*《&ruby(かしゃ){火車};/Kasha》 [#top]
 特殊召喚・効果モンスター
 星8/地属性/アンデット族/攻   ?/守1000
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールドのアンデット族モンスターが2体以上の場合のみ特殊召喚できる。
 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
 このカード以外のフィールドのモンスターを全て持ち主のデッキに戻す。
 元々の種族がアンデット族の表側表示モンスターがデッキに戻った場合、
 このカードの攻撃力はそのモンスターの数×1000になる。

 [[Vジャンプ(2008年5月号開始) 一年間定期購読特典>書籍付属カード#VJ2008]]で登場した[[地属性]]・[[アンデット族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[自分]][[フィールド]]に[[アンデット族]]が2体以上複数存在する場合に自身を[[特殊召喚]]できる[[召喚条件]]、[[特殊召喚に成功した]]場合に[[フィールド]]の[[モンスター]]を全て[[デッキに戻し>デッキに戻す]]、その中の[[アンデット族]]の数に応じて[[攻撃力]]を決定する[[誘発効果]]を持つ。~
 [[自分]][[フィールド]]に[[アンデット族]]が2体以上複数存在する場合に自身を[[特殊召喚]]できる[[召喚条件]]、[[特殊召喚に成功した]]場合に自身以外の[[フィールド]]の[[モンスター]]を全て[[デッキに戻し>デッキに戻す]]、その中の[[アンデット族]]の数に応じて[[攻撃力]]を決定する[[誘発効果]]を持つ。~

 [[召喚条件]]として2体以上の[[アンデット族]]を必要とする[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[アンデット族]]は[[蘇生]]手段が豊富であり、[[蘇生]][[効果]]を駆使することで、[[召喚条件]]を簡単に整えることができる。~
 しかし、[[召喚条件]]として並べた[[モンスター]]は[[デッキに戻す]]ことになるため、[[ディスアドバンテージ]]になりやすく、再利用も難しい。~
 (1)の[[全体除去]][[効果]]で[[相手]][[モンスター]]を2体以上[[戻す]]ことができれば[[ディスアドバンテージ]]を軽減できるが、状況によるのでこの[[カード]]を[[特殊召喚]]するタイミングを見極めた上で展開することが望ましい。~
 [[《レスキューラビット》]]によって展開された[[アンデット族]]・[[通常モンスター]]を[[戻す]]のも手である。~
 [[帰還]]によって[[《馬頭鬼》]]を使いまわす戦術を用いるのであれば、[[《レスキューラビット》]]共々再利用でき、無理も生じにくい。~

 自身の[[特殊召喚に成功した]]場合に[[モンスター]]を[[デッキに戻す]][[全体除去]][[効果]]を持つ。~
 [[対象を取らない>対象をとらない効果]]上に[[デッキに戻す]]事から[[耐性]]に阻まれにくく、[[墓地へ送られた]]場合の[[効果]]を[[発動]]させずに[[除去]]できる。~

 [[デッキに戻した>デッキに戻す]][[アンデット族]]の数に比例して自身の[[攻撃力]]をアップするが、[[自分]]の[[モンスター]]を大量に[[デッキに戻す]]ことは戦力ダウンに直結するため、多くの場合は最小の2体に留めておいた方が良いだろう。~
 逆に[[ミラーマッチ]]の場合は、[[デッキ]]への[[バウンス]]に加え、驚異的な[[攻撃力]]を得ることができ、[[蘇生]]も封じられる。~

 [[守備力]]が低いことから、[[《ゴブリンゾンビ》]]で容易に[[サーチ]]できる。~
 [[特殊召喚]]直後は[[攻撃力]]0であることが幸いし、[[《奈落の落とし穴》]]では[[除去]]されず、[[特殊召喚]]を[[無効]]にされた際の損失はこの[[カード]]1枚だけで済む。~
 総じて[[発動条件]]や消費の多さを考えると、[[フィニッシャー]]向きの[[モンスター]]であると言える。~

-(1)は元々の[[種族]]を参照とするので、[[《アンデットワールド》]]などで[[種族]]操作されたものはカウントされない。~

-[[カード名]]に「火」が付いているので[[炎属性]]と思いきや[[地属性]]である。~

-「火車」とは、死体を奪うと言い伝えられる日本の妖怪である。~
火を纏った車、あるいは車輪の姿をしているとされ、狸や天狗などが正体とされることもあったが、江戸時代以降の伝承では化け猫のような姿で描かれることが多い。~
葬式や墓場から亡骸を奪い去っていくとされ、火車に亡骸を奪われた者の魂は成仏できなくなるという。~
下記の「火の車」に『猫檀家』などの猫が死体を奪う逸話が混じり合って、死者の善悪などの仏教色を減らすことでできた伝承と言われている。~

--元々は仏教説話に登場する妖怪に「火の車(ひのくるま)」(または火車)が存在する。~
地獄の獄卒[[牛頭>《牛頭鬼》]][[馬頭>《馬頭鬼》]]が引いて、悪人を地獄へ連れて行くとされる、猛火で燃えている車である。~
日本語における「火の車(ひのくるま)」(意味:首が回らないほど家計が苦しい)ということわざは、この妖怪が語源という説が最有力である。~

