*《&ruby(みぎて){右手};に&ruby(たて){盾};を&ruby(ひだりて){左手};に&ruby(けん){剣};を/Shield & Sword》 [#top]
 通常魔法
 このカードの発動時にフィールド上に表側表示で存在する
 全てのモンスターの元々の攻撃力と元々の守備力を、エンドフェイズ時まで入れ替える。
 ※[[エンドフェイズに適用終了となるカードに対するエラッタ>エラッタ#end]]に伴い、[[テキスト]]内の「[[エンドフェイズ]]時」は「[[ターン]]終了時」と読み替えて使用する。~

 [[Vol.7]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[フィールド]]に存在する全ての[[モンスター]]の[[元々の攻撃力と元々の守備力>元々の攻撃力(守備力)]]を一時的に入れ替える[[効果]]を持つ。~

 [[守備力]]の高い[[モンスター]]を主体とすれば、大幅な[[全体強化]]が可能になる。~
 [[相手]][[フィールド]]にも影響を及ぼすので、[[《ライオウ》]]や[[《フォトン・スラッシャー》]]といった高[[攻撃力]]・低[[守備力]]の[[モンスター]]達を[[戦闘破壊]]しやすくなる。~
 [[インヴェルズ]]や[[フレムベル]]のような低[[守備力]]で統一された[[カテゴリ]]には、天敵に等しい[[効果]]といえる。~
 しかし、[[相手]][[モンスター]]の[[守備力]]が低いという保証もないため、[[戦闘破壊]]に結びつかない場合も多い。~

 後に[[コンバットトリック]]にも使用できる[[《反転世界》]]や、条件が必要だが永続的に[[効果]]を[[適用]]する[[《おジャマ・カントリー》]]が登場している。~
 これらの[[カード]]との差異は、条件が特に必要でない点と[[通常魔法]]ゆえの即効性がある事である。~
 しかし、1[[ターン]]のみの[[効果]]で1体を[[戦闘破壊]]する程度では割に合わず、場合によっては低[[攻撃力]]のまま[[ターン]]を渡してしまう危険性がある。~

-攻守逆転[[カード]]の開祖である。~

-初期の[[テキスト]]は、以下の通り。~
 1ターンの間、全フィールド上の表側表示モンスターの攻撃力と守備力を入れ替える。
[[効果]]も[[裁定]]もこの[[テキスト]]通り行われた。~
そして、大きく分けて3度の[[変更>裁定変更]]が行われることになる。~
--最初の[[裁定]]は、この[[カードの発動]]後も含め、[[発動]][[ターン]]の[[モンスター]]全てに[[効果]]が及ぶ。~
例:[[発動]]後に[[召喚]]された[[《ホーリー・エルフ》]]が[[《落とし穴》]]の[[効果]]で[[破壊]]できる。~
--2回目の[[裁定]]は、[[発動]]時の時点での増減を含めた攻守を入れ替える限定的なものになる。~
例:[[《デーモンの斧》]]([[攻撃力]]1000ポイントアップ)を[[装備]]した[[《エルフの剣士》]]([[攻撃力]]1400/[[守備力]]1200)に[[効果を適用>効果の適用]]した場合、[[攻撃力]]が1200、[[守備力]]は2400となる。~
[[発動]]後に[[召喚]]、[[装備]]した場合、[[攻撃力]]は1200+1000となり2200となる。~
--3回目の[[裁定]]でようやく元々の数値を[[適用]]する[[裁定]]へと[[変更>裁定変更]]された。~

---当時はインターネット上で[[裁定]]の[[変更>裁定変更]]を個人サイトで公開、掲示板などの交流の場での情報交換などを行い情報を得ることができたが、さほどインターネットが普及しておらず、あまり認知されなかった。~
当時はローカルでのルールでプレイしていた層も多く、原作での使用方法からこれらの[[効果]]で使い続けた[[プレイヤー]]も多い。~
この[[裁定]]が公になったのは[[テキスト]]上に変更が記されるようになった第3期である。~

-[[守備力]]を持たない[[リンクモンスター]]はこの[[効果]]の影響を受けない。~

-原作で逆転の切り札として使われた[[カード]]だけあって、初出は[[ウルトラレア>Ultra]]であった。~
しかし、再録される度に[[レアリティ]]が下がってしまっている。~

-[[カード名]]は(右利きであれば)一般的に剣は右手、盾は左手で持つため、これを敢えて逆に持つことで攻防の強さを入れ替えているというものだろう。~

-原作・アニメにおいて―~
原作・アニメDMで城之内が使用する[[カード]]。~
初登場は「決闘者の王国編」の「城之内vsゴースト骨塚」戦で、[[魔法カード]][[《&ruby(生ける屍){リビング・デッド};の呼び声》>《リビングデッドの呼び声》]]によって復活した[[《ドラゴン・ゾンビ》]]・[[《マーダーサーカス・ゾンビ》]]・[[《鎧武者ゾンビ》]]らの[[攻撃力]]を0にする事で、再生を封じつつ[[《格闘戦士アルティメーター》]]による[[戦闘破壊]]での勝利へと繋げた。~
その後も様々な[[デュエル]]で登場しており、中々に出番に恵まれた[[カード]]である。~

