*《ディメンション・ウォール/Dimension Wall》 [#top] 通常罠 相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。 この戦闘によって自分が受ける戦闘ダメージは、 かわりに相手が受ける。 [[CYBERNETIC REVOLUTION]]で登場した[[通常罠]]。~ [[自分]]の受ける[[戦闘ダメージ]]を[[相手]]に移す[[効果]]を持つ。~ 同系統の[[《魔法の筒》]]との相違点をまとめると以下の通り。~ -長所 --[[モンスター]]自体には[[効果]]を及ぼさないため[[《禁じられた聖槍》]]を[[チェーン]]されても[[不発]]にならず(ただし[[ダメージ]]は減らせる)、他の[[カード]]の[[効果を受けない]][[《星態龍》]]などにも効く。 --[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]ではないため、[[《椿姫ティタニアル》]]や[[《メンタルスフィア・デーモン》]]・[[《儀式魔人デモリッシャー》]]らに妨害されない。 --[[戦闘ダメージ]]として扱われるため、[[《マテリアルドラゴン》]]や[[《デス・ウォンバット》]]等でも逃れることはできない。 -短所 --[[直接攻撃]]された場合か[[自分]]の[[モンスター]]の[[攻撃力]]が0でなければ[[ダメージ]]が劣る。 --[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]から守る事ができない。 --[[戦闘を行った]]扱いとなるため[[剣闘獣]]の[[効果の発動]]を許してしまう。 --[[戦闘ダメージ]]であるが故に[[《トラゴエディア》]]の[[特殊召喚]]を許し、しかも[[バトルフェイズ]]中であるためそのまま追撃されてしまう。 --[[戦闘ダメージ]]として扱われるため、[[《和睦の使者》]]や[[《アルカナフォースXIV−TEMPERANCE》]]や[[《BK ベイル》]]の[[効果]]によって[[ダメージ]]を回避されてしまう。 --[[発動]]後に[[攻撃の巻き戻し>バトルステップの巻き戻し]]が発生した場合、[[攻撃]]を中止されると[[ダメージ]]を与えることができなくなる。 概ね、[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]や[[罠>罠カード]]に[[耐性]]を持つ[[モンスター]]に対しても[[発動]]できる点で優れているが、[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]から守れない点で劣る。~ この事から、基本的に[[直接攻撃]]されるタイミングで使用すべきで、[[直接攻撃]]を受けやすい性質を持つ[[スピリットモンスター>スピリット]]・[[光神機]]・[[《サイバー・ドラゴン》]]といった[[モンスター]]達と相性が良い。~ また、[[攻撃力]]の低い[[モンスター]]や[[貫通]][[効果]]で超過した[[戦闘ダメージ]]を移す目的でも使える。~ [[《グレイブ・スクワーマー》]]や[[《アステカの石像》]]との相性は悪くないものの、[[攻撃表示]]で出すのは不自然であるため[[相手]]には間違いなく警戒される。~ 一応、[[相手]]の[[《お注射天使リリー》]]や[[《オネスト》]]の使用を牽制する事もできる。~ [[伏せ除去]]には弱いが、[[コントロールデッキ>デッキ集/コントロール]]や[[バーンデッキ>デッキ集/バーン・デッキ破壊・特殊勝利]]では[[パワーカード]]になる力を秘めている。~ とはいえ、大きな[[戦闘ダメージ]]を受けるという本来ならば好ましくない状況でしか役に立たず、これを用いた戦術は相応のリスクを背負う。~ [[除去]][[効果]]を持つ[[カード]]が増えたため、[[攻撃]]前に[[伏せカード]]が[[除去]]されやすくなっていることも使う際のリスクを上げている。