*《&ruby(がんせき){岩石};の&ruby(きょへい){巨兵};/Giant Soldier of Stone》 [#top]
 通常モンスター
 星3/地属性/岩石族/攻1300/守2000
 岩石の巨人兵。
 太い腕の攻撃は大地をゆるがす。

 [[Vol.3]]で登場した[[地属性]]・[[岩石族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[レベル]]3の[[守備力]]2000[[モンスター]]にして比較的高い[[攻撃力]]を誇る、[[岩石族]]の[[通常モンスター]]。~
 [[《砂の魔女》]]の[[融合素材]]。~

 その高い[[守備力]]から[[壁]]役を務めることができ、[[攻撃力]]もそれなりにある。~
 [[レベル]]3の[[通常モンスター]]なので、[[《冥界の使者》]]・[[《魔の試着部屋》]]・[[《魂を呼ぶ者》]]等[[サポートカード]]が豊富に存在する。~
// [[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]・[[《レベル制限B地区》]]・[[《平和の使者》]]等の[[ロック]]もすり抜けて[[攻撃]]できる。~
 [[《ジェリービーンズマン》]]等と比較して[[攻撃力]]こそ劣っているが、あちらも一般的な[[アタッカー]]と対峙した際には結局[[サポートカード]]が必要となる。~
 この[[カード]]ならば単体でも[[攻撃]]を耐え凌ぎ[[サポートカード]]を引く時間を稼げる可能性があり、[[レベル]]3の[[通常モンスター]]の中では比較的[[腐りにくい>腐る]]。~
 [[《融合準備》]]、[[《融合徴兵》]]で[[サーチ]]も可能である。~

 [[種族]]・[[属性]]に目を向けると、[[地属性]]なので[[《TG ストライカー》]]などと合わせ[[ナチュル]]の[[シンクロモンスター]]を出すことにも使える。~
 そのため、[[【ローレベル】]]のような[[レベル]]3・[[通常モンスター]]という点が鍵となる[[デッキ]]では優先順位は高い。~
 [[《レスキューラビット》]]から[[ランク]]3の[[エクシーズ召喚]]に繋げたい場合も優先的に投入できる。~
 特に、同じ[[岩石族]]であり[[エクシーズ素材]]が[[地属性]]に[[縛られた>縛り]][[《銀嶺の巨神》]]や、[[岩石族]]に[[縛られた>縛り]][[《鋼鉄の巨兵》]]・[[《ゴルゴニック・ガーディアン》]]とは相性が良い。~
 また、[[地属性]]の[[通常モンスター]]なので、追撃を仕掛ける際等に[[《ジェム・マーチャント》]]によって[[攻撃力]]を[[強化]]することもできる。~
 [[《ジェネティック・ワーウルフ》]]や[[《ジェリービーンズマン》]]、[[磁石の戦士]]、[[《セイバーザウルス》]]等多数の[[攻撃力]]1900の[[通常モンスター]]とも[[効果]]を共有できる。~

-初期に登場した[[通常モンスター]]であるが、その[[ステータス]]から様々な[[デッキ]]で採用されてきた[[モンスター]]である。~
//[[レベル]]の低い[[通常モンスター]]ではあるが、その[[ステータス]]から様々な[[デッキ]]で採用されうる[[モンスター]]である。~
//レスキューラビット等の問題から出張などで採用される通常モンスターは低レベルが多いので

--[[【岩石族】]]:[[岩石族]]の中でも[[守備力]]は高めであり、[[《魔導雑貨商人》]]や[[《レスキューラビット》]]を起用した型なら活躍が可能。~

--[[【アステカ】]]:[[《黙する死者》]]・[[《凡骨の意地》]]等で[[《千年の盾》]]・[[《迷宮壁−ラビリンス・ウォール−》]]等を補助するタイプでは割と重要な存在。~

--[[【ローレベル】]]:[[《魔の試着部屋》]]が[[レベル]]3以下を指定しているため、[[属性]]や[[種族]]を考慮しなければ[[ステータス]]の高いこの[[カード]]は真っ先に投入されやすい。~
その[[種族]]なども、[[《ゴルゴニック・ガーディアン》]]などの強力な[[モンスター]]の[[縛り]]をクリアできるため重要性は高い。~

--[[【高等儀式術】]]:[[レベル]]6・7の[[儀式モンスター]]を[[降臨]]させる際も、[[《高等儀式術》]]の[[効果]]で[[墓地へ送る]]ために使用できる。~

--[[【ダーク・ガイア】]]:[[《E・HERO プリズマー》]]で[[墓地へ送る]]ことができ、[[《ダーク・コーリング》]]で[[《E−HERO ダーク・ガイア》]]に繋げる事も可能。~