--元々は、読者のアイデアを参考にして考案された[[カード]]である。~

--原作やアニメでは、入れ替える値は[[元々の数値>元々の攻撃力(守備力)]]ではなく、現在の数値を参照した。~
また[[魔法カード]]は全て[[速攻魔法]]のように扱えたので、[[コンバットトリック]]のように使用することもできた。~

---「vsキース」戦では、[[魔法カード]]《バンデット−盗賊−》でキースに奪われているが、その際に「中々良い[[カード]]」と言われている。~
(ちなみに原作ではこの際、他の城之内の[[手札]]は「カスみたいな[[カード]]」と貶められている。)~
多数の[[カード]]を保有する元全米チャンプの彼に言わしめてる辺り、作中視点でも高く評価されている事が窺える。~

--アニメでは城之内が船に乗った際、大会参加者とトレードして入手した[[カード]]の1枚となっているのだが、それ以前の童実野町準々決勝戦で使用している。~
[[相手]]の[[《メタル・ドラゴン》]]に[[《突風の扇》]]を[[装備]]させ[[守備力]]を下げてから[[発動]]し[[《炎の剣士》]]で[[戦闘破壊]]を狙ったが、[[《城壁》]]を使われて[[守備力]]が上がっていたため敗北した。~
[[相手]]の[[《メタル・ドラゴン》]]に[[《突風の扇》]]を[[装備]]させ[[守備力]]を下げてから[[発動]]し[[《炎の剣士》]]で[[戦闘破壊]]を狙ったが、[[《城壁》]]を[[チェーン]]されたことで[[守備力]]が上がっていたため敗北した。~
アニメオリジナルの「デュエルクエスト編」では、初使用時の経験を元に使用し、ゾンビ軍団を一蹴した。~

--遊戯王Rの「城之内vsメンド・シーノ」戦においても城之内が使用。~
[[攻撃力]]を大幅に上げた[[《デスサイズ・キラー》]]の攻守を入れ替え、[[《時の機械−タイム・マシーン》]]によって入れ替わる前の[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]を[[特殊召喚]]して返り討ちにする[[コンボ]]を行った。~

--アニメ5D'sの「クロウvsボマー」戦において、ボマーが類似した[[効果]]を持つ[[モンスター]]《急降下ボム》を使用している。~
こちらは、[[手札]]から[[墓地へ送る]]事で同様の[[効果]]を発揮する。~

--アニメSEVENSには[[ラッシュデュエル]]版のこの[[カード]]([[RUSH:《右手に盾を左手に剣を》]])が登場。~
[[守備力]]重視の[[デッキ]]を組むデュエリストが反転攻勢のために使用している。~

-その他の商品展開―~
[[ラッシュデュエル]]では[[デッキ]]に1枚しか投入できない「[[レジェンドカード>RUSH:レジェンドカード]]」として登場している。~
[[RUSH:《右手に盾を左手に剣を》]]を参照。~
また、あちらでは専用の[[サポートカード]]が複数登場している。~

**関連カード [#card]
-[[攻撃力と守備力を入れ替える効果を持つカード>ステータス#xe1553d0]]~

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vol.7]] &size(10){[[Ultra]]};
-[[鋼鉄の襲撃者−METAL RAIDERS−]] ME-70 &size(10){[[Super]]};
-[[STRUCTURE DECK−城之内編−]] JY-44
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-060 &size(10){[[Rare]]};
-[[STRUCTURE DECK−城之内編− Volume.2]] SJ2-023
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP077
-[[ストラクチャーデッキ−守護神の砦−]] SD7-JP020
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP061

**FAQ [#faq]
Q:入れ替えた後の数値は、[[元々の数値>元々の攻撃力(守備力)]]として扱いますか?~
A:はい、[[元々の数値>元々の攻撃力(守備力)]]として扱います。(09/01/09)

Q:この[[カード]]に[[チェーン]]した[[《リビングデッドの呼び声》]]などで[[特殊召喚]]された[[モンスター]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]は入れ替わりますか?~
A:この[[カード]]を[[発動]]した時点で[[フィールド]]に存在する[[モンスター]]にのみ[[効果]]が[[適用]]されます。~
  したがって、[[チェーン]]した[[《リビングデッドの呼び声》]]等で[[特殊召喚]]された[[モンスター]]には[[適用]]されません。(14/02/13)~
//A:[[効果解決時]]に存在する[[モンスター]]に[[適用]]されるため、その[[モンスター]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]も入れ替わります。(13/12/21)~
//Q:テキストに「[[発動]]時」とありますが、《右手に盾を左手に剣を》に[[チェーン]]された[[《リミット・リバース》]]などで[[特殊召喚]]された[[モンスター]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]は入れ替わりますか?~
//A:いいえ、入れ替わりません。[[効果]]を受けるのはこの[[カード]]の[[発動]]時に[[フィールド]]に[[表側表示]]で存在していた[[モンスター]]のみになります。(11/08/18)

Q:[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]の[[効果]]でこの[[カード]]を[[墓地へ送った]]場合、[[墓地]]のこの[[カードの効果]]を[[発動]]する事ができますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。(15/10/21)
//A:[[調整中]]。(15/06/17)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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