*《&ruby(ごうよく){強欲};な&ruby(つぼ){壺};/Pot of Greed》 [#wfdb8e8d] 通常魔法（禁止カード） 自分のデッキからカードを２枚ドローする。 [[Vol.3]]で登場した[[通常魔法]]。~ [[発動条件]]なしに、[[手札]]を１枚増やすことができる。~ 最初期から存在し、入手しやすさも相まって、かつては[[デッキ]]への投入率はほぼ100%を誇っていた最高の[[ドロー]][[カード]]。~ かつては「《強欲な壺》が入ってない[[デッキ]]は[[デッキ]]ではない」と言われたほどである。~ 遊戯王OCGでは他の[[カード]]ゲームと比べ、他の[[カード]]を代価にしたり[[発動条件]]を問う事が少なく、純粋に[[カード]]同士の勝負になる状況も多い。~ そのため、多くの[[カード]]を展開した方が有利になる特徴がある。~ しかし、どれほど強力な[[カード]]でも、[[デッキ]]の中に眠ったままでは意味がなく、それらを多く引くことができる[[カード]]が重要になる。~ こうした状況から、多くの[[ドロー]][[カード]]には何らかの条件か[[デメリット]]が付随している。~ その中でこの[[カード]]には[[発動条件]]がなく、どんな[[デッキ]]タイプでも[[デッキ]]から[[カード]]を補充できるという単純だが大きな特徴を持つ。~ -遊戯王においては[[ドロー]][[カード]]の代名詞的存在であり、後に登場した[[ドロー]][[効果]]を持つ魔法・罠[[カード]]の多くがこの[[カード]]をモチーフとしている。~ -遊戯王で１枚の[[手札]]消費が大きいのは、この[[カード]]に規制が掛けられているからといえる。~ その影響で、[[手札]]消費が少ない[[【スタンダード】]]や[[【除去ガジェット】]]が[[環境]]を支配した時期もあった。~ -[[00/04/01>禁止・制限カード/2000年4月1日]]から長らく[[制限カード]]の位置で踏み留まり続けていたが、[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]の[[制限改訂]]によりとうとう[[禁止カード]]に指定される。~ この時、代わりに[[《天使の施し》]]が[[制限復帰]]している。~ [[KONAMI]]は基本的に[[ドロー]][[カード]]に厳しい姿勢で臨む傾向があるが、このような「似た[[効果]]の[[カード]]の入れ替え」は度々起こっているため、復帰の可能性もゼロではないと思われた。~ しかし、その後[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]で[[《天使の施し》]]が再び禁止になったにもかかわらず、このカードは[[制限復帰]]しなかった。~ 遊戯王OCGにおいて《強欲な壺》と[[《天使の施し》]]の２大[[ドローソース]]がともに[[禁止カード]]になるのはこれが初めてである。~ 現在も状態は変わらず、調整版と言える[[《デステニー・ドロー》]]や[[《闇の誘惑》]]さえ[[制限カード]]に指定されているため、[[制限復帰]]はかなり厳しい。~ --この[[カード]]が[[禁止カード]]に指定されたことにより、ただでさえ存在意義の薄い[[《壺盗み》]]が本当に意味も無い[[カード]]になってしまった。 --[[禁止カード]]に指定されている中、海外では[[Duelist Pack：Kaiba]]に収録された。~ しかも、[[アルティメットレア>Ultimate]]仕様での収録は初となる。~ -初期の[[テキスト]]は以下の通り。~ 知る人ぞ知る「壺[[破壊]][[効果]]」である。~ 自分のデッキからカードを２枚ひく。 ひいた後で強欲な壺を破壊する。 --「マスターガイド２」によると、入れた手を出した直後に爆発する構造らしい。~ 同本によると実は生物であり、[[《カウンタークリーナー》]]や[[《グリード・グラード》]]の[[イラスト]]で動きが確認される。