*《ダイナ・タンク/Dyna Tank》 [#top]
 融合・効果モンスター
 星7/地属性/機械族/攻   ?/守2100
 機械族モンスター+恐竜族モンスター
 このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードの攻撃力は、このカードの融合素材とした恐竜族モンスターの元々の攻撃力分アップする。
 (2):フィールドのこのカード1枚のみを対象とする効果が発動した時、
 このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。
 その対象を正しい対象となるそのカードに移し替える。
 (3):このカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
 自分の墓地から恐竜族モンスター1体を選んで特殊召喚する。

 [[ANIMATION CHRONICLE 2022]]で登場した[[地属性]]・[[機械族]]の[[融合モンスター]]。~
 [[融合素材]]にした[[恐竜族]]の[[元々の攻撃力]]分[[自己強化]]する[[永続効果]]、この[[カード]]のみを[[対象とする効果>対象をとる(指定する)効果]]を他の正しい[[対象]]に移し替える[[誘発即時効果]]、[[相手]]によって[[破壊された]]場合に[[墓地]]の[[恐竜族]]を[[蘇生]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 [[機械族]]+[[恐竜族]]という[[シナジー]]の薄い組み合わせの[[融合素材]]が必要となる。~
 [[恐竜族]]は[[《ダイナレスラー・パンクラトプス》]]の[[汎用性]]が高いため、[[【サイバー・ドラゴン】]]などの[[融合召喚]]要素を持つ[[【機械族】]]でも採用することは可能。~
 [[破壊された]]場合は[[《ダイナレスラー・パンクラトプス》]]を[[蘇生]]させ戦線維持も可能。~

 [[《ダイナ・ベース》]]は[[機械族]]で[[融合召喚]][[効果]]を持つため、[[手札]]・[[フィールド]]の[[恐竜族]]と共に[[融合召喚]]できる。~
 あちらが自己[[特殊召喚]]もできるため、[[召喚権]]も温存しやすい。~
 [[恐竜族]]側の[[融合素材]]は[[【恐竜族】]]であれば[[《魂喰いオヴィラプター》]]や[[《化石調査》]]から任意に[[サーチ]]できるため、高い[[攻撃力]]のものを[[手札]]に持つのは容易。~
 [[《オーバーテクス・ゴアトルス》]]とも相性が良く、[[《ダイナ・ベース》]]で[[手札]]から[[融合素材]]とすることで[[《究極進化薬》]]の[[サーチ]]と[[発動条件]]を満たす事を同時に行える。~
 [[手札]]で[[腐る]]恐れのある[[《ジュラック・タイタン》]]や[[《炎霊神パイロレクス》]]を[[融合素材]]にするのも手か。~

 (1)は[[自己強化]][[効果]]。~
 大型[[モンスター]]を[[融合素材]]にすればそれだけ高い[[攻撃力]]を得られ、上述の様に[[《ダイナ・ベース》]]を用いれば[[手札]]の[[恐竜族]]と合計2枚で[[攻撃力]]3000を超える[[モンスター]]にできる。~
 高い[[元々の攻撃力]]と自己[[弱体化]][[効果]]を持つ[[《ダイノルフィア・ケントレギナ》]]であれば、自己[[弱体化]]が大きくなった場合にこの[[カード]]の[[融合素材]]にすることで[[フィールド]]の総[[攻撃力]]を大きく上げられるだろう。~

 (2)は[[効果の対象]]をこの[[カード]]から別の[[カード]]に移す[[効果]]。~
 この[[効果]]が見えている状況で[[相手]]がこの[[カード]]を[[対象]]にするとは考えづらく、牽制以上の働きは難しいだろう。~
 また複数枚[[対象にとる効果>対象をとる(指定する)効果]]には対応できず、正しい[[対象]]である必要があるため「[[相手]]の[[カード]]を[[対象]]にする」[[カード]]であれば[[自分]]の[[カード]]にしか[[対象]]を移せないなど、[[対象]][[耐性]]として考えても欠点が多い。~

 (3)は[[恐竜族]]の[[蘇生]]。~
 [[除去]]されても[[リソース]]を即座に[[回復]]できるが、[[破壊]]以外の[[除去]]に対応せず、[[自分]]での[[破壊]]でも[[発動]]しないと信頼性・応用性ともにイマイチ。~
 (1)のために大型[[モンスター]]を[[融合素材]]にする場合、この[[効果]]で[[蘇生]]できるように[[召喚制限]]のないものを用意したい。~
 [[融合素材]]となった[[恐竜族]]の[[攻撃力]]が低い場合は[[自爆特攻]]して[[墓地]]の大型[[恐竜族]]と入れ替える動きも不可能ではないが、効率の悪さは否めない。~

