*《ロケットハンド/Rocket Hand》 [#top]
 通常罠
 このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
 (1):自分フィールドの攻撃力800以上の攻撃表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
 このカードを攻撃力800アップの装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
 (2):装備されているこのカードを墓地へ送り、
 フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
 そのカードを破壊する。
 その後、このカードを装備していたモンスターは攻撃力が0になり、表示形式を変更できない。

 [[EXTRA PACK 2015]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[装備カード]]となり[[装備モンスター]]を[[強化]]する[[効果]]、[[装備カード]]となった自身を[[墓地へ送る]]ことで[[カード]]を[[破壊]]する[[効果]]を持つ。~

 (1)の[[効果]]は[[攻撃力]]800アップの[[装備カード]]となる[[効果]]。~
 上昇値は[[《突進》]]を上回り、装備対象の指定も緩く、使いやすい部類と言える。~
 ただし[[攻撃力]]800未満の[[モンスター]]や[[守備表示]]の[[モンスター]]は[[対象]]にできない。~

 (2)の[[効果]]は[[フリーチェーン]]の[[単体除去]][[効果]]。~
 装備していた[[モンスター]]は[[攻撃力]]を失い[[表示形式]]の変更もできなくなるが、装備後に予め[[守備表示]]にしておけば[[デメリット]]は薄い。~
 [[《スピア・ドラゴン》]]や[[《マッド・デーモン》]]であれば、高い[[攻撃力]]を活かしつつ[[守備表示]]になれる。~
 [[モンスター効果]]が[[無効]]になる事はないため、[[《アマゾネスの剣士》]]の[[攻撃力]]を0にして[[自爆特攻]]することで[[反射ダメージ]]を増やす[[コンボ]]もできる。~
 [[《D−HERO ディストピアガイ》]]とも相性が良く、2回に渡って[[効果]]の[[トリガー]]とする事ができる。~
 また、[[《スプリガンズ・メリーメイカー》]]・[[《ゼンマイラビット》]]等、一時的に[[フィールド]]を離れられる[[カード]]であれば戻ってきた際[[攻撃力]]はもとに戻るので、事実上[[デメリット]]は存在しないことになる。~

 [[表側表示]]で[[発動]]しておくだけで、[[相手]]は否応なしにこの[[カード]]の存在を前提としたプレイングを強いられる事になる。~
 ただし、[[発動]]した[[ターン]]に(2)の[[効果]]は[[発動]]できないため、[[自分]]の[[ターン]]に伏せた場合、(2)の[[効果]]を使えるのは最短でも次の[[自分]][[ターン]]となる。~
 [[自分]]の[[ターン]]に[[装備カード]]にして[[攻撃]]に使い、[[相手]][[ターン]]で動きをけん制するといった使い方になるか。~
 やや癖はあるが簡易的な[[《セイクリッド・プレアデス》]]というべき、高い性能の[[罠カード]]と言えるだろう。~

 [[【メタビート】]]系の[[デッキ]]では[[《幻影剣》]]や[[《幻影翼》]]が競合相手となる。~
 あちらは[[発動]]前に[[モンスター]]の方を狙われても[[耐性]]により[[モンスター]]を残せる[[メリット]]があり、対してこちらは装備対象を失って[[腐る]]可能性がある。~
 基本的には[[《幻影剣》]]や[[《幻影翼》]]の方が優先されがちだが、[[自分]]の[[デッキ]]内容や[[環境]]も考慮して選択していくといいだろう。~

 変わったところでは、[[水族]]・[[レベル]]10の[[モンスター]]の[[攻撃力]]を0にすることで[[《神・スライム》]]の[[召喚条件]]を満たすことができる。~

-[[効果]]について
--[[発動]]時に[[攻撃表示]]・[[攻撃力]]800以上であれば、[[効果処理時]]に[[守備表示]]・[[攻撃力]]800未満であっても装備できる。~
[[装備モンスター]]の[[攻撃力]]が0の場合でも(2)の[[効果]]は[[発動]]でき、[[破壊]]と[[表示形式]]変更不可が[[適用]]される。
--(2)の[[効果]]で[[対象]]を[[破壊]]できなかった場合、[[攻撃力]]0化・[[表示形式]]変更不可は[[適用]]されない。
--(2)の[[効果]]は、[[装備モンスター]]が[[罠カード]]の[[効果を受けない]]状態の時でも[[発動]]できる。~
その場合、[[破壊]]は処理されるが[[攻撃力]]0化・[[表示形式]]変更不可は[[効果]]を受けないため[[適用]]されない。~
なお、この場合でも処理の最後は[[破壊]]ではない扱いとなる。
--一方、(2)の[[効果]]の処理時に[[装備モンスター]]が[[フィールド]]を[[離れて>離れる]]いる・[[裏側守備表示]]になっている場合は[[破壊]]を行い、処理が[[破壊]]で終了する扱いとなる。
--[[表示形式]]変更不可は、[[コントローラー]]が移動しても[[適用]]され続ける。
--(2)の[[効果]]は[[モンスター]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]を増減させる処理を含む[[クイックエフェクト]]であるが、''[[ダメージステップ]]で[[発動]]することはできない。''~

-同パック収録の[[《月鏡の盾》]]とは相性が良く、(2)の[[効果]]の[[攻撃力]]ダウンの[[デメリット]]を実質踏み倒すことができる。~

-元々は、[[韓国語版THE SECRET OF EVOLUTION>THE SECRET OF EVOLUTION(韓国)]]で登場した5種の「ワールドプレミア韓国版」の内の1枚である。~

-創作作品において人型のロボットなどが自らの手首や肘から先を外し、何らかの手段で飛ばして[[攻撃]]することは一般的に「ロケットパンチ」と呼ばれる。~
しかし名前や飛ばす手段、拳を握るか否かや飛ばした手が戻って来るかなどといった様々な点で作品によって大きく差異がある。~
//原作では表遊戯が[[ゾーク>《闇の支配者−ゾーク》]]の弱点である射出口を打ち貫いた「手玉ハンド・ジェット・ストリーム・パンチ」がこれに当て嵌まる。~
//出現させた手による攻撃だから上の一般的なロケットパンチの定義には入らない
「ロケットハンド」もその数多い名前の一つであり、(2)の[[攻撃力]]が0になる[[効果]]は飛ばした手が敵を[[道連れ>《道連れ》]]にしたために戻って来られず、実質的に手を失ってしまった状態を表現しているのだろう。~
[[イラスト]]を見る限り無線式でロケットも手首の切れ目となる部分にしか見当たらないため、そもそも一度発射してしまうと戻って来られない使い切りタイプなのかもしれない。~

//-原作・アニメにおいて―~

-コナミのゲーム作品において―~
デュエルリンクスではギラグに専用ボイスが用意されている。
デュエルリンクスではギラグに専用ボイスが用意されている。~
「ハンド」という[[カード名]]にまつわる[[ネタ]]だろう。~

**関連カード [#card]
―[[装備カード]]になる[[罠カード]]は[[こちら>装備カード#trap]]を参照。~

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[EXTRA PACK 2015]] EP15-JP067
-[[ストラクチャーデッキR−ウォリアーズ・ストライク−]] SR09-JP039

**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
***(2)の効果について [#faq2]
Q:[[ダメージステップ]]に[[発動]]できますか?~
A:[[発動]]できません。(16/03/14)
//スクラップ・ポリッシュの裁定変更のため確認
//メーラーの不具合や忙しさで編集できなかった分

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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