女性専用強化[[魔法カード]]には対応していない。~

--デュエルリンクスでは初期[[ライフポイント]]が4000と少ないため、[[《DNA改造手術》]]と[[《鎖付き尖盾》]]の[[コンボ]]が決まればそのまま勝利することも可能。~
[[《アマゾネスの剣士》]]と併せて[[【ビートバーン】]]に採用されている。~
また[[環境]]に[[戦士族]]が台頭した時の[[メタカード]]としても度々注目されており、特に[[【D−HERO】]]や[[【六武衆】]]が躍進した時には、対抗策として盛んに用いられていた。~
2019年4月のKCカップでは、この[[カード]]と[[《カラクリ忍者 参参九》]]を三積みした[[【コアキメイル】]]が世界一位に輝いている。~

**関連カード [#card]
-[[サイファー]]

-[[《7つの武器を持つハンター》]]

//―《サイファー・スカウター》の姿が見られる[[カード]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【種族操作】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[遊戯王真デュエルモンスターズII 継承されし記憶 付属カード>ゲーム付属カード#SDM2]] S2-02 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]]};
-[[ストラクチャーデッキ−マシンナーズ・コマンド−]] SD18-JP010

//**FAQ [#faq]
//Q:~
//A:

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//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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