*《ネクロフェイス/Necroface》 [#top]
 効果モンスター
 星4/闇属性/アンデット族/攻1200/守1800
 (1):このカードが召喚に成功した場合に発動する。
 除外されているお互いのカードを全て持ち主のデッキに戻す。
 このカードの攻撃力は、この効果でデッキに戻った数×100アップする。
 (2):このカードが除外された場合に発動する。
 お互いのプレイヤーは、それぞれ自身のデッキの上からカードを5枚除外する。

 [[ザ・ヴァリュアブル・ブック9 付属カード>書籍付属カード#VB9]]で登場した[[闇属性]]・[[アンデット族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[お互い]]の[[除外]]された[[カード]]全てを[[デッキに戻し>デッキに戻す]]、自身の[[攻撃力]]を上昇する[[誘発効果]]と、[[お互い]]の[[カード]]を[[デッキ]]から直接[[除外]]する[[誘発効果]]を持つ。

 (1)は、[[召喚に成功した]]場合に[[除外]]されている[[カード]]を全て[[デッキに戻す]][[効果]]。~
 [[相手]]の[[除外アドバンテージ]]を[[リセット]]したり、[[自分]]の[[カード]]の再利用を狙うことができる。~
 [[裏側表示で除外]]された[[カード]]も全て戻せるので、[[《強欲で貪欲な壺》]]や[[《強欲で金満な壺》]]の[[コスト]]等も帳消しにできる。~
 ただし[[召喚]]が必要で、[[アンデット族]]の得意とする[[蘇生]]では[[効果]]を[[発動]]できず、[[《ゴブリンゾンビ》]]による[[サーチ]]にも対応していないため、狙って活用するのは難しい。~

 (2)は、[[除外]]された時に[[デッキトップ]]を5枚[[除外]]する[[効果]]で、こちらがこの[[カード]]のメインの[[効果]]といえる。~
 どこから[[除外]]されてもよく、[[強制効果]]なので[[タイミングを逃す]]こともないので、[[《封印の黄金櫃》]]や[[《メタファイズ・ラグナロク》]]等で[[デッキ]]から、[[《闇の誘惑》]]等で[[手札]]からというように[[発動]]させる手段は多い。~
 [[《封印の黄金櫃》]]は2[[ターン]]後に[[手札]]に[[加わる>加える]]ので、再びの[[除外]]や[[召喚]]時の[[効果]]を狙うこともできる。~
 [[《闇次元の解放》]]で[[帰還]]し、あちらの道連れ[[自壊]]で再度[[除外]]するということも可能。~
 [[《マクロコスモス》]]等の全体[[除外]][[カード]]を使用するのも悪くない。~
 [[フィールド]]や[[手札]]から[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]だけで[[発動]]できるようになるのと同時に、[[相手]]の戦術も妨害できる。~

 (2)の[[効果]]が通れば、[[トリガー]]となったこの[[カード]]自身の[[除外]]と合わせて6枚、[[相手]]の[[カード]]を含めると11枚が[[除外]]されることになる。~
 [[《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》]]を2400[[強化]]でき、[[《魂吸収》]]を[[発動]]しておけば5000以上の[[回復]]ができる。~
 [[不知火]]や[[メタファイズ]]など、[[除外]]された場合の[[効果]]を複数枚[[発動]]させることも見込める。~

 [[デッキ]]の[[カード]]を[[除外]]するという点で[[【デッキ破壊】]]にも利用できる。~
 再利用手段の限られる[[除外]]なのでより[[相手]]の戦術を狂わせやすく、[[デッキ破壊]]の天敵とも言える[[《ペンギン・ナイト》]]も無視できる。~
 この[[効果]]を最大限に活かした[[デッキ]]が[[【ネクロフェイス】]]である。

