*《&ruby(きいかいかい){奇異界開};/How Did Dai Get Here?》 [#top]
 通常罠
 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
 (1):自分フィールドのモンスターが相手の攻撃・効果で破壊された場合に発動できる。
 同名カードがフィールドゾーンに存在しないフィールド魔法カード1枚をデッキから自分のフィールドゾーンに表側表示で置く。
 その後、デッキからカード名が異なるモンスター5体を相手に見せ、相手はその中からランダムに1体選ぶ。
 そのモンスター1体を自分フィールドに特殊召喚し、残りをデッキに戻す。

 [[WORLD PREMIERE PACK 2023]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[自分]][[モンスター]]が[[相手]]に[[破壊された]]場合に[[同名カード]]の存在しない[[フィールド魔法]]を[[表側表示]]で[[置き>置く]]、さらに[[デッキ]]の[[特殊召喚]]可能な[[モンスター]]5種類を選択してその中から[[ランダム]]で選ばれた1体を[[特殊召喚]]する[[効果]]を持つ。~

 [[トリガー]]は受動的ではあるものの、[[破壊]]されれば[[戦闘]]・[[効果]]どちらでもよいため、それなりに満たしやすい。~

 まず第一の処理として[[フィールドゾーン]]に[[同名カード]]の存在しない[[フィールド魔法]]を[[置く]]。~
 [[発動]]ではなく直接[[置く]]ため、[[発動条件]]や[[《オレイカルコスの結界》]]の[[効果外テキスト]]などは無視できる一方、[[カードの発動]]時の[[効果]]などは[[適用]]できない。~
 また、[[フィールド魔法]]を1種類しか採用せずそれを既に[[発動]]している場合にはこの[[カード]]が[[腐って>腐る]]しまう。~

 第二の処理として[[デッキ]]から[[特殊召喚]]可能な[[モンスター]]を5種類選び、その中から1体を[[特殊召喚]]する。~
 [[デッキ]]に[[特殊召喚]]可能な[[モンスター]]が5種類残っている必要があるものの、[[手札誘発]][[モンスター]]等も含めれば終盤でも[[発動]]できない事態は起こりにくい。~
 とはいえ、[[特殊召喚]]した[[モンスター]]には[[効果]]や[[攻撃]]に制限もないため、できれば[[効果]]や[[戦闘]]で[[アドバンテージ]]を稼げるような[[モンスター]]の[[特殊召喚]]を狙いたい。~
 運任せでも良いように、[[アドバンテージ]]に繋がる[[カード]]が[[デッキ]]内に多種類残っていることを期待できるかが重要と言えるだろう。~

-[[TCG]]の[[テキスト]]では「[[カード名]]が異なる[[特殊召喚]]可能な[[モンスター]]5体を[[相手]]に見せ」となっていたが、[[OCG]]版では「[[特殊召喚]]可能な」の部分が削られている。~
//then reveal 5 monsters from your Deck that can be Special Summoned
しかし、[[OCG]]においても[[特殊召喚]]可能な[[モンスター]]しか見せられないという[[裁定]]になっている。~

-[[スピリットモンスター>スピリット]]など、この[[カード]]で[[特殊召喚]]できない[[モンスター]]しか[[デッキ]]に残っていない場合は[[発動]]そのものができない。~

-[[イラスト]]では、[[《戦士ダイ・グレファー》]]が、江戸時代のような場所に立ち困惑している。~
背景には[[《氷の魔妖−雪娘》]]や[[《轍の魔妖−俥夫》]]が描かれており、おそらくは[[魔妖]](及び[[不知火]])の世界のようだ。~
[[《異次元の女戦士》]]とのストーリーで異次元とは縁があるため、何かの拍子に異世界へ転移してしまったのだろうか。~
--[[英語名]]は「How did I get here?」(私はどうやってここに来たのだろうか?)と「[[Dai>《戦士ダイ・グレファー》]]」をかけたものとなっている。~
なおこれまで[[《戦士ダイ・グレファー》]]が[[イラスト]]に登場している一部[[カード]]は、[[カテゴリ]]ではないものの日本語の[[カード名]]では「[[GUY>シリーズカード#Dai]]」を含み、[[英語名]]では「[[Dai>《戦士ダイ・グレファー》]]」を含む形で対応していたものの、この[[カード]]の日本語の[[カード名]]は「[[GUY>シリーズカード#Dai]]」を含まない。~

