*《ドレインシールド/Draining Shield》 [#top]
 通常罠
 (1):相手モンスターの攻撃宣言時、
 攻撃モンスター1体を対象として発動できる。
 その攻撃モンスターの攻撃を無効にし、
 そのモンスターの攻撃力分だけ自分はLPを回復する。

 [[天空の聖域]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]を[[無効]]にしてその[[攻撃力]]分[[自分]]の[[ライフポイント]]を[[回復]]する[[効果]]を持つ。~
 [[相手]]が[[攻撃宣言]]した時に[[攻撃モンスター]]1体を[[対象>対象をとる(指定する)効果]]にとって[[発動]]する事ができる。~

 簡単に言えば[[ライフ回復]]版の[[《魔法の筒》]]であり、[[《ホーリージャベリン》]]の強化版。~
 [[モンスター]]の[[攻撃]]を1回[[無効]]にして、さらにその[[攻撃力]]分[[ライフ]]を[[回復]]するので、[[ライフ]]計算上は[[直接攻撃]]を2回[[無効]]にしたことと等価である。~
 しかし、[[自分]]の[[ライフ]]をいくら[[回復]]しても[[デュエル]]に勝利する事はできないので、一般的な[[ビートダウン]][[デッキ]]では採用価値は低い。~
 長らく[[制限カード]]だった[[《魔法の筒》]]に対してこちらが何の制限もかからなかった事からも、[[ライフ回復]]よりも[[ダメージ]]の方が重要なことがわかる。~

 この[[カード]]が真価を発揮するのは、[[ライフ]]消費が激しい[[デッキ]]、あるいは[[ライフ]]を[[回復]]することに特別な意味がある[[デッキ]]である。~
 [[【アロマ】]]や[[【死皇帝の陵墓】]]などが代表例である。~
 個別の[[カード]]では、[[《ビッグバンガール》]]、[[《お注射天使リリー》]]、[[《ラーの翼神竜》]]、[[《機皇帝グランエル∞》]]、[[《No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター》]]、[[《エンシェント・リーフ》]]などを使うのであれば有力な[[回復]][[カード]]となる。~

 なお、同じ[[攻撃力]]の[[攻撃]]に対しては、[[《魔法の筒》]]を使ってもこの[[カード]]を使っても、生じる(または縮まる)[[お互い]]の[[プレイヤー]]の[[ライフ]]差は同じである。~
 したがって、[[《裁きの代行者 サターン》]]・[[《天空勇士ネオパーシアス》]]・[[《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》]]等「[[相手]]との[[ライフ]]差」を参照する[[カード]]を使う場合、[[《魔法の筒》]]などを優先したほうが良い。~

-遊戯王[[OCG]]は[[プレイヤー]]の[[ライフ]]に比して[[モンスター]]の[[攻撃力]]の平均が大きいため、単体[[回復]]は[[直接攻撃]]1回分に満たないと割に合わないとされる。~
つまり、実質[[直接攻撃]]1回分[[回復]]するこの[[カード]]は、単体[[回復]][[カード]]の基準点とも言える[[カード]]なのである。~

-[[《重力解除》]]や[[《月の書》]]を[[チェーン]]して使用される等して[[攻撃]]を[[無効]]にできない場合、[[回復]][[効果]]は[[不発]]となる。~

//-[[攻撃力]]上昇中の[[《E・HERO エアー・ネオス》]]の[[攻撃]]を止めると、[[ライフポイント]]は大きく[[回復]]できるが、次の[[攻撃]]を通してしまうと[[回復]]した分を丸々失ってしまう。~

-[[イラスト]]では[[《ギガ・ガガギゴ》]]が[[《放浪の勇者 フリード》]]を襲撃しており、盾で防がれている。~
[[《ながれ者傭兵部隊》]]にもあるように、どうやらこれがドレインシールドのようだ。~
もし戦っているのがあの[[《ガガギゴ》]]ならば、かつてのライバルとしては複雑な心境だろう。~

-マスターガイドではフリードとガガギゴとのケンカの場面として紹介されているが、どうみても[[《ガガギゴ》]]には見えない。~
[[《ガガギゴ》]]とフリードが戦う[[イラスト]]がなかったために、代わりとして似た[[イラスト]]を紹介として使ったとは考えられる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにて十代が度々使用している。~
「エドvsカイザー亮」戦ではエドが、「十代vsミスターT」(2戦目)ではミスターTも使っている。~
[[発動]]前に[[除去]]されたり[[無効]]にされたりする事も多いのだが、エドは[[《トラップ・ジャマー》]]を[[《トラップ・ジャマー》]]で[[無効]]にして[[発動]]に成功した。~
ミスターTは[[《E・HERO マッドボールマン》]]からの[[攻撃]]を防いで次の[[融合召喚]]に繋いでいる。~

--アニメZEXALでは[[直接攻撃]]にのみ対応した完全[[下位互換]]である[[通常罠]]《フェイク・ライフ》が登場している。~

-コナミのゲーム作品において─~
[[DUEL TERMINAL]]のアクションデュエルにも同様の[[効果]]で登場している。~
こちらでは[[ライフ回復]]の重要性が高く、[[マジック・シリンダー>《魔法の筒》]]よりも強力となっている。~

**関連カード [#card]
―[[効果]]関連
-[[《魔法の筒》]]

-[[《ホーリージャベリン》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《ギガ・ガガギゴ》]]
-[[《放浪の勇者 フリード》]]
//頭飾りが「放浪の勇者」のもの

―《ドレインシールド》の姿が見られる[[カード]]
-[[《ながれ者傭兵部隊》]]
-[[《はぐれ者傭兵部隊》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【アロマ】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[天空の聖域]] 308-054 &size(10){[[Rare]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP166 &size(10){[[Rare]]};
-[[デュエリストパック−十代編−]] DP1-JP026
-[[スターターデッキ(2012)]] ST12-JP035
-[[STARTER DECK(2016)]] ST16-JP036
-[[スピードスタートデッキ リンク編>プロモカード#JF19]] SSD1-JP018

**FAQ [#faq]
Q:[[攻撃力]]0の[[モンスター]]が[[攻撃]]した時にこの[[カード]]を[[発動]]する事ができますか?~
A:はい、できます。(13/11/20)
//A:はい、[[発動]]できます。(11/09/09)

Q:[[攻撃力]]を[[無効]]にする処理と[[ライフポイント]]を[[回復]]する処理は同時に行われる扱いですか?~
A:はい、同時に行われます。(13/12/15)

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//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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