~ [[Em]]や[[DDD]]等の[[《魔法の筒》]]を防げる[[効果ダメージ]][[メタ]]をテーマに持つ[[カテゴリ]]が現れ、[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]に対する[[メタ]]や[[効果を受けない]][[効果]]を持つ[[カード]]も多くなってからは、[[《魔法の筒》]]よりも確実性が高くなってきている。~ 特に[[《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》]]に有効であり、倍になった[[貫通]][[ダメージ]]がそのまま跳ね返るので強烈な[[地雷]]になり得る。~ ただし、[[《M・HERO 闇鬼》]]、[[《妖仙獣 鎌弐太刀》]]等の場合は、その[[効果]]の影響を受けて、この[[カード]]が与える[[反射ダメージ]]の数値が変化しないことに注意。~ 詳しくは[[戦闘ダメージ]]のページ参照。~ //戦闘ダメージのページに移動 // 「''相手に''戦闘ダメージを与える」や「''相手に''与える戦闘ダメージは」という[[テキスト]]の記述により、[[攻撃]]した側の[[プレイヤー]]が《ディメンション・ウォール》によって受ける[[戦闘ダメージ]]は倍や半分にならない通常の値となる。 // また、[[《メタルフォーゼ・オリハルク》]]などに[[発動]]する場合、[[戦闘ダメージ]]を倍加してから反射できるのはあちらにない利点である。~ //そんな利点はない。相手が受けるのは倍にならないそのままのダメージ //改めてテキスト見比べて気づいたけど、カオスMAXとは違って「相手に」という文字があるんだね //その辺りのややこしい処理について書き足しました。 -以下、[[裁定]]について。 --[[自分]]の[[《竜角の狩猟者》]]の[[ペンデュラム効果]]が有効である場合、[[自分]]の[[通常モンスター]]が[[攻撃]]を行い[[相手]]に《ディメンション・ウォール》を[[発動]]されたならば、[[自分]]と[[相手]]どちらも[[戦闘ダメージ]]を受けないという事になる。 --[[《ゴヨウ・プレデター》]]で[[特殊召喚]]された[[自分]]の[[モンスター]]が[[攻撃]]を行い[[相手]]に《ディメンション・ウォール》を[[発動]]されたならば、[[自分]]が受ける[[戦闘ダメージ]]は半減する。 --[[自分]]の[[《衛生兵マッスラー》]]が[[攻撃]]を行い[[相手]]に《ディメンション・ウォール》を[[発動]]されたならば、[[自分]]は[[《衛生兵マッスラー》]]の[[攻撃力]]分[[ライフ]]が[[回復]]する。 --[[《バイナル・ソーサレス》]]と[[相互リンク]]している[[自分]]の[[モンスター]]が[[相手]][[モンスター]]に[[攻撃]]された際《ディメンション・ウォール》を[[発動]]した場合、[[戦闘ダメージ]]を[[相手]]に与えても「この[[カード]]と[[相互リンク]]している[[モンスター]]が[[相手]][[モンスター]]との[[戦闘]]で[[相手]]に[[戦闘ダメージを与えた]]」という条件は満たせない。 --[[自分]]の[[《アマゾネスの剣士》]]が[[相手]]の[[攻撃力]]500の[[モンスター]]に[[攻撃]]した際[[相手]]が《ディメンション・ウォール》を[[発動]]したならば、[[自分]]が1000の[[戦闘ダメージ]]を受ける。 --[[自分]]の[[《アマゾネスの剣士》]]が[[相手]]の[[攻撃力]]3000の[[モンスター]]に[[攻撃]]した際[[相手]]が《ディメンション・ウォール》を[[発動]]したならば、[[相手]]が1500の[[戦闘ダメージ]]を受ける。 --[[Kozmo]][[モンスター]]が[[攻撃]]をし[[相手]]の《ディメンション・ウォール》で[[自分]]が[[戦闘ダメージ]]を受ける際、[[《Kozmo−エピローグ》]]の(2)の[[効果]]を[[適用]]できる。 --[[装備カード]]を[[装備]]した[[相手]]の[[《サクリファイス》]]に[[攻撃]]した際[[相手]]が《ディメンション・ウォール》を[[発動]]した場合、[[自分]]と[[相手]]どちらも[[戦闘ダメージ]]も[[効果ダメージ]]も受けないこととなる。