-初期の[[下級モンスター]]にしては珍しく[[攻撃力]]・[[守備力]]の両方が高く、使い勝手の良さが評価され、第1期での使用率は非常に高かった。~
同じく高性能[[壁]][[モンスター]]の[[《アクア・マドール》]]は高額の限定[[カード]]だったのに対し、入手しやすさの面でも好まれた。~
現在でも[[通常モンスター]]・[[融合素材]][[モンスター]][[サポート>サポートカード]]により、活躍が期待できる。~

-昔の[[壁]]役の[[通常モンスター]]といってまず思い浮かぶのはこの[[カード]]ではなかろうか。~
「[[岩石族]]は[[守備力]]」というイメージを長きにおいて支えている[[モンスター]]である。~

-かつては[[《砂の魔女》]]を[[融合召喚]]するために、[[【凡骨融合】]]で起用された。~

-第1期に登場した[[モンスター]]は、その種別を問わず、[[ステータス]]の合計値によって700の倍数毎に[[レベル]]が設定されていた。~
[[リリース]]の有無と数が関わるラインでいえば、合計2800までが[[下級モンスター]]、合計4200までが[[上級モンスター]]ということになる。~
そんな中[[《アクア・マドール》]](合計値3200)とこの[[カード]](合計値3300)は、これらの基準を無視した[[レベル]]設定がなされていた。~
どちらも本来なら[[上級モンスター]]であり、この[[カード]]に至っては[[レベル]]3(本来の合計値は1500以上2100以下)という、まさに破格の[[レベル]]設定だった。~
--上記の2体とは逆に、本来より高い[[レベル]]設定をされている[[カード]]として、[[《レオ・ウィザード》]](合計値2550)が存在する。~
こちらは本来なら合計値2550(2200以上2800以下)で[[レベル]]4となるのだが、何故か[[レベル]]5に設定されてしまっている。~
また[[リリース]]の数には影響しないが、[[《月の使者》]]と[[《魂を狩る者》]]も何故か[[レベル]]4(同じ合計値の[[《東方の英雄》]]他全ては[[レベル]]3)になっている。

--ちなみに[[下級]](合計値2800以下)と[[上級]](合計値2900以上)の境である合計値2850には、第1期では5体の[[モンスター]]が登場している。~
こちらは、[[《アックス・レイダー》]]・[[《ケンタウロス》]]・[[《闇晦ましの城》]]・[[《幻影の壁》]]は[[レベル]]4だが、[[《モリンフェン》]]のみ[[レベル]]5に設定されている。~
同じく「境の合計値」を持つ[[《コマンダー》]]・[[《ニードル・ボール》]]・[[《岩石の精霊》]]・[[《闇魔界の覇王》]]は低い方、[[《魚ギョ戦士》]]は高い方の[[レベル]]に設定されている。

--これらの[[ステータス]]合計値による[[レベル]]設定は、第2期第1弾の[[Magic Ruler −魔法の支配者−]]から急激に廃れていくことになる。~
事実この弾だけでも、[[《マハー・ヴァイロ》]](合計値2950)をはじめとする合計値2900以上の[[モンスター]]が7体も[[レベル]]4として登場している。~
(他は[[《王室前のガーディアン》]]&[[《ウィップテイル・ガーゴイル》]]3250、[[《ファイヤー・クラーケン》]]3100、[[《王座の侵略者》]]3050、[[《満ち潮のマーマン》]]2950、[[《弓を引くマーメイド》]]2900)~
その一方で[[《炎を食らう大亀》]]や[[《クイーン・バード》]]など、[[通常モンスター]]でも依然として従来通りの[[レベル]]設定をされた[[カード]]も収録されていた。

-バンダイ版[[カードダス]]では[[レベル]]6・[[攻撃力]]1200・[[守備力]]2400として登場している。~

-原作・アニメにおいて―~
「決闘者の王国編」の「闇遊戯vs梶木」戦において闇遊戯が使用。~
梶木の[[《海竜神》]]により[[フィールド]]をほぼ[[《海》]]で侵食された中、残された[[《荒野》]]の[[フィールド]]パワーソースを受けて[[守備力]]2600を得て、最後の[[壁]]として場に留まった。~
梶木は遊戯が《岩石の巨兵》を[[《海》]]に移動させ、[[フィールド]]の代わりにするつもりだと思っていたが、遊戯の狙いは[[《海》]]の満潮の源である[[月>《魔性の月》]]を[[破壊する>《ムーン・スクレイパー》]]ことだった。~
これにより、[[《カース・オブ・ドラゴン》]]と[[《燃えさかる大地》]]の[[コンボ]]で梶木の[[モンスター]]を焼き払い勝利へと繋げた。~
その後、「闇遊戯vs海馬」(3戦目)・「闇遊戯vsペガサス」(2戦目)では[[壁]]として[[召喚]]されるが、いずれも[[相手]][[モンスター]]に[[戦闘破壊]]されている。~
原作では[[レベル]]6の[[モンスター]]だったため、バトルシティ編以降は使用されていない。~
[[攻撃]]名は「&ruby(ロック・クラッシュ・ソード){砕岩剣};」。~