 [[除外]][[メタ]]として採用するのはリスクが高い。~
 [[通常召喚]]さえできれば一気に戦略を瓦解させられるものの、[[相手]]の[[効果]]でこの[[カード]]が[[除外]]されると[[除外]]が更に加速してしまう。~
 [[除外]]対策として《ネクロフェイス》が採用されることはまずなく、[[手札]]を直接奪う[[《エクスチェンジ》]]や[[《アマゾネスの鎖使い》]]で相手に[[通常召喚]]される可能性のほうがまだ高いだろう。~
// [[【除外ビートダウン】]]でも活躍する一方、この[[カード]]は立派な[[除外]][[メタ]]でもある。~
// [[相手]]が対策に投入してくる事もあり、[[通常召喚]]されると一気に戦略が崩されてしまう。~
// また、あまり見ない[[カード]]だが、[[手札]]を直接奪う[[《エクスチェンジ》]]や[[《アマゾネスの鎖使い》]]には注意したい。~
// ただし[[メタ]]としてこの[[カード]]を投入しても、[[相手]]の《ネクロフェイス》の[[効果]]で[[除外]]されてしまう事もあるので、諸刃の剣である。

-《ネクロフェイス》に限った話ではないが、[[デッキ]]枚数が0枚になってもその時点で負ける事は無い。~
あくまで敗北になるのは[[ドロー]]の瞬間である。~
詳しくは[[デッキ切れ]]参照。

//-[[カード]]を5枚[[除外]]する[[効果]]は[[フィールド]]で[[発動]]する[[効果]]ではない。~
//[[除外]]された先で[[発動]]する[[誘発効果]]のため[[《スキルドレイン》]]・[[《禁じられた聖杯》]]で[[無効]]にならない。
//フィールド発動と勘違いするようなテキストではないため蛇足

-[[除外]]された[[魔法・罠カード]]や[[裏側表示で除外]]された[[カード]]の再利用を狙える数少ない[[カード]]。~
種類を問わず[[戻せる>戻す]][[カード]]は他に[[《E・HERO エリクシーラー》]]、[[《原初の種》]]、[[《PSYフレームロード・Ω》]]、[[《バージェストマ・レアンコイリア》]]がある。~

-この[[カード]]が複数枚ある場合、《ネクロフェイス》によって《ネクロフェイス》が[[除外]]される連鎖によって、[[デッキ破壊]]枚数がかなりのものになる。~
[[無制限カード]]時代の[[ミラーマッチ]]では、開始1[[ターン]]目にして1枚の[[《封印の黄金櫃》]]から[[お互い]]の[[デッキ]]が10枚以下になり、[[《魂吸収》]]によって[[ライフポイント]]が20000を超える事も珍しくなかった。

-[[08/03/01>禁止・制限カード/2008年3月1日]]の[[制限改訂]]において[[準制限カード]]に指定される。~
[[《魂吸収》]]との[[コンボ]]で桁違いの[[ライフ・アドバンテージ]]を叩き出すなど、強力な[[除外]][[効果]]が危惧されての規制だろうか。~
その後に[[【酒ネクロ】>【ネクロフェイス】#v22c0e98]]の主要[[カード]]として猛威を振るったため、[[10/03/01>禁止・制限カード/2010年3月1日]]で[[制限カード]]に規制強化された。~
以降はここに留まり続けたが、[[環境]]やルールが大きく変わった10年4か月後の[[20/07/01>リミットレギュレーション/2020年7月1日]]にて[[制限緩和]]され、続く[[20/10/01>リミットレギュレーション/2020年10月1日]]で[[制限解除]]となった。~

--海外では[[14/04/01>海外の禁止・制限カード/2014年4月1日]]で[[制限緩和]]され、[[20/04/01>海外の禁止・制限カード/2020年4月1日]]には[[OCG]]より早く[[制限解除]]にまで至っている。~

-[[イラスト]]が非常に不気味で目を引く[[カード]]。~
[[遊戯王デュエルモンスターズ World Championship 2008>ゲーム付属カード#WCS2008]]では[[《白魔導士ピケル》]]にあげると彼女に嫌われてしまう。~

-原作・アニメにおいて―~
原作「記憶編」の「表遊戯vs闇バクラ」戦において闇バクラが使用。~
[[ステータス]]は不明で特に[[効果]]は存在せず、[[レベル]]4以下の[[通常モンスター]]だったと思われる。~
おそらくこの[[効果]]は「[[お互い]]の[[プレイヤー]]はそれぞれの[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に、[[フィールド]]の[[モンスター]]の数だけ[[デッキ]]から[[カード]]を[[墓地に送る>墓地へ送る]]」という[[デッキ破壊]][[効果]]を持った[[永続魔法]]《死札相殺》の[[効果]]を再現していると思われる。~

