*《&ruby(きょこうおう){虚構王};アンフォームド・ボイド/Unformed Void》 [#top]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク4/光属性/水族/攻   0/守   0
 レベル4モンスター×3
 相手のメインフェイズ時に1度、
 このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
 このカードの攻撃力・守備力は、
 相手フィールド上のエクシーズモンスターの攻撃力を合計した数値分アップする。

 [[コレクターズパック−ZEXAL編−]]で登場した[[光属性]]・[[水族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 [[相手]]の全[[エクシーズモンスター]]の[[攻撃力]]を自身の[[攻撃力]]・[[守備力]]に加える[[誘発即時効果]]を持つ。~

 [[自己強化]]は[[相手]]の[[エクシーズモンスター]]を参照するため、[[相手]][[フィールド]]に[[エクシーズモンスター]]が存在する時に出す必要がある。~
 しかし1体分の[[攻撃力]]を得ても[[相打ち]]にしかならず、複数の[[エクシーズモンスター]]が存在する時を狙うか、維持して毎[[ターン]][[効果]]の[[発動]]を狙うことになる。~
 また[[自己強化]]できるのは[[相手]][[ターン]]のため、[[エクシーズ召喚]]直後は[[攻>攻撃力]][[守>守備力]]0の[[バニラ]]同然。~
 仮に[[相手]][[ターン]]で[[ステータス]]を上げられても、その[[ターン]]中に[[除去]]もしくは[[効果]]を[[無効]]にされ無力化される可能性が高い。~

 単純に高[[攻撃力]]の[[モンスター]]で[[戦闘破壊]]を狙うならば、[[自分]]の[[ターン]]にすぐに使える[[《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》]]で十分だろう。~
 また複数[[エクシーズモンスター]]が存在する場合は、同素材で出せる[[《No.91 サンダー・スパーク・ドラゴン》]]などで[[除去]]を行えば即座に[[アドバンテージ]]を獲得できる。~

 [[相手]][[フィールド]]に[[エクシーズモンスター]]がいなければ意味がない割に[[発動]]タイミングが遅く、[[強化]]も他の[[カード]]で十分。~
 即効性もなく[[制圧]]もできないため、3体素材の[[ランク]]4[[モンスター]]の殆どが活躍できる[[【光天使】]]ですら採用は困難であろう。~
 [[種族]]・[[属性]]を生かそうにも、[[【光属性】]]全般ではライバルが多く、[[《群雄割拠》]]なりで縛った[[【水族】]]ですら[[《No.101 S・H・Ark Knight》]]や[[《イビリチュア・メロウガイスト》]]の出しやすい[[モンスター]]で十分である。~
 総じてこの[[モンスター]]を採用すること自体を目的に据えた特化[[デッキ]]でない限り、活躍は難しい。~
//結局のところ、採用する価値を見出せないのが現状である。~

 一応、[[《ワンダー・エクシーズ》]]で[[相手]]の[[メインフェイズ]]に[[エクシーズ召喚]]を行えば[[効果]]は活かしやすい。~
 とはいえ、[[メインフェイズ]]にしか使えないため[[除去]]される場合も多く、[[バトルフェイズ]]中にも[[自己強化]][[効果]]を使える[[《No.57 奮迅竜トレスラグーン》]]の方が使いやすい。~
//レベル4モンスターが3体揃っているのなら、直前の自分のターンで他のエクシーズモンスターをエクシーズ召喚すればいいだけの話。何のフォローにもなっていない
//相手ターンで特殊召喚して3体揃えるパターンもあるため、消すには微妙

 しかし、[[リンク素材]]には使われる為、そこを[[《群雄割拠》]]などでフォローする必要がある。~
 [[エクシーズモンスター]]を[[送りつけ]]て[[強化]]を考えた場合、[[《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》]]は[[ステータス]]が高く、[[特殊召喚]]を封じる[[効果]]はある。~
 [[《バハムート・シャーク》]]から出せば[[エクシーズ素材]]0になるため[[攻撃]]される恐れもない。~
 しかし、あちらを[[送りつけ]]ると[[効果ダメージ]]を与え続けるため、この[[カード]]を出さずとも勝てる場合が多い。~
 [[《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》]]を[[送りつけ]]て[[レベル]]4を並べた場合でも、この[[カード]]を出して[[ステータス]]を加算するより、[[《No.82 ハートランドラコ》]]などで[[直接攻撃]]し[[ダメージ]]を与えた方がより早く勝利を狙える。~
//いたら自分も特殊召喚できないから上に別のモンスターを重ねること自体できないんだが
//ごめん書き方が悪かったがこういうことが言いたかった
//ただの素材モンスターの無駄遣い
//アシゴのダメージで勝てるんだからこのカード出す意味ない
//しかしそれを言ったらオーバーディレイの記述自体いらんと思うが
//アシゴでキルできたならそれはそれで良いし、キルできなかったらこのカードに守備貫通でもつけてさらにぶん殴ればおよそケリがつくんだから別に良いと思うけど。アシゴで一気に8000バーンするわけでもないし。
//バックアップのログ20あたりでも散々言われてるが、バハムートシャークで素材0で押し付けられるし、全く意味がない