--モチーフは2010年代以降のアニメ・漫画・小説でよく見られる「異世界転生モノ」作品だろう。~
主人公が元いた世界で死亡し、その記憶を保ったまま別の世界の別の人間として生まれ変わり活躍する、というのが一般的なストーリー。~
この[[カード]]の[[効果]]は「[[モンスター]]が[[破壊]](死亡)すると、知らない[[フィールド魔法]]の[[発動]]した未知の世界に、[[ランダム]]な誰かの姿で[[転生>リクルート]]する」というデザインになっている。~

---運次第だが、[[破壊]]された[[モンスター]]と[[同名カード]]を[[リクルート]]する事もできる。~
この場合、別人として生まれ変わる「異世界転生」ではなく、同一人物として別世界に行ってしまう「異世界転移」作品のような動きになる。~
[[イラスト]]も、別人が[[《戦士ダイ・グレファー》]]に生まれ変わったというよりは、[[《戦士ダイ・グレファー》]]が知らない世界に転移してしまった、という雰囲気である。~

---この[[カード]]の登場時点で「[[グレファー>シリーズカード#Grepher]]」[[モンスター]]が合計5種類存在する。~
[[イラスト]]と「[[カード名]]が異なる[[モンスター]]5体」という指定はこれを意識しての設定だろう。

-日本語版[[カード名]]は四字熟語「奇々怪々」の捩りだろう。~
「奇異界開」は「''奇''妙な''異''世''界''への扉が''開''いた」という意味も読み取れる。~

-元々は、[[TCG]]版[[Cyberstorm Access]]で追加された12種の海外新規[[カード]]の内の1枚である。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

//-その他の商品展開―~

**関連カード [#card]
-[[GUY>シリーズカード#Dai]]([[英語名]]のみ)

-[[デッキのカードを選び、その中から相手に選ばせるカード>《パワー・ツール・ドラゴン》#list]]

―[[イラスト]]関連
-[[《戦士ダイ・グレファー》]]
-[[《氷の魔妖−雪娘》]]
-[[《轍の魔妖−俥夫》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[WORLD PREMIERE PACK 2023]] WPP4-JP062

**FAQ [#faq]
***(1)の効果について [#faq1]
Q:[[《虚無魔人》]]等が[[モンスターゾーン]]に存在し[[特殊召喚]]できない時に[[発動]]する事ができますか?~
A:いいえ、できません。(23/09/23)~

Q:この[[効果]]で[[《虚無魔人》]]等のように自身を[[特殊召喚]]できない[[モンスター]]を[[デッキ]]から選んで[[相手]]に見せる事ができますか?~
A:いいえ、[[《虚無魔人》]]を[[デッキ]]から選ぶ事はできません。(23/09/23)~

Q:[[《エクソシスター・マルファ》]]の(1)の[[効果]]を[[発動]]して「[[エクソシスター]]」[[モンスター]]しか[[特殊召喚]]できない状況で、「[[エクソシスター]]」以外の[[モンスター]]を[[デッキ]]から選ぶ事はできますか?~
A:いいえ、「[[エクソシスター]]」以外の[[モンスター]]を[[デッキ]]から選ぶことはできません。(23/09/23)~

Q:[[特殊召喚モンスター]]を選ぶ事はできますか?~
A:[[特殊召喚]]方法が[[カードの効果]]であること以外に指定がない[[《ライトロード・アーチャー フェリス》]]等は選べますが、[[召喚条件]]を持つ[[特殊召喚モンスター]]は選べません。(23/09/23)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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