--[[効果]]名(冥界入口)や[[墓地]]へ送らない[[除去]](成仏させない)[[効果]]であることを踏まえると、モチーフの特徴を意識した[[効果]]であると考えられる。~
しかし、[[死体>アンデット族]]だけでなく、生者([[アンデット族]]以外)まで持ち去っているため、若干の矛盾が発生している。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画GXにおける「十代vs三沢」(2戦目)で三沢が使用。~
三沢の[[《陰魔羅鬼》]]と[[《牛頭鬼》]]と[[《馬頭鬼》]]、十代の[[《E・HERO ジ・アース》]]を[[デッキに戻して>デッキに戻す]][[攻撃力]]3000となり、[[直接攻撃]]で十代を追い詰めた。~
だが、返しの[[ターン]]に[[《E・HERO ガイア》]]の[[効果]]で[[攻撃力]]の半分を吸収され、そのまま[[戦闘破壊]]されて敗北した。~
[[攻撃]]名は「火炎車」、[[効果]]名は「冥界入口」。~

--原作では[[《牛頭鬼》]]と[[《馬頭鬼》]]がいる場合のみ、[[手札]]から[[特殊召喚]]できる[[特殊召喚モンスター]]だった。~

-コナミのゲーム作品において―~
デュエルリンクスではLv.40の"もう一度輝きたい"三沢が使用する。~
[[《馬頭鬼》]]などで展開を補助し、[[ライフ]]4000の[[スピードデュエル]]で[[攻撃力]]2000の[[直接攻撃]]となるため、脅威と言える。~
なお[[特殊召喚]]時には専用の台詞が用意されているが、当該場面での翔のリアクションへの返答が含まれているため、若干不自然な台詞回しになっている。~
//文字のフォントを見る限りおそらく明日香ではなく翔の台詞

**関連カード [#card]

―類似[[効果]]
-[[《ネクロフェイス》]]

-[[《地縛神 Wiraqocha Rasca》]]

//―《火車》の姿が見られる[[カード]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vジャンプ(2008年5月号開始) 一年間定期購読特典>書籍付属カード#VJ2008]] VJMP-JP035 &size(10){[[Ultra]]};
-[[ストラクチャーデッキR−アンデットワールド−]] SR07-JP004

**FAQ [#faq]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:(1)の[[効果]]は[[誘発効果]]です。(18/03/22)

Q:(1)の[[モンスター]]を[[デッキに戻す]]処理と[[自己強化]]する処理は同時に行われる扱いですか?~
A:はい、同時に行われる扱いとなります。(18/03/22)
//https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=4&cid=7937

Q:[[《アンデットワールド》]]や[[《DNA改造手術》]]で[[アンデット族]]になっている[[モンスター]]も、[[攻撃力]]の上昇にカウントしますか?~
A:いいえ、カウントされません。(08/09/20)

//Q:この[[効果]]で[[デッキに戻した>デッキに戻す]][[裏側表示]]の[[アンデット族]][[モンスター]]はカウントされますか?~
//  また、[[アンデット族]]を含むか[[確認]]できますか?~
//A:いいえ、カウントされません。~
//  また、[[お互い]]に[[セット]]してある[[モンスター]]を表にして[[確認]]する事はしません。(08/09/20)
//新テキストで表側表示と記載

Q:この[[カードの効果]]で[[アンデット族]]の[[融合モンスター]]、[[シンクロモンスター]]を[[エクストラデッキ]]に[[戻した>戻す]]場合も、[[攻撃力]]の上昇にカウントしますか?~
//A:はい、カウントされます。(08/10/02)
A:いいえ、カウントされません。(18/12/10)
//https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=7793

//Q:《火車》を[[特殊召喚]]し、[[モンスター]]を[[デッキに戻す]][[効果]]を[[発動]]したところ、[[相手]]が[[チェーン]]して[[《DNA改造手術》]]を[[発動]]し[[アンデット族]]以外の[[種族]]が[[宣言]]されました。~
//  [[フィールド]]で[[アンデット族]]でなくなった元が[[アンデット族]]の[[モンスター]]は「[[デッキに戻した>デッキに戻す]][[アンデット族]]」の一枚として数えますか?~
//A:[[フィールド]]を[[離れて>離れる]][[デッキに戻る>デッキに戻す]][[モンスター]]は[[《DNA改造手術》]]の[[効果]]は受けずに、元々の[[種族]]である[[アンデット族]][[モンスター]]として[[デッキに戻ります>デッキに戻す]]。~
//  したがって、《火車》の[[攻撃力]]は[[デッキに戻った>デッキに戻す]][[アンデット族]][[モンスター]]の枚数に応じてアップします。(13/10/05)~
//新テキストで元々の種族と記載

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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&tag(《火車》,特殊召喚モンスター,効果モンスター,モンスター,星8/地属性/アンデット族/攻?/守1000,正規の方法以外での特殊召喚不可);