~ --[[装備カード]]を[[装備]]した[[相手]]の[[《サクリファイス》]]に[[攻撃]]した際[[相手]]が《ディメンション・ウォール》を[[発動]]した場合、[[自分]]だけが[[戦闘ダメージ]]を受けるため、[[《サクリファイス》]]による[[効果ダメージ]]は発生しない。~ ([[《サクリファイス》]]の[[装備カード]]は、[[身代わり]]で[[破壊される]]。)~ -2010年11月に公式サイトのワンプッシュ投票では[[《魔法の筒》]]と比較されたが、結果はやはりあちらが85%以上の支持を得て圧勝されている。~ しかしその後は上記のような利点が無視できなくなり、[[【チェーンバーン】]]が時折入賞する際にはこちらのみが採用される事が多くなっている。~ 2017年の世界大会小学生の部で優勝した[[【チェーンバーン】]]にはこの[[カード]]が3枚投入されていた。~ -[[イラスト]]には凄まじい形相の[[《戦士ダイ・グレファー》]]が[[《異次元の女戦士》]]を背後から襲う様子が描かれている。~ しかし、その[[攻撃]]は異次元を経て[[《戦士ダイ・グレファー》]]の背後から現れており、[[戦闘ダメージ]]を[[相手]]に返す[[効果]]を反映している。~ [[《戦士ダイ・グレファー》]]はこの後異次元に追放されたが、後に[[帰ってこられた>《リバースディメンション》]]ようである。~ --左腕や頭髪の色等から、[[《荒野の女戦士》]]=[[《異次元の女戦士》]]という説も存在する。~ 「[[マスターガイド2>書籍付属カード#MG02]]」のこの[[カード]]の解説では、両者が同一人物であるように説明されている。~ --名前(ディメンション=次元)や[[イラスト]]から[[除外]]と関係ありそうだが、[[効果]]そのものは全くない。~ -原作・アニメにおいて―~ アニメ5D'sの「遊星vsジャン」戦において、ジャンがこの[[カード]]と類似した[[効果]]を持つ[[通常罠]]《リターン・ダメージ》を使用している。~ あちらは[[攻撃宣言]]時ではなく[[ダメージ計算時]]に[[発動]]でき、その[[効果]]で発生する[[ダメージ]]は[[効果ダメージ]]のため、遊星の[[《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》]]の[[効果]]により[[ダメージ]]は反射された。~ また漫画5D'sの「遊星vs骸骨騎士」(1戦目)において、遊星が[[自分]]の[[モンスター]]が存在する時のみ[[発動]]でき、[[戦闘破壊]]から守る事ができる[[罠カード]]《ジャンク・シールド》を使用している。~ また、アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};の「遊馬vsアリト」(1戦目・2戦目)においては、《ジャンク・シールド》の[[効果]]に加え、更に[[自分]][[ターン]]の[[バトルフェイズ]]でも[[発動]]できる[[通常罠]]《バトル・ラッシュ》が登場している。~ また、ZEXALIIでは[[自分]]の[[モンスター]]の[[攻撃]]時にも使え、[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]から守る事ができる[[上位互換]]である[[通常罠]]《神秘の鏡》が登場している。~ -コナミのゲーム作品において―~ [[DUEL TERMINAL]]では、第10弾からEXステージの龍可が使用。~ また、EXステージのイシズとオブライエンがデスティニースキャンに設定している。~ [[ライフ]]4000制のスピードデュエルでこの[[カード]]による[[戦闘ダメージ]]を受けると非常に危険である。~ [[相手]]からの[[戦闘ダメージ]]を[[相手]]に与えるという[[効果]]のためか、WCSやタッグフォースなどでは[[反射ダメージ]]として扱われる。