-コナミのゲーム作品において―~
DSソフト「[[遊戯王デュエルモンスターズ World Championship 2007>ゲーム付属カード#WCS2007]]」では対戦[[相手]]として登場。~
[[使用]][[デッキ]]はやはり[[【ネクロフェイス】]]。~
だが、[[自分]]の[[デッキ]]の方が多い、少ないに関わらず《ネクロフェイス》を[[攻撃表示]]で出してくることもある。~
DSソフト「[[遊戯王デュエルモンスターズ World Championship 2008>ゲーム付属カード#WCS2008]]」で配信されている特殊な[[禁止・制限カード]]リストでも[[準制限カード]]に指定されている。
--「マスターデュエル」では23/04/10に[[準制限カード]]指定を受けることとなった。~
デュエリストカップ2023MARCHにおいて、大会直前に実装された[[《現世と冥界の逆転》のサポートカード>《現世と冥界の逆転》#card]]との[[コンボ]]で[[相手]]の[[デッキ]]を大幅に削る動きが流行したためだと思われる。~


**関連カード [#card]
-[[《E・HERO エリクシーラー》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【速攻の黒い忍者】]]
-[[【ネクロフェイス】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ザ・ヴァリュアブル・ブック9 付属カード>書籍付属カード#VB9]] VB09-JP001 &size(10){[[Ultra]]};
-[[PRISMATIC GOD BOX]] PGB1-JP025 &size(10){[[Millennium>Parallel#MR]]};

**FAQ [#faq]
Q:「この[[カード]]が[[除外]]された時[[デッキ]]を上から5枚[[除外]]する[[効果]]」の[[効果発動時]]、[[自分]]と[[相手]]の[[デッキ]]の枚数が両方5枚未満だった時、引き分け、あるいは枚数の差によって勝敗は変わりますか?~
A:いいえ、[[お互い]]に[[デッキ]]が0枚でも[[ドローフェイズ]]に[[ドロー]]を行うことができない[[プレイヤー]]が負けとなります。~

Q:この[[カード]]を、[[《タイムカプセル》]]の[[効果]]で[[裏側表示]]のまま[[デッキ]]から[[除外]]した場合、《ネクロフェイス》の「[[デッキ]]の上から5枚を[[除外]]する[[効果]]」は[[発動]]しますか?~
Q:この[[カード]]を、[[《タイムカプセル》]]の[[効果]]で[[裏側表示]]のまま[[デッキ]]から[[除外]]した場合、(2)の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、[[発動]]しません。~

Q:この[[カード]]を[[召喚]]し、[[誘発効果]]に[[チェーン]]してこの[[カード]]を[[除外]]した場合、この[[カード]]は[[デッキ]]に戻りますか?~
A:はい、戻ります。逆順処理でまず《ネクロフェイス》を[[除外]]し、その後《ネクロフェイス》の[[効果]]を処理するため[[デッキ]]に戻ります。~
  また、[[除外]]された時の[[効果]]は[[発動]]しません。(13/07/27)
//その後「[[除外]]された時[[デッキ]]の上から5枚[[除外]]」の[[効果]]が[[発動]]します。~
// 《ネクロフェイス》の[[効果]]は、[[召喚に成功した]]時に[[フィールド]]で[[発動]]する[[効果]]と、[[除外]]された時に[[発動]]する[[効果]]があります。(09/12/15)~
// それぞれの[[効果]]に[[チェーン]]して、[[《天罰》]]を[[発動]]する事ができます。(09/12/15)

Q:《ネクロフェイス》の[[除外]]された時に[[発動]]する[[誘発効果]]に、[[相手]]が[[《リビングデッドの呼び声》]]を[[チェーン]]し[[《カオスハンター》]]を[[特殊召喚]]しました。~
Q:(2)の[[誘発効果]]に対して[[相手]]が[[《リビングデッドの呼び声》]]を[[チェーン]]し[[《カオスハンター》]]を[[特殊召喚]]しました。~
  この場合、《ネクロフェイス》は[[効果処理時]]にどうなりますか?~
A:その場合、《ネクロフェイス》の[[効果]]は[[適用]]されません。(12/11/23)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《ネクロフェイス》,効果モンスター,モンスター,星4/闇属性/アンデット族/攻1200/守1800,);