*《ヘルフレイムエンペラー/Infernal Flame Emperor》 [#top]
 効果モンスター
 星9/炎属性/炎族/攻2700/守1600
 このカードは特殊召喚できない。
 (1):このカードがアドバンス召喚した時、
 自分の墓地から炎属性モンスターを5体まで除外して発動できる。
 除外した数だけ、フィールドの魔法・罠カードを破壊する。

 [[ストラクチャーデッキ−灼熱の大地−]]で登場した[[炎属性]]・[[炎族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[特殊召喚]]できない[[召喚制限]]、[[アドバンス召喚に成功した]]時に[[炎属性]]を[[墓地コスト]]に[[フィールド]]の[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]できる[[誘発効果]]を持つ。~

 [[最上級モンスター]]であり[[特殊召喚]]も不可と非常に[[重い]]。~
 更に[[アドバンス召喚]]でないと[[効果]]を[[発動]]できないため[[《死皇帝の陵墓》]]などでのサポートもできない点が非常に足を引っ張る。~
 [[《ふわんだりぃずと未知の風》]]や[[《埋葬されし生け贄》]]なら[[アドバンス召喚]]扱いで[[リリース]]を減らせるためサポートできるが、後者は[[墓地]]の消費が激しい。~

 [[アドバンス召喚]]成功時に[[魔法・罠除去]]を行え、最大5枚まで[[伏せカード]]や[[ペンデュラムモンスター]]など、[[カード]]の状態や種類を問わずに[[破壊]]する事ができる。~
 しかし、同様の[[効果]]を持った[[モンスター]]は非常に多く、同じ[[アドバンス召喚]]のみで[[効果]]を[[適用]]できる[[最上級モンスター]]にも、[[特殊召喚]]に制限がなく封殺[[効果]]もある[[《凍氷帝メビウス》]]がいる。~
 さらに[[【炎属性】]]で使う場合にも、[[セット]]限定だが[[《鳳凰》]]が存在する。~
 そのため、[[炎属性]]で[[表側表示]]を含む[[カード]]を割る手段として採用を考える事となる。~

 とはいえ、[[【炎属性】]]で[[墓地アドバンテージ]]を重視する[[デッキ]]は、そのための手間をかけて(主に[[蘇生]]から)展開に繋ぐものが多い。~
 それらに採用してもこの[[カード]]で[[除外]]すると本来の動きを阻害してしまったり、そもそもこの[[カード]]の[[アドバンス召喚]]に割く余裕がなかったりする。~
 [[【ラヴァル】]]は最たるものであり、[[伏せ除去]]を使いたいのは[[リリース]]要員を揃えられる[[《真炎の爆発》]]の前であり、逆にそれを使う前に[[リリース]]を確保するのも難しい。~
 強いて挙げるなら[[【不知火】]]が[[特殊召喚]]が容易な[[アンデット族]]且つ、[[除外]]した時の[[効果]]を持つ[[モンスター]]群で構成されるため、一応相性は良い。~

 だがいずれにせよ、基本的にこの[[カード]]以上の[[ステータス]]を有する[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]に繋げられる[[リソース]]を、こちらの[[効果]]のために[[召喚権]]を割くべきかは微妙なところである。~
 現状この[[カード]]の[[リリース]]要員と[[墓地コスト]]の用意を両立できるような[[デッキ]]はほぼなく、考えなしの採用は難しいだろう。~

-現在でこそ増えているが、以前は数少ない[[通常召喚]]可能な[[レベル]]9[[モンスター]]の1体だった。~
//少なくなくなったので
//登場後しばらくは希少だったのは確かなので書き換えてのこしてみた。

- 旧[[テキスト]]は以下の通り。~
 このカードは特殊召喚できない。
 このカードがアドバンス召喚に成功した時、
 自分の墓地に存在する炎属性モンスターを5体までゲームから除外する事ができる。
 この効果で除外したモンスターの数だけ、
 フィールド上に存在する魔法・罠カードを破壊する。

>[[墓地]]の[[モンスター]]を[[コスト]]で除外しているにもかかわらず、「この[[効果]]で[[除外]]した[[モンスター]]の数だけ」という[[テキスト]]だったため、非常に誤解を生みやすかった。~

