*《マスター・オブ・&ruby(オージー){OZ};/Master of Oz》 [#top]
 融合モンスター
 星9/地属性/獣族/攻4200/守3700
 「ビッグ・コアラ」+「デス・カンガルー」

 [[SOUL OF THE DUELIST]]で登場した[[地属性]]・[[獣族]]の[[融合モンスター]]。~
 [[融合素材]]は[[《ビッグ・コアラ》]]と[[《デス・カンガルー》]]。~
 [[効果モンスター以外のモンスター]]の中では、[[《青眼の究極竜》]]に次ぐ[[攻撃力]]を持つ。~

 [[攻撃力]]・[[守備力]]は[[融合素材]]2体の数値の合計であり、非常に高い。~
 [[《野性解放》]]や[[《コンセントレイト》]]を[[使用]]すれば7900、[[《巨大化》]]を装備すれば8400にまで上昇し[[1ターンキル]]を達成できる。~

 そうした爆発力を持ちながら、[[融合素材]]は[[召喚制限]]のない[[モンスター]]2体であるため[[融合召喚]]は容易い。~
 [[《ビッグ・コアラ》]]は[[最上級モンスター]]であるが、[[《E・HERO プリズマー》]]や[[融合素材代用モンスター]]で代用できるので大きな障害にはなりにくい。~
 [[《融合呪印生物−地》]]の[[効果]]に対応するため、[[《融合派兵》]]で[[融合素材]]のどちらか一方を[[特殊召喚]]すれば、容易に[[特殊召喚]]できる。~

 この[[カード]]自体[[召喚制限]]がないのも長所であり、正規の[[融合召喚に成功>融合召喚に成功した]]すれば[[《エアーズロック・サンライズ》]]・[[《ダイガスタ・エメラル》]]等で[[蘇生]]もできる。~
 [[《エアーズロック・サンライズ》]]は[[融合素材]]を含めた[[獣族]]全般に、[[《ダイガスタ・エメラル》]]は[[《ビッグ・コアラ》]]に対応するので投入しやすい。~
 [[破壊]]以外の[[除去]]も増えてはいるが、[[《激流葬》]]などに対しては牽制が効きやすいと言える。~

 ただし、[[効果]]のない[[モンスター]]なので当然[[耐性]]もない。~
 [[《ビッグ・コアラ》]]共々、[[《天威無崩の地》]]・[[《天威無双の拳》]]・[[《絶対魔法禁止区域》]]等で[[除去]]から守ってやりたいところ。~
 [[《天威無崩の地》]]は[[ドロー]]加速もでき、[[《天威無双の拳》]]は(2)の[[効果]]でこの[[カード]]を直接出す事もできる。~
 この[[カード]]自体もそこそこ出しやすいので、他の[[カード]]を使った[[融合]]前の[[除去]]などで事前に対策しておくのも良い。~

 また[[《烏合無象》]]で[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]の中で最も[[攻撃力]]が高い点を活かして[[《No.64 古狸三太夫》]]で[[攻撃力]]を[[コピー]]するのも良い。~
 [[《No.64 古狸三太夫》]]の[[効果]]に[[チェーン]]して[[《烏合無象》]]を[[発動]]すれば[[《No.64 古狸三太夫》]]を[[コスト]]にしながら[[攻撃力]]4200の[[トークン]]を[[特殊召喚]]できる。~
 その他、[[《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》]]の[[融合素材]]にできれば、4200もの[[バーン]][[ダメージ]]を与えられる。~
 これらは[[融合素材]]である[[《ビッグ・コアラ》]]とも相性が良い上に、[[《竜魔導の守護者》]]や[[《融合派兵》]]で[[特殊召喚]]させるのに必要となるため、[[融合召喚]]を狙わずとも[[エクストラデッキ]]に用意しておきたい。~

-[[召喚制限]]のない[[融合素材]]2体で[[融合召喚]]できる[[融合モンスター]]では最も[[元々の攻撃力・守備力>元々の攻撃力(守備力)]]が高い。~
--また、[[レベル]]9以下の[[モンスター]]全体で見ても長らく最高[[攻撃力]]の地位を保っていたが、登場から20年後に[[《白の枢機竜》]]に更新された。~

-上記の通り、[[攻撃力]]・[[守備力]]が[[融合素材]][[モンスター]]の数値の合計となっている珍しい[[モンスター]]である。~
他には、[[《ナイトメアを駆る死霊》]]と[[《おジャマ・キング》]]に見られる程度である。~
しかしこの2体とは違い、[[レベル]]は[[融合素材]]の合計とはなっていない。~

