*《スターヴ・ヴェネミー・リーサルドーズ・ドラゴン/Starving Venemy Lethal Dose Dragon》 [#top]
 融合・ペンデュラム・効果モンスター
 星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
 【Pスケール:青1/赤1】
 (1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
 相手フィールドの全ての表側表示モンスターにヴェネミーカウンターを1つずつ置く。
 (2):ドラゴン族・闇属性モンスター以外のフィールドのモンスターの攻撃力は
 フィールドのヴェネミーカウンターの数×200ダウンする。
 【モンスター効果】
 闇属性Pモンスター×3
 (1):フィールドのカードが墓地へ送られる度に、
 1枚につきヴェネミーカウンター1つをこのカードに置く。
 (2):ドラゴン族・闇属性モンスター以外のフィールドのモンスターの攻撃力は
 フィールドのヴェネミーカウンターの数×200ダウンする。
 (3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
 相手フィールドの全ての表側表示モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
 (4):モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
 このカードを自分のPゾーンに置く。

 [[PREMIUM PACK 2019>PREMIUM PACK#PP2019]]で登場した[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[融合>融合モンスター]]・[[ペンデュラムモンスター]]。~
 以下の[[効果]]を持つ。~
-[[相手]]の[[表側表示]][[モンスター]]全てに[[ヴェネミーカウンター]]を1つずつ[[置く]][[ペンデュラム効果]]
-[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]以外の[[モンスター]]の[[攻撃力]]を、[[ヴェネミーカウンター]]の数に応じて[[弱体化]]する[[ペンデュラム効果]]および[[永続効果]]
-[[フィールド]]から[[墓地へ送られた]][[カード]]の数だけ自身に[[ヴェネミーカウンター]]を[[置く]][[永続効果]]
-[[相手]][[フィールド]]の[[モンスター]]全ての[[効果]]を[[無効]]にする[[起動効果]]
-[[モンスターゾーン]]で[[破壊された]]場合に[[ペンデュラムゾーン]]に[[置く]]ことができる[[誘発効果]]

 [[融合素材]]には[[闇属性]][[ペンデュラムモンスター]]3体が指定されている。~
 該当の[[モンスター]]はかなり多く、[[《EMドクロバット・ジョーカー》]]での[[サーチ]]や、[[《覇王眷竜ダークヴルム》]]による[[覇王門]]の[[サーチ]]を駆使すれば揃える事は可能。~
 [[《レスキューラビット》]]で[[《竜魔王ベクターP》]]などを出してもいい。~
 [[《オッドアイズ・フュージョン》]]なら[[エクストラデッキ]]の[[オッドアイズ]][[ペンデュラムモンスター]]を2体まで[[融合素材]]にできるため、必要な[[融合素材]]数を大きく減らせる。~
 [[《捕食植物ブフォリキュラ》]]・[[《捕食植物トリアンティス》]]を[[ペンデュラムゾーン]]におけば[[ペンデュラムゾーン]]のその2枚を[[融合素材]]に[[融合召喚]]可能になる為、もう1枚[[融合素材]]を用意すると楽になる。~
 [[《ダウジング・フュージョン》]]や[[《龍の鏡》]]を使えば[[墓地融合]]も可能。~
 その場合は[[エクシーズ召喚]]中心にし、[[エクシーズ素材]]で[[ペンデュラムモンスター]]を落とすと良いか。~

 (1)の[[モンスター効果]]は[[ヴェネミーカウンター]]を増やす[[効果]]。~
 [[《KYOUTOUウォーターフロント》]]同様、増やす条件が非常に緩く、[[ヴェネミーカウンター]]を大量に増やす事ができる。~
 [[融合素材]]に指定されている[[ペンデュラムモンスター]]は[[フィールド]]からは[[墓地へ送ら>墓地へ送る]]れないが、[[リンクモンスター]]は[[墓地へ送る]]ことができ、枚数もカウントする。~
 [[トークン]]を[[リンクモンスター]]に変えて[[リンク召喚]]を繰り返すといった形で[[カウンター]]を貯められる。~
 [[魔法・罠カード]]も[[フィールド]]で[[発動]]させて[[墓地へ送る]]ことになるので、稼ぐこと自体は難しくはない。~