-「エンペラー」は[[《混沌帝龍 −終焉の使者−》]]を参照。~
「フレイムエンペラー」は「[[炎帝>《炎帝テスタロス》]]」と訳す事ができるが、[[破壊]][[効果]]は「[[氷帝>《氷帝メビウス》]]」に近い。~
また、[[《炎帝近衛兵》]]との相性も悪い。~

-[[遊戯王 ワールドチャンピオンシップ2006セット>商品同梱カード#W6S]]収録の[[アルティメットレア>Ultimate]]仕様は、絵柄がよく判らないほどに輝いている。~
//[[アルティメットレア>Ultimate]]特有の意匠で輝く姿はまさしく「皇帝」である。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおける「十代vsオブライエン」戦では、オブライエンの[[デッキ]]に確認できる。~
[[《ファイヤー・ソウル》]]によって[[デッキ]]から[[除外]]された。~
その後[[《異次元からの埋葬》]]により[[墓地]]に戻り、[[《ファイヤー・ウォール》]]の[[効果]]で再度[[除外]]された。~
「十代vs[[ユベル>《ユベル》]]」戦では、[[ユベル>《ユベル》]]が[[《チェーン・マテリアル》]]との[[コンボ]]で[[《超融合》]]により[[融合召喚]]しようとした、12の次元を統一する超融合神の[[融合素材]]として選んだ[[レベル]]9の[[モンスター]]がこの[[カード]]だった。~

--直接[[召喚]]されてこそいないが、[[《ファイヤー・ソウル》]]の[[効果ダメージ]]時に、この[[カード]]が十代を[[攻撃]]して[[ダメージ]]を与えるといった演出がされている。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[エキスパート2006>ゲーム付属カード#EX2006]]では対戦[[相手]]として登場。~
使用[[デッキ]]は[[《プロミネンス・ドラゴン》]]や[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]を使った[[【ロックバーン】]]。~
ただ、たまに[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]を[[召喚]]後、[[《強奪》]]で[[コントロール奪取]]し、毎[[ターン]][[自分]]は1000[[ダメージ]]を受け、こちらを1000[[回復]]してくれるというシュールな光景が見られる。~

--デュエルリンクスでは、再録に先駆けて[[エラッタ]]されており、旧[[テキスト]]で誤解を生みかねなかった「この[[効果]]で」の一文が削られている。~
 このカードは特殊召喚できない。
 このカードがアドバンス召喚に成功した時、
 自分の墓地の炎属性モンスターを5体までゲームから除外して発動できる。
 除外したモンスターの数だけ、フィールド上の魔法・罠カードを選んで破壊する。
 除外したモンスターの数だけ、
 フィールド上の魔法・罠カードを選んで破壊する。

**関連カード [#card]
-[[ヘルフレイム>シリーズカード#Infernal_Flame]]

-[[《氷帝メビウス》]]
-[[《炎帝テスタロス》]]

-[[《ホワイト・ホーンズ・ドラゴン》]]

-[[《炎帝近衛兵》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ストラクチャーデッキ−灼熱の大地−]] SD3-JP001 &size(10){[[Ultra]]};
-[[遊戯王 ワールドチャンピオンシップ2006セット>商品同梱カード#W6S]] W6S-JP003 &size(10){[[Ultimate]]};
-[[トーナメントパック2008 Vol.3]] TP07-JP001 &size(10){[[N-Parallel]]};
-[[ストラクチャーデッキR−炎王の急襲−]] SR14-JP013

**FAQ [#faq]
Q:この[[カードの効果]]は[[対象をとらない効果]]ですか?~
A:はい、そうです。

Q:[[テキスト]]に「この[[効果]]で」とありますが、[[墓地]]の[[炎属性]][[モンスター]]を[[除外]]するのは[[コスト]]ですか?[[効果]]ですか?~
A:[[コスト]]です。(11/03/14)

Q:5体の[[炎属性]][[モンスター]]を[[除外]]して[[効果]]を[[発動]]し、[[効果処理時]]に[[フィールド]]に存在する[[魔法・罠カード]]が5枚未満になった場合、その[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]する事はできますか?~
A:いいえ、その場合5枚の[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]できませんので、[[魔法・罠カード]]を1枚も[[破壊]]する事はできません。(14/11/06)
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&tag(《ヘルフレイムエンペラー》,効果モンスター,モンスター,星9/炎属性/炎族/攻2700/守1600,特殊召喚不可);