-[[イラスト]]では[[《デス・コアラ》]]と同様にお腹の袋が上向きになっている。~
また、現実のコアラやカンガルーの袋は「育児嚢」と呼ばれるメスにしか存在しない器官である。~

-「オージー(Aussie/Ozzie/Ossie/OZ)」とは「Australian(オーストラリアの)」の短縮語である。~
チャンピオンベルトを着けているので「オーストラリアの覇者」という意味なのだろう。~
なお、[[融合素材]]となっている「コアラ」と「カンガルー」、どちらもオーストラリアにしか生息していない動物である。~
[[イラスト]]には、オーストラリアの世界遺産として有名な[[エアーズロック>《エアーズロック・サンライズ》]]らしき岩も描かれている。~

-2009年4月号のVジャンプに掲載されていた「遊☆戯☆王[[OCG]][[モンスター]][[種族]]大全」内の[[獣族]]・[[攻撃力]]ベスト5の欄に登場している。~
しかし、[[攻撃力]]の数値が4400と誤植されていた。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの隼人が十代たちから譲り受けた、[[デッキ]]中最強[[モンスター]]である。~
「隼人vs熊蔵」戦において初登場し、《酔いどれエンジェル》を[[戦闘破壊]]して大打撃を与えたが、[[永続魔法]]《ちゃぶ台返し》によって[[破壊]]された。~
「隼人vsクロノス」戦では、[[攻撃力]]の下がった[[《古代の機械巨人》]]を倒して勝負を決めようとしたが、クロノスが[[《リミッター解除》]]で[[《古代の機械巨人》]]の[[攻撃力]]を倍加したことで返り討ちにされた。~
[[攻撃]]名は「エアーズ・ロッキー」。~
上述のエアーズロックと、ボクシング映画『ロッキー』を意識したものであろう。~

--「十代vsミスターT」(2戦目)にてミスターTが使用した[[通常魔法]]《サウザンド・パニッシャー》の[[イラスト]]に描かれている。~
//ttp://yugioh.wikia.com/wiki/Thousand_Punisher

--アニメZEXALのWDC決勝大会において、ベルイマン坂田が使用。~
トロンによって[[破壊]]された。~
[[天使族]]使いの彼がどのようにして出したかは不明。~

--アニメARC-Vでは「ユーリvs遊勝塾生5人組」で塾生の1人が使用。~
[[手札]]の[[《ビッグ・コアラ》]]・[[《デス・カンガルー》]]を[[融合素材]]に[[融合召喚]]される。~
しかし、次のユーリの[[ターン]]で[[《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》]]に[[戦闘破壊]]された。~
-コナミのゲーム作品において―~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2008>#WCS2008]]では、対戦[[相手]]として登場。~
彼(?)との[[デュエル]]では、《マスター・オブ・OZ》を[[融合召喚]]して[[デュエル]]に勝利しなければいけない。~
使用する[[デッキ]]は[[【獣族】]]。~
//ちなみに、[[《融合呪印生物−地》]]の[[起動効果]]による[[特殊召喚]]は[[融合召喚]]ではないため、未達成となってしまう。~

--[[NIGHTMARE TROUBADOUR>ゲーム付属カード#NT]]では、リシドの[[デッキ]]に採用されている。~
と言っても[[融合召喚]]する訳ではなく、[[《王家の神殿》]]で[[特殊召喚]]するために投入されている。~
[[ステータス]]が上の[[《青眼の究極竜》]]は海馬の代名詞とも言える[[カード]]であるため、次点のこちらが選ばれたものと思われる。~

--TAG FORCE シリーズでは隼人の使用時に台詞が用意されており、[[特殊召喚]]時には「オーストラリアが育てた偉大なコアラなんだなぁ! 現れろ! 《マスター・オブ・OZ》!」という口上がある。~

**関連カード [#card]
-[[《マスター・オブ・HAM》]]

―[[融合素材]]
-[[《ビッグ・コアラ》]]
-[[《デス・カンガルー》]]

―《マスター・オブ・OZ》の姿の見られるカード
-[[《烏合無象》]]

-[[《獣烈な争い》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【天威OZ】>【獣族】#Fusion]]

**収録パック等 [#pack]
-[[SOUL OF THE DUELIST]] SOD-JP035 &size(10){[[Rare]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP035 &size(10){[[Rare]]};
----
&tag(《マスター・オブ・OZ》,融合モンスター,モンスター,星9/地属性/獣族/攻4200/守3700,);