 (2)は[[ヴェネミーカウンター]]の数に比例した[[全体弱体化]]を行う[[効果]]。~
 (1)の[[モンスター効果]]で素早く[[ヴェネミーカウンター]]を貯められるので、1つにつき200という微小な下げ幅でも累積値はかなりのものを期待できる。~
 また、[[相手]][[モンスター]]全てに[[弱体化]]が及ぶため、[[自分]]の他の[[モンスター]]でも[[戦闘]]補助になる。~
 [[闇属性]]・[[ドラゴン族]]でない[[モンスター]]は[[自分]]のものでも[[弱体化]]してしまうので、[[《終焉龍 カオス・エンペラー》]]といった[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]で固めておきたい。~
 [[ペンデュラムモンスター]]を主体にしていれば[[融合素材]]確保にも役立つ。~
 また、[[弱体化]]も回避できる[[ヴァレル]]なども併用しやすいので、そちらを[[フィニッシャー]]に据えてもいい。~
//また、[[《守護竜アガーペイン》]]で[[特殊召喚]]すれば、[[融合召喚]]の手間が減り、[[墓地へ送る]][[モンスター]]の準備もしやすい。~

 (3)は[[相手]][[フィールド]]の[[モンスター効果]]をその[[ターン]]中[[無効]]にする[[効果]]。~
 [[強化]]や[[耐性]]を打ち消し、[[弱体化]]と合わせて容易に[[戦闘破壊]]を狙える。~

 [[ペンデュラム効果]]も[[ヴェネミーカウンター]]を置き、その数に比例した[[弱体化]]を行うもの。~
 [[モンスター効果]]と異なり、[[メインフェイズ]]に[[相手]][[フィールド]]の[[表側表示]][[モンスター]]全てに1つずつ[[置く]]。~
 1度使うだけでも[[相手]][[モンスター]]の数×200の[[弱体化]]となる。~
 [[自分]]の[[モンスター]]にも影響が出てしまうため、[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]で固めた上で使いたいところ。~

 ただし、[[相手]]の[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]も[[弱体化]]の対象外となる点には注意が必要。~
 この組み合わせは[[エクストラデッキ]]の汎用[[モンスター]]に比較的多く、特にあらゆる[[デッキ]]に採用できる[[汎用性]]の高さと[[攻撃力]]を併せ持つ[[ヴァレル]][[リンクモンスター]]などにはあっさり[[戦闘破壊]]されかねない。~
 そのため、維持を考えるよりは出した[[ターン]]で[[フィニッシャー]]にできる構築を意識したい。~

-[[ペンデュラム効果]]と[[モンスター効果]]の[[弱体化]]は重複するため、[[ペンデュラムゾーン]]と[[モンスターゾーン]]にこの[[カード]]が存在すれば[[ヴェネミーカウンター]]1つにつき400[[弱体化]]する。~
それぞれの[[効果]]で[[ヴェネミーカウンター]]がさらに乗るため、[[弱体化]]も大きくなる。~

-[[融合素材]]の性質上、この[[モンスター]]の[[融合召喚]]ができる状況は[[《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》]]の[[融合召喚]]も可能である。~
あちらの方が[[融合素材]]が1体少なく、[[ペンデュラム召喚]]等で[[フィールド]]に[[融合素材]]を展開した場合は[[リリース]]するだけで[[特殊召喚]]する事もできる。~
ちなみに、[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]であるため[[弱体化]]の[[効果]]を受けない、[[モンスター効果]]を[[コピー]]する事で[[ヴェネミーカウンター]]の補充と[[弱体化]]をより効果的に行えるようになる等、相性はかなりいい。~
ただし、そのまま[[ターン]]を終えると、[[《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》]]がこの[[カード]]の[[効果]]及び[[ヴェネミーカウンター]]を失う点には注意。~

--同様の理由で、この[[モンスター]]が[[融合召喚]]できる状況では[[《スターヴ・ヴェネミー・ドラゴン》]]も[[融合召喚]]可能である。

-この[[カード]]は[[融合召喚]]以外の方法でも[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]が可能。~
[[《デビル・フランケン》]]などから[[特殊召喚]]して[[弱体化]]を狙える。~
[[破壊]]すれば[[ペンデュラムゾーン]]に移動し、[[効果]]を使える。~