~ **関連カード [#card] -[[《ガード・ブロック》]] -[[《スピリット・フォース》]] -[[《魔法の筒》]] -[[戦闘ダメージを相手に与えるカード>戦闘ダメージ#opponent_takes]] ―[[イラスト]]関連 -[[《異次元の女戦士》]] -[[《戦士ダイ・グレファー》]] **このカードを使用する代表的なデッキ [#deck] -[[【ウォールバーン】]] -[[【スピリット】]] -[[【フルバーン】]] **収録パック等 [#pack] -[[CYBERNETIC REVOLUTION]] CRV-JP059 &size(10){[[Rare]]}; -[[ストラクチャーデッキ−暗闇の呪縛−]] SD12-JP032 -[[EXPERT EDITION Volume.4]] EE04-JP059 &size(10){[[Rare]]}; **FAQ [#l77458ea] Q:[[《アマゾネスの剣士》]]の[[攻撃]]に対して《ディメンション・ウォール》を[[発動]]し、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]ないし[[守備力]]が高かった場合、[[戦闘ダメージ]]はどちらの[[プレイヤー]]が受けますか?~ A:《ディメンション・ウォール》を[[発動]]した[[プレイヤー]]から見て[[相手]]が[[戦闘ダメージ]]を受けます。(09/04/06) Q:《ディメンション・ウォール》[[発動]]後に[[巻き戻し>バトルステップの巻き戻し]]が発生、同じ[[モンスター]]で再度[[攻撃]]した際に《ディメンション・ウォール》の[[効果]]は[[適用]]されますか?~ A:はい、[[適用]]されます。(08/02/01) //Q:[[相手]][[フィールド]]に[[《スピリットバリア》]]が存在しているときに《ディメンション・ウォール》の[[発動]]は可能ですか?~ //A:[[発動]]できます。(15/05/08) //A:[[相手]][[フィールド]]に[[《スピリットバリア》]]が存在する場合、[[相手]]は[[戦闘ダメージ]]を受けないため、[[自分]]は《ディメンション・ウォール》を[[発動]]する事ができません。(09/08/17) Q:[[相手]][[フィールド]]に[[《スピリットバリア》]]が存在しているときに、[[自分]]は《ディメンション・ウォール》を[[発動]]できますか?~ A:いいえ、[[発動]]できません。~ なお、《ディメンション・ウォール》に[[チェーン]]して[[相手]]が[[《スピリットバリア》]]を[[発動]]した場合は[[自分]]も[[相手]]も[[戦闘ダメージ]]を受けないという処理になります。(17/12/06) Q:[[相手]]はこの[[ターン]]に既に[[《和睦の使者》]]を[[発動]]しています。~ [[自分]]は《ディメンション・ウォール》を[[発動]]できますか?~ A:いいえ、[[発動]]できません。(17/12/09) Q:[[相手]]の[[《マジック・ストライカー》]]の[[攻撃宣言]]時にこの[[カード]]を[[発動]]できますか?~ A:[[発動]]できます。(15/05/08) Q:この[[カード]]の[[発動]]に[[チェーン]]して[[相手]]が[[《デモンズ・チェーン》]]を[[発動]]し、[[攻撃]]を[[無効]]にした場合、《ディメンション・ウォール》の[[効果]]は次の[[戦闘]]に持ち越されますか?~ A:この[[戦闘]]とあるので、《ディメンション・ウォール》の[[効果]]が次の[[戦闘]]に持ち越される事はありません。(13/09/18) Q:[[相手]]の[[《奇跡の軌跡》]]の[[効果]]を受けた[[モンスター]]が[[自分]]の[[攻撃表示]][[モンスター]]を[[攻撃]]した際、《ディメンション・ウォール》を[[発動]]しました。 この場合、[[相手]]への[[戦闘ダメージ]]は発生しますか?~ A:ご質問の場合、[[自分]]が受ける[[戦闘ダメージ]]は0ですので、《ディメンション・ウォール》を[[発動]]する事自体ができません。(17/05/24) Q:[[自分]]の[[攻撃対象]][[モンスター]]より[[攻撃力]]が低い[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃宣言]]時、《ディメンション・ウォール》を[[発動]]することは可能でしょうか? ~ A:ご質問の場合でも、[[自分]]は《ディメンション・ウォール》を[[発動]]できます。 (17/09/03) ---- &tag(《ディメンション・ウォール》,罠,通常罠,);