*《&ruby(とき){刻};の&ruby(ふういん){封印};/Time Seal》 [#top]
 通常罠(制限カード)
 次の相手ターンのドローフェイズをスキップする。
 (1):次の相手ドローフェイズをスキップする。

 [[Curse of Anubis −アヌビスの呪い−]]で登場した[[通常罠]]。~
 次の[[相手]]の[[ドローフェイズ]]を[[スキップ]]する[[効果]]を持つ。~

 ルール上[[セット]]した[[罠カード]]を次の[[相手]]の[[ドローフェイズ]]前に[[発動]]することはできないので、阻害できるのは[[セット]]してから「次の次の」[[相手]][[ターン]]以降の[[ドローフェイズ]]になる。~
 しかし、[[発動]]できれば確実に阻害できるため、[[相手]]の[[手札]]をある程度把握していれば、[[ドロー]]からの逆転を封じられる。~
 また、[[フリーチェーン]]で[[コスト]]も無いため、[[《サイクロン》]]等への[[ブラフ]]としても損がない。~
 もっとも「[[フィールド]]に干渉しない」、「[[自分]]が有利な時でなければ[[ドローロック]]の意味が乏しい」、「[[アドバンテージ]]を得るには[[相手]]依存」など欠点も多く、この使い方だけでは[[禁止カード]]になるほどではなかった。~

 この[[カード]]の真価は、[[《月読命》]]と[[《闇の仮面》]]の[[無限ループ]]で使い回し、[[相手]]の[[ドロー]]を永続的に[[ロック]]する戦術にある。~
 [[相手]]がこの[[コンボ]]を打破できない状況であれば、完全に身動きがとれなくなる。~
 さらに、現役当時は[[エラッタ]]前の[[《王家の神殿》]]も現役だったため、[[セット]]した「次の」[[相手]][[ターン]]の[[ドロー]]を阻害できることもあった。~
 この[[コンボ]]は主に[[【Vドラコントロール】]]において[[《ヴィクトリー・ドラゴン》]]の[[召喚]]するまでの時間稼ぎや、[[【TOD】>【トランス】]]において制限時間終了時まで[[相手]]を[[ロック]]する方法として取り入れられていた。~

-登場から長らく目立たない[[カード]]だったが、上記の[[ロック]][[デッキ]]での[[キーカード]]として一気に名を馳せる。~
そのためか、[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]にていきなり[[禁止カード]]となった。~
同[[制限改訂]]で同じく[[禁止カード]]となった[[《ヴィクトリー・ドラゴン》]]と共に、[[無制限カード]]から一気に[[禁止カード]]指定を受けた最初の[[カード]]である。~
--その後は長らく[[禁止カード]]に留まっていたが、16年7か月後の[[22/10/01>リミットレギュレーション/2022年10月1日]]にて遂に[[制限復帰]]へと至った。~
[[罠カード]]の採用率低下や、高速化した[[環境]]では[[効果]]が表れる2[[ターン]]は長すぎると判断されたのだろう。~
それでも現在は[[セット]]した[[ターン]]や[[手札]]から[[発動]]できるようにする[[カード]]も増えており、完全な逆風ではない。~

--[[TCG]]では日本よりも早い[[22/05/17>海外の禁止・制限カード/2022年5月17日]]の時点で[[制限復帰]]した。~
[[TCG]]ではルール上[[サレンダー]]が認められているため、[[ドローロック]]による遅延が不可能である点も影響していると思われる。~

--同じく[[相手]]の[[ドローフェイズ]]を[[スキップ]]する[[効果]]を持つ[[《八汰烏》]]とは、日米共に同じタイミングで[[制限復帰]]している。~
余談だが、この[[カード]]の[[制限復帰]]までに要した16年7か月という期間は歴代2位の長さだが、同1位はその[[《八汰烏》]]である(2022/10現在)。~

-[[効果]]が似た[[《はたき落とし》]]とは現役時代によく比較されていた。~
[[《はたき落とし》]]は世界チャンピオンが3枚[[積ん>積む]]だことがあったが、この[[カード]]には長い間そういった実績がなかった。~
しかし、[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]以降の互いの規制具合を見ると、今では立場が逆転したと言える。~

--[[《八汰烏》]]の影響か、[[禁止カード]]化の理由を誤解されやすい。~
本来の理由は上記の通りだが、「どんな[[デッキ]]でも入る[[パワーカード]]であるから」と見られる事が多かった。~
しかし、現役時代には[[【TOD】>【トランス】]]以外での使用はほぼ見られなかった。~
この点は上記の世界大会で[[メタ]]として使われたにもかかわらず、[[パワーカード]]と勘違いされた[[《はたき落とし》]]に通じるものがある。~

-[[BEGINNER'S EDITION 1]]が[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]]にリニューアルする際、当時の[[禁止カード]]16枚のうちこの[[カード]]だけが再録されなかった。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメDMの「遊戯vsレアハンター」戦において遊戯が使用。~
[[ドロー]]で[[エクゾディアパーツ>封印されし]]が揃う前にレアハンターに対して使い、それを阻止した。~
この時はレアハンターの[[ドローフェイズ]]時に[[発動]]し、その[[ターン]]の[[ドロー]]を[[スキップ]]しているが、実際にこのような使い方をする事はできないので注意。

--漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の125巻で両津勘吉が所持している。~
他には、[[《メテオ・ストライク》]]・[[《ゴブリンの秘薬》]]の姿も確認できる。

-コナミのゲーム作品において―~
[[DM5>ゲーム付属カード#DM5]]では[[制限カード]]になっている。~
[[OCG]]では、実にゲームソフトの発売から20年以上も経って[[制限カード]]になった。~
--真DM2では、[[フィールド]]上で最も高い[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]1体を永続呪縛する[[魔法カード]]だった。~
どんなに離れている[[モンスター]]にも有効な強力な[[カード]]だが、入手は転生のみとなっている。~

**関連カード [#card]
-[[ドローロック]]

-[[ドローフェイズをスキップするカード>ドローフェイズ#card]]

-[[《はたき落とし》]]
-[[《強烈なはたき落とし》]]
-[[《罰ゲーム!》]]

//―《刻の封印》が見られる[[カード]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Curse of Anubis −アヌビスの呪い−]] CA-07
-[[DUELIST LEGACY Volume.1]] DL1-095
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP071
-[[SECRET UTILITY BOX]] SUB1-JP080 &size(10){[[N-Parallel]]};

//**FAQ [#faq]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《刻の封印》,罠,通常罠,);