-「リーサルドーズ(Lethal Dose)」とは、薬物や放射線などの「致死量」を指す英語である。~
「スターヴ」については[[《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》]]を、「ヴェネミー」については[[ヴェネミーカウンター]]を参照。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画ARC-Vの「遊矢(ユーリ)vs素良」(2戦目)でユーリが使用。~
[[《融合》]]により、[[《オッドアイズ・ファントム・ドラゴン》]]・[[《オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン》]]・[[《オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン》]]を[[融合素材]]として[[融合召喚]]される。~
自身の[[効果]]で[[《デンジャラス・デストーイ・ナイトメアリー》]]の[[効果]]を[[無効]]にしようとしたが、あちらの[[耐性]]で失敗に終わる。~
その後は[[罠カード]]や[[アクションマジック>魔法カード]]の応酬で[[《スターヴ・ヴェネミー・ドラゴン》]]の[[ペンデュラム効果]]と合わせて46個の[[ヴェネミーカウンター]]を生み出し、[[《デンジャラス・デストーイ・ナイトメアリー》]]の[[攻撃力]]を1300まで[[弱体化]]しつつ[[攻撃力]]を7400まで上げ、そのまま[[戦闘破壊]]して[[フィニッシャー]]となった。~

--漫画版では、(1)は[[フィールド]]から[[カード]]が[[離れる]]度に[[モンスター]]全てに[[ヴェネミーカウンター]]を1つ[[置く]][[効果]]であり、(2)は[[戦闘]]時に「スターヴ・ヴェネミー」[[モンスター]]以外は[[カウンター]]の数×100だけ[[弱体化]]する[[効果]]であった。~
また[[OCG]]には無い[[効果]]として、自身の[[攻撃]]時に[[フィールド]]の[[ヴェネミーカウンター]]の数×100[[自己強化]]する[[効果]]を持っていた。~
これら2つの[[効果]]により、[[ヴェネミーカウンター]]1つにつき[[攻撃力]]200分の変化が起こることになるため、[[OCG]]でそれらをまとめたともとれる。~
[[破壊]]されることなく決着がついたため、(4)および[[ペンデュラム効果]]の有無については不明。~
また、ユーリの台詞からすると、[[融合素材]]に[[ペンデュラムモンスター]]の指定はなかったと思われる。~

--[[融合召喚]]時の口上は「混ぜると危険!混ぜすぎカオス!!現れろ[[オッドアイズ]]三体融合究極竜!《スターヴ・ヴェネミー・リーサルドーズ・ドラゴン》!!!」~

--ユーリ曰く「とっておきの奥の手」「我々(遊矢・ユート・ユーゴ・ユーリ)の切り札と言っていい」とのこと。~
[[カード名]]や[[ステータス]]・[[効果]]こそ[[《スターヴ・ヴェネミー・ドラゴン》]]の進化を思わせるが、ユーリではなく遊矢の[[カード]]を[[融合素材]]としており、直接的な関わりはない。~
立ち位置としては、[[《スターダスト・ドラゴン》]]に対する[[《シューティング・クェーサー・ドラゴン》]]のような、進化ではない亜種となっている。~
ただし、[[効果]]自体は[[《スターヴ・ヴェネミー・ドラゴン》]]の[[ペンデュラム効果]]と連動しており、あちらが[[破壊]]されてしまった場合に備えたまさに奥の手とも言える[[モンスター]]であった。

--派生元である[[《スターヴ・ヴェネミー・ドラゴン》]]より先に[[OCG]]化されるという珍しい事態となっている。~
似たような例としては[[《No.5 亡朧竜 デス・キマイラ・ドラゴン》]]に対する[[《CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴン》]]があるが、[[《No.5 亡朧竜 デス・キマイラ・ドラゴン》]]はアニメに登場していない点で異なる。~

--雑誌連載時の「遊矢(ユート・ユーゴ・ユーリ)vs EVE」戦では、何と[[《スターヴ・ヴェネミー・ドラゴン》]]が描写されるべきシーンで誤ってこの[[モンスター]]が描かれている。~
なお、あくまでも姿がこの[[モンスター]]になっていたというだけであり、[[デュエル]]の内容としては[[《スターヴ・ヴェネミー・ドラゴン》]]のまま扱われている。~
1コマ2コマではなく、何ページにも跨ってずっと間違えたままという非常に豪快なミスであり、単行本収録時には全てのシーンであちらに修正されている。~

--漫画ARC-V5巻の表紙にユーリと共に描かれているが、[[OCG]]の[[イラスト]]とは配色が異なっている。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[ヴェネミーカウンター]]

-[[《スターヴ・ヴェネミー・ドラゴン》]]

-[[デュエル開始時にエクストラデッキに入るペンデュラムモンスター>ペンデュラムモンスター#list_extra]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[PREMIUM PACK 2019>PREMIUM PACK#PP2019]] 19PP-JP011 &size(10){([[Ultra]],[[Secret]])};
-[[PREMIUM PACK 2019>PREMIUM PACK#PP2019]] 19PP-JP011 &size(10){[[Normal]],[[Ultra]],[[Secret]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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