 [[【機械族】]]や[[【恐竜族】]]では、[[《超融合》]]によって[[相手]][[モンスター]]を[[除去]]する特定[[種族]]の[[メタ]]として[[エクストラデッキ]]に採用する事も考えられる。~
 [[恐竜族]][[モンスター]]には[[汎用性]]の高いものが少なく[[《ダイナレスラー・パンクラトプス》]]程度であり、わざわざ対[[恐竜族]]を意識して[[エクストラデッキ]]に入れる旨味は少ない。~
 一方で[[機械族]]にはどのような[[デッキ]]でも採用され得る[[エクストラデッキ]]の汎用[[モンスター]]も多く、例えば[[《天霆號アーゼウス》]]を[[効果の発動]]を許さず[[除去]]できる。~
 [[【恐竜族】]]の場合ならば、[[《超越竜ギガントザウラー》]]の存在から対[[通常モンスター]]及び[[トークン]]の処理用に[[《超融合》]]を比較的採用しやすい。~
 [[デッキ]]単位ならば[[【ダイノルフィア】]]の隠し味や、[[《ダイナレスラー・キメラ・Tレッスル》]]の[[融合召喚]]に特化した[[【ダイナレスラー】]]などが活かしやすいか。~
 [[《怒炎壊獣ドゴラン》]]、[[《壊星壊獣ジズキエル》]]を使うのもひとつの手だろう。

 [[《リプロドクス》]]は[[リンク先]]であれば[[相手]][[モンスター]]でも[[機械族]]・[[恐竜族]]どちらにも変更できる上、自身が[[恐竜族]]なのも合わせて[[融合素材]]を揃えやすい。~

-[[種族]]変更を用いない場合、[[融合素材]]にできる[[メインデッキ]]の[[恐竜族]]で最大[[攻撃力]]は[[《究極伝導恐獣》]]と[[《超越竜メテオロス》]]の3500であり、後者は(3)による[[蘇生]]にも対応している。~
[[エクストラデッキ]]も含めると[[《ダイノルフィア・ケントレギナ》]]の4000が最高値となる。~

-元ネタは特撮ドラマ『ウルトラセブン』に登場する怪獣、「恐竜戦車」だろう。~
戦車に恐竜を乗せただけという独特のデザインは根強い人気を持っており、ウルトラマンのゲーム作品等で度々登場している。

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおける「剣山vs斎王」戦にて剣山が使用。~
[[《ダイナ・ベース》]]の[[効果]]によって[[手札]]の[[《究極恐獣》]]を[[生け贄]]に[[特殊召喚]]され、あちらの[[攻撃力]]3000を得て[[直接攻撃]]を行った。~
さらに《アルカナフォースVIII_STRENGTH》の正位置の[[効果]]で[[コントロール奪取]]されそうになったが、(2)によって対象を《アルカナフォースVIII_STRENGTH》に移して逆に[[コントロール奪取]]を行った。~
さらに《アルカナフォースVIII_STRENGTH》の正位置の[[効果]]で[[コントロール奪取]]されそうになったが、(2)によって[[対象]]を《アルカナフォースVIII_STRENGTH》に移して逆に[[コントロール奪取]]を行った。~
しかし、斎王の[[《逆転する運命》]]によって《アルカナフォースVIII_STRENGTH》の逆位置の[[効果]]が[[適用]]された事で、今度は斎王へと[[コントロール]]が移動する。~
そのまま《アルカナフォースVIII_STRENGTH》を[[戦闘破壊]]する事で斎王が勝利する形で決着が付いた。~
[[攻撃]]名は「ディノテックラッシュ」。~

--アニメでは(3)に該当する[[効果]]はなかった。~
(2)の[[効果]]は「[[相手]][[モンスター]]を[[対象]]とした[[効果]]に変更できる」と説明されており、[[効果]]自体を変更できると取れるものであった。~
実際、《アルカナフォースVIII_STRENGTH》の表の[[効果]]は[[テキスト]]で[[相手]](剣山)の[[モンスター]]を[[対象]]とするよう指定されているが、この[[効果]]で斎王の[[モンスター]]に[[対象]]を変更している。~
また、アニメでは[[融合素材]]に触れられておらず、[[《ダイナ・ベース》]]が[[融合素材]]なのか[[OCG]]と同じく[[機械族]]全般が[[融合素材]]だったのかは不明である。~

--[[OCG]]では[[《ダイナ・ベース》]]と直接的な関連はないが、アニメでは[[《ダイナ・ベース》]]と[[恐竜族]]が合体した[[モンスター]]であり、[[カード名]]も関連したものとなっている。~
[[攻撃力]]は[[融合素材]]の[[恐竜族]]のもの、[[守備力]]が[[《ダイナ・ベース》]]のものとなっているのも、合体を意識したものだろう。~

--アニメで[[《究極恐獣》]]が[[融合素材]]となったことから、この[[モンスター]]の上半身は[[《究極恐獣》]]のものとなっている。~
アニメでの[[融合素材]]がそのまま[[イラスト]]に反映される例は[[《ユーフォロイド・ファイター》]]以来となる。~

---なお海外のアニメサイトでは詳細な[[イラスト]]が確認できるが、他のアニメ発の[[カード]]と同じく、[[OCG]]のものとは色や構図が描き直されているだけで[[《究極恐獣》]]が乗っている点は変わっていない。~
[[《ユーフォロイド・ファイター》]]と同じく、一度だけの登場を前提として設計された[[カード]]なのだと思われる。~
//https://www.yugioh.com/cards/dyna-tank

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《シフトチェンジ》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《究極恐獣》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ANIMATION CHRONICLE 2022]] AC02-JP018 &size(10){[[Ultra]],[[Collectors]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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