~ 成長すると筋骨隆々な手足と胴が生え、壺の部分を頭部とした[[非常にたくましく怪しい姿>《壺魔神》]]になる。~ 他の[[魔法カード]]にはない不気味さを感じさせる。~ なお、[[小さい物品は鼻から取り込む>《カウンタークリーナー》]]ようだ。~ //ちなみに、vol3とその後のものと比べると、vol3の強欲な壷のｲﾗｽﾄが大きかったりする。 //フォーマット変更再録の基本 -原作・アニメにおいて―~ 闇遊戯を始め、アニメでは海馬、城之内、マリク、アメルダ、ジーク、レオン、闇獏良、レベッカが、GXでは十代、万丈目、翔、明日香、剣山、エド、カイザー等々、大多数のキャラが使用していた。~ ~ 原作ではバトルシティ準決勝で闇遊戯が[[《オシリスの天空竜》]]の[[攻撃力]]を上げるために使用したのみ。~ これは、原作にはこのカード以上に強力なドローカードが多数存在するためと思われる。~ 一方アニメでは人形（マリク）が初使用し、「乃亜編」から海馬を筆頭に多用され始めた。~ ストーリーを大きく展開させるために[[カード]]を多く使う必要があり、そのための辻褄合わせを目的として使われる事が多いが、杏子のように[[意味不明な使い方>《ファイヤーソーサラー》]]をされたりもした。~ また「乃亜編」の回想シーンにて、海馬がモクバを突き飛ばした時に落ちていた[[カード]]の内の１枚であり、剛三郎の株の保有度を[[カード]]で表したときに使われた１枚として確認できる。~ 変わった使われ方としては、「ドーマ編」でペガサスがこの壺の中に遊戯たちに託す[[カード]]を隠していた事がある。~ --アニメGXにおいても[[必須カード]]として、多くのデュエリストが頻繁に使用した。~ この[[カード]]が初めて登場した「十代vs翔」では、翔が上記の初期[[テキスト]]で説明していた。~ その[[テキスト]]を踏襲しているためか、使うと大抵は「[[破壊]]」される。~ （｢十代vs斎王｣戦のように、[[破壊]]されずに消滅することもある。）~ 第２期の中ごろに[[禁止カード]]となったことを受け、第３期以降では全く使用されていない。~ 以後[[手札]]増強の役割は、[[《ホープ・オブ・フィフス》]]等の[[カード]]に取って代わられている。~ --アニメGXの「エドvsDD」戦でエドが使用した[[通常罠]]《強欲協定》の[[イラスト]]にこの[[カード]]が描かれている。~ --漫画GXでは十代や紅葉が使用した。~ 作中の描写から小日向も[[デッキ]]に入れていたと思われる。~ 他にも展開の都合上、多くの反則的[[ドロー]][[効果]]持ち[[オリジナルカード]]が登場しており、[[魔法カード]]《壺の中の魔術書》の[[イラスト]]にも確認できる。~ [[ドロー]]する枚数に合わせてなのか、壺の中から出ている魔術書も３冊である。 //ttp://yugioh.wikia.com/wiki/Spellbook_Inside_the_Pot --アニメ5D'sでは、この[[カード]]のライディングデュエル版と言える《&ruby(スピードスペル){Ｓｐ};−アクセル・ドロー》と《&ruby(スピードスペル){Ｓｐ};−シフト・ダウン》が登場している。~ -コナミのゲーム作品において―~ ゲームでの初登場は[[DM3>ゲーム付属カード#gaa46b59]]。~ 「[[カード]]を２枚[[ドロー]]したあとこの[[カード]]を捨てる」という[[効果]]であった。~ 一見OCGのものと違いはないが、同ゲームでは[[手札]]の上限が５枚であり、かつこの[[カード]]自身も数えた状態で[[ドロー]]するので、厳密には「（この[[カード]]を含めて[[手札]]が５枚を越えない限り）[[カード]]を２枚（まで）[[ドロー]]したあとこの[[カード]]を捨てる」ということになる。~ つまり、この[[カード]]を含めて[[手札]]が３枚以下でないと２枚[[ドロー]]できない。