 [[エクシーズモンスター]]の上に重ねた[[エクシーズモンスター]]を[[送りつけ]]て[[《エクシーズ・オーバーディレイ》]]を使えば[[相手]][[フィールド]]に複数の[[エクシーズモンスター]]を出すことは可能。~
 [[蘇生]]した[[エクシーズモンスター]]は[[エクシーズ素材]]を持っていない為、[[効果]]を利用されることはない。~
 しかし、[[リンク素材]]には使われる為、そこを[[《群雄割拠》]]などでフォローする必要がある。~

-[[新マスタールール]]の期間は、複数の[[エクシーズモンスター]]を並べにくいのもあってか、さらに使い所が難しくなった。~

-ザ・ヴァリュアブル・ブックには劣勢時に輝くと紹介されてはいるが、上記の通りフォローにもなっていない。~
似たような[[効果]]を持ちながら、[[自分]]の[[ターン]]にも[[効果]]を使える上に他の[[効果]]も併せ持つ[[《No.57 奮迅竜トレスラグーン》]]が同パックに収録されているのも問題である。~
あまりの使いにくさからか、[[ネタ]][[カード]]扱いされることもある。~

-[[《隻眼のスキル・ゲイナー》]]とは、要求する[[エクシーズ素材]]指定が同じで[[相手]][[エクシーズモンスター]]への[[メタ]]を趣旨とするデザインが一致する。~

-「[[相手]]の[[メインフェイズ]]時に1度〜[[発動]]できる。」とは[[相手]]の[[ターン]]の[[メインフェイズ]]でのみ1度だけ[[発動]]できるという意味で、[[メインフェイズ1>メインフェイズ#M1]]と[[メインフェイズ2>メインフェイズ#M2]]でそれぞれ1度ずつ[[効果]]が[[発動]]できる訳ではない。~
//http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=4&cid=10722

-外見では全く[[水族]]のようには見えないが、これはアニメで[[エクシーズ素材]]となった《バブル・ブリーダー》が水のような[[モンスター]]であることを元にしているのだろう。~
また、[[《異形の従者》]]以来約11年ぶりの[[光属性]]・[[水族]]の[[モンスター]]である。~

-後述のアニメでの行動内容から察するに、英語の「Unformed(形を持たない)」「Void(空虚)」が名の由来だろう。~
英語では「[[煉獄]]」に「Void」の単語が当てられているため、[[装備カード]]化するとあちらの範囲に含まれるようになるという特異な立ち位置にある。

-原作・アニメにおいて―~
アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};の「遊馬vs影の巨人」戦において影の巨人が使用。~
《バブル・ブリーダー》3体を[[エクシーズ素材]]として[[エクシーズ召喚]]される。~
遊馬の[[No.]]の[[攻撃力]]分[[強化]]され、[[《No.6 先史遺産アトランタル》]]や[[《No.61 ヴォルカザウルス》]]を次々と[[戦闘破壊]]した。~
最終的に[[攻撃力]]7600まで上昇させたが、[[《No.96 ブラック・ミスト》]]に[[戦闘破壊]]された。~

--アニメでは[[戦闘]]で[[破壊されない]][[効果]]を[[無効]]にする[[効果]]があったが、[[OCG]]では[[No.]]に[[耐性]]がないため削除された。~
また、上昇するのは[[攻撃力]]だけだった。~

--[[自己強化]][[効果]]を使用した際には、中央部の穴から[[エクシーズモンスター]]の姿を取り込み、左右の目玉からその[[エクシーズモンスター]]の姿を映し出していた。~
[[攻撃]]の際には映し出した[[モンスター]]で総[[攻撃]]を仕掛けている。~

--アニメで他の未[[OCG]]化[[カード]]との[[コンボ]]で活躍した[[モンスター]]は、その[[効果]]を[[内蔵]]して持っている事が多い。~
この[[カード]]の場合は[[フィールド魔法]]《オーバーレイ・ワールド》により[[《No.61 ヴォルカザウルス》]]の[[除去]]も防ぎ[[バーン]]も行っていたが、これも難しくなってしまった。~
[[OCG]]化の際にその方面での付加価値が考慮されなかったことが非常に残念な[[カード]]である。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《サイバー・シャドー・ガードナー》]]

//―《虚構王アンフォームド・ボイド》の姿が見られる[[カード]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[コレクターズパック−ZEXAL編−]] CPZ1-JP041

**FAQ [#faq]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[誘発即時効果]]です。(13/08/24)

Q:「[[相手]]の[[メインフェイズ]]に1度」とありますが、これは「この[[カード]]が[[フィールド]]上に存在する限り1度」ですか?~
  それとも[[相手]]の[[メインフェイズ]]が来る度に使用できますか?~
A:[[相手]]の[[メインフェイズ]]毎に[[発動]]できる[[効果]]となります。(13/09/04)

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//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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