--原作では王国編のみの登場だったが、アニメでは登場機会が大幅に増えている。~
「乃亜編」の「海馬vs乃亜」戦では乃亜が使用。~
海馬の[[《ヴァンパイア・ロード》]]の[[効果]]で[[墓地]]へ送られ、[[《奇跡の方舟》]]の[[デッキ]]マスター能力により[[壁]]として[[特殊召喚]]された。~
「ドーマ編」の「闇遊戯vs表遊戯(幻影)」戦では[[壁]][[モンスター]]として闇遊戯が久々に使用した。~

--「KCグランプリ編」の「遊戯vsレオン」戦で遊戯の[[デッキ]]に確認できるこの[[カード]]には[[カードナンバー]]が書かれており、[[DUELIST LEGACY Volume.2]]のものであった。~
また、アニメ5D's公式サイトのデュエルワンポイントレッスンにおいて[[岩石族]]代表として掲載されたこの[[カード]]にも[[カードナンバー]]が書かれている。~

---その他、レベッカの祖父アーサー・ホプキンスがこの[[カード]]の壁画から古代文字を読み取り、自らも[[デッキ]]に加えていた。~
また、遊戯は最低2枚所持しており[[エクゾディア>封印されし]]使いのレアハンターが複数枚[[デッキ]]に入れていたことも確認できる。~

--[[魔法・罠カード]]ならまだしも、主人公の使用した[[モンスターカード]]が同じ作品の他のデュエリストにも多用されるのは非常に珍しい。~

--アニメGXにて、クロノスがもけ夫の説明をしているシーンで登場。~
「十代vs岩丸」戦においては岩丸の[[デッキ]]に確認できる。~
「異世界編」の「オブライエンvs[[スカルビショップ>《スカルビショップ》]]」戦では、[[《魔導雑貨商人》]]によって[[スカルビショップ>《スカルビショップ》]] の[[墓地]]に送られ、[[《ライカン・スロープ》]]の[[効果ダメージ]]の上昇に貢献した。~

--アニメARC-V第8話において、赤馬日美香のコース紹介の場面でシルエットが確認できる。~

-コナミのゲーム作品において―~
非[[OCG]]準拠のDMシリーズでは[[《闇》]]・[[《荒野》]]などの[[フィールド]]を[[リセット]]して元の[[フィールド]](ゲーム内では「格闘場」と呼ばれている)に[[戻す]][[効果]]を持っていた。~
原作における「[[月を破壊し《海》を干上がらせた>《ムーン・スクレイパー》]]」シーンがモチーフだろう。~
DM4において[[フィールド魔法]]を一切使用できない遊戯[[デッキ]]では、[[相手]]の[[モンスター]]の能力値の底上げを防ぐ数少ない手段である。~
--[[OCG]]のゲーム作品において、[[岩石族]]を表すアイコンにはこの[[カード]]の頭部が描かれている。~

-その他の商品展開―~
バンダイ版[[カードダス]]では[[レベル]]6・[[攻撃力]]1200・[[守備力]]2400として登場している。~

**関連カード [#card]
―[[リメイク]][[モンスター]]
-[[《岩石の番兵》]]
-[[《鋼鉄の巨兵》]]

―[[融合]]関連
-[[《砂の魔女》]]
--[[《エンシェント・エルフ》]]

―《岩石の巨兵》の姿が見られる[[カード]]
-[[《奇跡の穿孔》]]
-[[《ドロー・マッスル》]]

-[[《破壊神の系譜》]]
-[[《ふるい落とし》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【凡骨ビート】]]
-[[【ローレベル】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vol.3]]
-[[EX]]
-[[幻の召喚神−PHANTOM GOD−]] PG-07
-[[EX-R]] EX-13
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編−]] YU-17
-[[DUELIST LEGACY Volume.2]] DL2-048
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編− Volume.2]] SY2-004
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP124
-[[STARTER DECK(2007)]] YSD2-JP004
-[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]] BE01-JP106
-[[決闘王の記憶−決闘者の王国編−]] 15AY-JPA15
-[[エントリーパック]] EN01-JP006
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