~ それどころか、[[手札]]が５枚のときに使うと１枚も引けずにこの[[カード]]が消えるだけになってしまう。~ [[TAG FORCE>ゲーム付属カード#w02aab36]]では、主人公の初期[[デッキ]]と同じ[[デッキ]]を使う「初心守」というキャラ以外の全キャラがこの[[カード]]を[[デッキ]]に入れており、そのうえ全キャラが専用ボイスまで喋る。~ //「初心守」というキャラが存在します この[[カード]]のために、ゲームの初期制限が[[05/09/01>禁止・制限カード/2005年9月1日]]のものにされたとも言われている。~ --[[WORLD CHAMPIONSHIP 2009>ゲーム付属カード#k2f9bcd5]]では、上記の《&ruby(スピードスペル){Ｓｐ};−アクセル・ドロー》と《&ruby(スピードスペル){Ｓｐ};−シフト・ダウン》が[[オリジナルカード]]として登場した。~ **関連カード [#x3d9d9ac] ―名前関連 -[[《貪欲な壺》]] -[[《無欲な壺》]] -[[《謙虚な壺》]] -[[《紅蓮魔竜の壺》]] -[[《強欲で謙虚な壺》]] ―類似[[効果]] -[[《Ｄ−ＨＥＲＯ ディスクガイ》]] -[[《Ｅ・ＨＥＲＯ バブルマン》]] -[[《宝札雲》]] -[[《レア・ヴァリュー》]] -[[《カップ・オブ・エース》]] -[[《黄金色の竹光》]] -[[《調和の宝札》]] -[[《ソーラー・エクスチェンジ》]] -[[《エンシェント・リーフ》]] -[[《マジック・プランター》]] -[[《闇の誘惑》]] -[[《デステニー・ドロー》]] -[[《トレード・イン》]] -[[《強欲な瓶》]] -[[《八汰烏の骸》]] -[[《積み上げる幸福》]] -[[《無謀な欲張り》]] -[[《スーパーチャージ》]] -[[《凡人の施し》]] -[[《ゴブリンのやりくり上手》]] -[[《風林火山》]] ―《強欲な壺》関連[[カード]] -[[《壺盗み》]] -[[《壺魔神》]] -[[《強欲な壺の精霊》]] ―《強欲な壺》の姿が見られる[[カード]] -[[《強欲なウツボ》]] -[[《強欲で謙虚な壺》]] -[[《グリード・グラード》]] -[[《強欲ゴブリン》]] -[[《盗み見ゴブリン》]] -[[《ゴブリンのその場しのぎ》]] -[[《カウンタークリーナー》]] -[[《強欲な贈り物》]] -[[《闇霊術−「欲」》]] -[[《罰則金》]] -[[《油断大敵》]] -[[《エクスチェンジ》]](DL2-136版およびBE1-JP170版) **このカードを使用する代表的なデッキ [#k9376ab0] -[[【レンハン】]] **収録パック等 [#ze03ba50] -[[BEGINNER'S EDITION 1（第７期）]] BE01-JP115 &size(10){[[Super]]}; -[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP134 &size(10){[[Super]]}; -[[DUELIST LEGACY Volume.2]] DL2-083 &size(10){[[Rare]]}; -[[幻の召喚神−PHANTOM GOD−]] PG-59 &size(10){[[N-Rare]]}; -[[Vol.3]] -[[STRUCTURE DECK−遊戯編−]] YU-21 -[[STRUCTURE DECK−城之内編−]] JY-24 -[[STRUCTURE DECK−遊戯編− Volume.2]] SY2-026 -[[ストラクチャーデッキ−ドラゴンの力−]] SD1-JP015 -[[ストラクチャーデッキ−アンデットの脅威−]] SD2-JP017 -[[ストラクチャーデッキ−灼熱の大地−]] SD3-JP019 -[[ストラクチャーデッキ−海竜神の怒り−]] SD4-JP018 //**FAQ [#f4524868] //Ｑ：~ //Ａ：